JavaのWebフレームワークである「Struts」とは?特徴を分かりやすく解説!

開発

2022.02.03

Javaを習得したいと考えたタイミングの悩みの種となるのがフレームワークやStratsなどの関連する単語です。

初めて見る専門用語に戸惑ってしまったり、似たような意味合いも多く、違いがわからなくて困ったりすることもあるでしょう。


今回はJavaのWebフレームワークであるStrutsに関する基礎知識やStrutsに必要なソフトについてご説明します。

 

 

 

1.JavaのWebフレームワークであるStrutsとは


Strutsとは関連画像
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はじめにJavaのWebフレームワークであるStrutsに関する基礎知識を見ておきましょう。

 

Webフレームワークとは

WebフレームワークとはWebアプリケーションの開発の際に必要な機能が集められている開発環境を指します。

Webアプリケーションを開発する段階において、誰がプログラミングしても同じようになる部分が用意されており、一般的な機能やデザインをゼロベースでプログラミングせずに済み、開発時間の短縮や人的リソースの節約が期待できます。

 

また、Webフレームワークを利用して開発することで一般的なデザインや機能と乖離せずに済むこと、同時に技術や知識の共有もしやすいことも利点です。

その他、Webフレームワークは実際の開発現場でも用いられているケースもあることから、実務で通用するスキルを身につけたい方こそ、いくつかのフレームワークを学んでおくべきと言えるでしょう。

 

 

Strutsとは

StrutsとはオープンソースソフトウエアのJavaのWebアプリケーションフレームワークです。

Apache Strutsとも呼ばれており、2005年頃はStrus1が幅広く普及し、2007年にStruts2がリリースされ、現在においてもStrutsを用いたシステムやプログラムがリアルタイムで稼働しています。

 

ただし、昨今では技術の進化に伴い脆弱性が散見されることから、保守・運用に必要なリスクやコストの増大が懸念され、別のフレームワークへ切り替えるべきという見方もあります。

とはいえ、現時点においても保守や運用、または新しい機能の実装など、Strutsに関する知識やスキルを持つ人材が求められているのも事実と言えます。

 

 

Javaのフレームワークの中でのStrutsの位置づけ

Javaのフレームワークの中でのStrutsの位置づけについては、脆弱性があるもの「まだまだ現役」として扱わざるを得ないことから他のフレームワークと同等および高い影響力があると言えるでしょう。

実際問題としてStrutsが利用されている開発現場やサービス、システムがある以上、無視できない存在ということです。

 

脆弱性などを理解し、セキュリティ面も含めて運用することを前提とすれば、これからJavaを学びたいという初学者の方でもどのような仕組みか覚えておくべきと言えます。

言い方を変えますと、「Strutsわからない!」というエンジニアよりも、Strutsを理解し、脆弱性についても把握しているエンジニアの方が需要があり、知らないよりも知っておくことのほうが有利なのは確かです。

 

Struts以外にもJavaフレームワークについて知りたい方は下記記事をご一読ください↓

 

 

 

2.JavaのWebフレームワークのStrutsの特徴


Strutsとは関連画像
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次にJavaのWebフレームワークのStrusの特徴をご説明します。

 

MVCモデルを採用

StrutsはMVCモデルを採用しています。MVCとは「Model View Controller」の略称であり、アプリケーションを設計する際の概念です。

モデル、ビュー、コントローラーという形で分割・整理することで役割ごとにプログラミングしやすくなり、開発する上での基盤や方向性が明確になります。

 

MVCモデルはStruts以外のフレームワークにも採用されていることから、Javaを学び、実際の開発現場で働くために覚えておくべき概念と言えます。

Strutsを用いてアプリケーション開発や勉強することでMVCモデルの概念を理解すれば、他のフレームワークを学ぶ段階でも役立つと言えるでしょう。

 

MVCモデルは修正や変更がしやすい仕組みでもあり、システムの切り替え、保守やメンテナンス作業も柔軟に対応できるのがメリットです。

 

 

生産性の向上

Strutsは生産性の向上に役立つのも特徴です。

Struts2においては保守や修正などメンテナンスしやすくなっており、シンプルかつわかりやすいコードで記述できるのも魅力と言えます。

 

前述したようにフレームワークであることから車輪の再発明のようなことをせずに済み、既存のコードを活用しながら開発スピードを向上させることにもつながります。

何よりもフレームワークを利用することで技術やスキルに関する最低限のクオリティが保てること、他の人が記述したコードも理解しやすく、共同作業に向いていることも生産性の向上に寄与すると言えます。

 

また、Struts2では最新の技術も取り入れやすいことから、しっかりと学んでおくことで、既存のシステムやプログラムをアップデートするような案件や仕事も視野に入るでしょう。

 

 

フレームワークとして歴史が古い

Strutsはフレームワークとしての歴史が古いのも特徴です。

特に昨今では様々な技術や言語が増えていることから、世代を越えて知識や意識の共有がしにくいといったことも否めません。

 

もちろん最新の技術は取り入れるべきですが、現時点で開発や保守、運用やメンテナンスしているエンジニアと連携する場合にStrutsを理解している、理解してないでは意志の疎通度合いが違うということです。

言い換えれば、単にJavaを学んできました!というより、Strutsを理解し、それなりに利用できること、または保守やメンテナンスも含めて作業や業務が行える、または行いたいという姿勢の方が有利だということ。

 

JavaのフレームワークはStrutsだけではありませんから、他のフレームワークも理解しつつ、現状でも利用されているStrutsも扱えるようにすることが理想と言えるでしょう。

 

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3.Strutsに必要なソフト


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次にStrutsに必要なソフトをご紹介します。

 

JDK

JDKとはJava Development Kitの略称であり、オラクルに提供されている無料のJavaソフトウエア開発キットです。

クロスプラットフォーム対応でOS問わず利用できます。

 

Javaでプログラミングする、またはJavaでプログラミングしたものを動かすのに必要なものが揃っていることから、Javaを学ぶ段階からインストールしておくべきソフトであり、知っておくべき開発環境のひとつと言えます。

Javaでの開発をスムーズにするツールや機能を備えており、これからJavaを学びたい、またはJavaに関連する仕事をしたいのであれば使いこなせるようにしておくべきです。

 

Javaに限らず、単に仕組みを知るだけではなく、実際にプログラミングして「動かすこと」が最大の学びとなるため、Javaを習得したいと考えているのであれば、インストールや実行など基本的な操作は過不足なく行えるようにしましょう。

 

 

Eclipse

EclipseはJavaで開発された統合開発環境であり、オープンソースソフトウエアのため無料で利用できます。

クロスプラットフォーム対応、OSを問わず利用可能です。プラグインを導入することで、Java以外にC言語やPHPなど様々な言語による開発も行うことができます。

 

JDKと同じく、Javaを学びたいと思ったタイミングで利用しておきたいソフトウエアであり、基本的な操作の他、プログラミングして実際に動かすなどして操作に慣れておきましょう。

実際の開発現場においては開発環境が統一されていることも考えられますので、JDKとともにEclipseについても一通り「使えます!」というレベルまで学んでおくとよいでしょう。

 

また、Eclipseは前述したように他のプログラミング言語でも開発できることから、並行して別の言語を学ぶこともできますので、Java以外のプログラミング言語に興味がある場合にもおすすめです。

 

 

Tomcat

TomcatとはApache Tomcatのことであり、Webサーバー上でJSPやJava Servletを動かすために必要なソフトウエアです。

オープンソースソフトウエアであり、クロスプラットフォームでOSを選ばず無料で利用できます。

 

TomcatとJREをインストールして起動すると簡易的なサーバーとして利用できるため、手元のパソコンのブラウザで自分でプログラミングしたJSPやJavaのプログラムを実行できるようになります。

また、実際にTomcatを利用しているサービスやシステムも多く、サーバーに関する知識や理解も深まることから、使い方や仕組みを学んでおくべきソフトと言えます。

 

 

 

4.まとめ


今回はJavaのWebフレームワークであるStrutsに関する基礎知識やStrutsに必要なソフトについてご説明しました。

 

Javaを学びたい、習得したいと考えたタイミングでは「プログラムを書くこと」に意識が向きがちです。

同時にそのタイミングでフレームワークやStruts、または開発環境やサーバーと言われてもピンと来ないので、「プログラムを書くこと」すら始められずに挫折してしまうパターンに陥ってしまうかもしれません。

 

StrutsやStrutsを動かすための基礎的なIT知識をおさらいした上で、Javaでプログラミングするために最低限何が必要なのか、動かすためにはどうすればいいのかをしっかりと理解して、まずは「書いて、動かすこと」から始めてみることをおすすめします。

 

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