公開日:2021.02.02
更新日:2025.03.24
キャリアの選択肢の1つとして、「Webエンジニア」を検討している方もいるでしょう。Webサービスの開発案件が多い昨今、Webエンジニアは人気な仕事の1つです。とはいえ、具体的にどんなスキルが必要なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、「そもそもWebエンジニアとは?」といった説明からWebエンジニアに必要なスキルまで詳しく解説します。
Webエンジニアに必要なスキルを理解し、スキル習得に向けた学習をスタートしましょう。
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<目次>
1.そもそもWebエンジニアって何をするのか
フロントエンドの開発
サーバーサイドの開発
保守運用
追加機能の開発
2.フロントエンジニアに求められるスキル
UI・UX設計スキル
デザインスキル
JavaScript・HTML・CSSのコーディングスキル
CMSの構築スキル
3.サーバーサイドエンジニアに求められるスキル
Ruby・PHP・Python・Perlなどのインタプリタ言語
Java・C言語・Go言語などのコンパイラ言語
データベース構築スキル
開発環境構築スキル
AWSなどのサーバー構築スキル
4.Webエンジニアとして市場価値を上げるには
フロントエンドとサーバーサイド両方できるWebエンジニアになる
新しい技術にアンテナを張る
SEOなどマーケティングを意識した開発ができるようになる
5.まとめ
一概に「Webエンジニア」といっても、企業や案件によってその仕事内容は大きく異なります。
Webエンジニアの仕事は大別して、以下の4つです。
・フロントエンドの開発
・サーバーサイドの開発
・保守運用
・追加機能の開発
それぞれ詳しく見ていきましょう。
一つ目はフロントエンドの開発です。フロントエンドとは、Webサイト・サービスにおいてユーザーが直接ふれることのできる部分を指します。
例えば、Webサイトの文字やクリックできるボタン、入力ボックスなど部分です。
フロントエンド開発では、HTMLやCSSなどの言語を使い、Webサイト・サービスの見栄えを整えます。
フロントエンドがユーザーが直接ふれる部分なのに対し、サーバーサイドはユーザーが直接ふれることができない部分を指します。
Webサービスのデータやシステムなどを司る部分です。Webエンジニアによっては、こうしたサーバーサイドを開発する仕事も行います。
保守運用とは、Webサイト・サービスを管理し、運用する業務のことです。
提供しているWebサービスに問題がないかモニタリングしたり、問題が発生した場合に問題解決する業務となります。一般的に、経験の浅いWebエンジニアはこうした保守運用業務を担当します。
Webサイトやサービスはユーザーのニーズや社会の変化に応じて、機能を追加する必要があるでしょう。
Webエンジニアによっては、追加機能を実装する業務もあります。追加機能の開発に求められる技術はWebサイトやサービスの規模によって異なります。
Webエンジニアの中でも、フロントエンドを手掛けるエンジニアのことを「フロントエンドエンジニア」と呼びます。
フロントエンドエンジニアに求められるスキルは、以下の通りです。
・UI・UX設計スキル
・デザインスキル
・JavaScript・HTML・CSSのコーディングスキル
・CMSの構築スキル
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
UI・UX設計スキルとは、ユーザーが使いやすいようなサービス設計することです。
見た目が洗練されたWebサイトだとしても、使い勝手が悪ければ意味がありません。そこで重要となるにが、UI・UX設計スキルです。
どんな設計だとユーザーが使いやすいのか、多くのユーザーに好まれているWebサービスや自分が使いやすいと感じているWebサービスを研究することで、スキルを身につけます。
フロントエンドエンジニアには、デザインスキルも必要です。
デザインスキルとは、「クライアントからの要望を正しく表現するスキル」のこと。
デザインはアートと異なり、法則性があります。本やWebサイトを活用することで、スキル習得可能です。
フロントエンドエンジニアの主な仕事はJavaScript・HTML・CSSのコーディングです。
これらの言語スキルは、Webエンジニアとして必須。
JavaScriptはWebサイトに動きを加える言語、HTML・CSSは文字やWebページ全体をつくる言語となっています。
CMSとは、「コンテンツ・マネジメント・システム」の略で、文字や画像などのコンテンツがテンプレート化されたシステムを指します。
CMSを使うことで、簡単にブログやWebサイトを制作できます。CMSの中でも代表的なものがWordPressです。
フロントエンドエンジニアには、WordPressの構築スキルが求められます。
必須スキルではありませんがCMSの構築スキルがあることで、イチからWeb制作ができるようになり、フロントエンドエンジニアとして重宝されるでしょう。
Webエンジニアの中でも、サーバーサイド開発を手掛けるエンジニアのことを「サーバーサイドエンジニア」と呼びます。
サーバーサイドエンジニアに求められるスキルは以下の通りです。
・Ruby・PHP・Python・Perlなどのインタプリタ言語
・Java・C言語・Go言語などのコンパイラ言語
・データベース構築スキル
・開発環境構築スキル
・AWSなどのサーバー構築スキル
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
サーバーサイドエンジニアには、Ruby・PHP・Python・Perlなどのインタプリタ言語スキルが求められます。
インタプリタ言語とは、人間が書いたコードを機械が理解できるように機械語に翻訳しながら、実行機能をもつ言語のことです。
Ruby・PHP・Pythonなどが代表的なインタプリタ言語となります。企業やクライアントが開発したいサービスに応じて、必要となる言語スキルは異なります。
機械語に翻訳しながら実行するインタプリタ言語に対し、実行するファイルを作成した時点で翻訳する言語をコンパイラ言語といいます。
代表的なコンパイラ言語はJava・C言語・Go言語などです。
コンパイラ言語はインタプリタ言語に比べ、「実行処理が早い」というメリットがあります。
サーバーサイドエンジニアはインタプリタ言語・コンパイラ言語スキルに加え、データベース構築スキルが必要です。
サーバーサイドの業務では、データベースと連携することが多く、データベース周りの知識・スキルが求められます。
データベースを操作するには「SQL」という言語が必要で、スキル習得が必要です。
場合によっては、開発環境構築スキルも身につける必要があるでしょう。
プログラムをリリースする際などに必要なスキルです。開発環境で主に使われているOSはLinuxです。必要に応じて、スキルを習得しましょう。
必須ではありませんが、AWSなどのサーバー構築スキルもあると良いでしょう。
サーバーの仕組みやAWSの扱い方などを把握しておくことで、サーバーサイドエンジニアとして幅広い業務に対応できるようになります。
ここまで、Webエンジニアの概要や仕事別に必要となるスキルを紹介してきました。
Webエンジニアになるためのスキルについては、理解いただけたでしょう。
ここでは、Webエンジニアになった後、さらに市場価値を上げるための方法について解説します。
Webエンジニアが市場価値を上げる方法は以下の3通りです。
・フロントエンドとサーバーサイド両方できるWebエンジニアになる
・新しい技術にアンテナを張る
・SEPなどマーケティングを意識した開発ができるようになる
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
基本的に、フロントエンドとサーバーサイドは別のエンジニアが担当します。しかし、両方できるに越したことはありません。
先述したフロントエンド・サーバーサイドに必要なスキルを習得し、さまざまな業務に対応できるWebエンジニアを目指しましょう。
フロントエンドとサーバーサイドは互いに連携しながら仕事をしまスキルが、両方できれば、1人で業務を完結することも可能です。
Webエンジニア周りの知識に加え、IT業界全体の最新情報をインプットするようにしましょう。
昨今はAI(人工知能)に注目が集まっており、AIエンジニアの市場価値が高まっています。
SEOとは、「検索エンジン最適化」のことで、検索上位を目指す施策を指します。
いくらデザイン性が優れたWebサイトを制作したところで、検索で表示されなければ、多くのユーザーは獲得できません。
そのため、Webサイト・サービス制作においてSEOは非常に重要です。フロントエンドエンジニアの知識に加え、SEO周りの知識をインプットしておきましょう。
当記事では、Webエンジニアのスキルについて解説してきました。
Webエンジニアは大別してフロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアに分けられ、業務によって求められるスキルは異なります。
一概にWebエンジニアといっても、必要なスキルはさまざま。
自分の目指す企業やプロジェクトを明確にした上で、スキル習得を始めることをおすすめします。
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