Pythonはサーバーサイド言語として需要が高い!特徴やメリットを他言語と比較しながら解説

2023.09.21

Pythonはサーバーサイド言語として、非常に汎用的で需要が高い言語です。
しかし、実はサーバーサイド言語とは何かよくわかっていないという方も多いかもしれません。


本記事では、サーバーサイド言語の概要や代表的なサーバーサイド言語、Pythonを学ぶ方法などについて解説します。

 

 

 

1.サーバーサイド言語とは?


Python需要高い関連画像
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サーバーサイド言語とは、どのような言語なのでしょうか。

まずは、サーバーサイドエンジニアの仕事内容や、サーバーサイドとフロントエンドの違いについてご説明します。

 

サーバーサイドエンジニアの仕事内容

サーバーサイドエンジニアは、システムの本体部分を開発します。

たとえば、顧客情報などのデータ管理を行う処理、ユーザーの入力に応じた処理、他システムとの連携処理などが挙げられます。

 

ユーザー側からは見えない部分のメインとなる処理を開発するのが、サーバーサイドエンジニアの主な仕事です。

 

 

サーバーサイド(バックエンド)とフロントエンドの違い

サーバーサイド(バックエンド)という言葉をご説明するために、まずはWebシステムのサーバーサイドとフロントエンドについて解説しましょう。

ユーザー側のパソコンやスマホなどの端末が「クライアント側」と呼ばれ、Webシステムは「サーバー側」に置かれています。

 

そしてWebシステムは、サーバー側に近いサーバーサイドと、クライアント側に近いフロントエンドの2つに分かれています。

フロントエンドプログラムが制御できるのは、ユーザーが目にするWebサイトの画面です。

 

ユーザーが文字などを入力すると、フロントエンドプログラムが受け取り、その情報をサーバーサイドに送ります。

サーバーサイドプログラムは、必要に応じてデータベースにアクセスしたり処理を行ったりしてその結果をフロントエンド側に返し、フロントエンド側はサーバーサイドからの指示通りの画面を表示して、それをユーザーが見ます。

 

プログラムはサーバーサイド側とフロントエンド側の2種類を作る必要があり、Pythonはサーバーサイド側のプログラミングを行う言語です。

一方、HTML/CSSやJavaScriptなどは、Web画面を開発するフロントエンド側のプログラミング言語です。

 

 

 

2.代表的なサーバーサイド言語7つを比較


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サーバーサイド言語にはいくつかの種類がありますが、ここでは以下7つの代表的な言語をご紹介します。

 

【サーバーサイド言語の比較】

  できること 習得難易度

求人数の多さ

Python

Webアプリ開発、人工知能・機械学習開発 低い

約23,000件

PHP

Webアプリ開発 低い

約52,000件

Java

Webサービス開発、Androidアプリ開発、業務システム開発 高い

約81,000件

Go言語

Webアプリ開発 低い

約10,000件

Ruby

Webアプリ開発 低い

約28,000件

C言語、C++

スマホアプリ開発、業務システム開発 高い

約17,000件

 

Python

Pythonは書きやすく読みやすいシンプルな言語です。

また、人工知能開発の分野で注目を集めているのも特徴です。

 

Pythonのメリットには、「学習難易度が低い」「シンプルなコードを書ける」「活躍できる分野が広く汎用性が高い」などがあります。

一方、「実行速度が遅い」「インデントが必要」など文法がやや特殊ということが主なデメリットです。

 

フリーランススタートによると、Pythonエンジニアの求人数は約23,000件(2023年6月時点)ほどと多く案件に困ることはないでしょう。

Pythonがおすすめなのは以下のような人です。

 

初めてプログラミング言語を学ぶ人
人工知能や機械学習の分野に興味がある人
効率良く開発を進めたい人

 

 

PHP

PHPはWebアプリやWebサイトなどの開発に使われることが多い言語です。

シンプルでわかりやすく、HTMLに組み込むことで、Webページに動きをつけられるという機能もあります。

 

PHPのメリットには、「構文がシンプルでわかりやすい」「学習するための情報を得やすい」「フレームワークが豊富」などがあります。

デメリットは、「Web開発以外にできることが少ない」「自由度が高すぎて記述がばらつきやすい」などです。

 

フリーランススタートによると、PHPエンジニアの求人数は約52,000件(2023年6月時点)と非常に多いことがわかります。

PHPがおすすめなのは以下のような人です。

 

初めてプログラミング言語を学ぶ人
Web開発をしたい人
自由にプログラミングしたい人

 

 

Java

Javaは、大規模システム開発やAndroidアプリ開発などができる、非常に汎用性の高い言語です。

実績が豊富で、昔から根強い人気があります。

 

Javaのメリットは、「汎用性が高い」「どんなOSにも対応できる」「拡張性が高い」「実行速度が速い」などです。

デメリットとしては、「学習難易度が高い」「小規模システム開発には適さない」などが挙げられます。

 

フリーランススタートによると、Javaエンジニアの求人数は約80,000件(2023年6月時点)と非常に多いです。

Javaがおすすめなのは以下のような人です。

 

エンジニアとして活躍の場を広げたい人
大規模システムやAndroidアプリの開発をしたい人

 

 

Go言語

Go言語はGoogle社が開発した比較的新しいモダンな言語です。

Go言語のメリットとして、「処理速度が速い」「シンプルで理解しやすい」「ライブラリが豊富」などが挙げられます。

 

デメリットは、「新しい言語のため情報がまだ少ない」「Genericsや継承などの足らない機能がある」などです。

新しい言語で注目を集めていますが、これからの進化に期待したいところと言えるでしょう。

 

フリーランススタートによると、Go言語エンジニアの求人数は約10,000件(2023年6月時点)でした。

Go言語がおすすめなのは以下のような人です。

 

シンプルでわかりやすい言語を使いたい人
新しい言語を習得したい人

 

 

Ruby

RubyはWebアプリ開発に使われることが多い、日本人が開発した言語です。

「Ruby on Rails」という優秀なフレームワークが存在し、開発を効率良く行えます。

 

Rubyのメリットとして、「学習コストが低い」「優秀なフレームワークであるRuby on Railsにより開発コストを抑えられる」などがあります。

デメリットは、「処理速度が遅い」「大規模開発には向かない」などです。

 

フリーランススタートによると、Rubyエンジニアの求人数は約28,000件(2023年6月時点)となっています。

Rubyがおすすめなのは以下のような人です。

 

Web開発をしたい人
小規模な開発をしたい人
開発効率を上げたい人

 

 

C言語、C++

C言語は非常に歴史が古い言語で、C++はC言語を拡張したオブジェクト指向型言語です。

どちらも学習難易度が高いため習得は難しいですが、汎用性が高くさまざまな場面で活躍します。

 

C言語とC++のメリットは、「処理速度が速い」「汎用性が高い」「ロボット開発・IoT開発・組み込みシステム開発が得意」などです。

一方、「処理が複雑でバグを生みやすい」「古い言語のため新しい言語に活躍の場を奪われつつある」というデメリットがあります。

 

フリーランススタートによると、C言語エンジニアの求人数は約5,500件、C++エンジニアの求人数は約11,000件でした。(いずれも2023年6月時点)

C言語、C++がおすすめなのは以下のような人です。

 

さまざまな分野で活躍したい人
ロボット開発、IoT開発、組み込みシステム開発をしたい人

 

 

 

 

3.Pythonのサーバーサイド言語としてのメリット


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Pythonを学ぶメリットとは何かをご説明します。

 

圧倒的な人気・シェアを誇る

Pythonは、世界的にも圧倒的な人気とシェアを誇っています。

GitHubの2022年プログラミングシェアランキングによると、Pythonは2019年から3年連続2位を獲得しています。

 

このことからも、Pythonは利用者が多く人気の高い言語であることがわかるでしょう。

 

 

汎用性が高い

PythonはWebアプリやWebサービスの開発のほか、AI、機械学習、ゲーム開発などの幅広い分野で活躍できる言語です。

いろいろな案件の開発を行うためには、それだけ多くの言語を学ぶ必要があります。

 

しかし、Pythonは汎用性が高いため、Pythonを習得すれば多くの案件に対応できます。

1つの言語を習得するだけで多くの種類の開発を手がけられるのは、大きな魅力と言えるでしょう。

 

 

ライブラリやフレームワークが豊富である

Pythonはライブラリやフレームワークが豊富なため、開発効率がアップします。

すでに用意されているコードの集まりであるライブラリや、開発の枠組みのフレームワークがあれば、高品質な開発を効率良く進められるでしょう。

 

 

学習難易度が比較的低い

Pythonはシンプルでわかりやすいプログラミング言語なので、学習難易度が比較的低いです。

そもそもPythonは、コードの読み書きがしやすく、わかりやすいコードになるように開発された言語です。

 

ほかの言語と比べてもソースコードの記述量が少なくわかりやすいため、バグが発生する可能性も低いというメリットもあります。

 

 

バックエンドの求人数が多い

先述したとおり、フリーランスエンジニア向けの求人サイトのフリーランススタートによると、Pythonエンジニアの求人数は約23,000件でした。

バックエンド側のエンジニアの求人数としては十分な数なので、Pythonを習得すれば多くの案件を受注できます。

 

受注できる案件数が多いということは、自分に合った案件を選びやすく、良い案件を得やすいということです。

求人数が多い言語を選ぶことも、習得するプログラミング言語を選ぶ際に重要なポイントです。

 

 

 

 

4.サーバーサイド言語Pythonを効率良く学ぶ方法


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Pythonを効率良く学ぶための方法についてご説明しましょう。

 

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールに通えば、効率良くPythonを習得できます。

「講師に直接わからないことを質問できる」「周りに一緒に学ぶ人がいるため良い刺激になる」など、勉強する環境が整っています。

 

また、初心者向けや中級者向けなど、レベルに合ったカリキュラムが用意されているので、効率良く学ぶことも可能です。

ただし、スクールは受講料が高額なので、カリキュラムやテキスト、講師の評判などをしっかり調べて自分に合ったところを選ぶ必要があるでしょう。

 

 

学習用の動画やプラットフォームを活用する

Pythonの学習用動画をネット上で検索すれば、多くの動画が出てきます。

その中で、説明を聞いてわかりやすい動画やおもしろい動画を選んで学習すると、効率良く学べるでしょう。

 

また、以下のようなプログラミング学習プラットフォームを活用すれば、勉強したいポイントに絞って学ぶことも可能です。

 

 

なかには有料のサービスもあるので、サービス内容や教材を調べて自分に合ったものを選んでみてください。

 

 

簡単なWebアプリを作成する

実際にWebアプリを作成して学習することで、実践力を身につけられます。

文法や関数などの知識をテキストから得るだけでは、どのように使うのか、どのように組み合わせるのかなどの実践的な力はなかなか身につきません。

 

実際にプログラミングすることで、エラーが発生したときの対処法やコンパイル方法、環境構築方法などを深く理解できます。

そのため、テキストや動画で学びながら、実際に手を動かしてプログラミングすることをおすすめします。

 

 

独学は必ずしも効率的とは限らない

独学でPythonを学ぶのは、人によってはリスクにもなります。

たとえば、誰かと一緒に学ぶ方がやる気が出る人、先生に教えてもらった方が理解が進む人は、独学では勉強の効率が落ちてしまうおそれがあります。

 

また、人によっては「動画でプログラムの動きを見ながら学びたい」と思うこともあるでしょう。

いろいろな方法を試してみて、自分に合った学習方法で習得を目指すのがポイントと言えます。

 

 

 

 

5.まとめ


本記事では、サーバーサイド言語の概要や代表的なサーバーサイド言語、Pythonを学ぶ方法などについて解説しました。

PythonはWeb開発やAI、機械学習などの分野にも応用が利く汎用性が高い言語です。

 

Pythonを習得すれば、幅広い分野で活躍できるエンジニアになることができるでしょう。

 

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