公開日:2021.02.02
更新日:2025.03.24
2020年から2021年1月現在まで続く、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い、多くの方が頭を悩ませる日々が続いています。
そんな中、現在の仕事の将来に不安を覚え、転職を考える方も多いのではないでしょうか。
今回は転職活動における職務経歴書の書き方について以下に焦点を当てながら解説します。
・転職における職務経歴書の重要性について
・職務経歴書の書き方のポイントについて
・転職における職務履歴書の項目別の書き方について
・おすすめの職務経歴書またそのダウンロード方法について
転職時の採用担当者が皆さんのことを理解する上で職務履歴書は非常に重要です。転職を有利に進めるためにも職務履歴書の書き方を是非一度見直してみてください。
転職活動を最近し始めたまたは今後検討している会社員やフリーランスは是非ご一読ください。
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<目次>
1.転職における職務経歴書とは?
職務経歴書と履歴書の違い
職務経歴書は仕事の実行能力をプレゼンするツール
2.職務経歴書の書き方のポイント
職務経歴書はPCで作成しよう
実績だけでなく、今後の展望も記載しよう
退職理由と志望動機を一貫させよう
3.転職における職務経歴書項目別の書き方
【氏名・日付】の書き方
【経歴要約】の書き方
【職務経歴】の書き方
【活かせる経験】の書き方
【免許・資格】の書き方
【語学】の書き方
【自己PR】の書き方
4.職務経歴書で採用担当者が見る4つのポイント
5.職務経歴書のテンプレートがダウンロードできます!
6.まとめ
ここでは転職における職務経歴書の役割について2点ほど解説します。
特徴 | |
履歴書 | ・学業や職業の経歴を時系列で記載する書類 ・書式が決まっているため個性を出しづらい |
職務経歴書 | ・これまで手がけてきた仕事や成果について記載する書類 ・書式に指定がない |
履歴書は基本的なフォーマットがあり、その項目に沿って記載していくことがほとんどです。
そのため、記入者の個性が出しづらいという傾向があります。
一方、職務経歴書は今まで経験してきた職種やその実績、具体的にどんなスキルを持っているのかなどを記載します。
履歴書とは違い、特に決まった書式がないので、オリジナリティの追求が可能です。
どちらも大切な書類ですが、採用担当者に個性をアピールできるという観点から力を入れるべき重要書類は職務履歴書の方であると言えるでしょう。
職務経歴書の特徴の1つとして、中途採用では履歴書よりも重視される可能性が高いということです。
その理由は職務経歴書が転職先の企業(会社)が求めるスキルやキャリアを有しているか判断しやすいからです。
書類選考通過後の転職面接のさい、職務経歴書に書かれた内容を中心に質問される場合が多いことも、判断材料に使用している証拠です。
職務経歴書は履歴書と違い、特に決まったフォーマットがありません。
そのため、自分の個性やセンスが試される書類でもあります。
転職を有利に進めるためにも職務履歴書は重要なツールなので、採用担当者に興味を持ってもらえるような記載を心がけましょう。
ここからは職務経歴書の書き方のポイントについて3つ解説します。
職務経歴書を記載する際は以下で解説する3つの点を意識すると良いでしょう。
まず大前提として職務経歴書の作成は手書きかパソコンか、公式な指定はありません。
しかし、本記事ではパソコンでの作成をおすすめします。
なぜなら、手書きの場合と比較した時に、パソコンでの作成の方が多くのメリットがあるからです。
ここからはそのメリットについて以下の3つの観点から解説します。
①PCでの作成なら、誤字・脱字などの手書きでは気づきにくいミスを発見できる
②PCでの作成なら、職務履歴書のレイアウト調整ができる
③PCでの作成なら、データが残るため使い回しが可能
①PCでの作成であれば校正機能を使うことで誤字や脱字に気づくことができますし、何度でも修正することが可能です。
時間と手間を省くためにも職務経歴書はPCで作成したほうがベターと言えるでしょう。
②PCでの作成であれば文章やフォント、改行、行間の調整などは自由自在です。
③転職時に皆さんは複数の企業(会社)に応募するかと思います。
そのため、職務経歴書は応募企業の数だけ作成することになりますよね。
PCでの作成であれば記入したデータは残るので、ある程度の内容を複製し、あとは企業(会社)ごとに内容やレイアウトをカスタマイズすれば、簡単に使いまわすことができます。
職務経歴書は過去の職歴や実績だけを記入するイメージがありますが、それだけでは応募先の企業(会社)に個性や熱意をアピールすることはできません。
皆さんのスキルやノウハウが応募先の企業(会社)でどう活かせるのか、今後の展望についてもしっかり記載するようにしましょう。
ポイントは自己分析を徹底することです。
自己分析により、自分が将来どういう人材になりたいのか、キャリアビジョンは何か、応募先に就職した場合どういう仕事をしたいかが言語化しやすくなります。
さらに、自己分析を徹底すると転職面接の際も自分の魅力を採用担当者にアピールしやすくなります。
上記を意識し職務経歴書を記載しましょう。
職務履歴書において退職理由と志望動機に一貫性がある方は転職を成功しやすいです。
なぜかというと、採用担当者は応募者の退職理由と志望動機に一貫性があると、転職におけるゴールがおおよそ明確だという解釈に結びつきます。
もしそのゴールが応募先企業の募集条件にハマった時、採用担当者にとって皆さんは非常に気になる存在へと昇格します。
一貫性のある退職理由と志望動機を記載することにより採用担当者へ気持ちが伝わりやすくなります。
職務履歴書に記載する際は意識するようにしましょう。
ここからは転職時における職務履歴書の書き方について項目別に解説したいと思います。
職務履歴書の書き方に迷っている方は必見です。
氏名や日付の書き方は特に指定はありません。
間違えることなく正確に記載しましょう。
ポイントは、自分の名前をアピールするために大きめのフォントで記載することがおすすめです。
注意点は、日付を書く際は職務経歴書の提出日、郵送する場合は投函日を記載する点です。
和暦または西暦、どちらか統一するように心がけましょう。
経歴要約はいつ、どの企業(会社)で、どんな業務を行っていたのかについて約250文字程度を目安にまとめましょう。
ポイントは結論ファーストを意識することです。
これは読み手に内容を理解してもらいやすいだけでなく、目的が明確でハッキリした人柄に見られるというメリットがあります。
注意点はできるだけマイナスな印象を持たれるような事柄は記載しないことです。
職務履歴書でマイナスな印象を持たれてしまうと面接に繋がりにくくなりがちなので、リスクを減らすためにも注意しましょう。
職務経歴は皆さんが社会人として歩んできたあらすじについて記載します。
職歴の項目では、説明する企業について社名や規模、事業内容など必要だと思う情報をまとめます。
雇用形態についても書き添えておくと参考にしやすいです。
ポイントは表や箇条書き、カギかっこなどをレイアウトを意識しながらわかりやすく記載することです。
見やすい職務経歴書は仕事に対する熱意にも繋がりますし、採用担当者にいい印象を与えるためにも気を配っておきましょう。
活かせる経験は今まで自分が培ってきたスキルやノウハウはもちろん、目に見えないコミュニケーション能力や論理的思考力などについてもバランス良く記載すると良いでしょう。
ポイントは具体的な数字や具体例を交えながら記載することです。
皆さんがアピールしたいスキルやノウハウがイメージしやすくなり、採用担当者に皆さんの魅力が伝わりやすいです。
また、PCスキルや語学力、ビジネススキルについては箇条書きや表などを使ってまとめるとわかりやすいので余裕があれば記載することをおすすめします。
免許や資格は皆さんがこれまでに取得したものについて表や箇条書きで記載します。
ポイントは複数の資格を保有している場合、転職先の業務内容に関わる資格やビジネス関係の資格を優先して記載することです。
IT業界へ転職を希望する方が、看護師の資格をアピールしても採用後の人材のイメージがしにくいですよね。
もちろん応募先に関係のない免許や資格でも、自分のアピールポイントとして、所持しているものは余す所なく記載しましょう。
語学については各々レベルに沿ってアピールしましょう。
ポイントは、免許や資格の記載とは異なり、語学は業務に関係がない場合でも積極的に記載することです。
現代社会において国際交流は珍しくはありません。多国語を話せる人材はどの業界でも非常に重宝されます。
転職を有利に進める重要な要因の一つなので、余す所なく記載するようにしましょう。
語学レベルの目安については、以下を参考にしてみてください。
初級:海外旅行で困らない程度の質疑応答ができ、簡単な手紙が書ける
中級:日常会話ができ、ある程度の報告書が書ける
上級:商談・交渉ができ、報告書・ビジネスレターが正しく書ける
自己PRは職務経歴書において最も重要視したい箇所です。
ポイントは、自分がもっとも推したい強みを冒頭に明記することです。
その上で、その強みは入社後、会社のどんな点に活かせるのかを具体例や具体的な数値を用いながらPRします。
自己PRを考える際は以下のポイントを意識してみてください。
職務経歴書において、採用担当者に伝えられるポイントは以下の内容になります。
・求める実務能力があるか
・求めている職種、ポジションが見合っているか
・どの程度の期間でどんな取り組みを行い、どのような実績をあげたのか
・業務上の強みは何か
・経験と志望理由に整合性があるか
・キャリアアップに繋がるか
・プレゼンテーションスキルがあるか
企業(会社)が求人を出す背景(特に中途採用時)には、その企業(会社)の事業計画や成長戦略が必ず関係しています。
企業(会社)としての目標を達成するために「こんな人材が欲しい!」という具体的なイメージが必ずあるのです。
つまり採用担当者は、「採用目標の背景にマッチする人材かどうか」という視点から職務経歴書を確認します。
このポイントを意識するかしないかで書類選考の通過率は大きく変わるのです。
採用担当者が見ているポイントは以下4つです。
①企業(会社)が求めているスキルやノウハウを持っているか
②どんな姿勢で業務に取り組み、どれだけ業績をあげてきたのか
③どんな強みを持っているのか
④応募意欲や向上心が感じられるか
以上の4点に気を配りながら職務履歴書を記載してみてください。
特に、自己PRの部分には個性が出やすい部分なので気を配るように心がけましょう。
職務経歴書には一般的に3つの書式があります。
編年体式 | 逆編年体式 | キャリア式 |
業務経験を時系列に記載する書式。同一業務での習熟度をアピールする際に最適です。 | 時系列を逆にして最新の経験から伝える書式。直近の業務をアピールしたい場合に最適です。 | 職務内容ごとに経歴をまとめた書式。複数の業種・業界で経験を積んできたマルチな方に最適です。 |
それぞれの書式ごとにスタイルが大きく違うので、皆さんのスキルやノウハウを存分にアピールできる書式を選択することが重要です。
下記にITエンジニア向けのテンプレートを用意しました。
自分の職種に合った職務経歴書のテンプレートをダウンロードし活用してみてください。
※また【全50職種!職種ごとの「職務経歴書」のテンプレート・雛形】では、ITエンジニアを含む50職種の職務経歴書がダウンロード可能です。
今回は、転職活動を最近し始めたまたは今後検討している会社員やフリーランスに向けて、転職活動時における職務経歴書の書き方について解説してきました。
・転職における職務経歴書は仕事の実行能力をプレゼンする重要なツールや職務経歴書の書き方のポイントは職務経歴書はPCで作成すること、実績だけでなく今後の展望も記載すること、退職理由と志望動機を一貫させること
・転職における職務履歴書は項目別にそれぞれ書き方のポイント有
・職務経歴書で採用担当者が見る4つのポイントは
①企業が求めているスキルやノウハウを持っているか
②どんな姿勢で業務に取り組み、どれだけ業績をあげてきたのか
③どんな強みを持っているのか
④応募意欲や向上心の高さが感じられるか
職務経歴書は皆さんのスキルやノウハウを表現する重要なツールです。
転職を有利に進めるため、採用担当者に自分の魅力をしっかりと伝えるためにもこの機会に職務経歴書の書き方を一度見直してみてはいかがでしょうか?
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