公開日:2020.12.17
更新日:2025.03.24
転職初日の挨拶は、今後その職場に馴染めるかどうかを決める重要なポイントです。
挨拶が上手くいくかどうかで第一印象は変わり、社内の人間関係の構築に影響します。
転職が決まっているのなら、初日にどのような挨拶をすべきなのかを考えておくことがおすすめされるでしょう。
こちらでは転職初日までにすべき準備や注意点、挨拶の例文などを解説します。
転職が決まっている人は、こちらを参考に出社初日に向けての準備を進めてみてはいかがでしょうか。
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<目次>
1.転職初日までに事前準備をしよう!
転職初日の身だしなみと持ち物を確認
転職初日の挨拶や自己紹介文の準備
出社場所や時間の確認
2.転職初日(初出社当日)の流れ
出社
事務手続き・オリエンテーション
挨拶・自己紹介
所属部署の仕事に参加&引き継ぎ
3.転職初日で気を付けるポイント
出社時間は就業規則どおりではない!?
転職初日は第一印象には注意を払おう
転職初日の挨拶や自己紹介は笑顔&簡潔に
4.転職初日のよくある悩み解決します!
転職初日のランチの時、どうしたらいいのか分からない
転職初日、菓子折りや手土産は持っていく?
初日で辞めたくなった…
5.まとめ
転職が決まったら、出社の初日までにいくつかの準備をしておく必要があります。
「転職が決まったからもう安心」という考えではなく、新たに出社初日に向けての準備をすることが求められるでしょう。
以下からは、転職初日までにどのような準備が必要になるのかを具体的に解説します。
転職初日に向けて、まずは適切な身だしなみと必要な持ち物を確認します。
身だしなみで重要なのは服装・髪の毛・メイクで、一般的な「清潔感」を基準にするのがポイントです。
出社時に着る服には汚れやシワがないことが前提となるため、転職初日までにクリーニングに出しておきます。
スーツ、靴、鞄などのサイズが自分の体にフィットしているかも確認し、だらしない姿にならないように注意しましょう。
会社によっては規定の制服がある場合や、逆に自由な私服でOKというパターンもあります。
事前に転職先の採用担当者に服装について確認し、職場のルールに合わせることがポイントです。
転職初日には髪の毛もきちんと整えて、悪目立ちしないようにします。
美容院で事前に整えて、派手過ぎる色や髪型にならないようにしましょう。
メイクもあくまで控えめに抑えるように意識し、男性の場合は髭の剃り残しにも注意してください。
初めて会った社内の人たちから清潔に見られる自分をイメージして、服や髪を調整しましょう。
転職初日に必要な持ち物は、基本的に会社から指示を受けることになります。
一般的には、以下のようなものが必要とされるでしょう。
・筆記用具
・メモ
・印鑑
・ファイル
・時計
・個人情報が特定できるもの(免許証やマイナンバーカード)
・入社に必要な提出書類
転職初日から仕事の説明や引き継ぎをすることは珍しくないので、情報を書き留めるための筆記用具とメモは必須です。
その他、事務手続きに必要な印鑑や、オリエンテーションでもらった書類などをまとめるファイルも準備しておきましょう。
入社時に必要とされる提出書類は、多くの場合事前に会社側から指定されます。
特に年金手帳、雇用保険受給資格者証、源泉徴収票などは、転職前の会社から受け取っておく必要があるため、指定された場合は早めの準備が必要です。
転職初日に行う挨拶や自己紹介の文章は、事前に準備しておくことが基本です。
挨拶や自己紹介は、転職先の人たちとつながる最初のアクションになります。
自身の第一印象を決める重要なきっかけになるので、何を話すのかは事前に考えておきましょう。
転職初日には緊張や焦りが生じやすく、冷静に話すことが難しくなります。
そのため挨拶の準備ができていないと、伝えるべき内容を上手に話しきれないこともあるでしょう。
挨拶や自己紹介で必要とされるのは、名前、前職の情報、意気込み(入社後の抱負)、趣味などです。
必要な情報を全て伝えられるように、文章を考案したうえで、要点を押さえた簡単なメモを用意しておくことをおすすめします。
転職初日の出社場所や時間の確認も、事前準備に含まれます。
最寄駅までの交通手段、駅から会社への道順、建物の出入り口や階数などを確認して、迷わずに辿り着けるようにルートを把握しておきましょう。
当日の出社時間がギリギリにならないように、最低でも10分前に到着できるルートを考えるのがおすすめです。
今はスマホのGPSで簡単にルート検索ができるため、事前に細かな道筋を確認する習慣がないかもしれません。
しかし、スマホのルートが必ずしも適切であるとは限らず、場合によっては道に迷う原因になることもあります。
基本的には転職初日までにルート「を確認し、できるなら一度実際にそのルートを使って会社に行ってみるといいでしょう。
転職した会社までの道中に休憩できるお店などが見つかれば、多少早めに出社しても暇を潰してちょうど良い時間に調節することもできます。
余裕のある予定を立てやすくなるので、一度は出社のシミュレートをしてみることがおすすめです。
Googleストリートビューで周りの雰囲気を掴んでおくこともおすすめです。
転職初日となる初出社時の流れは、以下のような形になると予想できます。
それぞれのポイントでどのような行動が求められ、そのためにどんな事前準備ができるのかを、以下で解説します。
転職先の初出社ですので始業時間に遅れないよう、まずはトラブルなく出社できるようにしましょう。
余裕を持って到着することで、もう一度身だしなみをチェックしたり、挨拶の内容を確認したりといった準備ができます。
交通手段が止まってしまった、緊急の要件ができたなどといった万が一に備えて、転職先の会社や担当者への連絡先を確認しておくことも重要です。
万が一遅刻をした場合でも、必ず連絡をとって状況を伝えられるようにしておきましょう。
出社後は、まず担当者と事務手続きやオリエンテーションを行うことになるのが一般的です。
必要書類の提出、会社のルールや業務の説明、その他必要に応じて施設や備品の確認が行われます。
転職後に重要な情報が多く提供される時間になるので、担当者に促されなくとも、積極的にメモを取っていけるように準備しておきましょう。
転職先の会社におけるシステムの都合や、同時に中途入社した転職者が多い場合などは、オリエンテーションに数日の期間をかけることもあります。
今後どのようなスケジュールになるのかを把握し、改めて必要になる持ち物や確認事項がないかチェックしておきましょう。
挨拶や自己紹介は、基本的な事務手続きやオリエンテーションが終了した後に行われます。
会社の規模にもよりますが、社員全員が見ている前で話すことになるケースも考えられるので、事前に覚悟をして緊張しすぎないように準備しましょう。
全体挨拶をする前に、個別にそれぞれの社員に挨拶をすることもあります。
その場合は準備してきた挨拶の文章を多少簡略化するなど、その場に合った形に修正して自己紹介をしましょう。
あとから改めて全体に挨拶をする機会があれば、準備してきた文章を使って話します。
転職初日でも、会社の状況によっては所属部署の仕事への参加や引き継ぎ業務が発生することもあります。
出社してすぐに職場のルールに馴染まなければいけないこともあり得るので、転職初日を迎える前に就業規則を確認しておくことが必要です。
その会社の商品の特徴や名称、関連する企業名などを覚えておくだけでも、仕事への参加や引き継ぎはやりやすくなります。
転職先に関する情報は可能な限り事前に集めて、突然の仕事にも対応できるように備えておきましょう。
仕事の参加や引き継ぎを行う際には、遠慮せずに積極的に質問をすることがポイントです。
転職したばかりのタイミングは、不明点や疑問点を解消する絶好の機会です。
逆にこの機会を逃すと、その後に質問をする時間が得られないかもしれません。
転職初日のあなたが何もわからないことは相手も理解してくれているので、転職者としての立場を使って初歩的なこともどんどん質問していきましょう。
転職初日には、意識して気をつけておきたいポイントもあります。
自分の印象を決める転職初日に大きなミスをしないためにも、下記の注意点も事前に確認しておきましょう。
転職する業界やその会社の慣習によっては、就業規則よりも早く出社していることが当たり前な場合もあります。
「そのため就業規則どおりに出社したつもりでも、転職者である自分が最後になってしまった」なんてこともあり得るのです。
その他、会社によってはセキュリティの問題で、始業時間になるまで職場に入れず手持ち無沙汰になることもあります。
待ち時間が長くなると集中力が切れてしまうこともあるので、早めに着いてしまうことが逆にデメリットになる場合もあるのです。
出社時間が就業規則どおりでないケースを考慮して、転職初日を迎える前に転職先の採用担当者に相談をし、その会社に適切な時間を確認しておきましょう。
転職初日にもっとも注意すべきなのは、自分が相手に与える「第一印象」です。
第一印象が悪くなってしまうと、相手との関係がマイナスからスタートすることになります。
そうなると通常の関係に戻すまで時間がかかってしまうので、転職初日の第一印象は非常に重要なものとなるのです。
では、どうすれば転職初日に良い第一印象を得ることができるのでしょうか。
エン・ジャパン株式会社が運営する「エン転職」が行った「転職してきた方の第一印象」のアンケートによると、第一印象に大きな影響を与えているのは、転職者の「挨拶」「表情」「姿勢・態度」であるとされています。
挨拶、表情から良い第一印象を受けたという人は60%を超え、姿勢・態度からも50%以上の人が良い第一印象を受けているようです。
逆に言えば挨拶、表情、姿勢・態度といったポイントに悪い点が目立つと、第一印象を損なうきっかけになるでしょう。
具体的には、それぞれ以下のようなポイントに注意すべきだと解説できます。
挨拶のNGポイント:声が小さい、相手の目を見れない、自分から挨拶をしない
表情のNGポイント:笑顔が少ない、表情が固い・暗い
姿勢・態度のNGポイント:真摯に話を聞こうとしていない、積極性に欠けている
こういった点があると、転職先での第一印象が悪くなる可能性があります。
たとえ自分ではきちんとできているつもりでも、相手に伝わらなければ意味がありません。
転職初日では上記のポイントに特に注意して、良い第一印象を獲得できるように努めましょう。
転職初日の挨拶や自己紹介は、笑顔と簡潔さを意識することがポイントです。
先述した第一印象でも説明したとおり、笑顔の表情を作ることは相手に良い印象を与えるきっかけになります。
挨拶の際には少し大袈裟なくらいで構わないので、しっかりと相手に伝わるような笑顔を作りましょう。
挨拶の内容は簡潔なものとし、短くスパッと終わらせる方が好印象を与えられます。
だいたい1分程度の挨拶を意識して、話す内容を構成することがおすすめです。
会社の時間/相手の時間を使っていることを自覚して、ダラダラと話をしないように注意しましょう。
これまで転職後に挨拶をしたことがないという人は、以下の挨拶の例文を参考にしてみてください。
例文1(転職先の業界が未経験の場合)
はじめまして。本日よりお世話になります〇〇(自分の名前)です。
前職では〇〇業界で働き、〇〇の経験を積んできました。
こちらの業界は未経験になりますが、前職の経験と〇〇(自分のスキルなど)を活かし、少しでも早く会社に貢献できるよう努めてまいります。
皆様のもとで積極的に学んでいきたいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
趣味はサーフィンやキャンプなどのアウトドアです。
例文2(転職先と同じ業界経験がある場合)
はじめまして。本日よりお世話になります〇〇(自分の名前)です。
これまでは〇〇社で働き、〇〇の経験を積んできました。
前の会社で働いていたときから、こちらの会社のことが気になっていたため、本日無事入社が叶いましてうれしく思っております。
少しずつ磨いてきた〇〇(スキルや得意分野など)でお役に立てるように努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。
趣味はサーフィンやキャンプなどのアウトドアです。
転職初日だからこそ考えてしまうポイントを、よくある悩みとして最後にチェックしていきます。
解決方法も紹介しますので、以下の内容も確認してみてください。
転職初日の昼食の時間には、基本的に自分から誘うことをおすすめします。
昼食の時間は、社員と親睦を深める絶好のチャンスです。
これから一緒に働いていく仲間と少しでも早く打ち解けられるように、昼食の時間は有効活用していきましょう。
会社によっては気を遣って昼食に誘ってくれることもありますが、既に人間関係が構築されている職場では、基本的にそれぞれがいつもどおりの食事を取ることになるでしょう。
そのためこちらから食事に誘わなければ、その輪に入っていくことは難しいです。
まだよく知らない関係性であるため、転職先の社員も「ひとりで昼食を食べたいのかもしれない」というあなたに対しての遠慮が出ることも考えられます。
積極的にこちらから声をかけて、昼食を食べたい意思があることを周囲に伝えていくことがポイントです。
転職初日には、基本的に菓子折りや手土産は必要ありません。
企業側も菓子折りに期待することはないため、それよりも業務に必要な忘れ物がないように注意する方が先決です。
一方で、転職する会社が小規模な場合や、転職して配属される部署やチームが決まって顔合わせをした後は、人数分の菓子折りを持参することは考えられます。
それも時間的に余裕を持ってからで構わないので、とりあえず初日は菓子折り等はなくても問題ないでしょう。
転職したのに初日で辞めたくなっても、しばらくは仕事を続けるようにしてください。
「想定した業務内容じゃなかった」「上手く挨拶ができずコミュニケーションが取れなかった」
そういったことを理由に会社を辞めたくなったとしても、しばらく様子を見ることで状況が変わっていくケースは珍しくありません。
初日の第一印象だけで転職先を見限るのではなく、慌てずに少しずつ自分の心と体を職場に慣らしていきましょう。
仮に初日で辞めたくなったとしても、挨拶などのコミュニケーションはこれまでどおり続けてください。
「もう辞めるからどうでもいい」と投げやりになると、その後やはり続けたいとなったときに、信用を取り戻すことが難しくなります。
一時の感情で挨拶を怠るようなことはせずに、きちんと社会人としての立ち振る舞いを実践しましょう。
転職の初日には、挨拶も含めて準備すべきことがたくさんあります。
新しい職場で気持ち良く働けるように、これまで読んできたことを参考にして転職初日のための準備とシミュレーションを進めてみてください。
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