ネットワークスペシャリスト試験とは?合格率を含む試験詳細や資格取得メリット、おすすめの参考書を解説

資格

2022.02.04

ネットワークスペシャリストとは、IT業界におけるネットワークに関連する専門知識を用いて、ネットワークの固有技術からサービス動向まで幅広い業務を担う職種のことです。


ネットワークスペシャリストとして名乗るためには、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が実施する情報処理技術者試験をクリアしなければなりません。

IT関連の専門的な知識をマスターする必要があり、長期的な学習時間の確保だけでなく、プログラミング要素を含む幅広いIT知識の習得が不可欠です。


本記事では、ネットワークスペシャリスト試験を現在勉強している/今後勉強する予定の方に向けて、ネットワークスペシャリスト試験の詳細や資格取得のメリットデメリット、おすすめの参考書や過去問サイトについて一挙に紹介していきます!


ネットワークスペシャリスト試験についての情報を網羅した記事となっていますので、是非ともご一読ください!

<目次>
1.ネットワークスペシャリスト試験とは
2.ネットワークスペシャリスト試験試験の詳細
ネットワークスペシャリスト試験の試験会場・日程・受験料
ネットワークスペシャリスト試験の試験時間・出題形式・出題数
ネットワークスペシャリスト試験の出題内容
ネットワークスペシャリスト試験の受験者数・合格率・難易度
ネットワークスペシャリスト試験の申し込み手順
ネットワークスペシャリスト試験の受験資格と有効期限
ネットワークスペシャリスト試験の勉強時間
3.ネットワークスペシャリスト試験の資格取得のメリット
ネットワーク知識が身に付く
IT系企業に就職しやすい
資格手当や報奨金を貰える
他の高度試験及び支援士試験の一部免除
4.ネットワークスペシャリスト試験の資格取得のデメリット
勉強時間を確保する必要がある
5.ネットワークスペシャリスト試験合格のためのおすすめ参考書や対策法
おすすめ参考書①:令和04年 ネットワークスペシャリスト合格教本 単行本(ソフトカバー)
おすすめ参考書②:(全文PDF・単語帳アプリ付)徹底攻略 ネットワークスペシャリスト教科書 令和4年度
ネットワークスペシャリスト試験を合格するには過去問もおすすめの対策
6.ネットワークスペシャリスト試験とCCNP、どっちが良い?
7.まとめ

 

 

 

1.ネットワークスペシャリスト試験とは


ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像
ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像

 

まずはじめに、ネットワークスペシャリスト試験について説明していきましょう。

ネットワークスペシャリスト試験とは、独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)が主催し、経済産業大臣が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の12ある区分の中の試験のひとつです

 

対象者像としては「高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者」が掲げられています。

ネットワークの専門家になるための登竜門となる試験であると言えるでしょう。

 

また、共通キャリア・スキルフレームワーク(レベル1~7)のレベル4(試験で認定される最高レベル)に位置付けられており、ネットワーク関連の技術を持つITエンジニアであることを公的に証明できる国家資格となっています。

 

試験区分の略称は「NW」となっています。

略してNW試験、などと言われることも多いです。

 

ネットワーク技術は今日のIT社会の基盤であるため、ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方にはもちろん、広くIT業界全体でも評価されている技術です。

なお、近年の出題傾向としては、不正アクセスやサイバー攻撃の件数が増えていることから、ネットワークや情報を守る技術を持つ技術者育成のため、 セキュリティ関連の知識も求められる試験にシフトしつつあります。

 

 

 

2.ネットワークスペシャリスト試験の詳細


ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像
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次に、ネットワークスペシャリスト試験について、各項目ごとに詳しい内容を見ていきましょう。

ネットワークスペシャリスト試験についての概要は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が発表している詳細について解説していきます。

 

各項目について、より詳しい内容が知りたい場合はこちらからご覧ください。

 

 

ネットワークスペシャリスト試験の試験会場・日程・受験料

【試験会場】

ネットワークスペシャリスト試験は、全国主要62都市で開催されます。受験申込時には、 自身のご都合のよい都市を選択し、試験を予約してください。

おおよその試験地はこちらから確認できます。

 

【試験日程】

ネットワークスペシャリスト試験の日程は、春期のみ年1回実施されます。

令和4年(2022年)度の試験実施時期に関しては、4月17日(日)に予定されています。

 

【受験料】

ネットワークスペシャリスト試験の受験料は7,500円(税込)です。

支払い済みの受験料は、原則返還できないため注意しておきましょう。

 

しかし、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」もしくは経済産業省の判断で、やむなく試験を中止せざるを得ない場合は返還手続きをすることもあります。

 

 

ネットワークスペシャリスト試験の試験時間・出題形式・出題数

ネットワークスペシャリスト試験の試験時間は「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」と、試験項目ごとに異なります。

独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が公開している下図を参考にすると、午前Ⅰが50分で午前Ⅱが40分、そして、午後Ⅰが90分、午後Ⅱが120分です。

 

また、それぞれ出題形式や問題数も異なりますので、あらかじめ頭に入れてテストに臨むことが大切です。

 

時間/区分

午前Ⅰ

午前Ⅱ

午後Ⅰ

午後Ⅱ

注意事項の説明開始時間

9:15

10:35

12:15

14:15

試験時間

9:30~10:20(50分) 10:50~11:30(40分) 12:30~14:00(90分)

14:30~16:20(120分)

データベーススペシャリスト試験

多肢選択式(四肢択一)
全30問出題
30問解答
多肢選択式(四肢択一)
全25問出題
25問解答
記述式
全3問出題
2問解答

記述式
全2問出題
1問解答

 

 

ネットワークスペシャリスト試験の出題内容

ネットワークスペシャリスト試験の出題内容は、「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」で異なります。

 

【午前Ⅰ】

午前ⅠはIT関連の共通知識が問われます。

具体的には、テクノロジ系やマネジメント系、ストラテジ系の問題が出題されます。

 

テクノロジ系で出題される内容は、応用数学や情報理論などの基礎理論やデータ構造やプログラミング、アルゴリズム、他にも、入出力装置などのコンピュータ構成要素やシステム構成要素の内容が出題されます。

それに加えて、ITにおけるソフトウェアやハードウェアに関連する問題やインターフェイス、トランザクション処理などのデータベースなどの基本的問題も出題されています。近年では、セキュリティに関する知識も重要視されているようです。

 

マネジメント系では、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査について出題されます。

そしてストラテジ系では、システム戦略やシステム企画、経営戦略マネジメントや技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリ、また企業活動や法務についても出題されます。 

 

このように、午前ⅠではIT全体の基礎知識が問われる問題が出題され、ネットワークやセキュリティ、開発など幅広い分野を、現代における流行も意識しながら勉強しておかなくてはなりません。

 

【午前Ⅱ】

ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱでは、ネットワークに関するより専門的な知識が出題されます。コンピュータ構成要素とシステム構成要素、ネットワークとセキュリティ、システム開発技術やソフトウェア開発管理技術がその出題範囲です。

特に、ネットワークとセキュリティに関してはより高度な問題が出題される傾向にあるため、重点的に対策しておきましょう。

 

【午後Ⅰ・午後Ⅱ】

そして、ネットワークスペシャリスト試験の午後Ⅰと午後Ⅱでは、午前試験と比較して難易度が上がり、さらに深いネットワークの知識が必要になります。

 

具体的には、以下6分野が出題範囲とされています。

 

「ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築に関すること」
ネットワークシステムの要求分析や論理設計などの各種設計、インプリメンテーションやテスト、 改善提案など

 

「ネットワークシステムの運用・保守に関すること」
 ネットワークの監視やリカバリなど

 

「ネットワーク技術に関すること」
 ネットワークシステムの構成技術や仮想化技術、 無線 LAN 技術などの

 

「ネットワークサービス活用に関すること」
 市場で実現している/実現しつつある各種ネットワークサービスの利用技術など

 

「ネットワークアプリケーション技術に関すること」
 電子メールや Web 技術、 コンテンツ配信など

 

「ネットワーク関連法規・標準に関すること」
ネットワーク関連の法規など

 

 

ネットワークスペシャリスト試験の受験者数・合格率・難易度

情報処理技術者機構(IPA)によると、令和3年度春期のネットワークスペシャリスト試験の合格率は12.8%。受験者数8,420名中、合格者が1,077名です。 

具体的に、データベーススペシャリスト試験の過去5年間における受験者数と受験者数、合格率の指標を表にまとめてみました。

 

各年度ごとの受験者数・合格者数・合格率は、下記表を参考にしてみてください。

 

開催時期

受験者数(名)

合格者数(名)

合格率(%)

平成28年秋期

11,946

1,840

15.4

平成29年秋期

12,780 1,736

13.6

平成30年秋期

12,322 1,893

15.4

令和元年秋期

11,882 1,707

14.4

令和3年春期

8,420 1,077

12.8

 

 

上表からも分かるとおり、年々ネットワークスペシャリスト試験の受験者数は減少傾向にあると言えます。

 

この減少傾向にある根源的な理由としては、コロナの影響もあるかとは思いますが、日本国内における総人口の減少もあるでしょう。

内閣府が発表している「平成30年度少子化社会対策白書」でも少子化について言及されていることから、将来的にもネットワークスペシャリスト試験の受験者数は減少し続けることが見込まれるでしょう。

 

またネットワークエンジニア自体もクラウドサービスの普及に伴い、クラウドスキルなど持ち合わせているエンジニアが増えていたり、活躍し始めています。

そのためネットワークスペシャリスト試験による資格証明よりも時代のニーズに合ったスキルの獲得を優先的に考えていることも受験者が近年減少している要因の1つかもしれません。

 

合格率はいずれの年も10%程度と、どの年度を見ても試験の難易度は高いと言えるでしょう。

年に1度しか行われない試験ですので、しっかりと対策をしてから受験することをおすすめします。
 

 

ネットワークスペシャリスト試験の申し込み手順

ネットワークスペシャリスト試験の申し込み方法は、以下の流れです。

 

1. IPAホームページにアクセスして案内書の参照/申込
2. 申込手順に従って受験者本人が必要事項を入力
3. 受験票の発送
4. 受験

 

定められた申し込み方法以外で手順を進めても、受理してもらえないことがあるため、注意してください。

 

 

ネットワークスペシャリスト試験の受験資格と有効期限

データベーススペシャリスト試験における受験資格及び有効期限(失効期限)は特にありません。

どなたでも受験でき、かつ失効期限もありませんので、永続的に資格を保有することができます。

 

 

ネットワークスペシャリスト試験の勉強時間

合格率が10%程度と難関なネットワークスペシャリスト試験ですが、合格に必要な勉強時間はどれくらいなのでしょうか。

独学かITの実務経験があるのか、またその中でも個人の学習要領の良し悪しがあるため、一概にどれくらいの時間が必要かは定義できませんが、未経験の場合最低でも半年から1年の勉強期間を見ておくと良いでしょう。

 

前述したとおり、ネットワークスペシャリスト試験は共通キャリア・スキルフレームワーク(レベル1~7)のレベル4(試験で認定される最高レベル)に位置付けられており、資格獲得には前もってレベル1〜3の知識をもっていることが想定されます。

具体的には「ITパスポート」「基本情報技術者試験」「セキュリティマネジメント試験」「応用情報技術者試験」がレベル1〜3に該当する試験です。

 

それらの資格に挑戦していない人は、最初からネットワークスペシャリスト試験を受験するのではなく、レベル1から段階を踏んで合格していくことを強くおすすめします。

上記の資格、特にレベル3の「応用情報技術者試験」もまた、簡単な難易度とは言えない試験ですので、初挑戦の方はネットワークスペシャリスト試験の勉強に加えてそれらの勉強時間も計算に入れておく方が良いでしょう。

 

なお、実務経験者はネットワークスペシャリスト試験の過去問を1度解いてみて勉強期間を決めると良いでしょう。

 

 

 

 

3.ネットワークスペシャリスト試験の資格取得のメリット


ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像
ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像

 

ネットワークスペシャリスト試験の資格を取得するメリットは、IT関連知識の習得だけでなく、就職・転職の際やフリーランスの方の実力提示としてのアピールにも活用できます。

それではここからは、ネットワークスペシャリスト試験の資格を取得するメリットについて、詳しくみていきましょう。

 

 

ネットワーク知識が身に付く

ネットワークスペシャリスト試験の資格取得の最も大きなメリットは、やはりネットワーク関連の幅広い専門的な知識が身に付くことでしょう

取得に向けた学習を通じて、ネットワークはもちろん、セキュリティや開発、法規やマネジメントについての知識も体系的に獲得できます。

 

そうした知識はネットワークエンジニア・インフラエンジニアをはじめとした、多くのITエンジニアにとって業務に役立ち、またキャリアアップも望めるものです。

 

 

IT系企業に就職しやすい

レベル4に該当するネットワークスペシャリスト試験は、IT系企業への就職・転職の際にも大いに役立ちます

専門的な知識を所持していることを公的に証明できるだけでなく、企業側が恐れている”ミスマッチ”の可能性を事前に無くすことができます。

 

実践スキルを持った人材には、企業も安心して雇えます。

また、ネットワークの知識はどのようなIT部署でも重宝される幅広い知識であるため、担当領域も広がります。

 

自分のキャリアに役立つ知識を身に付けることができるのは大きなメリットであると言えるでしょう。

 

 

資格手当や報奨金を貰える

ネットワークスペシャリスト試験の資格を取得していると、企業に勤めている期間、資格手当や報奨金が充当されるなど好待遇が期待できます

昨今、資格取得一時金や資格手当を支給している企業も多く、資格獲得が収入のアップや成績に直接的に反映されることは大きなメリットです。

 

具体的な金額や処遇内容については、勤める企業によって異なりますが、手当という形で基本給に上乗せされるケースが多くみられます。

中には昇給・昇格の条件にしている企業も見受けられるほどです。

 

ネットワークスペシャリスト試験は、知識の習得だけではなく、給与のアップにも役立つ試験なのです。

 

 

他の高度試験及び支援士試験の一部免除

また、ネットワークスペシャリスト試験に合格した場合、その後(2年間)の受験申込み時に申請することによって、情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部(共通的知識を問う午前Ⅰ試験)が免除され、午前Ⅱ試験から受験することが可能です

 

「データベーススペシャリスト試験」「ITストラテジスト試験」「情報処理安全確保支援士試験」など、他の報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験を受験する際には、午前問題の対策をパスできるため、午後問題に集中してその先の勉強に取り組むことができます。

 

 

 

4.ネットワークスペシャリスト試験の資格取得のデメリット


ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像
ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像

 

ネットワークスペシャリスト試験の資格の取得に関して、デメリットもあります。

例えば、比較的難易度が高い資格のため、それなりに勉強時間が必要なことです。

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

 

勉強時間を確保する必要がある

これはどの試験にも通じる当たり前のことではありますが、資格取得にあたっては勉強時間を確保する必要があることは念頭においておきましょう。

中でもレベル4ともなると各分野における高い技術力を持つ専門家であることを証明する資格となりますので、長期間の学習が必要不可欠です。

 

そのため、資格取得を目指す前に「本当にネットワークの技術は必要か」を確かめてみるのが無難かもしれません。

やはり多くの時間を資格勉強に取られてしまうため、より必要性の高い他の資格や業務がないかどうか、確認が取れた後に勉強を始めてみましょう。

 

 

 

5.ネットワークスペシャリスト試験合格のためのおすすめ参考書や対策法


ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像
ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像

 

それではここからは、ネットワークスペシャリスト試験合格のためのおすすめ参考書や対策法について見ていきましょう。

試験合格にはしっかりとした参考書を用いて、正確に対策を練っておく必要があります。

 

参考書については数多くのものが出版されていますが、特に下記のものについては、是非とも一度書店などで目を通してみてください。

 

 

おすすめ参考書①:令和04年 ネットワークスペシャリスト合格教本 単行本(ソフトカバー)

午前問題の対策としては、幅広い知識を問われる出題範囲を全面的にカバーし、文面だけでは理解しづらい技術の仕組みなどは豊富な図解で解説されています。

午後問題の午後問題については問題文の分析とポイントのつかみ方が徹底的に解説されており、過去問の中でも重要テーマからの出題を題材に長文問題への対応力を身に付けることができます。

 

読者特典として、過去問演習Webアプリ「DEKIDAS-WEB」の利用も可能です。

「DEKIDAS-WEB」には2年分の午前I(高度共通試験)・午前IIの過去問題を収録しており、自動採点機能と分析機能で苦手分野を効率よく対策することができます。

 

スマホやPCからいつでも過去問に挑戦できるので直前対策にも最適です。

 

 

おすすめ参考書②:(全文PDF・単語帳アプリ付)徹底攻略 ネットワークスペシャリスト教科書 令和4年度

丁寧な解説の随所に例題を挟み込んだ「スモールステップ方式」で効率的に実力アップが測れる、着実に成長できる一冊となっています。

過去問解説は紙面+PDFダウンロードで計10回分が用意されており、重要事項リスト「項目別要点チェック」は直前対策としても有用です。

 

購入者特典「本書全文の電子版(PDF)」「スマホで学べる単語帳ウェブアプリ」は、手軽かつ本格的に学習が進められるもので、これら特典も合わせて合格に必要なすべてが一冊に凝縮された書籍となっています。

近年、出題頻度が高まっている「ネットワーク管理」「クラウド」分野についての解説も強化されているため、それら重要項目の知識を補う2冊目の資料としても活躍が期待できます。

 

 

ネットワークスペシャリスト試験を合格するには過去問もおすすめの対策

ネットワークスペシャリスト試験を合格するには参考書と合わせて、過去問もおすすめの試験対策となってきます。

過去問は独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が公式に出している(IPAの過去問はこちらから)ほか、「過去問道場」として知られる「ネットワークスペシャリストドットコム」も有名です。

 

「情報処理推進機構(IPA)」では、解説や講評が見られ「ネットワークスペシャリストドットコム」では、試験回や出題範囲を指定して問題に取り組んだり、一度間違えた問題のみを出題して確実な復習をしたりすることができます。

過去問の対策こそが合格への近道となりますので、是非とも両サイトを有効活用してください。

 

 

 

6.ネットワークスペシャリスト試験とCCNP、どっちが良い?


ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像
ネットワークスペシャリスト試験とは関連画像

 

ネットワークスペシャリスト試験と同じくネットワーク分野の試験としてCCNPも挙げられますが、受験するならどちらが良いのでしょうか。

結論から言うと、両者には独自の個性があるため、どちらか受けやすい方、あるいは自分の仕事に密接に繋がる方から受験するのが望ましいと言えます。

 

CCNPとは、Ciscoが運営している試験で、その特徴は「L2/L3の深い知識が問われる」ことです。

ネットワークスペシャリスト試験よりも、より深い知識が問われ、また難易度的にもこちらの方が難しいと言えます。しかしCCNPはいつでも受験できることから、マイペースに勉強を進めることができます。

 

ネットワークスペシャリスト試験は、幅広い分野の知識が問われます。年に1度しか受験できないこともあり、試験に合わせて勉強量を調整していくことも求められるでしょう。

どちらの試験もそれぞれ有意義な知識が身につくと言えますので、是非ともネットワークスペシャリスト試験だけではなく、CCNPにもチャレンジしてみてくださいね!

 

 

 

 

7.まとめ


いかがでしたでしょうか。

本記事では、ネットワークスペシャリスト試験を現在勉強している/今後勉強する予定の方に向けて、ネットワークスペシャリスト試験の詳細や資格取得のメリットデメリット、おすすめの参考書や過去問サイトについて一挙に紹介してみました。

 

是非とも本記事を参考に、ネットワークスペシャリスト試験合格に向けて勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

 

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