システム監査技術者試験とは?合格率を含む試験の詳細や勉強対策やおすすめ参考書/サイトを解説

資格

2022.03.03

システム監査技術者試験とは、企業の抱える目標達成に寄与するために、システムに関連するリスクを把握・分析して評価できる知識とスキルを証明する国家資格のこと。
情報処理技術者としての誇りと理念を持ち、IT業界全体の発展に寄与することが求められます。

システム監査技術者試験は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が定義している「高度な知識・技能レベル」の国家試験をクリアしなければ、資格を取得したことにはなりません。

原則として、企業内の監査役から外れた立ち位置でシステム全体の点検や検証・評価などを行うことから、高度なIT知識や技術を身につけることが重要です。

そんなシステム監査技術者試験は、2021年度合格率が16%と極めて難易度の高い国家資格です。
そのため、IT関連の基礎知識だけでなく、応用分野にも精通していなければ試験を突破することは難しいでしょう。


本記事では、システム監査技術者試験の特徴や難易度などについて解説しています。
また、試験に合格するために目安にする勉強時間やおすすめの参考書などについても紹介しています。


ぜひ、最後までご覧ください。

<目次>
1.システム監査技術者試験とは
システム監査技術者の業務内容とは
2.システム監査技術者試験試験の詳細
システム監査技術者試験の試験会場・日程・受験料
システム監査技術者試験の試験時間・出題形式・出題数
システム監査技術者試験の出題内容
システム監査技術者試験の受験者数・合格率・難易度
システム監査技術者試験の申し込み手順
システム監査技術者試験の有効期限
システム監査技術者試験の勉強時間
3.システム監査技術者試験の資格取得のメリット
システム監査やITガバナンスの知識が身につく
IT系企業に就職しやすい
資格手当や報奨金を貰える
他の高度試験及び支援士試験の一部免除
4.システム監査技術者試験の資格取得のデメリット
勉強時間を確保する必要がある
5.システム監査技術者試験合格のためのおすすめ参考書
おすすめ参考書①:システム監査技術者 合格論文の書き方・事例集 第6版 (合格論文シリーズ) 
おすすめ参考書②:情報処理教科書 システム監査技術者 2021~2022年版
おすすめ参考書③:2021 システム監査技術者 総仕上げ問題集 (総仕上げ問題集シリーズ)
6.システム監査技術者試験を合格するには過去問も解こう!
7.まとめ

 

 

 

1.システム監査技術者試験とは


システム監査技術者試験とは関連画像
システム監査技術者試験とは関連画像

 

システム監査技術者試験とは、IT関連のシステムを独立した立場で点検、評価できる人材を育成することを目的とした国家資格のこと

独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が総括しており、ITに関連する高度な知識やスキルが求められます。

 

具体的には、あらゆる企業が運用する情報システムや組込みシステムなどの技術に関連するリスクを理解し、それらを自らコントロールしながら点検や検証できる知識と技術を身につけなければなりません。

そして最終的な評価をもとに、企業における目標の達成度合いや方針の方向性などを再確認し、企業にとっての利益に繋がる行動が取れる人材でなければなりません。

 

システム監査技術者試験は、このような高度なIT知識や技術を身につけた人材を育成するための試験であり、国がそれを保証する資格制度でもあります。

 

それでは、システム監査技術者試験は、どのような方が対象となるのでしょうか。

結論をいえば、年齢や受験資格は存在せず、監査対象から独立した立場で利用者への適切なアドバイスおよび改善に寄与できる方が対象となります。

 

例えば、組込みシステム開発において、外部からシステムを総合的に点検・検証したとします。

その後、監査対象の組込みシステムにおける評価から、利用者へのコントロールやガバナンスなどの改善策を提示したり適切にコントロールできるようアドバイスをします。

 

このように、システム監査技術者として適切に対処できる人材、もしくは将来的にそのような役割を担う人材が対象となります。

 

 

システム監査技術者の業務内容とは

システム監査技術者の具体的な業務内容についてみていきましょう。

システム監査技術者は、情報システムや組込みシステムの運用管理に対する改善事項や評価などの業務を遂行する役割を担います。

 

例えば、下記のような内容が挙げられます。

 

情報システムや組込みシステムの運用管理に関連する知識や技術を持ち合わせ、それらを企業の目的達成のためにリスクコントロールする役割
企業の掲げる目標達成のために、セキュリティや情報ビジネス、内部統制などの仕組みを評価する監査計画の作成
システム運用にかかる各プロセスの評価における判断基準を明確にする
システム開発における企画から保守までの一連の流れを効率よく運用できるような要件設定
監査結果に伴う報告書の作成とフォローアップ

 

このように、システム監査技術者は、高度なIT知識とスキルが求められます。

 

 

 

2.システム監査技術者試験の詳細


システム監査技術者試験とは関連画像
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システム監査技術者試験の詳細は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が公開しています。

情報処理技術者試験のなかでも「高度な知識と技能レベル」に区分されており、英語名称は「Systems Auditor Examination(AU)」。

 

年間を通して、秋期(10月)に実施されます。

ここでは、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が公式発表しているシステム監査技術者試験の詳細について解説します。

 

 

システム監査技術者試験の試験会場・日程・受験料

システム監査技術者試験の試験会場は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が公開している下図を参考にしてください。

 

【試験会場】

システム監査技術者試験とは関連画像
システム監査技術者試験とは関連画像

(引用:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_01mosikomi/04h_annaisho/04h_02.pdf)

 

コロナ禍における感染拡大防止対策により、試験会場によっては実施できないことや定員過多によって、希望する試験会場で受験することができない場合もあることを知っておきましょう。

 

【試験日程】

システム監査技術者試験の日程は、秋期(10月)のみ年1回実施されます。

令和4年(2022年)度の試験実施時期に関してはこちらからご確認ください。

 

【受験料】

システム監査技術者試験の受験料は7,500円(税込)です。

支払い済みの受験料は、原則返還できないため注意が必要です。

 

独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」もしくは経済産業省の判断で、やむなく試験を中止せざるを得ない場合は返還手続きをすることもあります。

 

 

システム監査技術者試験の試験時間・出題形式・出題数

システム監査技術者試験の試験時間は「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」と分かれています。

 

独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が公開している情報を参考にすると、午前Ⅰが50分で午前Ⅱが40分。

そして、午後Ⅰが90分、午後Ⅱが120分です。

 

時間/区分

午前Ⅰ

午前Ⅱ

午後Ⅰ

午後Ⅱ

注意事項の説明開始時間

9:15

10:35

12:15

14:15

試験時間

9:30~10:20(50分) 10:50~11:30(40分) 12:30~14:00(90分)

14:30~16:20(120分)

出題数
解答数

多肢選択式(四肢択一)
全30問出題
解答数:30問
多肢選択式(四肢択一)
全25問出題
解答数:25問
記述式
全3問出題
解答数:2問

論述式
全2問出題
解答数:1問

 

 

システム監査技術者試験の出題内容

システム監査技術者試験の出題内容は「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」で異なります。

 

【午前Ⅰ】

午前Ⅰは、IT関連の共通知識が問われます。

具体的には、テクノロジ系やマネジメント系、ストラテジ系の問題が出題されます。

 

テクノロジ系で出題される内容は、応用数学や情報理論などの基礎理論やデータ構造やプログラミング、アルゴリズム。他にも、入出力装置などのコンピュータ構成要素やシステム構成要素の内容が出題されます。

 

同時期に出題される応用情報処理技術者試験の午前問題と酷似しており、システム構成要素の問題は回答しにくい傾向があります。

このように、午前ⅠではIT全体の基礎知識が問われる問題が出題される一方で、応用技術要素を含む難問も出題されることがあるため、全体的なIT関連知識を身につけておく必要があります。

 

午前Ⅰのマネジメント系では、サービスマネジメントやプロジェクトマネジメント、内部統制などのシステム監査に関連する問題が出題されます。

また、ストラテジ系では、経営・技術戦略マネジメントや経営組織論などの時事要素を含む問題だけでなく、システム戦略・企画に関連する問題が出題されます。

 

【午前Ⅱ】

システム監査技術者試験の午前Ⅱでは、午前Ⅰの出題範囲のうち「ネットワーク」「データベース」「セキュリティ」「サービスマネジメント」「システム開発技術」「システム監査」「経営戦略マネジメント」「法務」「企業活動」の9分野から出題されます。

出題範囲が、午前Ⅰと重複することもありますが、出題される各問題の難易度が高くなります。

 

特に「システム監査」関連から出題される問題は難易度が高く、ボリュームもあることが特徴といえます。

 

【午後Ⅰ・午後Ⅱ】

システム監査技術者試験の午後Ⅰと午後Ⅱでは、午前試験と比較しても難易度が上がり、より深いシステム監査に関連する知識が問われます。

 

出題内容は午前問題と同様ですが、大きくカテゴリーをまとめると下記のとおりです。

 

情報システムや組込みシステム、通信ネットワーク関連
システム監査人としての行動関連
システム監査の実践
システム監査の関連する法律 など

 

 

システム監査技術者試験の受験者数・合格率・難易度

日本資格取得支援(JQOS)によると、2020度のシステム監査技術者試験の合格率は15.3%。

受験者数1,702名中、合格者が260名でした。

 

では、もう少しわかりやすいように過去のシステム監査技術者試験の受験者数と合格率の推移を見てみましょう。

 

システム監査技術者試験とは関連画像
システム監査技術者試験とは関連画像

(引用:https://jqos.jp/kokka/systemkansagijutusha)

 

受験者数は2019年までは一定の水準を保持してきましたが、2020年度の受験者数は新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、一気に減少に転じました。

しかし、合格率は毎年約15%を推移しており、一定の水準で推移しています。

 

システム監査技術者試験の過去5年間における受験者数と受験者数、合格率の指標を下表にまとめました。

 

開催時期

受験者数(名)

合格者数(名)

合格率(%)

2017年度

2,862

433

15.1

2018年度

2,841 408

14.4

2019年度

2,879 421

14.6

2020年度

1,702 260

15.3

2021年度

1,877 301

16.0

 

2020年度のシステム監査技術者試験の受験者数が減少しています。

コロナ禍において、IT産業のなかでも、AI技術やIoTが大きく注目を浴びました。

 

しかしその一方で、システム監査技術者試験の受験者数が減少している根源となる理由の1つに、日本国内における総人口の減少が挙げられます。

総務省統計局によると、日本の総人口は平成20年(12,808万人)をピークに年々減少しており、令和3年12月1日時点で12,547万人まで低迷しています。

 

その他、システム監査技術者試験を含む一部の高度情報処理技術者試験の受験者数が令和3(2020)年より減少しているため、試験全体に関する関心や意欲が薄まりつつあるとも取れるでしょう。

 

 

システム監査技術者試験の申し込み手順

システム監査技術者試験の申し込み方法は、以下の流れです。

 

1. 情報処理推進機構(IPA)よりのインターネット申込み
2. 申込画面から指示される手順に沿って必要事項を入力
3. 受験料の支払い(クレジットカード決済、ペイジー(Pay-easy)による払込み、コンビニでの払込み)
4. 受験票到着

 

定められた申し込み方法以外で手順を進めても、受理してもらえないことがあるため、注意してください。

 

 

システム監査技術者試験の有効期限

システム監査技術者試験における有効期限(失効期限)はありません。

高度なIT知識や能力を認定するための国家試験であり、何らかの権利が与えられる資格とは違うため、有効期限は存在しません。

 

 

システム監査技術者試験の勉強時間

筆者が実際に、システム監査技術者試験の合格者に対してどのくらい勉強時間を要したのかヒアリングしたところ、約120時間とご回答いただきました。

個人差はあるものの、IT関連の知識やスキルなどの基本を理解し実務経験を積んでいる方は、一般的には約100~150時間の勉強時間を要するようです。

 

筆者が、システム監査技術者試験と同レベルのデータベーススペシャリスト試験を受験した際にかけた勉強時間は約2,000時間でした。

これだけの勉強時間を要した理由は、IT知識を全く持たない初心者の状態から独学で情報処理技術者試験に挑戦したためです。

 

詳細に関しては基本情報技術者と応用情報技術者試験を合格するために約1,800時間(5時間/日、12ヶ月間)、さらに6ヶ月後、約200時間を費やしてシステム監査技術者試験と同レベルに位置するデータベーススペシャリスト試験を受験し、合格しています。

上記時間は筆者のものですが、現状知識や勉強の仕方など、個人差が非常に幅広いためぜひ知識として参考にしてください。

 

 

 

 

3.システム監査技術者試験の資格取得のメリット


システム監査技術者試験とは関連画像
システム監査技術者試験とは関連画像

 

システム監査技術者の国家資格を取得するメリットには、IT業界の基本的な知識やスキルが身につくだけでなく、さまざまなインフラや法整備などのトレンドの情報を獲得できることなどが挙げられます。

他にもIT系企業に就職しやすくなり、就職や転職後の処遇も改善されるケースもあることから、IT業界に携わるなら資格を取得することのメリットは大きいです。

 

ここでは、システム監査技術者試験の資格取得のメリットについて解説しています。

 

 

システム監査やITガバナンスの知識が身につく

システム監査技術者試験の資格取得のメリットとして、システム監査やITガバナンスの知識が身につくことが挙げられます

システム監査技術者として企業に勤務する場合は、社内の情報システムやネットワークインフラ、組込みシステムの稼働環境などを随時検証し、点検だけでなく評価まで行わなければなりません。

 

また、ITガバナンスを意識したリスク分散などのコントロールが必要であり、システム監査技術者として行わなければならない業務は多岐に渡ります。

情報処理技術者のなかでも、各分野に精通していなければならない職種のため、より深いIT知識とスキルが求められることから、それらの能力が身につくことは大きなメリットといえます。

 

 

IT系企業に就職しやすい

システム監査技術者試験の資格を取得することで、IT系企業に就職、転職しやすいことが挙げられます

システム監査技術者試験は、情報処理技術者試験のなかでも高度な知識や技能が問われることから、より専門的なIT関連能力が求められます。

 

そのような難易度の高い資格を取得していることで、企業側にとってもメリットが大きく、就職や転職時に採用される確率が上がります。

 

 

資格手当や報奨金を貰える

システム監査技術者試験の資格を取得するメリットとして、勤務する企業から資格手当や報奨金が貰えることが挙げられます

IT系企業では、IT関連資格に対する資格手当や報奨金などの仕組みが存在する場合があります。

 

つまり、システム監査技術者資格を取得していることで、資格手当や報奨金を獲得できる可能性があるということ。

キャリアアップも目指せるだけでなく、給与アップに繋がるなどの処遇改善が見込めるところは、大きなメリットといえます。

 

 

他の高度試験及び支援士試験の一部免除

システム監査技術者試験の資格を取得していると、情報処理技術者試験の高度試験及び支援士試験の一部免除が受けられます

2年間の縛りはあるものの、下記の条件を満たした場合に午前Ⅰが免除され、午前Ⅱから受験することができます。

 

応用情報技術者試験(AP)に合格している
情報処理技術者試験の高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰで基準点以上の得点を獲得している
情報処理技術者試験の高度試験及び情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格している

 

これらの受験は、いずれか1つでも満たせば適用されることから、資格受験にかかる負担軽減に繋がるなどのメリットがあります。

 

 

 

4.システム監査技術者試験の資格取得のデメリット


システム監査技術者試験とは関連画像
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システム監査技術者試験の資格取得には、デメリットもあります。

例えば、情報処理技術者試験のなかでも、合格率が約15%と比較的難易度が高いため、それなりに勉強時間が必要なことです。

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

勉強時間を確保する必要がある

システム監査技術者試験の資格を取得するためには、ある程度の勉強時間を確保する必要があります。

IT関連の基礎知識とスキルを持ち、実務経験がある方は約100~150時間。そして、初心者なら約2,000時間を目安にしましょう。

 

また、IT知識やスキルが乏しい方は、段階的に上位資格を目指していくほうが効率的です。

情報処理技術者試験には、レベルが存在し、難易度が異なることは前述したとおりです。

 

その中で、システム監査技術者試験の資格は「高度な知識・技術」が問われるレベルの試験に値します。

そのため、社会人として仕事をしながら、このような勉強時間を一定期間確保しなければならないことはデメリットといえます。

 

 

 

5.システム監査技術者試験合格のためのおすすめ参考書


システム監査技術者試験とは関連画像
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システム監査技術者試験は、独学でも合格することは可能です。

しかし、そのためには参考書を準備しなければなりません。

 

ここでは、システム監査技術者試験試験を効率よく対策できるおすすめの参考書を紹介しています。

 

システム監査技術者 合格論文の書き方・事例集 第6版 (合格論文シリーズ) 
情報処理教科書 システム監査技術者 2021~2022年版
2021 システム監査技術者 総仕上げ問題集 (総仕上げ問題集シリーズ)

 

それでは、各参考書の概要やおすすめするポイントについて、詳しくみていきましょう。

 

 

おすすめ参考書①:システム監査技術者 合格論文の書き方・事例集 第6版 (合格論文シリーズ) 

「システム監査技術者 合格論文の書き方・事例集 第6版 (合格論文シリーズ) 」は、論理的思考を養うことのできる問題解説と論述マイルストーンによる実践練習がコンセプトの参考書です。

論文対策も可能で、Q&Aで取りあげられているため、誰でも分かりやすく理解できます。

 

また、第2部にはITの専門家による論文が掲載されており、合格するための手法や考え方がしっかりと詰め込まれています。

 

 

おすすめ参考書②:情報処理教科書 システム監査技術者 2021~2022年版

「情報処理教科書 システム監査技術者 2021~2022年版」は、すべての問題に模範解答と分かりやすい解説が盛り込まれており、システム監査の基礎から応用までを総合的に理解できる参考書です。

短時間で重要な項目や科目の把握ができるチェックリストが付属されており、活用性も十分なことから、苦手分野の理解度が向上できるおすすめの参考書の1つです。

 

また、午後試験を重点的に分かりやすくまとめられており、直近の出題傾向から対策することができます。

 

 

おすすめ参考書③:2021 システム監査技術者 総仕上げ問題集 (総仕上げ問題集シリーズ)

「2021 システム監査技術者 総仕上げ問題集 (総仕上げ問題集シリーズ)」は、過去3年分の最新の出題傾向が分かりやすくまとめられているおすすめの参考書です。

とにかく、システム監査技術者試験に関連する直近の出題傾向を読み解きたいという方にはおすすめです。

 

情報処理技術者試験の最新情報を反映していることから、実践的なIT知識やスキルを身につけたい方や現状の実力をチェックしたい方は、参考にしてみるとよいでしょう。

 

 

 

6.システム監査技術者試験を合格するには過去問も解こう!


システム監査技術者試験とは関連画像
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システム監査技術者試験に合格するには、過去問を解くことは重要です。

その理由は、毎年の傾向として過去問題が出題されているためです。

 

特に多いのが「午前Ⅰ」「午前Ⅱ」に出題される全く同じ過去問です。

また「午後Ⅰ」「午後Ⅱ」は、全く同じ問題は出題されませんが、考え方や解法が酷似した問題が出題されることがあります。

 

いずれにせよ、システム監査技術者試験の過去問対策をしていることで、合格できる可能性は上がるため、ぜひやっておきましょう。

システム監査技術者試験の過去問は「情報処理推進機構(IPA)」「システム監査技術者過去問対策.com」で確認できます。

 

 

 

7.まとめ


今回は、システム監査技術者試験の特徴や試験概要、申し込み手順などについて解説してきました。

また、おすすめの勉強法や参考書、取得するメリットなどについても考察してきました。

 

確保すべき勉強時間などは個人差がありますが、無事に取得できればIT系企業の就職や転職、また処遇改善などで大きな恩恵を受けられるため、ぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

もちろん、システム監査技術者試験に合格後は、システム監査技術者として副業やフリーランス活動もできます。

 

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