公開日:2022.01.28
更新日:2025.03.24
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験とは、エンベデッドシステムのスキルやノウハウが一定水準以上であることを認定する国家試験です。
エンベデッドシステムとは、一般的に組み込みシステムと言われており、主に組み込みエンジニアが開発するシステムとしても有名です。
本記事ではエンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験について以下の点を詳しく解説します。
・エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験とは何かについて
・エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の詳細について
・エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格取得のメリット・デメリットについて
・エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験合格のためのおすすめ参考書3選について
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験を現在勉強している/今後勉強する予定の方はぜひご一読ください。
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<目次>
1.エンベデッドシステムスペシャリスト試験とは
2.エンベデッドシステムスペシャリスト試験の詳細
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の試験会場・日程・受験料
エンべデッドシステムスペシャリスト試験の試験時間・出題形式・出題数
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の出題内容
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の受験者数・合格率・難易度
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の申し込み手順
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の有効期限
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の勉強時間
3.エンベデッドシステムスペシャリスト試験の資格取得のメリット
IT系企業に就職しやすい
組み込み知識が身に付く
資格手当や報奨金を貰える
他の高度試験及び支援士試験の一部免除
4.エンべデッドシステムスペシャリスト試験の資格取得のデメリット
勉強時間を確保する必要がある
5.エンべデッドシステムスペシャリスト試験合格のためのおすすめ参考書3選
おすすめ参考書①:情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト 2021~2022年版
おすすめ参考書②:2021 エンベデッドシステムスペシャリスト 総仕上げ問題集 (総仕上げ問題集シリーズ)
おすすめ参考書③:エンベデッドシステムスペシャリスト 「専門知識+午後問題」の重点対策 第5版 (重点対策シリーズ)
公式サイト(IPA)に掲載されている過去問もおすすめ
6.まとめ
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験とは、エンベデッドシステムのスキルやノウハウが一定水準以上であることを認定する国家試験です。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、情報処理技術者試験の一区分で、試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1〜4まであり、数字が大きくなるほど高度なスキルが必要)に相当し、高度情報処理技術者試験に含まれます。
エンベデッドシステムとは、一般的に組み込みシステムと言われ、主に家電や自動車、航空機、医療用機器などの様々な製品に組み込まれたコンピューターシステムのことです。
本体だけでは動かない機械・機器に、システムを組み込むことによって動作や制御を行います。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の資格が活かせる職業には、主に組み込みエンジニアやIoT系エンジニアがあげられます。
【エンベデッドシステムスペシャリストの仕事内容】
・システムの製品企画/設計書や仕様書の作成
・システム/ハードウェア/ソフトウェアの設計や
・開発(プログラミング)
・システムテスト
・運用/保守
・トラブル対応などのアフターサポート
では、正社員を含む日本のエンベデッドシステムスペシャリストの平均月収・年収についてみていきましょう。
(出典:エンベデッドシステムスペシャリストの求人の給与)
2022年1月現在「求人ボックス」によると、エンベデッドシステムスペシャリストの平均年収は525万円(月収約43万円)です。
またフリーランスの場合はどうでしょうか。
「フリーランススタート」を参考に、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格が最も活かせるフリーランス組み込みエンジニアの単価について調べました。
職種名 |
平均年収 |
中央値年収 | 最高年収 |
最低年収 |
---|---|---|---|---|
フリーランス組み込みエンジニア |
698万円 |
660万円 |
2,160万円 |
288万円 |
上表は年収ですが、月額単価に換算すると平均単価は58.2万円、中央値単価は55万円、最高単価は180万円、最低単価は24万円です。
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ここでは、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の詳細について見ていきます。
【試験会場】
全国主要都市
※試験地の詳細はこちらより確認できます。
【試験日程】
2022年10月予定
(参考:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験:各試験のスケジュール)
【試験受験手数料】
7,500円(税込)
受験手数料は5,700円でしたが、以下の時期より上記7,500円に改定されています。
・筆記により実施する試験区分 令和3年度秋期試験から適用
・CBT方式で実施する試験区分 令和4年(2022年)4月から実施する試験に適用
午前I |
午前II |
午後I |
午後II |
|
---|---|---|---|---|
試験時間 |
9:30~10:20 |
10:50~11:30 |
12:30~14:00 |
14:30~16:30 |
出題形式 |
多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式(選択問題あり) |
記述式 |
記述式 |
出題数 |
30問 | 25問 | 3問 |
2問 |
解答数 |
30問 | 25問 | 2問 |
1問 |
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験では、以下の内容が問われます。
【午前】
【午前Ⅰ】
午前Ⅰの試験はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の中から出題されます。
テクノロジ系で出題される内容は、応用数学や情報理論などの基礎理論やデータ構造やプログラミング、アルゴリズム。
他にも、入出力装置などのコンピュータ構成要素やシステム構成要素の内容が出題されます。
ITにおけるソフトウェアやハードウェアに関連する問題やインターフェイス、トランザクション処理などのデータベースなどの基本的問題も出題されます。
【午前Ⅱ】
①コンピュータシステム
出題分類 |
詳細 |
---|---|
コンピュータ構成要素 |
プロセッサ、メモリ、バス、入出力デバイス、入出力装置など |
システム構成要素 |
システムの構成、システムの評価指標など |
ソフトウェア |
オペレーティングシステム、ミドルウェア、ファイルシステム、開発ツール、オープンソース、ソフトウェアなど |
ハードウェア |
ハードウェアなど |
②技術要素
出題分類 |
詳細 |
---|---|
ネットワーク |
ネットワーク方式、データ通信と制御、通信プロトコル、ネットワーク管理、ネットワーク応用など |
セキュリティ |
情報セキュリティ、情報セキュリティ管理、セキュリティ技術評価、情報セキュリティ対策、セキュリティ実装技術など |
③開発技術
出題分類 |
詳細 |
---|---|
システム開発技術 |
システム要件定義・ソフトウェア要件定義、設計、実装・構築、統合・テスト、導入・受入支援、保守・廃棄など |
ソフトウェア開発管理技術 |
開発プロセス・手法、知的財産適用管理、開発環境管理、構成管理・変更管理など |
④経営戦略
出題分類 |
詳細 |
---|---|
ビジネスインダストリ |
ビジネスシステム、エンジニアリングシステム、e-ビジネス、民生機器、産業機器など |
【午後】
①組込みシステムの設計・構築に関すること
・IoTを含む関連技術の動向及び適用可能性を基にした開発システムの機能要件の分析や機能
・ソフトウェア・ハードウェアの仕様
・システムアーキテクチャやリアルタイム、機能安全、高信頼性、保守性、環境安全、セキュリティ、省電力、開発環境などの設計及びテスト手法の検討など
②組込みシステムのソフトウェア設計に関すること
・IoTを含む関連技術の適用可能性の吟味とプラットフォームの利用
・リアルタイムOSの応用
・デバイスドライバ、タスク、共有資源、ソフトウェア方式・詳細などの設計
・ソフトウェアの実装・仕様
・ソフトウェアコード作成とテスト
・ソフトウェア結合テスト
・システム確認テスト
・構成管理、変更管理など
③組込みシステムのハードウェア設計に関すること
・IoTを含む関連技術の適用可能性の吟味とプラットフォームの利用
・ハードウェアの仕様の分析
・MPU又はMCUの選択
・システムLSIの吟味
・高位ハードウェア設計言語の活用
・ハードウェアアーキテクチャやメモリ階層、有線・無線の通信インタフェースの設計
・周辺デバイスの検討
・ハードウェア構成要素の性能評価
・故障解析
・ヒューマンインタフェースの検討
・システム確認テスト
・EMC評価
・セキュリティ/不具合対策
・開発及び試験環境の構築、電気・機械まわりの問題検討など
④保守に関すること
・IoTを含む関連技術の適用可能性の吟味
・ソフトウェア仕様書/ハードウェア設計書に基づく保守容易化設計や保守計画の作成、リモートメンテナンス、状態監視保守、定期保守、保守作業の記録と構成管理など
なおエンベデッドシステムスペシャリスト試験の出題内容の詳細は、以下のファイルをご確認ください。
【詳細|エンベデッドシステムスペシャリスト試験:試験要綱(38ページ)】
ここでは、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の受験者数・受験者層・合格率について見ていきます。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公式に掲載している「統計情報」を基に、平成29年〜令和3年までの過去5年間におけるエンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の受験者数・受験者層・合格率について調べてみました。
【エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験(春期・秋期)】
受験者数(人) |
合格者数 (人) |
合格率 (%) |
|
---|---|---|---|
平成29年度 |
3,394 |
607 |
17.9 |
平成30年度 |
3,461 | 616 |
17.8 |
令和元年度 |
3,653 | 585 |
16.0 |
令和2年度 |
1,962 | 321 |
16.4 |
令和3年度 |
2,185 | 400 |
18.3 |
(参照:令和3年度情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表)
過去5年間において、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の平均合格率は17.2%という結果になりました。
この数値だけを見ると、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験は非常に難しい部類の試験だと推測されます。
しかし、年度や出題問題によっても合格率にばらつきがあるため、あくまで目安として考えておきましょう。
また令和2、3年度に関しては、受験者数や合格者数が例年より少ないです。
これは、新型コロナウイルスの影響に伴い、受験できる方が一定期間少なくなってしまったことが影響したと推測されます。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験は秋期試験であり、2022(令和4)年は10月(秋期)と予定されています。
申し込み手順などは、まだ公式に掲載されていないため、ここでは参考までに前回試験(令和3年10月10日実施の秋期試験)の申し込み手順について記述します。
【エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の申し込み手順】
①インターネットにて申込み
※公式ホームページにアクセスして案内書の参照
②ホームページで受験の申込み (7月27日(火)~8月6日(金)18時)
※申込画面にアクセスし、申込手順に従って受験者本人が必要事項を入力(受験手数料 7,500円)
※クレジットカード決済やペイジー(Pay-easy)による払込み、コンビニ利用による払込み可能
③申込後の申込内容の変更 (7月27日(火)~ 8月10日(火)12時)
④受験票の発送 (9月24日(金))
⑤受験 票再発 行受付 期間 (9月30日(木)~10月5日(火))
⑥試験日 (10月10日(日))
⑦合格発表(12/17(金)正午)
⑧合格証書交付(随時2022年1月7日予定)
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の有効期限はありません。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験は、情報処理技術者試験のレベル区分(1〜4)でも最高峰のレベル4に設定されています。
また合格率は17%前後で、難易度はかなり高く、難易度は情報技術系の資格の中でも簡単に取得できる資格ではないと言えるでしょう。
出題範囲は非常に幅が広く、コンピュータ構成要素やシステム構成要素、ネットワーク、セキュリティなどの基礎知識(基礎といっても内容は高度)に始まり、組込みシステムの設計・構築、ソフトウェア/ハードウェア設計などの専門知識などが問われます。
そのため、すでにエンジニアとしてある程度スキルやノウハウがある人でなければ難解な問題が多いです。
上記の考察から、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験はITエンジニアなど実務経験があり、ある程度の知識を要していないと合格が難しいと言われており、合格には経験者の場合で1日3時間の勉強を540時間(約半年程度)要すると言われています。
しかし、これはあくまで目安の時間です。
各々のエンジニアスキルやノウハウによって大きく異なるため、あくまで参考程度に考え、勉強時間に、必ず余裕を持っておきましょう
なお、エンジニア実務未経験の方は、まず基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの試験から資格取得を目指しましょう。
ここでは、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格取得のメリットについて4点解説します。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格を取得すると、IT系企業に就職しやすいです。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)は、ITに関する資格の中でも難易度が高い資格です。
資格取得者は組み込みエンジニアとして、高度な知識とスキルを客観的に示せるため、IT系企業への就職を有利に進めることができます。
またエンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験は、既存の組み込みシステムだけでなく、IoTやAI、ビッグデータなどの先進技術を活用した組み込みシステムにも対応できるため、業種を問わず必要とされる機会が多く、一般的なエンジニアよりも、多くの業界・企業で活躍できるでしょう。
エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の勉強をすると、組み込み系の基礎知識が身に付きます。
例えば、組込みシステムの設計・構築や組込みシステムのソフトウェア/ハードウェア設計、運用・保守のやり方、プログラミングの基礎知識や専門用語などが身に付きます。
特に、組み込みエンジニアとして将来の出世やキャリアアップを目指している方であれば、エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験は取得する価値のある資格と言えるでしょう。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験に合格すると、資格手当や報奨金を貰えます。
貰える額は企業によって異なりますが、資格手当や報奨金の相場は1万〜2万円と言われています。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格を保有していると、情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部(共通的知識を問う午前Ⅰ試験)が免除され、午前Ⅱ試験から受験することができます。(資格を保有した年度から2年間の間、有効)
一部、免除対象となる条件(いずれか一つでも満たせばOK)は以下です。
①応用情報技術者試験(AP)に合格
②情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
③情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる
試験免除の具体的な申請方法については、公式ホームページをご確認ください。
ここでは、エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格取得のデメリットについて解説します。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験は、情報処理技術者試験のレベル区分(1〜4)でも最高峰のレベル4に設定されています。
また合格率は17%前後で、難易度はかなり高く、難易度は情報技術系の資格の中でも簡単に取得できる資格ではないと言えるでしょう。
出題範囲も組込みシステムの設計・構築や組込みシステムのソフトウェア/ハードウェア設計、運用・保守のやり方、プログラミングの基礎知識や専門用語など専門分野が多く、すでにエンジニアとしてスキルやノウハウがある人でなければ難解なものばかりです。
そのため、ITエンジニアなど実務経験があり、ある程度の知識を要している場合でも最低1日3時間の勉強を半年、未経験者であればそれ以上の勉強時間の確保は必須です。
しかし、これはあくまで目安の時間です。
培ってきたスキルやノウハウによって大きく異なるため、あくまで参考程度に考え、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の合格を目指しましょう。
ここでは、エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験合格のためのおすすめ参考書3選について解説します。
(出典:Amazon)
【おすすめポイント】
・エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験で重要な分野の技術解説を近年の出題傾向に合わせて大幅改訂
・午前II演習として、再出題される可能性が高い過去問100問を厳選収録
・午後I/午後II試験の解答テクニックを徹底解説
・刊行後に実施予定の令和2・3年度試験についてはWebでダウンロードできる
(出典:Amazon)
【おすすめポイント】
・エンベデッドシステムに関する知識量を確認するための分野別Web確認テストがある
・本試験の過去問題の徹底解説が掲載されているため、傾向と対策、解法を理解できる
・オリジナル「実力診断テスト」で、本試験の模擬試験が受けられる
・令和2年度試験の分析し、直近3期分の本試験問題と詳細な解答・解説を収録している
(出典:Amazon)
【おすすめポイント】
・試験制度の概要やエンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の出題ポイントが掲載されている
・午前Ⅱ対策では、演習問題/解説を通して、午後Ⅰ・午後Ⅱ試験につながる専門知識が効率的に身に付くように工夫されている
・関連知識やコラムが充実しているため、組み込みシステムの理解に必要なハードウェアやソフトウェアの知識/理解が深まる
・午後I/午後Ⅱの全22問の演習問題で完全対策できる
公式サイト(IPA)に掲載されている過去問もおすすめです。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格を取得する際、自分のペースで勉強したい場合は独学で勉強することも1つの選択肢です。
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験は、過去問が公式サイトで公開されています。
現状自身のIT知識がどのくらいか判断できかねる方は、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の過去問を実際に解いてみましょう。
間違えた問題を振り返り、足りない知識を補うことで、IT知識が向上します。
今回は、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験を現在勉強している/今後勉強する予定の方に向けて、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の概要や取得するメリット・デメリット、合格に向けた対策などについて詳しく解説してきました。
・エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験とは、エンベデッドシステムの知識やスキルが一定水準以上であることを認定する国家試験です。
→情報処理技術者試験のレベルにおいてレベル4に設定されています。
・エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格取得のメリットは、以下の4点
①IT系企業に就職しやすい
②組み込み知識が身に付く
③資格手当や報奨金を貰える
④他の高度試験及び支援士試験の一部免除
・エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格取得のデメリットは、以下の1点
①勉強時間を確保する必要がある
→ITエンジニアなど実務経験があり、ある程度の知識を要している場合でも540時間(1日3時間を約半年間)程度掛かる
・エンべデッドシステムスペシャリスト(ES)試験合格のためのおすすめ参考書は以下の3選
①情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト 2021~2022年版
②2021 エンベデッドシステムスペシャリスト 総仕上げ問題集 (総仕上げ問題集シリーズ)
③エンベデッドシステムスペシャリスト 「専門知識+午後問題」の重点対策 第5版 (重点対策シリーズ)
・公式サイト(IPA)に掲載されている過去問もおすすめ
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の資格を保有しているだけで、組み込みシステムや組み込みエンジニア職のプロフェッショナルだということをアピールできます。
近年、さまざまな業界でIoT技術が用いられるようになってきています。
そのため、今後ますますエンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験の需要は高くなることが予想されます。
今後IT業界への就職や活躍を検討している方は、エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)試験に、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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