アートディレクターの年収は?アートディレクターの仕事や年収アップに必要なスキルを解説

市場動向分析

2021.07.26

アートディレクターと聞くと、平均年収や最高年収はどのぐらいなのか、具体的な仕事内容がよく分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT/Web業界では深刻な人手不足に陥っています。

その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。

そんな今回はアートディレクターという職種に絞り、アートディレクター年収の詳細(平均年収や最高年収)、アートディレクターの仕事内容、アートディレクターの年収アップに必要なスキル、アートディレクター年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るアートディレクターのニーズ、アートディレクターの将来性について詳しく解説していきます。


特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。

・アートディレクターの年収を知りたい方
・アートディレクターとして既に活躍をされている方
・アートディレクターを将来的に検討している方
・アートディレクターに興味/関心がある方
・アートディレクターの年収について深く理解をしたい方
・デザインなどのクリエイティブ系に興味/関心がある方

 

 

 

1.アートディレクターの仕事内容


アートディレクター年収関連画像
アートディレクター年収関連画像

この章では、アートディレクターの仕事内容について解説していきます。

 

アートディレクターは広告、Webサイト、パッケージなど、ビジュアルデザインの指揮をとるクリエイティブチームの統括者を指します

広告代理店、デザイン事務所、出版社、企業の広告宣伝部門などに所属することが多いです。

 

アートディレクターの仕事内容は、クライアントや自社プロデューサーと企画構想や方向性、コンセプトを決めます。

その後最適なビジュアルデザインを考えデザイナー、コピーライター、カメラマンなどに共有します。

 

さらに撮影現場での立ち合い、デザイナーが上げてきたものの確認などを行い最終的にクオリティの高い作品に仕上げていきます。

アートディレクター自身で手を動かし、デザインすることはあまりなく、CGデザイナーやイラストレーター、コピーライター、CMディレクターなど、多くのメンバーと連携し、イメージしたビジュアルを具現化していきます。

 

統括者としてのコミュニケーション能力やアイディア力、企画力、スケジュール管理能力、クライアントへの説明能力など、幅広い知識やスキルを必要とします。

 

 

 

2.アートディレクターの年収


アートディレクター年収関連画像
アートディレクター年収関連画像

この章では、アートディレクターの年収を解説していきます。

また、アートディレクターの最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。

 

フリーランスのアートディレクターの年収詳細です。

職種名 平均年収 最高年収 最低年収
アートディレクター 750万円 1,140万円 360万円

 

アートディレクターの平均年収が750万円、アートディレクターの最高年収が1,140万円、アートディレクターの最低年収が360万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)

フリーランスのアートディレクターの年収詳細は下記フリーランスのアートディレクターの月額単価を年ベースで算出したものです。

 

フリーランススタート アートディレクターのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、アートディレクターの平均月額単価が62.5万円、アートディレクターの中央値月額単価が60万円、アートディレクターの最高月額単価が95万円、アートディレクターの最低月額単価が30万円となっています。

 

会社員の年収を見ていきましょう。

 

まず、会社員全体の平均年収は479万円と言われています。

会社員の年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。

 

20代の平均年収が345万円
30代の平均年収が442万円
40代の平均年収が507万円
50代以上の平均年収が622万円

 

次に会社員のアートディレクターの平均年収を見ていきましょう。

 

会社員のアートディレクターの平均年収は480万円と言われています。

会社員全体の平均年収を比較すると会社員のアートディレクターの方が低く、30〜40代の会社員の平均年収内であることがわかりました。

 

また、フリーランスのアートディレクターと会社員のアートディレクターと比較してみると、フリーランスのアートディレクターの方が270万円程(約1.6倍)年収が高いという結果が分かりました。

アートディレクターとして活躍をするのであれば、会社員のアートディレクターよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのアートディレクターをおすすめします。

 

アートディレクターとしてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓

 

アートディレクターのフリーランス求人・案件
アートディレクターのフリーランス求人・案件

 

 

 

3.アートディレクターの年収アップに必要なスキル


アートディレクター年収関連画像
アートディレクター年収関連画像

この章では、アートディレクターの年収アップに必要なスキルを解説します。

アートディレクターとして必要なスキルを持ち合わせていることにより、高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。

 

また、今後アートディレクターとして仕事に参画する方も参考にしていただき、ぜひ高年収を獲得するためにお役立てください。

 

Webデザインの知識

アートディレクターにとって年収アップに必要なスキルは、Webデザインの知識です

サイトの要件に合わせワイヤーフレームを作成するのは、アートディレクターとして大切や役目です。

 

細かいデザインはWebデザイナーが担当するとしても、基礎的なWebデザインの知識は求められます。

ワイヤーフレームを作成するため、PhotoShop、Illustrator、Adobe XDやSketchなどのデザイン関連ツールを使いこなすスキルを身に付けましょう。

 

 

UI/UXに関する知識/スキル

アートディレクターにとって年収アップに必要なスキルは、UI/UXに関する知識/スキルです

Webサイトにおいて、ビジュアルデザインだけでなく、わかりやすさや操作性が重要です。

 

ユーザーが心地良くサイトを利用することができるように、UI/UXを意識したサイトを制作する必要があります。

アートディレクターはサイトの方向性を決める責任者であるため、UI/UXについての知識や理解が必要でしょう。

 

 

コミュニケーションスキル

アートディレクターにとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです

アートディレクターは、仕事の中で、多くの方とコミュニケーションを取ります。

 

クライアントからのヒアリングでは、デザインコンセプトを決定するため、本質的な情報が必要です。

デザイン案をクライアントにプレゼンする際、プレゼン能力も要求されます。

 

また、クライアントの要求事項やデザインコンセプト、制作上の指示などをメンバーに伝える際、誰でもわかりやすいように説明することが重要です。

そのため、アートディレクターにとってコミュニケーションスキルは必須です。

 

 

マネジメントスキル

アートディレクターにとって年収アップに必要なスキルは、マネジメントスキルです

アートディレクターとして、予算と時間内で、作品のクオリティをベストな状態にする必要があります。

 

つまり限られたコスト・人員・時間内でリソースを効率的に管理したりコントロールできるスキルが必要となるでしょう。

スケジュールの策定・進行管理はもちろん、スタッフの選定や負荷分散の視点も重要なポイントです。

 

 

 

4.アートディレクターの年収アップにおすすめの資格


アートディレクター年収関連画像
アートディレクター年収関連画像

この章では、アートディレクターの年収アップにおすすめの資格を解説していきます。

アートディレクターになるためには様々なスキルが要求されるため、アートディレクター関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。

 

Illustratorクリエイター能力認定試験

Illustratorクリエイター能力認定試験は、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催のAdobe社が提供するIllustratorを使った、コンテンツ作成能力を認定する試験です。

Illustratorクリエイター能力認定試験には、スタンダードとエキスパートの2種類あります。

 

Illustratorの知識を証明できる認定試験であるため、アートディレクターとしておすすめの資格です。

 

 

Photoshopクリエイター能力認定試験

Photoshopクリエイター能力認定試験は、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催のクリエイターとして必要な写真・画像の加工編集スキルを証明するための認定試験です。

Photoshopクリエイター能力認定試験は、スタンダードとエキスパートの2種類あります。

 

Photoshopクリエイター能力認定試験は、PhotoShopの操作方法の習得以外にも、与えられた課題を的確に行う実行力を身に付けられる試験です。

そのため、アートディレクターとして取得しておきたい資格の1つです。

 

 

アドビ認定エキスパート(ACE)

アドビ認定エキスパート(ACE)は、Adobe社が実施しているソフトに関する知識やスキルがあることを証明する資格です。アドビシステムズ認定の世界共通資格です。

アドビ認定エキスパート(ACE)には、単一製品認定、スペシャリスト認定、マスター認定の3つの認定レベルがあります。

 

Adobe社のソフト普及率は高く、デザイン現場でも頻繁に活用されることが多いため、アートディレクターとしておすすめの資格です。

 

 

DTPエキスパート認証試験

DTPエキスパート認証試験は、日本印刷技術協会(JAGAT)により運営されている認定試験です。

DTPエキスパート認証試験は、DTPエキスパートとDTPエキスパート・マイスターの2段階制です。

 

印刷基礎知識やDTP知識などのDTPに関する総合的な知識/スキルを習得できるため、アートディレクターとして、取得しておいても良い資格でしょう。

 

 

 

5.フリーランス求人・案件数から見るアートディレクターのニーズ


アートディレクター年収関連画像
アートディレクター年収関連画像

この章ではフリーランス求人・案件数でアートディレクターのニーズを解説していきます。

フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、アートディレクターは118件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)

 

2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は201,467件です。

アートディレクターのフリーランス求人・案件を占有率は約0.1%ということが分かります。

 

上記結果により、アートディレクターのフリーランス求人・案件と占有率は少なからず存在するため、IT/Web市場にアートディレクターのニーズがあると言えるでしょう。

 

 

 

 

6.アートディレクターの将来性


アートディレクター年収関連画像
アートディレクター年収関連画像

この章ではアートディレクターの将来性について解説します。

アートディレクターのニーズは今後、安泰していくでしょう。

 

アートディレクターのニーズが安泰していくな理由として、フリーランススタートでアートディレクターのフリーランス求人・案件が一定数存在することが挙げられます。

アートディレクターのフリーランス求人・案件数は118件です。

 

フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもアートディレクターのフリーランス求人・案件は一定数存在するため、ニーズがあることが分かります。

 

IT市場を分析し、アートディレクターのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。

 

2018年、日本国内におけるBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は18兆円で、前年(2017年)の16.5兆円と比較し8.96%の伸び率となっています。

特にEコマース市場では、近年スマートフォン経由の利用が急速に拡大しています。

 

BtoC-EC市場の物販分野におけるスマートフォン経由の取引規模は3兆6,552億円と、前年に比較して6,462億円(21.5%)の増加しています。

これはBtoC-EC市場の物販分野の規模は9兆2,992億円に対して、全体の39.3%に相当します。

 

今後もEコマースの市場規模は拡大していくことが見込まれています。

 

2019年に野村総合研究所が発表したレポート「ITナビゲーター2020年版」によると、2018年時点で約18兆円だったBtoC-EC市場は、2025年に27.8兆円に成長するとの予測です。

また、株式会社サイバーエージェントは2019年12月、動画広告に特化した研究機関であるオンラインビデオ総研において株式会社デジタルインファクトと共同で、国内動画広告の市場動向調査しています。

 

その結果によると2019年の動画広告市場規模は、昨年対比141%となる2,592億円に達する見通しとのことです。

モバイル動画広告需要は昨年対比147%の2,296億円に達し、動画広告需要全体の89%を占める見込みとのことです。

 

今後もスマートフォン動画広告が動画広告需要全体の成長をけん引し、2023年には5,065億円に達すると予想されます。

 

なお、AI(人工知能)、IoT、5G、ビッグデータ、ブロックチェーン、xRなどによるIT/Web業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩などの観点より、アートディレクターを含むIT系職種は人材不足に陥る可能性あります。

上記様々な分析を考慮すると、アートディレクターのニーズは今後も安泰していく可能性が高いでしょう

 

 

 

7.まとめ


今回はアートディレクターという職種に絞り、アートディレクター年収の詳細(平均年収や最高年収)、アートディレクターの仕事内容、アートディレクターの年収アップに必要なスキル、アートディレクター年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るアートディレクターのニーズ、アートディレクターの将来性について詳しく解説していきました。
アートディレクターとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
その他市場動向も確認し、常に情報のアップデートを行っておくと、希少性の高いアートディレクターとして活躍出来るでしょう。

 

なお、アートディレクターとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
しかし、デザイナー未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件はないでしょう。
まずは会社員として、アートディレクターやWebデザイナー、UI/UXデザイナー、イラストレーターとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。

アートディレクターとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。

 

フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。

 

なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。

通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。

 

フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!

 

フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから

 

フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから

 

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

twitterでシェア
facebookでシェア
facebookでシェア

フリーランスお役立ち記事を検索

アートディレクターのフリーランス求人・案件

新着フリーランス求人・案件

おすすめフリーランス求人・案件