公開日:2020.10.23
更新日:2025.03.24
Pythonはプログラミング未経験者がプログラミングを学ぶ入門として優秀な言語と言えます。そしてPythonのプログラミングのためにに欠かせないのが「エディタ」です。
実際にPythonを学び始める方の中には「どのエディタを使えばいいんだろう?」という段階で困ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
今回はPythonのプログラミングでエディタが必要な理由、エディタを選ぶ時のポイント、Pythonにお勧めのエディタ5選についてご紹介します。
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<目次>
1.Pythonのプログラミングでエディタが必要な理由
2.Pythonのエディタを選ぶ時のポイント
どれくらいのユーザーに利用されているか
日本語対応しているか
料金はどれくらいかかるか
どんなサポートがあるか
どのような機能があるか
3.Pythonにお勧めのエディタ5選
Atom
Visual Studio Code
PyCharm
Sublime Text
PyScripter
4.まとめ
PythonはCUI(character user interface)やCLI(command line interface)から直接実行することができます。
Windowsで言えばコマンドプロンプト、Macで言えばターミナル、LinuxであればGNOME terminalやXtermなどが挙げられます。
しかし、Pythonのコードをその都度、直接実行するというのは常識的ではありません。
編集や修正が容易ではありませんし、複雑なプログラムやアプリであればコードの行数や文字数も膨大になるからです。
Pythonのプログラミングにおいてはエディタを使うのが一般的であり、コードの編集や修正、保存が楽になります。
エディタによってはコードや括弧を補完する機能やエラーチェック機能があるため、ちょっとした誤りやうっかりミスの低減も期待できるでしょう。
プログラミング未経験者や初心者の方ですと数多く存在するエディタの中から、どれを選べば良いのか探すだけでも困ってしまい、プログラミング学習の挫折につながってしまいがちです。
具体的にどのようなポイントを押さえながらエディタを選ぶべき理解するためにも、Pythonのエディタを選ぶ時のポイントをご紹介します。
ユーザー数が多いエディタの方がインターネット上の情報が多くなります。
実際プログラミング未経験者の方ですと、マニュアルを見てもわからない、機能の項目を見るだけでは使い方が理解できない場合もあるでしょう。
ユーザーが多ければ同じような悩みを抱えている方がどう解決したのかブログやSNSで発見しやすくなり、結果として効率よくプログラミングを学びつづけることにつながります。
そしてユーザーが多ければフィードバックも多くなり、改善や機能追加の頻度、またはバグやエラーの修正も早くなることも期待できるでしょう。
エディタによっては日本語対応していないことで、翻訳などの手間が必要になります。
使いこなせるようになれば問題ない部分ではありますが、やはり初めてのプログラミングでは日本語に対応しているものを選んだ方が得策です。
注意点としてはデフォルトの状態では英語表記でも、拡張機能やプラグイン、または設定を変更するだけで日本語表記になるものもある点です。
インストールした後に日本語に変更できるのか、拡張機能やプラグインを追加すれば日本語になるのかなどを調べるようにしましょう。
基本的にエディタは無料のものばかりですが、エディタの中には本体が有料のもの、拡張機能やプラグインが有料の場合もあります。
ある程度使い始めてから有料部分があることに気が付くと、途中で別のエディタに乗り換えなければならなかったり、泣く泣く課金しなければならなかったりすることがあります。
エディタを選ぶタイミングですべての機能が無料なのか、拡張機能やプラグインが有料になるのではないかなどチェックするのがおすすめです。
無料のエディタの場合、基本的にはサポートはないと考えていたほうが良いでしょう。
ただし、ユーザーフォーラムや掲示板、オンラインマニュアルなどが準備されている場合もありますので、サポートの有無とともにエディタの情報源にどのようなものがあるかを見ておく必要があります。
同時にサポートがなくても「自分自身で調べて自分で解決する」こと自体がプログラミング学習で身に付けるべきスキルでもありますので、誰かに頼らずとも原因を究明し、解決する意志と力を持つことも忘れないようにしましょう。
ひとまずPythonについて学ぶと決めたのであれば、Pythonに特化したエディタ、もしくはPythonのプログラミングをサポートする拡張機能やプラグインを備えるエディタを選びましょう。
また、覚えておきたいのはエディタはデフォルトの状態でも保存や編集などは行えますが、PythonやHTMLやCSS、PHPのコード補完やエラー検知については拡張機能やプラグインの追加によってカスタマイズする必要がある点です。
拡張機能やプラグインの追加といってもほとんどがマウス操作のみでインストール可能ですので色々と試してみることをおすすめします。
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次にPythonにお勧めのエディタ5選をご紹介します。
AtomはGitHubが提供するIDE(総合開発環境)であり、エディタとしても優秀です。
機能の拡張は「パッケージ」と呼ばれる形で追加や削除、管理が可能となっており、直感的に扱えるのが特徴と言えます。
デフォルトの状態からパッケージを追加して自分の好みに合わせたり、必要な機能を揃えていけたりするので、その手順もプログラミングの勉強となるのは間違いありません。
Python以外の言語にも対応していること、日本語対応していること、無料で利用できることから、プログラミング初心者におすすめしたいエディタのひとつと言えるでしょう。
Visual Studio CodeはMicrosoftが提供するIDE(総合開発環境)であり、軽量で軽快に動作するのエディタが魅力です。
Python以外のプログラミング言語の開発も対応していること、日本語対応していること、拡張機能が豊富なことがプログラミング初心者におすすめする理由です。
なお、Visual Studio Codeは無償版と有償盤があるため、エディタの比較段階であれば無償版を利用しましょう。
本格的に使いこなしたくなったら有料版の利用を検討するのがおすすめです。
PyCharmはJET BRAINS社が提供するPython向けのIDE(総合開発環境)であり、デフォルトの状態でPythonのプログラミング環境が整っています。
日本語対応していること、コードの補完やエラーのハイライト・コードリファクタリング機能が備わっていることからPython初心者でも扱いやすいエディタとしておすすめです。
PyCharmは有償版と無償版がありますが、教育やオープンソースかつ非営利目的としている場合は1年間無料で有償版を利用できるため、学生の方であれば有償版を利用できないかどうかもチェックしてみてください。
Sublime TextはJon Skinnerが提供するIDE(総合開発環境)であり、無料版と有料版があります。
日本語対応していますが、慣れない方ですと少々難しいという点に注意しましょう。
Sublime Textは公式ページは日本語対応していませんが、利用しているユーザーも多く、インターネット上の情報も豊富なので学びながら使いこなすにはちょうどよいエディタと言えます。
パッケージと呼ばれる拡張機能の追加でカスタマイズしやすいこと、ショートカットキーが豊富で慣れればスムーズなコーディングをしやすいことなど、しっかりとプログラミングを学び、身に付けたい方におすすめです。
PyScripterはオープンソースのPythonのIDE(総合開発環境)であり、無料で利用できること、そして日本語対応していることが特徴です。
コードの補完やエラーの指摘などをデフォルトで備えているため、初めは無料でPython向けのエディタを使いたい方に向いています。
その他、プログラミングとともにIDEに慣れておきたい方にもおすすめであり、その他のIDEやエディタを使うための入門として使っておくべきエディタと言えます。
また、プログラミング環境の構築そのものがわからない方にも向いており、インターネット上の情報量が多いのも魅力と言えるでしょう。
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今回はPythonのプログラミングでエディタが必要な理由、エディタを選ぶ時のポイント、Pythonにお勧めのエディタ5選についてご紹介しました。
最低でもコード補完やエラーの検知が備わっているか、または拡張機能やプラグインで追加できるものを選びましょう。
プログラミング初心者にありがちな初歩でのつまずきが軽減され、プログラミングの勉強を諦めてしまう要因が少なくなるからです。
また、エディタについては好みが分かれるものですので、自分自身で使い勝手を確認すること、カスタマイズ性及び拡張性によって自分好みに調整できることを意識しながら、自分に合ったプログラミング環境を構築することをおすすめします。
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