テストエンジニアの経験者が面接で注意すべきことは?志望動機の答え方のポイントも解説!

2023.04.25

ITが日常生活にもビジネスにも不可欠となっている現代では、エンジニアの需要も高まっています。
そして製品の品質管理において重要な専門職である「テストエンジニア」を、今後のキャリアとして志望している方もいることでしょう。

しかし実際にテストエンジニアとしてのキャリアを歩みだすにあたってまず大きなハードルとなるのが、面接試験です。
そして特に志望動機について、どのように準備しておくべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。

そのためこの記事では、テストエンジニアの面接における志望動機のポイントや、テストエンジニアの一般的なキャリアパスについてお伝えします。

特に以下の方には、この記事をご一読していただきたいです。
・テストエンジニアの面接時に注意すべき点を調べている方
・テストエンジニアの志望動機を伝える際のポイントについて気になる方
・テストエンジニアのキャリアパスについて知りたい方
・テストエンジニアの将来性について気になっている方

 

 

 

1.面接でテストエンジニアとしての実績のアピールすべきポイント


テストエンジニア志望動機関連画像
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この章ではまず、面接におけるテストエンジニアとしてのアピールポイントについてお伝えします。

実績について話しをする際には、企業側が求めていることを理解し、上手にアピールにつなげることが重要です。

 

テストエンジニアの業務に関連する資格やスキル

面接においてテストエンジニアがアピールすべきこととしてまず挙げられるのが、自らの業務に関連する資格やスキルです。

具体的なスキルのレベルや資格について伝えることで、自分の実力を客観的に示せます。

 

習得しているプログラミング言語の種類や保有している資格について、端的に伝えるようにしましょう。

今後どのようなスキルを身に着けていきたいのか簡単に添えて伝えるようにすると、業務に対する前向きさも伝えられるためおすすめです。

 

テストエンジニアの業務には、基本的なプログラミングの知識・スキルが求められます。

テストにおいてはコードの解析が必要となるため、文法や構造について一定の理解があることが望ましいでしょう。

 

そしてその他にも、ソフトウェア品質管理に関する知識や開発ツール、デバックツールに関するスキルも重要です。

経験者採用の場合は、即戦力を求めていることが一般的です。

 

そのため面接官は、志望者がどれくらいのスキルを持っているのかをできるだけ具体的・客観的に知りたいと考えています。

未経験者として応募している場合でも、企業側は志望者に対して一定のスキルを期待することが通常です。

 

独学で習得したスキル・取得した資格を伝えて、現時点での自分の実力を示しましょう。

また、独学した内容を伝えることで、やる気があることや自ら成長できる人材であることを伝えることも重要です。

 

企業がその募集において求める人物像について考え、自分がどう貢献できるのかを示すことを基本スタンスとしましょう。

 

 

テストプロセスの理解と経験

テストエンジニアとし活躍するためには、テストプロセスへの理解が求められます。

経験者を募集している場合は、テストプロセスに対して一定以上の理解があることが採用の前提条件です。

 

企業側が求める人物像をイメージし、求められている経験を伝えることが重要です。

テストエンジニアには集中力や課題の発見力、解決力などが求められます。

 

そのことを踏まえて、テストエンジニアとして必要が能力が備わっていることをアピールできるように経験を伝えることが重要です。

未経験者として面接に臨む場合、テストエンジニアとしての経験をアピールすることはできません。

 

しかしテストプロセスの流れについては理解をしておくことで、「意欲が低い」と思われることは避けるべきです。

ただし背伸びをしても面接官は実力をほぼ間違いなく見抜くため、無理に専門用語を多用することは避けましょう。

 

面接では、伝えたいことを誰にでも分かりやすく伝えることが重要です。

 

 

過去参画したプロジェクトの実績

経験者であれば、過去参画したプロイジェクトの内容や実績についても、分かりやすく伝えられるように整理しておくことをおすすめします。

能力を客観的に伝えるためには、経歴を示すことが効果的だからです。

 

実績についてまとめる際には、携わってきたプロジェクトから得られたスキル、得意分野について合わせて説明できるようにすると説得力が増します。

あくまでも企業目線からどのような人材が求められているのかを整理し、「自分であればどんな仕事ができるか」「どう会社に貢献できるのか」を伝えることが大切です。

 

また、上手くいったことだけでなく、失敗経験についても問われる可能性はあります。

そのため。失敗経験をリストアップし、そこから得られたことやどう対処し他の可についてまでをまとめておくことが重要です。

 

準備せずに失敗談について話をすると、「失敗からどう成長したのか」の部分を上手に伝えられない恐れがあります。

ただ失敗しただけのエピソードを面接官が求めているわけではないため、しっかりと事前準備しましょう。

 

 

 

 

2.テストエンジニアとしての志望動機を伝える時のポイント


テストエンジニア志望動機関連画像
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この章では、テストエンジニアとしての志望動機を伝える際に押さえておきたいポイントについてお伝えします。

 

なぜテストエンジニアを選んだのか

テストエンジニアを選んだ理由は、確実に伝えられるようにしておくことが重要です。

さまざまなエンジニア職がある中でなぜテストエンジニアを選んだのか明確に説明できなければ、面接官に対してアピールすることは難しいでしょう。

 

志望動機を伝える際には、できるだけ具体的に話すことが大切です。内容が抽象的になってしまうと、面接官に自分の魅力をアピールできないためです。

また、自分の考えを的確に説明できない、論理性に欠けるなどの印象を与えてしまう恐れもあります。

 

これまでの経歴・経験からテストエンジニアを選んだとのストーリーを組み立てましょう。

さらに、テストエンジニアを選んだ理由に加えて、面接先の企業を選んだ理由についても明確に整理しておくことが重要です。

 

企業側の目線に立てば、「なぜ自社を選んだのか」を説明できない人材は、なかなか採用しづらいものでしょう。

「自社でなくても良いのではないか」と思われてしまえば、合格の可能性は低くなってしまいます。

 

 

テストエンジニアとしてのキャリアプラン

テストエンジニアを選んだ理由に加えて、今後のキャリアプランについても整理が必要です。

キャリアプランを伝える際のポイントとしては、自分目線ではなく企業目線に立つことが挙げられます。

 

「~をしたい」「~を勉強したい」とのないように終始してしまうと、受け身の印象を与えてしまいます。

企業に何かをしてもらうスタンスではなく、「自分が企業に対してどのように貢献できるのか」の視点で整理することが大切です。

 

また、キャリアプランの説得力を確保するために、実現できることを伝えるようにしましょう。

大きな目標を立てることも大切ですが、あまりに現実的でないと今後についてしっかりと考えていない印象を与えてしまいかねません。

 

自分を採用することでどんなメリットがあるのか、企業側がイメージしやすくすることを大切にするべきです。

自分の経歴や長所を整理して、現実的かつ具体的なキャリアプランを描いておくようにしましょう。

 

テストエンジニアが目指せる主なキャリアプランをあらかじめ知っておくことで、キャリアプランを考えやすくなります。

 

 

 

 

3.テストエンジニアが目指せるキャリアプラン


テストエンジニア志望動機関連画像
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この章では、テストエンジニアが目指せるキャリアプランについて主な職種についてお伝えします。

 

テストアナリスト

テストアナリストとは、テストケースの選択や分析を行う専門職です。

対象の製品について深く理解し、必要なテストについて判断したりテスト計画・テストケースを分析したりします。

 

分析のうえで改善計画を立てることもあり、テストプロセスに関する深い理解が求められる職種です。

また、ユーザーが求める機能・性能について理解したうえで設計にも深く携わるなど、幅広い経験も不可欠です。

 

製品の品質確保には、テストアナリストの活躍が不可欠だと言えるでしょう。

テストアナリストには、JSTQB認定テスト技術者資格が存在します。

 

JSTQB認定テスト技術者資格Advanced Level(テストアナリスト)の試験概要

受験資格

Foundation Levelを合格している
テストアナリストとしての3年以上の業務経験がある

試験形式

選択式

問題数

40問(120分)

試験頻度

年1回

受験料

2万2,000円(税込)

 

Foundation Levelの合格が受験の前提担っているため、テストエンジニアとしてのキャリアを考える際にはまずFoundation Levelの受験を検討すると良いでしょう。

 

 

テストマネージャー

テストマネージャーとは、テストを行うチーム全体を管理・統括し、計画通りにテスト業務を進めることを役割とする専門職です。

テストエンジニアとして経験を積み、テストリーダーからテストマネージャーとしてキャリアアップしていくことがルートの1つだと言えます。

 

テストマネージャーには、エンジニアとしてのスキル・経験に加えてマネージャーとしての管理能力も必要です。

そしてテストマネージャーとしてのキャリアの先には、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャー、品質コンサルタントなどのキャリアも考えられるでしょう。

 

テストマネージャーには、テストアナリストと同様にJSTQB認定テスト技術者資格が存在します。

 

JSTQB認定テスト技術者資格Advanced Level(テストマネージャー)の試験概要

受験資格

Foundation Levelを合格している
テストマネージャーとしての3年以上の業務経験がある

試験形式

選択式

問題数

65問(180分)

試験頻度

年1回

受験料

2万2,000円(税込)

 

 

テストエンジニアとしてスペシャリストになる

テストエンジニアとしてスペシャリストを目指すことも、もちろんキャリアパスの1つです。

キャリアの最初はテストを実行する役割を担うことが一般的ですが、経験を積んでスキルアップしていくにつれてテストの設計をはじめとする上流工程を担えるようになっていきます。

 

また、特定の業界(ドメイン)に特化してテストプロジェクトの効率化を推進する、「ドメインスペシャリスト」としてのキャリアパスも考えられます。

金融や流通業界など、特定の業界に関する知識・ノウハウも必要であることから、エンジニアとしてのスキル以上の実力が求められる役割です。

 

上流工程での業務経験を積めることから、スペシャリストとしてのキャリアを歩みつつもプロジェクトマネージャーへのキャリアパスの可能性も見込めます。

さらに、専門性の高いテストエンジニアの中には、セキュリティ対策を中心的な業務としている方もいます。

 

セキュリティ分野はビジネスにおいて欠かせないため、一定のニーズが期待できるでしょう。

 

 

プログラマー

テストエンジニアとしての経験を積んだ後に、プログラマーに転身するキャリアパスも考えられます。

テスト業務の中でプログラミングに触れる機会が多いことから、プログラマーへの転身を考える方は少なくありません。

 

また、テストエンジニアの業務においては開発ツールを扱ったりソースコードに触れたりすることもあるため、転職活動に活かせる要素もあります。

プログラミングスキルを改めて勉強していく必要がありますが、その分将来のキャリアパスも広がっていく可能性は十分にあるでしょう。

 

同業者からの紹介をうけて、プログラマーの道に進む方もいます。

先ほど紹介したドメインスペシャリストのように特定の業界にノウハウを持っていると、転職活動における強みにしやすいでしょう。

 

 

 

 

4.テストエンジニアの将来性


テストエンジニア志望動機関連画像
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テストエンジニアの将来性について考えるうえでは、IT業界におけるテクノロジーの進歩について考えることが不可欠です。

特に近年では、AIが登場したことが大きな関心事であると言えます。

 

これまで人間が行ってきた業務の一部をAIが担うようになりつつある中で、テストエンジニアの需要について心配している方もいるのではないでしょうか。

しかし結論からお話しすると、テストエンジニアの需要は形を変えつつこれからも一定以上残っていくと考えられます。

 

AIの活用が進んでも、人間が行う必要がある業務は残るためです。たとえば、AIが発達してもツールを使いこなす専門家は求められます。

また、業務効率化に関わるテスト設計の業務は、経験とノウハウを持ったテストエンジニアが担うことになるでしょう。

 

確かに単純な業務はAIに置き換わっていく可能性がありますが、しっかりとスキルを身に着けているエンジニアの需要は一定数残っていくと考えることが自然です。

テストエンジニアがたどる一般的なキャリアパスを知っておき、自分自身のキャリア設計に役立てることが大切だと言えます。

 

 

 

 

5.まとめ


テストエンジニアの採用面接に臨む上では、自分の経歴や実績、スキルを整理することが大切です。

企業側の目線に立ち、「自分であればどう会社に貢献できるのか」をアピールすることが求められます。

 

また、テストエンジニアの一般的なキャリアパスを理解しておくことで、自分のキャリアプラン作りに役立てることも重要です。

具体的にはテストアナリストやスペシャリストなど、さまざまなキャリアパスが考えられます。

 

テストエンジニアの需要は今後も一定以上残っていくと考えられるため、キャリアプランの一歩として検討してみてはいかがでしょうか。

 

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