1.Pythonとはどんな言語？

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ここでは、Pythonでできることや学ぶメリット・デメリットをお伝えします。

 

Pythonでできること

Pythonは様々なアプリケーションの制作が可能なプログラミング言語です。

Webアプリにとどまらず、スマホアプリやデスクトップアプリ、組み込みアプリケーションなど実に多彩な種類の制作が可能です。

 

また、機械学習を使ったロボットの制作もPythonで効率的に行うことができます。

人工知能の分野は今後大きく市場を広げていくと考えられますので、その点でPythonは非常に将来性が高い言語だと言えるでしょう。

 

さらに、自動データ処理や分析などを、Pythonで進めていくことができます。

Web上にある特定のデータを自動通知したり、特定の条件に合致したものをCSVファイル形式で抽出したりと、様々な利用が考えられます。

 

加えて、Webスクレイピングによって自動でデータを収集し、データとしてまとめることなどもPythonには期待できるでしょう。

 

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Pythonを学ぶメリット

ここではPythonを習得するとどんなメリットがあるか解説していきます。

 

・Pythonはコードが読み易い

Pythonのメリットとしてまず挙げられるのは、コードの読みやすさです。

規模の大きいプログラミングを行っているとどうしてもコードが複雑になり、細かいミスも増えていきます。

 

そこで開発されたのがPythonであり、少ないコード量で簡単に、誰でも同じような構文に仕上げることができます。

そのため、Pythonは初心者でも理解がしやすく、学習に取りかかりやすい言語だと言えるでしょう。

 

 

・プログラムの実行までが速い

プログラムの実行までが速いことも、Pythonのメリットです。

Pythonはインタプリタ言語の一種であり、通常の言語に必要なコンパイルを行わなくても実行できます。

 

そのため、非常に短い時間でプログラム実行まで進めることが可能です。

さらに、Pythonにはソースコードが少ないため、細かいミスの防止や開発時間の短縮にもつながります。

 

Pythonはライブラリが充実しているため、様々な目的に合わせて適したライブラリを利用し、効率的にプログラムを進めることができるでしょう。

 

 

Pythonを学ぶデメリット

非常に扱いやすくメリットの多いPythonですが、一方でデメリットも存在します。

 

・実行速度が遅い

Pythonはインタプリタ言語かつ動的型付き言語であることから、実行速度が遅いと考えられます。

Pythonは様々な分野に対応できる言語ではありますが、高いレベルの処理速度が求められる開発には不向きだと言えるでしょう。

 

 

・インデントが必要

Pythonにはインデントが不可欠であることも、デメリットの1つだと言えます。

Pythonでは字を下げることで1つの意味のかたまりだと判断するため、インデントが不可欠です。

 

インデントが漏れるとエラーが発生しますので、注意が必要でしょう。

 

 

・Pythonは日本語のサポートが少ない

現状ではまだ日本語のサポートが少ないことも、Pythonのデメリットです。

Pythonは世界的には早い段階から人気を博してきた言語ですが、日本で活用されるようになってからはあまり日が経っていません。

 

そのため日本語で記述されているPython関係のサイトなども少なく、開発や学習において苦労する可能性はあるでしょう。

 

 

 

2.PHPとはどんな言語

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この章では、PHPでできることやPHPのメリット・デメリットをお伝えします。

 

PHPでできること

PHPは動的なWebアプリケーションを作ることに適した言語であり、以下のようなことができます。

 

一般的なWebサイトの制作には、PHPが欠かせません。

PHPはHTMLの中にプログラムを挟み込めるため、表示されるWebページと書いたプログラムとの関係が確認しやすいといえます。

 

会社ホームページやオンラインショップなどの構築に活用できる上に、世界的にシェアの高いCMSであるWordPressのプラグイン作成にも活用可能です。

CMS自体の制作にも使用可能であるため、Webサイト製作においては非常に重要制の高い言語であると言えるでしょう。

 

さらに、現在世界中にユーザーが要るFacebookやTwitterのようなSNSも、PHPを用いて制作することができます。

 

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PHPを学ぶメリット

非常に多くのサービスで活用されているプログラミング言語のPHPのメリットについて解説します。

 

・初心者にとっつきやすい

PHPは、プログラミング初心者でも学びやすい言語だと言えます。

1つのプログラムを組んでWeb上で動かすまでの工数が少なく、比較的短期間で身につけることができます。

 

PHPを使っている人は日本人にも多く、Webサイト上に比較的多くの情報がある点も、PHPを学ぶメリットだと言えるでしょう。

 

 

・汎用性の高い言語である

PHPは幅広いサービスで使われているために汎用性が高く、その分求人数も多い点は大きなメリットです。

総合して考えると、PHPは比較的手軽に学ぶことができるうえに需要があり、様々な業務に活用できるチャンスがある言語であると言えるでしょう。

 

 

PHPを学ぶデメリット

PHPは需要の高さや学習の手軽さからプログラミング初心者にもおすすめできる言語ですが、デメリットも存在します。
 

・PHPはWebアプリケーションの開発に限定される

PHPが活用できるのはWebアプリ関連に限定される点です。

PHPが学びやすいのはWebサービスという特定の目的に特化しているからでもあり、その分Web以外の分野では活用ができない言語だとも言えます。

 

 

・ソースコードにバラつきが生まれやすい

PHPは記述の自由度が高く、このことがデメリットだと感じられるケースもあります。

自由度の高さはある意味ではメリットだとも言えるのですが、プログラマーによって記述にばらつきが出やすく、保守性の低下につながる可能性があります。

 

 

・実行速度が遅い

PHPはスクリプト言語であるため、コンパイラ言語と比較すると実行速度がどうしても遅くなります。

ただし近年ではPHPの実行速度を高める取り組みが進められているため、実行速度の遅さが気になる場面は少ないかもしれません。

 

 

 

3.PythonとPHPの人気度

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日経TECHが2019年9月26日～10月18日にW行った「プログラミング言語実態調査」によると、プログラミング言語の人気ランキングは以下の通りでした。

順位	言語	得票数（人）
1位	C言語/C++	136
2位	Python	127
3位	JavaScript	110
4位	SQL	106
5位	C#	96
6位	Java	94
7位	VBA	91
8位	HTML/CSS	58
9位	PHP	42
10位	VB.NET	42

出典：日経TECH「使用している言語」

 

同調査によるとPythonは前回調査の5位から一気に2位まで順位を上げており、回答者の約3割が使用している、非常に人気の高い言語だと言えます。
また、同調査の回答を回答者の所属企業をユーザー企業とIT企業の2つに限定して整理したところ、結果は以下の通りとのことでした。

 

＜ユーザー企業（151人）＞

順位	言語	得票数（人）
1位	C言語/C++	29
2位	Python	23
3位	VBA	22
4位	PHP	10
5位	Java	9

出典：日経TECH「所属企業別の利用言語」

 

＜IT企業（210人）＞

順位	言語	得票数（人）
1位	C言語/C++	35
2位	Java	34
3位	C#	20
4位	PHP	17
5位	Python	16

出典：日経TECH「所属企業別の利用言語」

 

上記の通り、ユーザー企業とIT起業いずれにおいてもPHP・Pythonの人気は高く、需要の高い言語だということが分かるでしょう。

 

 

 

4.まとめ

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PythonはWebサービスや様々なアプリケーション制作に活用でき、初心者にも学びやすい言語です。

一方のPHPも比較的手軽に習得でき、Webサービス分野においては非常に需要の高い言語だと言えるでしょう。

 

現役プログラマーの間でもPython・PHPの人気は比較的高く、学ぶ意義の大きい言語であると言えるのではないでしょうか。

 

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