Simulaについて

Simulaは、オルヨハン・ダールとクリステン・ニガードによってALGOL60を拡張する形で1960年代に開発されたシミュレーション用途のプログラミング言語です。
ALGOLのbegin ... endで囲まれた部分であるブロックの概念を実体的な実例として扱うことを目的として、クラス構文と対象の概念を初めて導入した言語です。
Simulaは主に北欧圏で使用されており、言語的な未成熟さもあって広く普及はしなかったが、後続言語に与えた影響は大きく、特にSmalltalkはSimula のオブジェクト概念を一般化したものです。その他C++もまた、当初はC言語にSimulaのクラスなどの仕組みを追加したものであった。