フリーランスエンジニアの技術力はどの程度?案件獲得に必要なスキル・経験や資格、スキルアップ方法

2023.09.29

フリーランスエンジニアとして稼いでいきたいと思うものの、どのような技術力があれば良いのか分からない、という方も多いのではないかと思います。
フリーランスエンジニアはIT技術だけでなく、さまざまなスキルを要求されるので注意が必要です。


本記事ではフリーランスエンジニアに必要な技術力(スキル)や知識について解説します。
また、フリーランスエンジニアがスキルアップする方法や取得したい資格についてもまとめました。


本記事を読むことでフリーランスエンジニアはどのような技術を身につけるべきかが分かります。
フリーランスエンジニアとしてこれから活動していきたい方はぜひお読みください。

<目次>
1.フリーランスエンジニアは技術力を高める必要がある理由
案件の継続獲得が難しくなるため
より単価の高い案件を獲得するため
漠然と案件をこなすだけでは技術力が身につかないため
2.フリーランスエンジニアに必要な技術力(スキル)や知識
業務で扱うスキル
営業力
コミュニケーション能力
自己管理力
確定申告の知識
3.フリーランスエンジニアがスキルアップする方法
学習サイトを活用する
勉強会やセミナーに参加する
スキルアップが見込める案件を獲得する
4.フリーランスエンジニアが技術力を高めるために取得したい資格
応用情報技術者試験
LinuC
プロジェクトマネージャ試験
5.まとめ

 

 

 

1.フリーランスエンジニアは技術力を高める必要がある理由


フリーランスエンジニア関連画像
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フリーランスエンジニアは仕事を獲得できるようになってからも、日々技術力を高めていく必要があります。

フリーランスエンジニアが技術力を高める必要がある理由は次の3つです。

 

案件の継続獲得が難しくなるため
より単価の高い案件を獲得するため
漠然と案件をこなすだけでは技術力が身につかないため

 

1つ1つの理由について詳しく解説していきます。

 

案件の継続獲得が難しくなるため

フリーランスエンジニアは技術力を高めないと、継続して案件を獲得するのが難しくなります。

なぜなら、IT技術は入れ替わりが激しいため、新しい技術を学ばないとついていけなくなるためです。

 

たとえば、プログラミング言語にも流行り廃りがあり、古い言語は使われなくなることもあります。

他にも、昔はオンプレミスで運用するのが普通でしたが、最近はクラウドサーバを使うことが多いです。

 

今後は、人工知能によってさらに技術の入れ替わりが早くなる可能性があります。

フリーランスエンジニアは最新スキルも習得し、幅広い案件に対応できるようにする必要があります。

 

 

より単価の高い案件を獲得するため

より単価の高い案件を獲得するためにも、技術力を高めることは大切です。

30代・40代になると子どもを育てる必要が出てくるなど、現状の年収では満足できなくなることもあるでしょう。

 

エンジニア案件の中でも特に、マネジメントやコンサルタントといった上流工程の仕事は単価が高い傾向があります。

上流工程の仕事は責任が重く、その人の力量によってプロジェクトの行方が変わることもあるためです。

 

上流工程の案件を獲得するには、幅広いスキル・知識や開発経験が必要です。

また、高単価案件は当然他のフリーランスエンジニアも狙うため、技術力が勝っていないと獲得できないかもしれません。

 

 

漠然と案件をこなすだけでは技術力が身につかないため

勉強しなくても仕事をこなせば自然と技術が身につくと思われがちですが、漠然と案件をこなすだけでは、ハイレベルな技術は身につかないことが多いです。

フリーランスの仕事に慣れてくると、仕事を素早くこなして時給単価を上げたいと思い、今までに請けた案件と似たような案件ばかりを選んでしまいがちです。

 

似たような案件ばかり選ぶと、同じ技術しか身につかず、最新技術や上流工程で求められるスキルが得られなくなってしまいます。

技術力を高めるには、難しい案件にも積極的に取り組むか、自分で勉強する必要があるでしょう。

 

 

 

2.フリーランスエンジニアに必要な技術力(スキル)や知識


フリーランスエンジニア関連画像
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フリーランスエンジニアに必要な技術力(スキル)や知識について解説します。

フリーランスエンジニアは次の5つを備えておく必要があります。

 

業務で扱うスキル
営業力
コミュニケーション能力
自己管理力
確定申告の知識

 

1つ1つの必要な技術力(スキル)や知識について詳しく解説します。

 

業務で扱うスキル

フリーランスエンジニアとして稼ぐなら、まずは業務で扱うコアスキルを高めることが大切です。

コアスキルとは、プログラマーならプログラミング言語の知識、インフラエンジニアならサーバ・ネットワークの構築・運用の知識といったものです。

 

コアスキルを高め案件獲得し、ポートフォリオに掲載できるスキルや実績を増やすことができれば、より高単価の案件を獲得しやすくなります。

また、コアスキル以外にも業務に関わりのあるスキルを2〜3つ習得しておくと、幅広い案件に対応することができ、万が一その分野の案件が減少しても収入が減る心配が少なくなります。

 

たとえば、PHPでのWebアプリ開発を中心に行っているなら、PythonやRubyといった領域が近い言語も習得しておくと良いでしょう。

 

 

営業力

フリーランスエンジニアが案件を獲得するには営業力が必須です。

どんなに優れたIT技術を持っているフリーランスエンジニアも、スキル・経験をクライアントに上手くアピールできなくては、案件を獲得するのが難しくなります。

 

過去の自分の実績を示し、案件に参画することでどのようなメリットを与えられるのか説明しなくてはいけません。

また、場合によっては単価交渉を行い、より有利な条件で契約できるようにする必要もあるでしょう。

 

 

コミュニケーション能力

フリーランスエンジニアはコミュニケーション能力も強く求められます。

コミュニケーション能力に欠けていると、クライアントとの意思疎通が難しくなり、求められているものとは異なる働きをしてしまうこともあります。

 

逆に、コミュニケーション能力があれば、相手も気持ち良く働くことができ、次も仕事を任せたいと思うようになります。

特にIT企業以外から仕事を請ける場合、クライアントはIT知識がないことが多く、開発したいシステムやWebサイトのイメージが掴めていないことも多いです。

 

そのような場合は、フリーランスエンジニアがコミュニケーション能力を発揮し、クライアントが求めるシステムがどういったものかしっかりヒアリングする必要があります。

 

 

自己管理力

フリーランスエンジニアが継続して稼いでいくには、自己管理能力も必要です。

フリーランスには上司がいないため、自分で自分を律せるようにならないと仕事の効率が悪くなってしまいます。

 

たとえば、開発スケジュールを立てて各作業の締切を自ら設定したり、集中力を切らさないように適宜休憩時間を設けたり、上手く自分をコントロールしなくてはいけません。

 

 

確定申告の知識

フリーランスエンジニアは確定申告を行う義務があるため、確定申告の知識も必要です。

売上・経費の正しい記帳の仕方や、経費になるもの・ならないものの違いを理解しなくてはいけません。

 

確定申告のやり方は勉強会やセミナーでも学べるので、それらに参加してみるのも良いでしょう。

また、どうしても経理作業が苦手な場合は、税理士に代行してもらうという選択肢もあります。

 

 

 

 

3.フリーランスエンジニアがスキルアップする方法


フリーランスエンジニア関連画像
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続いて、フリーランスエンジニアがスキルアップする方法について解説します。

フリーランスエンジニアは次の3つを実行してみることをおすすめします。

 

学習サイトを活用する
勉強会やセミナーに参加する
スキルアップが見込める案件を獲得する

 

これら3つを実行することで、より高単価の案件を獲得できる技術力を身につけることが可能です。

1つ1つのスキルアップ方法について詳しく解説していきます。

 

学習サイトを活用する

フリーランスエンジニアとして素早くスキルを高めたいなら、Progateやドットインストールといったオンラインの学習サイトを活用するのがおすすめです。

学習サイトは初心者向けと思われがちですが、エンジニア経験者が他の技術を素早く学ぶ際にも適しています。

 

たとえば、PHPエンジニアの方がPythonも習得して仕事の幅を広げたい、といった場合にも活用できます。

学習サイトだけでは深いところまで学ぶことは難しいですが、新しい技術をこれから学び始める場合にはおすすめです。

 

 

勉強会やセミナーに参加する

勉強会やセミナーに参加することで、フリーランスエンジニアに必要な営業力やコミュニケーション能力などを学ぶことが可能です。

勉強会・セミナーでは実践的なスキルを中心に学べるため、学んだことをすぐに活かすことができます。

 

たとえば、クラウドソーシングで案件を獲得する方法に関するセミナーに参加することで、正しい実績のアピールの仕方や単価交渉のコツなどを学べて案件獲得率を高めることが可能です。

勉強会やセミナーはオンラインで開催していることも多いので、手軽に参加することができます。

 

 

スキルアップが見込める案件を獲得する

フリーランスエンジニアが技術力を効率的に高めたいなら、スキルアップが見込める案件を探すことが大切です。

今の自分のレベルよりも少しだけ難しい案件に挑戦しましょう。

 

もちろん、難しい案件はこなすのに時間がかかるため、一時的に時給単価が下がることはあるかもしれません。

しかし、その案件によって技術力を高めることができれば、より高単価の案件も視野に入れられるようになり、月収も上げることが可能です。

 

 

 

4.フリーランスエンジニアが技術力を高めるために取得したい資格


フリーランスエンジニア関連画像
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最後に、フリーランスエンジニアが取得したい資格について解説します。

フリーランスエンジニアが取得したい資格は次の3つです。

 

応用情報技術者試験
LinuC
プロジェクトマネージャ試験

 

これら3つの資格を取得することで、技術力を高めることができるだけでなく、案件獲得時にクライアントにスキルがあることを証明しやすくなり、受注率を高めることもできるでしょう。

1つ1つの取得したい資格について詳しく解説していきます。

 

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は高度IT技術者を目指せる資格であり、基本情報技術者試験よりも1ランク上の位置づけになっています。

プログラミングだけでなくシステム設計やマネジメントのスキルも身につけ、より高単価な案件を獲得したい方におすすめです。

 

また、応用情報技術者試はIT資格の中でも知名度があるため、取得することで営業時に強い武器になるでしょう。

 

 

LinuC

LinuCはLinux技術者であることを証明する資格です。

Linuxサーバーの構築・運用に関する基礎知識だけなく、クラウド環境に関することまで学ぶことができます。

 

インフラエンジニアやサーバエンジニアの方にはもちろんのこと、システム開発に関わるすべてのエンジニアにおすすめできる試験内容となっています。

 

 

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験はシステム開発におけるマネジメントのスキルを習得できる資格です。

プロジェクト計画の作成やメンバーのサポート・評価、トラブル時の対処、といった技術を身につけることができます。

 

プロジェクトマネージャの案件は平均単価が高いため、年収を上げたいなら積極的に狙いたいです。

フリーランススタートに掲載された月単価100万円以上のPM(プロジェクトマネージャー)案件は、23,857件中4,297件あります(2023年9月時点)。

 

マネジメント関連のスキルは、プログラミングやシステム設計の案件をこなすだけでは高めることが難しいため、資格を通じて学ぶことをおすすめします。

 

 

 

 

5.まとめ


本記事ではフリーランスエンジニアに必要な技術力について解説しました。

フリーランスエンジニアはどのような技術が求められるのか、お分かりいただけたかと思います。

 

フリーランスはサラリーマンとは異なり収入が不安定になりがちなので、安定して稼いでいくために日々技術力を高める必要があるでしょう。

技術力を高めるためにも、学習サイトを利用したりセミナー・勉強会に参加したりすることをおすすめします。

 

また、少し難しい案件にも積極的に取り組むことで、技術力を早く上げることができ、高単価の案件も獲得しやすくなるでしょう。

 

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