ITエンジニアおすすめの資格を職種別に紹介!メリットも解説!

資格

2023.02.03

ITエンジニアは実力主義の世界であり、活躍するには実務経験を積むことが大切です。
しかし自分がどれだけのスキル・知識を持っているのか客観的に証明することは、簡単にはできません。

そこでおすすめなのが、資格取得です。
この記事では、ITエンジニアの転職・就職におすすめの資格を、専門別に厳選して20紹介します。

特に、以下の方にはこの記事をご一読していただきたいです。
・資格取得を検討している未経験のエンジニアの方
・エンジニアとしての転職・就職を考えている方
・エンジニアが資格を取得するメリットについて知りたい方

<目次>
1.ITエンジニアが資格を取得するメリット
体系的にエンジニアの技術について学べる
会社から評価が高くなり収入が上がる可能性がある
転職の書類選考時に有利になる可能性がある
2.アプリケーションエンジニア向けの資格
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
システムアーキテクト試験
ITサービスマネージャ試験
ITIL認定資格
3.組み込みエンジニア向けの資格
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
4.インフラエンジニア向けの資格
ネットワークスペシャリスト試験
CCNA
CCNP Enterprise
データベーススペシャリスト試験
ORACLE MASTER Gold DBA
AWS認定資格
Google Cloud認定資格
Microsoft認定資格(Azure)
5.セキュリティエンジニア向けの資格
システム監査技術者試験
情報処理安全確保支援士試験
CISSP
6.プロジェクトマネージャー・ITコンサルタント向けの資格
ITストラテジスト試験
プロジェクトマネージャ試験
PMP
7.まとめ

 

 

 

1.ITエンジニアが資格を取得するメリット


エンジニア転職資格関連画像
エンジニア転職資格関連画像

この章では、ITエンジニアが資格を取得するメリットについて解説します。

 

体系的にエンジニアの技術について学べる

ITエンジニアの資格取得におけるメリットとしてはまず、エンジニアの技術について体系的に学べることが挙げられます。

実務であれば、実用的・実戦的なスキルや知識を身につけられますが、どうしても習得する分野にはばらつきが出てしまいます。

 

一方で資格取得に必要な勉強をすると、必要な知識を網羅滝体系的に学ぶことが可能です。

現在業務に使用していない知識でも将来の業務や新しい分野の勉強に役立つ可能性があります。

 

 

会社から評価が高くなり収入が上がる可能性がある

資格を取得することで、会社からの評価向上や収入のアップを期待できます。

会社に勤めていると、さまざまな価値観や基準で評価を受けます。

 

どんなに仕事に打ちこんだとしても、思うように評価されないことはあるでしょう。

人の主観による評価であれば、どうしても上司のさじ加減で評価が左右されてしまう側面もあります。

 

しかし、資格取得によって、客観的に自分の努力や力を示せます。

資格取得が社内の評価においてマイナスになることはなく、関連する資格を取得すれば確実に査定においてプラスに働くでしょう。

 

また、特定の資格に関しては社内で特別手当の支給制度を設けている会社もあります。

 

 

転職の書類選考時に有利になる可能性がある

エンジニアが資格を取得すれば、転職時に有利には多羅く可能性があります。

転職の面接において自分のスキルを分かりやすく示すことは、容易ではありません。

 

しかし資格を取得しておくことで、自分がどの分野にどれだけのスキル・専門性があるのかを客観的に示せます。

また、資格取得によって業務に対するモチベーションの高さややる気の高さも示すことが可能です。

 

同じだけの経歴を持つ志望者であれば、資格がある方を優先的に選ぼうと考えることが自然でしょう。

 

 

 

 

2.アプリケーションエンジニア向けの資格


エンジニア転職資格関連画像
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この章では、アプリケーションエンジニア向けの資格を紹介します。

 

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、国家試験である情報処理技術者試験の1つです。

ITエンジニアの登竜門であるとされており、社員教育の一環として取得を進める企業も多数あります。

 

内容としては、情報戦略やシステム開発に関する基本的な知識の有無を問われます。

ただし「基本」と名前についていますが試験の難度は決して低くなく、合格率は25~30%程度です。

 

基本知識についてしっかりと学べることから、アプリケーション開発をメインとするエンジニアであれば取得が推薦されます。

 

試験時期

年2回(春・秋)

試験時間

午前:150分
午後:150分

試験形式

マークシート方式

受験料

7,500円(税込)

 

基本情報技術者試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格です。

システム開発に関するワンランク上のスキル加えて、予算や工程、品質の管理や提案書の作成す切るなどより高いレベルの知識を問われるため、既に一定以上の実務経験があるエンジニアが体系的に知識を学ぶ機会としておすすめです。

 

合格率は25%程度ですが、受験資格は特にないため経験者でなくても受験は可能です。

 

試験時期

年2回(4月・10月)

試験時間

午前:150分
午後:150分

試験形式

午前:マークシート方式
午後:記述式

受験料

7,500円(税込)

 

応用情報技術者試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、システム開発の上流工程を担う上級エンジニアを対象とした国家試験です。

そのため外部設計や分析、要件定義などアーキテクチャ設計や全体最適化などの出題が多くなっています。

 

合格率は15%程度と難度の高い試験であり、エンジニアとしてのステップアップを目指すならおすすめでしょう。

 

試験時期

年1回(4月)

試験時間

午前:50分
午後:40分

試験形式

マークシート式

受験料

7,500円(税込)

 

システムアーキテクト試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

ITサービスマネージャ試験

ITサービスマネージャ試験は、顧客ニーズを踏まえて安全性・信頼性の高いITサービスを提供し、IT投資効果を最大化できるITサービスマネージャーとしての実力を証明する国家資格です。

サービスマネジメントシステムの計画や運用、資源・予算管理、ハード・ソフトウェアの導入・維持管理などの知識。スキルが問われます。

 

合格率は15%程度であり、システムアーキテクト試験と同様に上級レベルの試験です。

 

試験時期

年1回(4月)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・論述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・論述式

受験料

5,700円(税込)

 

ITサービスマネージャ試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

ITIL認定資格

ITILとは、イギリス政府が作成したITサービスマネジメントのベストプラクティスがまとめられた書籍のことを指します。

ITIL認定資格は、ITILをベースとしたITサービスマネジメントに関するスキルを証明する資格です。

 

試験の種類は、ファンデーションからエキスパートまでさまざまあります。

 

試験時期

要お問い合わせ

試験時間

60分

試験形式

多肢選択式

受験料

4万3,890円(税抜)~

 

ITILの詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

3.組み込みエンジニア向けの資格


エンジニア転職資格関連画像
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この章では、組み込みエンジニア向けのおすすめ資格を紹介します。

 

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、組み込みエンジニアやIoT系エンジニアを目指す人のための国家資格です。

組み込みエンジニアとしてのこどな知識やスキルを証明できるため、就職や転職にも役立ちます。

 

試験時期

年1回(秋期)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・論述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・論述式

受験料

7,500円(税込)

 

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

4.インフラエンジニア向けの資格


エンジニア転職資格関連画像
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ここでは、インフラエンジニア向けのおすすめ資格を紹介します。

 

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークの固有技術からサービス動向までに詳しく、大規模かつ堅牢なネットワークシステムを構築・運用できるエンジニアを目指す人におすすめの国家資格です。

ネットワークシステムの企画や要件定義、開発に加えて、運用・保守に関して下位者を指導できるスキルも問われます。

 

試験時期

年1回(春期)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・記述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・記述式

受験料

7,500円(税込)

 

ネットワークスペシャリスト試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

CCNA

CCNAは、ネットワークエンジニアとしてのスキルや知識を証明できる試験です。

ネットワーク機器メーカー「Cisco Systems社」が提供しているシスコ技術者認定資格の1つであり、5つある中で下から2番目の難易度に当たります。

 

インフラインジニアとして活躍する方の、入門試験としての位置づけです。

 

試験時期

任意のタイミングで試験日設定可能

試験時間

120分

試験形式

CBT(選択式・記述式)

受験料

3万6,960円(税込)

 

CCNAの詳細はこちらをご覧ください。

 

 

CCNP Enterprise

CCNP Enterpriseは、法人向けのンケットワークインフラに関する知識・スキルを証明できる資格試験です。

シスコ技術者認定資格の1つであり、5段階の内の3段階目に位置する、CCNAよりもハイレベルな試験との位置づけになっています。

 

試験時期

任意のタイミングで試験日設定可能

試験時間

必須120分・選択90分

試験形式

CBT(選択式・記述式)

受験料

6万8,970円(税込)

 

CCNPの詳細はこちらをご覧ください。

 

 

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、システム全体のデータ資源の管理やデータベースシステムの構築・管理に関する主導者にふさわしい知識・スキルを持っていることを証明できる国家資格です。

ハイレベルな試験ではありますが、特別な受験資格はありません。

 

試験時期

年1回(秋期)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・記述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・記述式

受験料

7,500円(税込)

 

データベーススペシャリスト試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

ORACLE MASTER Gold DBA

ORACLE MASTER Gold DBAは、オラクルデータベースの管理スキルの有無を問われる資格試験です。

「Bronze(ブロンズ)」「Silver(シルバー)」「Gold(ゴールド)」「Platinum(プラチナ)」の4段階が存在し、Goldを受けるためにはBronzeとSilverの合格が必要です。

 

試験時期

任意のタイミングで試験日設定可能

試験時間

120分

試験形式

CBT方式(選択)

受験料

3万7,730 円(税込)

 

ORACLE MASTER Gold DBAの詳細はこちらをご覧ください。

 

 

AWS認定資格

AWS認定資格は、AmazonのクラウドサービスであるAWSに関するスキル・知識を証明できる資格です。

AWSは世界最大のシェアを持つと言われており、汎用性は高いでしょう。

 

取得によりAWSの実装やたサービスとの連携の最適化ができると証明できます。

「プラクティショナー」から「プロフェッショナル」まで難易度・種類が幅広くある点も特徴的です。

 

試験時期

随時

試験時間

90~180分(試験時間によって異なる)

試験形式

CRT方式

受験料

1万6,500円(税込)

 

AWS認定資格の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

Google Cloud認定資格

Google Cloud認定資格は、Googleが提供するクラウドサービス「GCP」に関する知識・スキルを証明できる資格です。

他のクラウドサービス関連資格と比較しながら、必要なものを取ることをおすすめします。

 

試験時期

随時

試験時間

90~180分(試験時間によって異なる)

試験形式

CBT方式

受験料

99~200ドル(試験によって異なる)

 

Google Cloud認定資格の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

Microsoft認定資格(Azure)

Microsoft認定資格(Azure)は、マイクロソフトのクラウドサービス「Azure」に関する知識・スキルを証明できる資格です。

初級から上級まで、幅広い試験が存在します。

 

他のクラウドサービス関連資格と比較しながら、必要なものを取ることをおすすめします。

 

試験時期

随時

試験時間

試験によって異なる

試験形式

CBT方式

受験料

Fundamental:1万2,500円
上記以外:2万1,103円

 

Microsoft認定資格(Azure)の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

5.セキュリティエンジニア向けの資格


エンジニア転職資格関連画像
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この章では、セキュリティエンジニア向けのおすすめ資格試験を紹介します。

 

システム監査技術者試験

システム監査技術者試験は、情報・組み込みシステムを総合的に点検・評価・検証し、ガバナンス・マネジメント・コントロールなどの適切性を利用者に助言できることを証明する国家資格です。

エンジニア関係の国家試験としては最難関の1つだと言えます。

 

試験時期

年1回(秋期)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・論述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・論述式

受験料

7,500円(税込)

 

システム監査技術者試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用した企業・組織の安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援できることを証明できる資格です。

また、情報処理安全確保支援士はサイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づく指導・助言も行います。

 

試験時期

年2回(春期・秋期)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・記述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・記述式

受験料

7,500円(税込)

 

情報処理安全確保支援士試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

CISSP

CISSPは、International Information Systems Security Certification Consortiumが認定している国際的な情報セキュリティ資格です。

多くの主要企業において、情報セキュリティ関連業務従事者の必須事項としてCISSPが挙げられています。

 

試験時期

年間10回程度

試験時間

6時間(途中で休憩可能)

試験形式

CBT方式(マークシート方式)

受験料

749米ドル

 

CISSPの詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

6.プロジェクトマネージャー・ITコンサルタント向けの資格


エンジニア転職資格関連画像
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ここでは、プロジェクトマネージャー・ITコンサルタント向けのおすすめ資格を紹介します。

 

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験は、企業の経営戦略に基づいてITを活用した事業改革・高度化・最適化のための基本戦略策定・提案・推進ができることを証明する資格です。

企業の経営における意思決定に関わる重要職であり、受験資格は特に設定されていませんが最高峰の試験難度だと言えます。

 

試験時期

年1回(春期)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・論述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・論述式

受験料

7,500円(税込)

 

ITストラテジスト試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトメンバーを率いるマネージャを目指す方におすすめの資格です。

プロジェクトマネージャに求められる基本的な知識やスキルを身につけられます。

 

試験時期

年1回(秋期)

試験時間

午前:共通問題50分・選択問題40分
午後:記述式90分・論述式120分

試験形式

午前:マークシート式
午後:記述・論述式

受験料

7,500円(税込)

 

プロジェクトマネージャ試験の詳細はこちらをご覧ください。

 

 

PMP

PMPは、Project Management Instituteが認定している、プロジェクトマネジメントに関する国家資格です。

プロジェクトマネジメントに関する経験・教育・知識を目的としており、国際的な資格として認識されています。

 

35時間の研修を受けた後、試験に合格し、さらにその後3年間で一定時間の勉強をしなくてはいけません。

 

試験時期

随時

試験時間

230分

試験形式

CBT方式(選択式)

受験料

555ドル

 

PMPの詳細はこちらをご覧ください。

 

 

 

7.まとめ


エンジニアとして活躍するためには、実務経験を積むほかに資格取得も重要な意味を持ちます。

資格試験にはさまざまな種類があり、難易度もさまざまです。

 

自身の専門に合わせて適切な資格を取得することで、キャリアアップに有利に働くでしょう。

 

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