公開日:2023.04.04
更新日:2025.01.27
フリーランススタートは2023年3月のフリーランス市場月額単価の動向調査を発表しました。
2023年3月のフリーランス案件の月額平均単価は65.8万円、さらに2023年4月4日時点での掲載案件数は589,253件です。
また、2023年3月時点での掲載案件の最高単価は210万円です。
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開発言語別の月額平均単価を見てみると上記のような結果となります。
上記に記載している開発言語に関して、月額単価の多くは2023年2月と比較して上がっています。
具体的な月額平均単価は1位「Scala」が82.1万円(前月比+1千円・0.12%増)、2位「Go言語」が78.7万円(同+3千円・0.38%増)、3位「Kotlin」が76.4万円(同+2千円・0.26%増)でした。
前月と比較した月額平均単価順位の変動について、大きく上昇したもしくは大きく下落した開発言語は見当たらなかったです。
また、前月と比較し新たに上図グラフに入った開発言語はありません。
では、月額平均単価が前月比よりも増加している開発言語を見てみましょう。
「Rust」の月額平均単価は73.3万円(前月比+7千円・0.96%増)です。
Rustはマルチパラダイムのプログラミング言語です。
RustはC言語やC++に代わるプログラミング言語を目指しており、構文はC++に類似しています。
Rustの特長としてOSやドライバなどの低レイヤーの処理が必要なソフトウェア開発ができることや安全なメモリ管理と並行性を実現していることなどが挙げられます。
「PHP」の月額平均単価は67.0万円(前月比+3千円・0.45%増)です。
PHPはWebアプリ開発などを得意とするサーバーサイドのスクリプト言語です。
PHPの特長としてオブジェクト指向に対応していることや構文がシンプルであること、ネット上での情報が豊富であり学習コストが低いことなど挙げられます。
「Swift」の月額平均単価は75.8万円(前月比+3千円・0.40%増)です。
「Swift」は2014年にApple社が発表したiOSアプリ開発に適している開発言語です。
SwiftはObjective-Cと比較しスムーズなコード記述や可読性に優れています。
またMacであれば「Xcode」をダウンロードするだけで開発に必要な環境が整うため、プログラミング初心者にも優しい開発言語です。
職種別の月額平均単価を見てみると上記のような結果となります。
上記に記載している職種に関して、月額単価の多くは2023年2月と比較して上がっています。
具体的な月額平均単価は1位「CRE」が85.2万円(前月比+2千円・0.24%増)、2位「VPoE」が84.8万円(同+9千円・1.07%増)、3位「コンサルタント」が84.7万円(同+3千円・0.36%増)でした。
前月と比較した月額平均単価順位の変動について、大きく上昇した職種は「バックエンドエンジニア」(前月17位・2位上昇)であり一方、大きく下落した職種は「Androidエンジニア」(前月14位・2位下落)です。
また、前月と比較し新たに上図グラフに入った職種はありません。
では、月額平均単価が前月比よりも増加している職種を見てみましょう。
「バックエンドエンジニア」の月額平均単価は72.5万円(前月比+1万円・1.40%増)です。
「バックエンドエンジニア」はWebサイトやWebシステムにおけるユーザーには見えない部分の開発を行なっているエンジニアを指します。
バックエンドエンジニアの仕事内容はサーバーの構築、データベース構築、システム開発・運用など広範囲です。
そのため、サーバーサイド開発で用いるプログラミング言語の経験やスキル、システム開発・運用の経験やスキルなどが必要です。
「エンジニアリングマネージャー」の月額平均単価は72.5万円(前月比+9千円・1.26%増)です。
「エンジニアリングマネージャー」はプロジェクトなどの責任者の一人で、主に技術者の支援や技術関連の運用や管理を行う職種を指します。
エンジニアリングマネージャーは技術的分野に深い知見や知識がありかつ、技術と人事の両側面からマネジメントすることが特徴の職種であるため、ITスキルからプロダクトマネジメント、経営に関する知識まで様々なスキルが必要です。
「VPoE」の月額平均単価は84.8万円(前月比+9千円・1.07%増)です。
VPoEはVice President of Engineeringの略でありエンジニアの採用・育成・評価・配置などに責任を持ち、効率的なチームビルディングをリードするエンジニア組織のマネジメント責任者のことを指します。
エンジニアの配置や体制によってプロジェクトの成長度合いが異なったり、開発工数が増減することも起こり得ますのでVPoEは組織において重要な職種です。
フレームワーク別の月額平均単価を見てみると上記のような結果となります。
上記に記載しているフレームワークに関して、月額単価の多くは2023年2月と比較して上がっています。
具体的な月額平均単価は1位「NuxtJS」が77.7万円(前月比-1千円・0.13%減)、2位「Flutter」が73.9万円(同+2千円・0.27%増)、3位「React」が73.8万円(同+2千円・0.27%増)でした。
前月と比較した月額平均単価順位の変動について、大きく上昇したフレームワークは「Backbone.js」(前月19位・6位上昇)があり一方、大きく下落したフレームワークは「SpringBoot」(前月12位・2位下落)、「AngularJS」(前月13位・2位下落)、「Symfony」(前月14位・2位下落)、「FuelPHP」(前月15位・3位下落)、「Phalcon」(前月16位・4位下落)です。
また、前月と比較し新たに上図グラフに入ったフレームワークは「Pyramid」であり、ランク外となったフレームワークは「Spring」です。
では、月額平均単価が前月比よりも増加しているフレームワークを見てみましょう。
「Backbone.js」の月額平均単価は70.3万円(前月比+3.4万円・5.08%増)です。
Backbone.jsはJavaScriptのMVCフレームワークです。
Backbone.jsの特徴として軽量であることや依存するライブラリはUnderscore.jsのみであること、他フレームワークと比較し設計の自由度が高いことなどが挙げられます。
「Next.js」の月額平均単価は73.0万円(前月比+7千円・0.97%増)です。
「Next.js」はReactをベースに開発されたReactフレームワークです。
Next.jsの特徴としてバックエンドとフロントエンドが同じサーバで動くことやサーバサイドレンダリングが使えることをはじめとし、Router機能が搭載されていることなどが挙げられます。
「ReactNative」の月額平均単価は68.1万円(前月比+6千円・0.89%増)です。
ReactNativeはFacebookが開発したオープンソースのモバイルアプリケーションフレームワークです。
ReactNativeの特徴としてクロスプラットフォーム開発に対応していることやiPhoneとAndroidの両方を動作できることなどが挙げられます。
常駐とリモートワーク別の月額平均単価を見てみると上記のような結果となります。
具体的な勤務形態の月額平均単価は「リモートワーク・在宅」が67.7万円(前月比±0円・増減なし)、「常駐」が65.2万円(同+2千円・0.31%増)でした。
リモートワーク・在宅での仕事環境や働き方を導入する企業も年々増加しています。
常駐よりもリモートワーク・在宅が高単価である要因の1つとして、成果への意識強化による生産性向上や通勤費用や採用コスト等のコスト削減などが挙げられるでしょう。
また直近半年「リモートワーク・在宅」での月額単価は変化ないですが、「常駐」の月額単価が緩やかに上昇しています。
このことから以前よりもエンジニアの需要が増している可能性が考えられます。
【2023年3月】フリーランス市場月額単価の動向調査を発表しました。
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