女性の転職の実情とは?女性の転職において確認すべきことや女性向けの転職サイト・エージェントを紹介!

転職市場動向分析

2022.02.18

転職を考えている女性の方は、どのように転職活動を進めているのでしょうか。


女性は結婚・妊娠・出産などライフステージの変化によって仕事に大きな影響を受けやすく、休職・退職をする方もいます。

だからこそ、ライフステージの変化も視野に入れた転職活動を行う必要があるため、そういった条件を受け入れてくれる企業探しが難しいという課題があります。


女性の転職事情を知り、転職活動を検討している女性がどのような工程で転職活動を進めていけば良いか、詳しく見てみましょう。

 

 

 

1.女性の転職事情


転職女性関連画像
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女性の転職は難しいと言われることもありますが、実際の転職者数は2002年以降、男性よりも多いことが総務省の統計調査でわかっています。

しかし、女性はライフステージの変化による影響を大きく受けやすく、同じ仕事に長く就き続けられるかどうかはわかりません。

 

つわりや妊婦健診による有給取得や、産休・育休を受け入れてくれるかどうかなど、給与・福利厚生などの待遇以外にも考えるべきことが多く、これが男性に比べると転職活動が難しいと言われる所以です。

 

女性の転職者数

総務省統計局の調査「増加傾向が続く転職者の状況」によると、2019年の女性の転職者数は186万人です。

2019年全体の転職者数が351万人だったのに対し、男性は165万人のため女性の方が多いという結果でした。

 

また、女性の転職者数は2002年からずっと男性よりも多く、その差は少しずつ開いてきていると言えます。

 

 

女性における転職後の年収変化

厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概況」によると、2020年の転職者のうち、前の仕事に比べて転職後の方が収入アップしたと答えた方の割合は34.9%、減少した割合は35.9%、変わらないと答えた割合は28.4%となっています。

 

しかし、リクルートによる「全国就業実態パネル調査」によると、転職をした正規の職員・従業員女性のうち10%以上収入がアップしたと答えた方は31.8%でした。

一方で、非正規雇用の女性転職者のうち、10%以上収入ダウンしたと答えた方は30.2%でした。

 

更に女性転職者(正規)の約8.8%の方が-40%以上年収が減少している結果に対して、女性転職者(非正規雇用)は約25%となっています。

転職をする女性のうち正規雇用と非正規雇用間において年収の格差が大きいことがわかりました。

 

2019年に行われた同様の調査結果では、-40%以上年収が減少している女性転職者(非正規雇用)は少なくなっていますが、女性転職者(正規)の割合は5%だったため、増加していることがわかります。

要因はコロナの影響やジョブ型雇用の採用が増加していることなどが挙げられるでしょう。

 

 

女性の転職理由

女性が転職を検討する理由として、以下のようなことが挙げられます。

 

結婚
夫の転勤
妊娠、出産や育児
労働時間や休日などの労働条件が悪い
給与や賞与など収入が少ない
職場での人間関係が悪化した
仕事にやりがいを持てなかった

 

さまざまな理由がありますが、厚生労働省の調査によると、定年や契約期間満了の理由を除いて特に多いのが「職場の人間関係が好ましくなかった」や「労働時間、休日など労働条件が悪いこと」ことが大きな理由でした。

上記2つの理由は男性よりも女性の割合の方が多いこともわかりました。

 

 

 

2.女性が転職する良いタイミングってあるの?


転職女性関連画像
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女性が転職するタイミングとしておすすめなのが、妊娠・出産などライフステージの変化が起こる前です。

妊娠・出産を経て転職をしようと思うと、子どもの急病や面接時の託児など日程調整が難しいこと、思うようなスケジュールが立てられない可能性があるからです。

 

長く働くことを見据え、先に転職して転職先の企業で仕事に慣れ、人間関係を構築してから家族としてのライフプランを立てると良いでしょう。

ただし、転職後すぐに産休や育休を取得するのは、企業(会社)にとって貴重な戦力を失ってしまうことになるほか、自身も肩身の狭い思いをする可能性があります。

 

できるだけ、転職後の上司・同僚との良好な人間関係を築くこと、そして仕事での実績を積み重ねておくことがポイントです。

 

 

 

3.女性が転職する上で確認すべきポイント


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女性の転職する際、まず念頭に置く必要があるのは、結婚・妊娠・出産・介護など、人生の分岐点についてです。

育休を取得する男性もいる一方、妊娠・出産をするのは女性自身のため、働く女性はどうしても休職・退職せざるを得ないと言えるでしょう。

 

その時に快く休職を受け入れてくれる企業(会社)かどうか、妊娠中の妊婦健診やつわりなどで休みをとれる環境かどうかなど、転職をするなら「働きやすさ」を重視しておく必要があります。

キャリアアップを望む場合は、女性管理職や女性役員を積極的に採用している企業(会社)かどうかなど、女性がどのように位置づけされているのかも併せて調べておくと良いでしょう。

 

産休や育休制度の有無と取得実績

チェックすべき項目として挙げられるのが、産休・育休制度を導入しているか、そしてどのくらいの社員がこれまでに産休・育休を取得しているのかです。

女性はもちろん、男性社員も同じように育休を取得しているかを確認しておくと、企業(会社)自体が育児に協力的であったり、理解があると判断できたりするためなお良いでしょう。

 

 

時短勤務・育児短時間勤務が可能か

子どもが産まれたことに配慮し、時短勤務やフレックスタイムでの勤務に対応してくれる企業(会社)があるため、対応しているかどうかを確認しておくと良いでしょう。

また、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、テレワーク(在宅ワーク)に対応している企業(会社)かどうかも併せて確認しておくと、子どもを持つママワーカーとして働きやすくなります。

 

 

残業や出張、休日の確認

独身の時や子どもがいない時にはできていた出張、残業、休日出勤も、子どもが生まれるとどうしても対応できなくなります。

そのため、産後は出張や残業をなしにしてもらうほか、土日はしっかり休めるかどうかなど休日の確認をしておきましょう

 

 

 

 

4.女性に特化した転職エージェント4選


転職女性関連画像
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ここからは、転職を考えている女性に嬉しい、女性に特化した転職エージェントをご紹介します。

転職エージェントは、転職活動をする方個人で求人検索などを行う転職サイトとは異なり、「エージェント」という専属の担当者がつき、転職活動におけるあらゆるサポートをしてくれます。

 

たとえば、面接の日程調整や、給与・待遇に関することなど先方へ伝えづらいことを伝えてくれる、面接対策や職務経歴書の書き方指導などが挙げられます。

さらに、女性ならではの悩み、今後起こり得るであろうライフステージの変化にどのように対応すれば良いか、相談をしながら転職活動を進めていけます。

 

転職が初めてという方や、転職活動をするとは決めたけれど、どの業種に転職しようか迷っているという方など、サポートを必要とする方におすすめです。

 

リクルートエージェント

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リクルートエージェントは、リクルートグループによる転職エージェントですが、通常の求人サイトと同じように自身で求人情報を見て求人エントリーを行うことができます。

申し込みと同時に転職支援サービスの申し込みも行われるため、転職エージェントと転職サイトのメリットをそれぞれ掛け合わせたイメージです。

 

 

LIBZ(旧LiBzCAREER(リブズキャリア))

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LIBZは、転職希望者のスキルと求人を出す企業が求める人材スキルをマッチングさせ、効率よくぴったりな求人情報を見つけられる転職エージェントです。

女性特化型転職エージェントとしてのサービスであり、スピード採用が可能であること、採用コストも安く、マイクロソフトをはじめとする大手企業も利用していることなどの特長があります。

 

 

マイナビエージェント

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マイナビエージェントは、おもに20代・30代の方を対象として転職サポートを行う転職エージェントです。

初めて転職する方はもちろん、2回目以降の方など、ひとりひとりに合った適切なサポートを行ってくれます。

 

普段は仕事で忙しく、なかなか転職活動ができない・平日はハローワークへ行けないという方でも、マイナビエージェントなら休日の面談も行っているのが嬉しいポイントです。

また、全体求人数の約80%が非公開求人となっているため、自身の特性や希望などを担当者に伝えることで、より自分に合った仕事を紹介してもらえます。

 

 

type女性の転職エージェント

転職女性関連画像
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「女性の新しいキャリアを提案する転職サービス」として利用されているtype女性の転職エージェントは、18年にわたる実績を持つ転職エージェントです。

転職面接に適したメイクに悩む女性のためにメイクアップサービスを行ったり、相談しやすいよう多くのアドバイザーが女性であったりなど、きめ細やかなサービスが人気です。

 

 

なお、転職サイトについても簡単い解説します。

転職サイトは、自身で求人情報を見て応募をする、一般的なサイトです。

 

転職サイトを利用した転職活動は、自分のタイミングでスタートできるほか、面接の申し込みや日程調整などもすべて自分で行える一方、検索や申し込みなどの手続きもすべて自分で行う必要があります。

転職サイトに興味/関心がある場合は、ご自身で調べてみることをおすすめします。

 

 

 

5.まとめ


女性の転職活動は、女性ならではの悩みを抱えながら、今後の人生設計を考慮して進めていく必要があります。

ただ、子どもがいても結婚していても、ステップアップやキャリアアップを目指すのは可能です。

 

諦めずに自分の思い描く企業へ転職できるよう、今回ご紹介しました転職エージェントをはじめ、転職に関するサービスを活用してみましょう。

 

 

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