Tokyo Tyrantについて

TokyoTyrantは、TokyoCabinetのネットワークインタフェースです。TokyoTyrantはTokyoCabinetをネットワーク越しに操作できるようにしたラッパーであり、TokyoCabinetがkey-valueストアの機能(データの保存や読み出し)を搭載したデータストレージです。
TokyoTyrantは、key-valueストアに関してはmemcachedと同様ですが、TokyoTyrantサーバを停止してもデータの永続性があることが特徴です。 expiresを設定することは出来ないですが、それ以外はmemcachedと同様に扱えます。
また，TCHDB・TCTDB等の様々なデータ型があり，様々な用途に対して使い分けられることも特徴の1つです。
簡単な利用方法は，memcachedの代わりとして使用するというものです。memcached互換プロトコルが実装されているため，memcachedを使用している場合ポート番号を変更するだけでTokyoTyrantに替えることが出来ます。この動作のみで容易にデータの永続性が得られます。また，テーブルデータベースを使用すると1つのkeyに対して複数のvalueを持たせることができ，keyや任意のvalueを条件としてデータの検索も可能です。
レスポンスはRDBMSに比べて早いためアクセス数が多いテーブルTokyoTyrantのテーブルデータベースに載せ換えることも可能です。