セキュリティエンジニアはリモートワークできる?リモートワーク求人・案件実情や要求されやすいスキルを解説!

リモートワーク市場動向分析

2022.08.19

会社の情報を外部から守るスキルを持つ「セキュリティエンジニア」は、今や企業にとって欠かせない役割を担っています。

セキュリティエンジニアの確保は多くの企業で進められていて、求人・案件の数も豊富となっているのです。


そんな重要な仕事を担うセキュリティエンジニアですが、近年話題となっている「リモートワークへの対応が可能なのか?」という点が気になる人も多いのではないでしょうか。


当記事では、セキュリティエンジニアがリモートワークで働けるのかについて解説します。


今現在セキュリティエンジニアとして働きながら転職を考えている方や、これからリモートワークができるエンジニアへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

<目次>
1.セキュリティエンジニアはリモートワークできる?
2.セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件実情
3.セキュリティエンジニアの年収
リモートワーク求人・案件だと年収は変化する?
セキュリティエンジニアとネットワークエンジニアの年収の違い
4.セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件獲得方法
フリーランスエージェントの活用
クラウドソーシングサービスの活用
SNSの活用
5.セキュリティエンジニアがリモートワーク求人・案件で要求されやすいスキル
セキュリティスキル
サーバースキル
ネットワークスキル
クラウド知識やスキル
6.リモートワーク求人・案件に参画する際の注意点
評価基準が成果物だけとなる
長時間労働になりやすい
情報漏洩に注意
7.まとめ

 

 

 

1.セキュリティエンジニアはリモートワークできる?


セキュリティエンジニアはリモートワークできる?関連画像
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結論から言えば、セキュリティエンジニアもリモートワークを行うことが可能です

セキュリティエンジニアは、主に「セキュリティ問題の発見・企画の提案」「設計」「実装」「テスト」「運用・保守」などが仕事になっています。

 

企業の大切な情報をウィルスや外部の攻撃から守ることが、セキュリティエンジニアの業務になるでしょう。

セキュリティエンジニアの仕事内容は、企業の情報システムに依存しているものが多いです。

 

クライアントと密にコミュニケーションを取る必要もあるため、実際に現場に出て働くことが基本となっています。

その一方で、昨今のコロナウィルスによる世界情勢の変動によって、エンジニア全体がリモートワークでの働き方を推奨されるようになってきました。

 

セキュリティエンジニアもその例に漏れず、リモートワークでの求人・案件が増えてきているのです。

近年はクラウドを中心とした作業も増えはじめ、チャットツールや業務管理ツールも普及したため、セキュリティエンジニアでもリモートワークで働きやすくなっています。

 

将来的にはセキュリティエンジニアは、リモートワークを中心に仕事をしていくことになるかもしれません。

 

 

 

 

2.セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件実情


セキュリティエンジニアはリモートワークできる?関連画像
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セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件は、毎月少しずつ増加傾向にあります。

フリーランススタートの「セキュリティエンジニアのリモートワークのフリーランス求人・案件数の推移」を参考にすると、 2021年9月でのリモートワーク求人・案件の求人数は17件でしたが、2022年8月には68件と大きく伸びています。

 

募集中の常駐求人・案件との割合で見てみると、リモートワーク求人・案件が約61.8%と高くなっているのも特徴です。

前年の常駐求人・案件とリモートワーク求人・案件率の比率では約60%、リモートワーク求人・案件は約40%でしたが、コロナの影響もあり現在では比率が逆転しています。

 

今後もコロナの影響が続いていくことやリモートワークを導入する企業も増加していく可能性が高いことを考慮すると、フリーランスのセキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件が増加していくと言えるでしょう。

 

 

 

3.セキュリティエンジニアの年収


セキュリティエンジニアはリモートワークできる?関連画像
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セキュリティエンジニアの平均年収は、求人ボックスの2022年8月データを参考にすると、正社員で約596万円となっています。

会社員エンジニアの平均年収が469万円であることを参考にすると、セキュリティエンジニアの平均年収は高い水準にあると言えるでしょう。

 

これはセキュリティエンジニアの重要性が評価されていると同時に、その仕事の責任の重さを考慮し、十分な報酬を与えることで職場への定着を促していると考えられます。

一方で、フリーランススタートのデータを参考にすると、以下の年収データを確認できます。

 

職種名

平均単価

中央値単価 最高単価

最低単価

セキュリティエンジニア

55.4万円

49万円

130万円

28万円

(参照:セキュリティエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)

 

セキュリティエンジニアの平均単価を参考にすると、平均年収は約664万円となっています。

 

正社員の平均年収と比較すると、フリーランスのセキュリティエンジニアの方が多くの年収を得られる可能性があります。

収入を重視してセキュリティエンジニアへの就職・転職を考えるのなら、正社員ではなくフリーランスという働き方がおすすめです。

 

セキュリティエンジニア求人・案件を覗いてみる↓

 

セキュリティエンジニアのフリーランス求人・案件
セキュリティエンジニアのフリーランス求人・案件

 

 

リモートワーク求人・案件だと年収は変化する?

セキュリティエンジニアの平均年収は、常駐とリモートワーク求人・案件で特別に差が出ることは少ないです。

仕事のスタイルが常駐だから、リモートワークだからといったことが理由ではなく、純粋に求人・案件の内容が平均年収に関わってくると考えられるでしょう。

 

そのため、リモートワーク求人・案件を優先したからといって、常駐求人・案件よりも年収が少なくなるといった事例は少ないでしょう。

ただし、基本的にリモートワークは残業がないため、残業代による年収アップに期待できません。

 

これまで残業代で年収を高めていた場合には、リモートワークにすることで以前より年収が下がる可能性もあるでしょう。

セキュリティエンジニアの求人・案件によっては、リモートワークを行うか選択できることもあります。

 

残業の有無などを確認し、どちらを選ぶか考えることがポイントです。

 

 

セキュリティエンジニアとネットワークエンジニアの年収の違い

セキュリティエンジニアを目指す場合には、ネットワークエンジニアの年収との違いをチェックしておくこともおすすめです。

ネットワークエンジニアは、サーバーやネットワークの保守・運用などを行うエンジニア職です。

 

セキュリティエンジニアとネットワークエンジニアの仕事には類似する点が多く、転職先として候補に挙がることもあります。

そんなセキュリティエンジニアとネットワークエンジニアの年収は、いったいどれくらいの差があるのでしょうか。

 

ネットワークエンジニアの年収は、フリーランススタートのデータを参考にすると以下のようになっています。

 

職種名

平均単価

中央値単価 最高単価

最低単価

ネットワークエンジニア

56.9万円

55万円

170万円

20万円

(参照:ネットワークエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)

 

平均単価を参考に年収を計算すると、約682万円になります。

一般的な会社員エンジニアの年収とされる平均年収469万円、会社員セキュリティエンジニアの約平均年収579万円と比較すれば、フリーランスネットワークエンジニアの平均年収は高くなっています。

 

一方で、フリーランスセキュリティエンジニアの平均年収は約664万円となっているため、ややセキュリティエンジニアの年収が少なくなっています。

セキュリティエンジニアとネットワークエンジニアの年収は前年と比較すると100万円近くセキュリティエンジニアの方が高かったので、近年市場に対するセキュリティエンジニアの価値がやや下がってきているのかもしれません。

 

 

 

 

4.セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件獲得方法


セキュリティエンジニアはリモートワークできる?関連画像
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セキュリティエンジニアがリモートワークの求人・案件を獲得するには、いくつかの方法が考えられます。

リモートワークはまだ完全に定着した働き方とは言えないため、就職・転職の方法によってはなかなか条件に見合う求人・案件が見つけられないかもしれません。

 

そこで以下からは、セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件を獲得するための方法を紹介します。

リモートワーク求人・案件をチェックするのなら、以下の3つの方法を参考にしてみてください。

 

フリーランスエージェントの活用

セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件を見つけるのなら、フリーランスエージェントの活用がおすすめです

フリーランスエージェントには、フリーランス向けの求人・案件が多数あるので、リモートワークの求人・案件も多くなっています。

 

登録時にリモートワーク求人・案件を探していることを伝えれば、該当する求人・案件を優先して紹介してもらえます。

求人・案件の検索時にも「リモートワーク可」といった条件で絞れるフリーランスエージェントが増えてきているので、求める条件のセキュリティエンジニア求人・案件を探しやすいでしょう。

 

近年の社会動向に合わせて、リモートワークの求人・案件に特化した求人サイト・フリーランスエージェントも増えてきています。

リモートワークかどうかだけでなく、希望稼働日数や稼働時間を指定して検索できるタイプのサービスも多いので、ワークライフバランスを考えた自由な働き方を実現可能です。

 

また、フリーランスエージェントは、就職・転職をサポートしてくれるコンサルタントによるアドバイスを受けることができます。

面接対策や職務経歴書の書き方を教えてくれたり、企業の詳しい状況を話してくれたりするため、はじめての転職でも安心です。

 

セキュリティエンジニアのフリーランスとして働き始める際の、強い味方になってくれるでしょう。

セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件を探す際には、いくつかのフリーランスエージェントに登録してみることからはじめてみるのがおすすめです。

 

自分に合いそうなフリーランスエージェントを探してみる→

 

 

クラウドソーシングサービスの活用

セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件を探すときには、クラウドソーシングサービスを活用することも一つの手段です

代表的なクラウドソーシングサービスはクラウドワークスランサーズなどあります。

 

クラウドソーシングサービスは基本的にリモートで仕事をする契約を結ぶため、わざわざリモートワークの可否を調べる必要がありません。

セキュリティエンジニアの仕事があれば、そのままリモートワークの環境で働けるケースが多いので、クラウドソーシングサービスもチェックしてみることがおすすめです。

 

クラウドソーシングサービスは手軽に仕事を探せるメリットがある一方、相手が本当に信頼できるクライアントかわからないというデメリットもあります。

未払いや音信不通のトラブルがあっても、自分自身で対応しなければならないのです。

 

そういったリスクがあることを理解した上で、クラウドソーシングを使用する必要があります。

 

 

SNSの活用

SNSを活用することも、セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件を見つけるきっかけになり得ます

現代では企業も積極的に公式のSNSアカウントを使っているため、セキュリティエンジニアの求人・案件をSNSプラットフォーム上で行うケースもあります。

 

そのためセキュリティエンジニアとして働いている、もしくは就職の意思があることを示すアカウントを作成しておけば、SNS経由でリモートワーク求人・案件に応募できる可能性があるのです。

SNSの場合、企業側から直接コンタクトを取ってくるケースもあります。

 

セキュリティエンジニアとしての実績を持つ場合には、スカウトされる形で就職先が決まることも考えられるでしょう。

セキュリティエンジニアとしての実績を積極的にアピールして、企業からの連絡を待つことも一つの方法です。

 

 

 

5.セキュリティエンジニアがリモートワーク求人・案件で要求されやすいスキル


セキュリティエンジニアはリモートワークできる?関連画像
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セキュリティエンジニアがリモートワークを行う際、いくつか業務時に要求されやすいスキルがあります。

セキュリティエンジニアに必要なスキルを事前に把握できていれば、リモートワークでもスムーズに仕事ができるでしょう。

 

以下からは、セキュリティエンジニアのリモートワークの際に要求されやすいスキルを紹介します。

 

セキュリティスキル

セキュリティエンジニアのリモートワーク時には、セキュリティスキルが求められます

サイバー攻撃やウィルス対策への企画を立ち上げたり、現場のセキュリティにおける問題点を発見したりするためには、セキュリティに関する知識が欠かせません。

 

セキュリティプログラミング技法、セキュリティプロトコル、OSやアプリのセキュリティなど、幅広くスキルとして習得しておくことが求められます。

セキュリティスキルの重要性は常駐でもリモートワークでも変わらず重要なものになるので、セキュリティエンジニアとして働くのなら最新の知識を身につけておきましょう。

 

 

サーバースキル

セキュリティエンジニアとしてリモートワークで働くのなら、サーバースキルも欠かせません

暗号化による安全に通信できるサーバーを実装する能力や、パソコンのOSやソフトに関する幅広い知識も求められるでしょう。

 

特にリモートワークの際には、一人で問題を解決することが求められるので、サーバーに関する基礎的な知識は自分自身でしっかりと把握しておくことがポイントです。

 

 

ネットワークスキル

セキュリティエンジニアは、リモートワークでもネットワークを構築・保守するスキルが求められます

脆弱性を早急に発見し、ネットワークのインフラセキュリティを保護する能力は養っておきましょう。

 

 

クラウド知識やスキル

リモートワークで仕事をするセキュリティエンジニアは、クラウドに関する知識も身につけておく必要があります

クラウドのデータベースを対象にした攻撃から自衛するための知識は、今後さらに重要なものとなるでしょう。

 

例えばAWSやAzureの知識などを積極的に学習して、クラウドのスキルも身につけておくことがおすすめです。

 

 

 

6.リモートワーク求人・案件に参画する際の注意点


セキュリティエンジニアはリモートワークできる?関連画像
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セキュリティエンジニアのリモートワーク求人・案件に参画する際には、いくつか事前にチェックしておきたい注意点があります。

リモートワークで働くということは、これまでの労働形態とは勝手が違ってくるので、慣れないうちはその差に戸惑うこともあるでしょう。

 

そこで以下からは、セキュリティエンジニアがリモートワーク求人・案件で仕事をする際の注意点を解説します。

 

 

評価基準が成果物だけとなる

セキュリティエンジニアがリモートワークで仕事をする場合、その評価基準は基本的に成果物だけとなります。

どれだけ長時間働いても、成果物に不備があったり、要求と違うものになっていれば、評価は下がってしまうのです。

 

リモートワークでは自分の仕事ぶりを実際の目で確認してもらうことができないため、どうしても成果物の完成度が優先されます。

そのため「どれだけ時間をかけたのか」ではなく「どれだけ成果を出せたのか」を意識することがリモートワークでは重要です。

 

 

長時間労働になりやすい

セキュリティエンジニアのリモートワークでは、長時間労働になりやすいという注意点もあります。

仕事の時間とプライベート時間の区切りが付けにくいので、気づいたら長時間労働になっていたというケースも珍しくありません。

 

そのため労働単価が想定しているよりも、低下してしまう可能性もあります。

長時間労働が続けば、生活リズムの乱れから体調を崩す原因にもなります。

 

生産性の低下にもつながるので、セキュリティエンジニアの仕事をリモートワークで行う際には、仕事の時間をきちんと管理してメリハリのある働き方を意識することがポイントです。

 

 

情報漏洩に注意

セキュリティエンジニアのリモートワーク時には、情報漏洩に最新の注意を払う必要があります。

リモートワークの際には重要なデータを取り扱うこともあるため、自分のセキュリティ環境も万全に備える必要があるでしょう。

 

ウィルス対策やパスワードの管理を徹底して、自分が原因で情報漏洩が起きないように注意が必要です。

また、情報漏洩は物理的な理由から発生する可能性もあります。

 

例えばパソコンを紛失したり、作業中の画面を誰かに見られたりといったことが原因となって、情報漏洩が起きる可能性もあるのです。

セキュリティエンジニアにもかかわらず情報漏洩をしていては本末転倒ですので、セキュリティエンジニアのリモートワーク時には、自分の仕事環境をしっかりと管理する習慣を付けましょう。

 

 

 

 

7.まとめ


セキュリティエンジニアでも、リモートワークで働ける求人・案件は増えてきています。

今後もリモートワークを中心とした形で、セキュリティエンジニアの仕事が募集されることは検討されるでしょう。

 

これからセキュリティエンジニアとして働く際には、リモートワークの仕事を積極的に探してみることもおすすめです。

 

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