Pascalについて
Pascalは、1970年にスイスのチューリッヒ連邦工科大学のNiklaus Wirth氏がALGOLをベースに開発したプログラミング言語です。
Pascalは主に学生の教育を目的とし、C言語と同じALGOLで構成された手続き型言語であり、構造化プログラミングに適しています。Pascalはすべての変数のデータ型をコード中であらかじめ宣言して使用する静的型付け言語で、実数型・整数型・文字型・列挙型・論理型などを利用でき、組み込みのデータ構造として文字列・配列・集合型・レコード型などを備えてます。多くのPascal処理系はコンパイラによって実行可能形式に変換する方式を用いており、初期のPascalコンパイラはPascal自身によって書かれておりました。ポインタなど低レベル(ハードウェア寄り)の仕様も組み込まれ、教育用として実用的なプログラム開発にも使うことができます。
尚、Pascalにオブジェクト指向的な拡張のObject Pascalが使用されているDelphi(Windowsアプリケーションソフト開発環境)があります。