ITエンジニアが魅力的な履歴書を書く時のポイントを解説!

転職

公開日:2022.10.14

更新日:2025.03.24

エンジニアの就職・転職においても、面接時に作成する履歴書や職務経歴書の重要性は高いと考えられます。
採用側に伝えるべき情報をもらさず盛り込むことで自分の実力をアピールし、情報を整理して記載することで論理能力の高さや一定以上の事務能力があることを伝えましょう。

この記事では、エンジニアが履歴書を書く際のポイントや職務履歴書に盛り込むべき内容と記載のポイントについて解説します。

特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・エンジニアの履歴書の書き方を知りたい方
・履歴書への記載方法の具体例を探している方
・職務経歴書に盛り込むべき内容について知りたい方
・職務経歴書作成のポイントについて知りたい方

 

 

 

1.エンジニアの履歴書の書く時のポイント


エンジニア履歴書関連画像
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この章ではまず、エンジニアの履歴書を書く時のポイントについてお伝えします。

 

B5かA4が一般的

エンジニアの履歴書のサイズは、B5かA4が一般的です。A4はA3サイズの紙を二つ折りにしたサイズのもので、B5はB4サイズの紙を二つ折りにしたものを指します。

まず、企業からサイズの指定があれば、当然その通りに従いましょう。

 

指定されている通りに対応しなければ、最悪の場合選考に参加すらさせてもらえないこともあります。

もし指定が無ければ、基本的にはA4・B5どちらでも問題ありません。

 

ただし近年ではビジネス文書のサイズの主流となっているA4の方が、企業側は管理がしやすいと考えられます。

管理のためのファイルや送付状などもA4であることが多いため、管理はしやすいはずです。

 

選考に影響を及ぼすものではありませんが、どちらか迷ってしまったらA4の方が無難でしょう。

また、記載事項が多い場合にも、A4の方がサイズが大きいため使いやすいと考えられます。

 

志望動機や自己PRをなるべく充実させたい場合は、サイズが大きく余白があるA4の方が単純に便利です。

 

 

PCで作成するのがおすすめ

履歴書の作成は、PCで行うことをおすすめします。

まず大前提として、企業側から指定が無ければ、手書きでもPCでもどちらでも問題はありません。

 

PCで履歴書を作成すれば、以下のようなメリットがあります。

 

<PCで書くことをおすすめする理由>
効率的に作成できる
字を書くのが苦手な人でも読みやすい履歴書を書ける
データを取っておけば他の応募にも活用できる

 

中には「温かみがある」「キレイな字を書けるかチェックできる」などの理由から、手書きを好む会社もあります。

しかし、PCの方が断然合理的であるため、基本的にはPCを利用しましょう。

 

特にIT系の企業であれば、逆にPC出なければマイナスになることも考えられます。

ただし、PCで履歴書を書く場合は変換による誤字が出やすいため、何度もチェックすることが大切です。

 

また、データを使いまわしているとそのことが伝わってしまうこともあるため、企業に合わせてカスタマイズすることとよいでしょう。

 

 

年号は西暦で統一がおすすめ

履歴書に記載する年号は、西暦で統一することがおすすめです。

まず、基本的には和暦でも西暦でも問題はないのですが、必ずどちらか一方に統一するようにしましょう。

 

和暦と西暦が混合していると、一貫性がない履歴書に見えてしまいます。

西暦をおすすめする理由としては、直近傾向として西暦が一般的になっていることが挙げられます。

 

また、西暦の方が分かりやすいことからも、読み手目線に立って考えるとおすすめでしょう。

和暦の方が伝統的でオフィシャルな印象を受ける方もいるかもしれません。

 

しかし記載する際にも間違いが起こりやすいため、避けた方が無難です。

ただし「和暦だとマイナス」という程ではありませんので、自分が間違いにくい方であれば問題はないと考えられます。

 

年号を書く場合は算用数字で記載し、和暦の場合は「H」「R」などと省略せずに「平成」「令和」などと記述するのが基本です。

また、「2000/01/01」と「/(スラッシュ)」は使わず、「2000年1月1日」と記載します。

 

細かいことに感じられるかもしれませんが、パソコンであっても細部にこだわることで、相手に思いを伝えられるものです。

 

 

顔写真はスーツが好ましい

履歴書に貼付する顔写真は、スーツがおすすめです。

やはりフォーマルな服装が好ましいと思う企業は多く、カジュアルな服装では社会人としてのマナーに欠けていると思われる可能性があります。

 

スーツを選ぶ際には、可能な限り柄が入っていない無地の黒、もしくは紺のスーツがおすすめです。

ネクタイは白系・黒系を避け、赤や青などのカラーを選ぶことをおすすめします。

 

プリント入りは避けるべきですが、ネクタイにおいては無地だけでなくストライプやチェックなどの柄でも問題ありません。

服装で個性を出す必要はないと考え、一般的な服装で臨むようにしましょう。

 

また、「だらしない」「清潔感が無い」と思われると、第一印象として非常にマイナスです。

スーツやワイシャツはジャストサイズを着用し、ひげをそる、髪形をしっかりと整えるなどの点にも気を付けてください。

 

近年では写真を加工できますが、写真と本人の様子が大きく違うと第一印象においてはマイナスです。

そのため、できる限り加工は避けた方が無難でしょう。

 

 

派遣での就業期間がある場合

派遣社員として就業していた期間については、「〇〇社に派遣社員として就業」などと分かるように明記します。

また「入社ではなく」「派遣」、「退社」ではなく「派遣期間満了」であるため注意しなくてはなりません。

 

<履歴書に記載したい基本情報>
派遣元企業名
派遣先企業名
年数
業務内容

 

上記の項目は企業が知りたい情報であるため、基本的に盛り込むことが大切です。たとえば以下のように記載すると、派遣での就業期間も見やすくなるでしょう。


<派遣での就業期間の記載例>

職歴
2010 4

株式会社〇〇に登録

   

 株式会社□□に一般事務として派遣(2011年3月まで)

   

 株式会社△△に経理事務として派遣(2014年3月まで)

2014 3

派遣期間満了につき退職

 

派遣元企業ごとに上記のようなブロックにまとめて記載すると、整然としていて読みやすくなります。

 

 

フリーランスでの就業期間がある場合

フリーランスとして修業していた期間がある場合も、履歴書への記載が重要です。

フリーランス期間の記載方法は、開業届を出していたか否かによって異なります。

 

<開業届を出していた場合の記載例>

職歴
2015 4

個人事業主として開業(「屋号:〇〇」)

2015

4

個人事業主としてクラウドソーシング「〇〇」に登録

2015

10

〇〇株式会社の案件を請け負い、Webエンジニアとして従事

2022 3

一身上の都合により廃業

     
     

 

 

<開業届を出していない場合の記載例>

職歴
2015 4

個人事業主として開業

2015  

〇〇株式会社の案件を請け負い、Webエンジニアとして従事

2022  

一身上の都合により活動停止

     
     

 

開業届を出している場合は屋号を登録できるため、記載しておくと企業からの信頼性が高まります。

また、開業届を出していない場合は、「廃業」ではなく「活動停止」と記述しましょう。

 

 

アルバイトでの就業期間がある場合

アルバイト期間についても、すべて記載するのが基本です。

基本的には、以下の通り「会社名(アルバイト)」と記載すれば伝わります。

 

<アルバイトでの就業期間の記載例>

職歴
2010 4

株式会社〇〇に入社(アルバイト)

   

コンビニエンスストア□□□ 〇〇店にて従事

   

(詳細は職務経歴書に記載します)

   

現在に至る

     

 

アルバイト歴が長い場合、複数のアルバイトを経験していることも多々あるでしょう。

その場合は、特に応募先へのアピールにつながるものをチョイスすることが重要です。

 

転職先の業務に近い・同じ仕事や期間が長かったものなど、アピールできそうなものを優先して記載します。

アルバイトが短い場合でも、応募先の業務に役立てる経験であれば積極的に記載します。

 

そうでない場合、特に1~2ヶ月程度の短期であれば省略しても問題ありません。

しかし、もし空白の期間があると気になるのであれば、「△△大学卒業後、複数のアルバイトに従事」と記述するのも1つの方法です。

 

ただしその場合、どんなアルバイトをしていたのか面接時に補足できるようにしておきましょう。

 

 

IT関連の資格を習得してたらPRしよう

IT関連の資格取得していたら、積極的に記述してアピールに役立てましょう。

資格を取得したことを伝えることで、高い専門性を持っていることだけでなくやる気があることもアピールできるためです。

 

もし経歴や職歴などに大きな差が見つからない場合、資格の有無が合否を分けることは十分に考えられます。

特に、応募している職種に関連性の高い免許については積極的に記載することをおすすめします。

 

たとえば、インフラエンジニアの仕事に応募しているのであれば、情報処理技術者試験やITパスポート、基本情報技術者・応用情報技術者などの資格を記載できるとアピールになるでしょう。

また、応募する職種と直接的な関係が無くても、取得レベルが高い資格については記載することをおすすめします。

 

たとえば、TOEIC800点以上の場合は英語を使う職種ではなくても記載することでアピールにつながるでしょう。

ちなみに、資格や免許を記載する際には略称・俗称を使わず、正式名称で記載することが大切です。

 

 

 

 

2.エンジニアの職務経歴書で書くべき項目


エンジニア履歴書関連画像
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この章では、エンジニアの職務経歴書で書くべき項目についてお伝えします。

 

過去開発してきたシステムの開発環境・開発言語

エンジニアの職務経歴書に書くべき項目としてはまず、過去開発してきたシステムの開発環境や開発言語が挙げられます。

採用側からすると、どのようなツールが使えるのかは非常に重要なポイントだからです。

 

言語やOS、フレームワークなどで項目分けして、それぞれの使用期間やスキルレベルを記載しましょう。

年数については客観的に記載できますが、スキルレベルに関してはどのように書くべきか迷ってしまう方もいるものです。

 

ただし採用側と志願者側とで目線がずれることは自然なことであるため、あまり神経質にならずに記載するようにしましょう。

「日常的に利用できる」「簡単なプログラミングが可能」「インストールから設定可能」などと、なるべく具体的に記載することがポイントです。

 

後は面接で聞かれた際に、具体的に説明することで十分対応できます。

 

 

過去の開発してきたプロジェクトの規模・概要・担当フェーズ

過去の開発してきたプロジェクトの規模や概要、自らが担当したフェーズに関しても、採用が知りたい情報の1つです。

期間・プロジェクト概要・担当フェーズ・業務内容・開発環境・プロジェクトの規模(メンバー数)などについて、なるべく具体的に記載することが求められます。

 

どこからどこまでに関わっているのかを明記し、自分が保有するスキルをなるべく明確に伝えられるようにすることが重要です。

また、そのプロジェクトでの成果や実績についても、可能な限り具体的に盛り込みます。

 

【記述例】

期間

担当業務

開発環境

規模・役割

2020年10月

2021年9月

【プロジェクトの概要】
〇〇における〇〇の構築
……

【担当フェーズ】
・基本設計(〇ヶ月)
・テスト(〇ヶ月)
……

【OS】
Windows
Linux

【言語】
Java
Python
JavaScript
……

【役割】
〇〇エンジニア

【規模】
メンバー〇名

 

上記のように項目ごとに分けて記載することで、整理されて読みやすい印象を与えることが重要でしょう。

自身のスキルや経験の範囲を、読んだ面接官が分かりやすいように整理して書くことが大切です。

 

 

得意なプログラミング言語等の技術・業界

プログラミング言語をはじめとして、自分が得意なスキルや業界についても、積極的なアピールをおすすめします。

「OS」や「言語」、「データベース」などと項目別に分け、具体的な得意なものと業務で扱った年数、そしてどの程度のことができるのかを整理すると伝わりやすいでしょう。

 

「インストールから開発までできるって言っても大丈夫かな」とやはり不安になる部分でしょうが、自分の感覚で記載してしまって問題はありません。

面接時に試験官から聞かれたことに正直に答えれば、自身のスキルレベルは十分伝わります。

 

また、業務で使用している言語やスキルだけでなく、勉強中のものも記載することでやる気をアピールすることをおすすめします。

もちろん嘘はいけませんが、勉強中だと素直に記載すれば、問題はありません。

 

 

担当可能な開発フェーズ

職務経歴書にしっかりと盛り込みたい内容としては、担当可能な開発フェーズも挙げられます。

開発の上流工程から下流工程の中で、どのフェーズに関する業務を担当したことがあるのかは、採用側からすれば非常に重要な情報です。

 

プログラミングだけを行ったのかより上流である要件定義から携わっているのか、自分自身が対応できる業務をしっかりと伝えられるように明記しましょう。

先ほど紹介したように項目ごとにしっかりと整理し、「どんな開発環境で担当したのか」「担当したのはどんなシステムか」など情報ができるだけ明確に伝わるようにすることが重要です。

 

また、それぞれの担当をどれくらいの期間受け持ったのかも、「詳細設計(3か月)のように明記することをおすすめします。

 

 

マネジメント経験

職務経歴書には、ITスキルに関することだけでなくマネジメント経験についても記載することをおすすめします。

エンジニアにはITスキルだけでなく、顧客やチームメンバーとコミュニケーションを取る能力も求められるからです。

 

特にある程度の経験を求められる中途採用においては、マネジメント能力のアピールはとても大切です。

具体的には、リーダーの経験や顧客対応経験などがあれば記載するようにしましょう。

 

また、営業力についてアピールできる経験があれば、合わせて記載することがおすすめです。

その他にも、志望する職種においてアピールにつながる経験やスキルがあれば、積極的に記載してみてください。

 

 

 

 

3.まとめ


エンジニアの採用試験においても、履歴書や職務経歴書の作成は非常に重要な要素です。

履歴書の作成は一般的な事務職と同様に、しっかりと基本を押さえて必要な情報を盛り込むことが求められます。

 

職務経歴書においては自身の経験やスキルを十分にアピールしつつ、整然としていて分かりやすいものにすることで論理性があることも伝えることが大切です。

必要な情報を漏れなく、かつ分かりやすく伝えることで、優秀なエンジニアであることを効果的にアピールしましょう。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

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