公開日:2021.11.17
更新日:2025.03.24
私たちの生活の中には、さまざまな機器が存在します。
そして日常的に使用する電子機器の多くの搭載されているのが「ファームウェア」というソフトです。
ファームウェアは機器の動作に欠かせないのですが、あまり日常的にファームウェアを意識することもないため、どのようなソフトかイメージできない方も多いのではないでしょうか。
そのためこの記事では、ファームウェアの概要やソフトウェア・OSとの違い、ファームウェアが搭載されている機器などについて解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・ファームウェアの定義を調べている方
・ファームウェアとソフトウェアの違いについて知りたい方
・ファームウェアが搭載されている機器について知りたい方
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<目次>
1.ファームウェアってなに?
ファームウェアはハードウェアを制御するソフトウェア
ソフトウェアとの違い
OSとの違い
ファームウェアはBIOSが有名
2.ファームウェアが搭載されている機器
ネットワークプリンタ
無線ルーター
光学ドライブ
3.PCの調子が悪い時はファームウェアの更新がおすすめ
4.まとめ
この章では、ファームウェアの概要やソフトウェア、OSとの違いについてお伝えします。
ファームウェア(firmware)とは、ハードウェアを直接制御するために内蔵されたソフトのことを指します。
たとえばパソコンで言えば、ハードディスクを回し、情報の書き込みや読み込み、CPUでの計算、ディスプレイへの表示など、ファームウェアが様々なことをコントロールしています。
また、ROMやフラッシュメモリーなどの記憶装置に書きこまれた状態で出荷される点も、大きな特徴の1つです。
ROMにファームウェアが格納されている場合、ユーザーが書き換えすることはできず、アップデートのためにはROMそのものを交換しなければなりません。
ファームウェアはユーザーがインストールやアンインストールを行うことなく、製品の一部として特に意識せずに利用しているソフトウェアだと言えるでしょう。
ただし、意識はされませんが、ファームウェアはスマートフォンや家庭用ゲーム機など様々な機器に内蔵されています。
端的に言えば、ファームウェアはソフトウェアの一種であると定義できます。
ソフトウェアの中でも、ハードにあらかじめ内蔵されているものをファームウェアと呼びます。
通常のソフトウェアと異なり、ファームウェアは基本的にユーザーが書き換えすることを想定していません。
ただし現在ではフラッシュメモリに組み込まれているものもあり、その場合は通常のソフトウェアと同様にアップデートが可能です。
ソフトウェアとの違いは、定期的にアップデートがなされない点にもあります。
そのため自分でアップデート情報を確認し、都度アップデートを実施しなければなりません。
ただしファームウェアをアップデートする機会は、重大な欠陥が見つかった場合など、極限定的です。
OS(Operating System)とは、ユーザーがデバイスを操作するために搭載されているソフトウェアです。
ユーザーがデバイスを扱う際、より直感的に操作できる画面を備えています。
OSならば他のソフトウェアを操作したり、ソフトウェアのインストール・アンインストールすることも可能です。
OSとファームウェアの違いを端的に言うと、ファームウェアはユーザーが特に意識しないソフトウェア、OSはユーザーが扱うためにあるソフトウェアです。
OSは機器を扱うためにユーザーが扱いますが、ファームウェアをユーザーが意識するのは、ファームウェアのアップデートをする時だけです。
ファームウェアとして最も有名なのは「BIOS(バイオス)」でしょう。
BIOSはパソコンのマザーボードに組み込まれているファームウェアであり「Basic Input Output System」の略称です。
デスクトップかノートかを問わず必須のプログラムであり、OSが起動するタイミングで、CPUをはじめとするパソコンの主要機能を管理・制御しています。
パソコンのOSが立ち上がる前のコントロールに関わるファームウェアであり、ハードディスクをはじめとした装置の制御を行います。
パソコンの電源を入れた際、BIOSがOSの起動プログラムを読み込むことで、WindowsなどのOSが立ち上がります。
ここでは、ファームウェアが搭載されている主な機器を紹介します。
LAN接続や無線LAN接続ができるネットワークプリンターには、ファームウェアが搭載されています。
ユーザーがメーカーの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードし、インストールをする必要がある機器もあります。
ファームウェアの状態によっては、印刷時に詰まってしまうなどの動作不良が発生する可能性があります。
ちなみに、ハブを除いてLAN接続に関連する機器には、ファームウェアが内蔵されていることが多数です。
たとえばNASと呼ばれるネットワークディスクや、LAN接続・無線LAN接続のネットワークカメラなどにもファームウェアが内蔵されています。
無線ルーター(Wi-Fiルーター)も、ファームウェアが内蔵されている代表的な機器の1つです。
無線ルーターを設置するときには、ファームウェアのアップデートが必須です。
ルーターはネットワークの出入り口という重要な役割をになっているため、何よりもセキュリティ性能が重視されるからです。
その際、ユーザーはOSを通じてルーターを操作し、手動でファームウェアのアップデートを実施します。
ルーターには手動更新だけでなく、自動で更新できるように設定できる機器もあります。
また、回線業者のルーターや市販されている優先のルーターにも、基本的にファームウェアは使用されています。
ほとんどのパソコンに内蔵されている光学ドライブにも、ファームウェアは内蔵されています。
光学ドライブは、パソコンでCDやDVDを再生するために必要です。
また、ハードディスクや、SSD(ソリッド・ステード・ドライブ)にも、ファームウェアが組み込まれています。
ファームウェアの更新はあまり頻繁に行いませんが、パソコンの調子が悪いと感じた場合には、ファームウェアの更新がおすすめの方法です。
近年におけるネットワーク機器の大規模な普及により、新たな規格に対応するためにファームウェアが更新されることもあります。
そのためメーカーサイトで新たなファームウェアの更新されていないかを確認し、アップデートできれば不具合が解消されることもあるのです。
特に手動で更新を行う機器であれば、メーカーサイトを定期的地チェックし、最新バージョンのファームウェアに更新してみましょう。
また、不具合改善策といえば、Wi-Fiにおいてもファームウェア更新は効果的です。
ファームウェアとは、ハードウェアを直接制御するために内蔵されたソフトのことを指します。
ソフトウェアの一種ではありますが、ファームウェアは基本的にユーザーが書き換えすることを想定していません。
パソコンに内蔵されているBIOS(バイオス)や光学ドライブ、無線ルーターなど、さまざまな機器に内蔵されており、重要な制御を担うソフトです。
もしパソコンの調子が悪ければ、ファームウェアを更新してみても良いかもしれません。
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