公開日:2019.05.22
更新日:2025.01.27
AIエンジニア(人工知能)は、ビッグデータやIoT、ディープラーニング、機械学習などのAI(人工知能)などの開発に特化した職種です。
近年、ディープラーニングを含むAI(人工知能)の最先端技術など、IT業界の著しい成長やそれに伴う他業界のIT化増加を考慮すると、AIエンジニア(人工知能)はフリーランスエンジニア向けの案件の中でも非常に人気があると言われています。
そんな今回は、AIエンジニア(人工知能)の詳細を紹介していこうと思います。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
[目次]
1.AI(人工知能)とは?
2.AIエンジニア(人工知能)の仕事内容とは?
3.AIエンジニア(人工知能)に必要とされるスキル
4.エンジニア未経験でAIエンジニア(人工知能)になれるのか?
5.AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件の相場単価
6.AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件の数
7.AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件は浅い商流で案件参画すれば高単価
8.AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件で高単価を目指すために必要な3つの経験
9.AIエンジニア(人工知能)の今後の動向
10.まとめ
AIエンジニア(人工知能)として単価相場と案件数を知らないということは、営業時や単価交渉時に非常に損をします。
フリーランスのAIエンジニア(人工知能)ができるだけ良いAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件を受注出来るように単価相場と案件数について解説します。
AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件の動向を掴み、AIエンジニア(人工知能)として損なくお仕事を行いましょう。
「単価が低い気がするフリーランスのAIエンジニア(人工知能)」
「AIエンジニア(人工知能)として仕事を続けるか迷っている」
「これからAIエンジニア(人工知能)としてフリーランスになりたい」
などのAIエンジニア(人工知能)の方向けの記事です。
AI(人工知能)について見ていきましょう。
人工知能はAI(Artificial Intelligence)と呼びます。
AI(人工知能)は、人工的に人間の知能を模倣するための概念および技術を指します。
身近なところではスマホの音声認識や自動運転・インターネットの画像検索や産業分野のロボット制御・画像処理など、非常に多くの業界にAI(人工知能)が使用されています。
AI(人工知能)を大きく分けると、機械学習(マシンラーニング)と深層学習(ディープラーニング)です。
<機械学習>
機械学習とは、コンピューターにデータを読み込ませて、アルゴリズムに基づいて分析させる手法のことです。
機械学習の分類には3種類の方法があります。
・教師あり学習
・教師なし学習
・強化学習
・教師あり学習
教師あり学習は、コンピューターにラベル付きの入力値を与えて学習させる方法です。
例えば、「1」を入れたら「1」を出すのが正解という訓練を繰り返すことにより、新しいデータを入れたときに正しい出力が可能になります。
・教師なし学習
教師なし学習では、ラベルの付いていないデータを与えることによって、そのデータの特徴や傾向を学習させる手法です。
つまり、正しい出力というものは存在しないので、入力値をグループ分け(クラスタリング)できるように訓練して、新しいデータがどのグループに近いかを判別します。
・強化学習
強化学習は、教師あり学習のなかでも、コンピューターの出力に点数をつけることによって、より点数の高い(価値の高い)出力を学習させる方法です。
囲碁ソフトやチェスソフトなどのゲーム人工知能は、よく強化学習が使用されています。
<深層学習>
深層学習(ディープラーニング)とは、コンピューターに学習させるための新しい手法を指しています。
ニューラルネットワークという、人間の脳の動きに似せた技術を利用しています。つまり、機械学習を発展させた手法が深層学習(ディープラーニング)です。
そのため、深層学習(ディープラーニング)は指示を出さなくても自動で学習出来ます。大量のデータに学習させることにより精度を高められます。
しかし、読み込ませるデータによって学習の方向性が変わる可能性もあるため慎重に選ぶ必要があります。
なお、囲碁AI「AlphaGo(アルファ碁)」やIBM社の「Watson(ワトソン)」は、深層学習(ディープラーニング)に該当します。
AIエンジニア(人工知能)の主な仕事はAIに関する専門的な知識や技術を持ち、ビジネス上の課題に対してどのように活用すれば問題/課題解決できるのかプランニングをしていくことです。
AIエンジニア(人工知能)は上流プロセスから参加し、プロジェクトの方向性に深く関わっていくことが多くあることが特徴です。
AIエンジニア(人工知能)は機械学習エンジニアやデータサイエンティストなどと連携を密に取り合い、開発するケースが多いです。
現在、専門性の高い職種として、注目をされている職種の1つです。
AIエンジニア(人工知能)として必要とされるスキルは以下です。
・開発スキル
・ビッグデータスキル
・インフラ(IaaS)スキル
・開発スキル
主にPythonやJava・C++・C#を活用して、開発するケースが多いです。
PythonやJava・C++・C#で活用するフレームワークやライブラリなどもスキルとして要求されます。
AIエンジニア(人工知能)としてフリーランス向け案件参画の際に経験としてアピールすると良いでしょう。
・ビッグデータスキル
AIエンジニア(人工知能)はOracleやMySQL・PostgreSQL・Microsoft SQL Serverなどデータベーススキルが必要です。
その他、ビッグデータの解析など高速なデータ処理が必須のシステムはMongoDBやRedis・Memchachedのデータベースソフトのスキルを要求されます。
大量のデータ(ビッグデータ)をAI(人工知能)に与えることでデータから最適な答えを見つけたり、過去のデータから未来を予測したり、データの解析を行います。
また、ビッグデータを扱う際にはBigQueryやHadoop・Sparkなどを扱うスキルが求められます。
・インフラ(IaaS)スキル
AIエンジニア(人工知能)はAWS・Azure(Microsoft Azure)・Google Cloud Platform(GCP)などIaas開発経験の知識・知見があると良いでしょう。
クライアント企業の信頼に繋がり、AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件に参画しやすくなるでしょう。
開発経験のないエンジニアがすぐにAIエンジニア(人工知能)なることは非常に難しいでしょう。
その理由は企業が必要としているAIエンジニア(人工知能)は即戦力であるため、ある程度開発経験があるITエンジニアの方が求人・案件に参画しやすいことなどが挙げられます。
特にAI(人工知能)などの最先端技術の進歩が早く、知識や情報を素早くキャッチアップすることが大変であることも理由の1つです。
AIエンジニア(人工知能)は、AI(人工知能)関連のエンジニア職の総称を指すこともあり、機械学習エンジニアやデータサイエンティスト、データアナリストもAIエンジニア(人工知能)に分類されます。
他言語で開発経験のあるエンジニアがこれまでの経験を生かして、AIエンジニア(人工知能)未経験で参画出来る可能性は大いにあります。
特にPHPやRuby・JavaScript・Scala・Swiftなどの開発言語の経験があるエンジニアは単価を落とすことなく案件を受注できるケースも珍しくありません。
その他、開発経験が少ないエンジニアもAIエンジニア(人工知能)になることは可能です。
AIエンジニア(人工知能)の相場単価ですが、業務委託における月額相場単価は、作業時間の目安を週5常駐で月140~180時間とした場合、60~ 90万円程度です。
平均単価は77.1万円、中央値単価は75万円、最高単価は160万円、最低単価は40万円です。(フリーランススタート運営事務局調べ:2020年12月時点)
AIエンジニア(人工知能)経験が5年以上になると年収1000万超えができる可能性があります。
AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件は他の職種に比べても高単価であると言えるでしょう。
これまでのフリーランスのAIエンジニア(人工知能)のご支援や参画案件の実績から、経験年数別の相場単価をまとめました。(フリーランススタート運営事務局調べ:2020年12月時点)
※独自調査であるため、あくまで目安としてお考え下さい。
AIエンジニア(人工知能)経験1年未満 40万円~50万円/月(週5常駐案件の相場単価)
AIエンジニア(人工知能)経験1年 45万円~55万円/月(週5常駐案件の相場単価)
AIエンジニア(人工知能)経験2年 50万円~60万円/月(週5常駐案件の相場単価)
AIエンジニア(人工知能)経験3年 55万円~70万円/月(週5常駐案件の相場単価)
AIエンジニア(人工知能)経験4年 65万円~80万円/月(週5常駐案件の相場単価)
AIエンジニア(人工知能)経験5年以上 85万円~100万円/月(週5常駐案件の相場単価)
AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件にて参画中または営業中のAIエンジニア(人工知能)は自身の現在単価と相場単価を比較してみましょう。
AIエンジニア(人工知能)の経験年数に対して相場単価から大きく下回るようでしたら、参画する案件や営業支援していただいているフリーランスエージェントの変更または単価交渉なども検討に入れるべきです。
求人・案件やエージェントの変更を行うだけで、単価が月10万アップしたという話は良く耳にします。月10万の単価アップを年収に換算すると100万以上の差が生まれます。
AIエンジニア(人工知能)相場単価を把握するために需要やIT市場の動向を理解することが大切です。
AIエンジニア(人工知能)の需要は他の職種エンジニアと比較すると高いです。
その理由は、近年注目を集めている機械学習やディープラーニングなどAI(人工知能)関連案件が多いことや今後IT市場においてエンジニア不足に陥るため、求人有効倍率が上昇することなどが挙げられます。
その為フリーランスのAIエンジニア(人工知能)は希望する単価の案件を受注しやすいです。
もし相場単価と経験年数が大幅にずれている場合は案件変更やエージェント変更など営業手法を積極的に見直しましょう。
実際にAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件が多いフリーランスエージェントはどこなのか?
各サービス上に公開されているAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件数をまとめました。(2020年12月時点)
数多くあるフリーランスエージェントの中からAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件を豊富に持つエージェントを厳選しています。
AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件を保有しているフリーランスエージェントを分析するとtechtreeが189件、レバテックフリーランスが158件、TechStockが67件、ハイパフォコンサルが42件、ミライエンジニアが34件、ビズリンクが32件、ITプロパートナーズ(ITPRO PARTNERS)が29件、フォスターフリーランスが28件、ギークスジョブが24件、at-engineerが24件となっています。(※フリーランススタート調べ/2020年12月)
フリーランスエージェント各社は公開中のAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件だけでなく、登録中のAIエンジニア(人工知能)専用の非公開案件を保有しています。
非公開案件はまだインターネットには出回らない優良なAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件が多いため、複数フリーランスエージェントに登録し、定期的に非公開のAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件情報を取得しましょう。
マージン(手数料)を取るSIerやフリーランスエージェントなどの中間企業の数を減らせば減らすほど、AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件の単価はアップします。
下記の商流を目安にAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件を探しましょう。
エンド企業⇛フリーランスエージェント⇛フリーランスエンジニア
ここで「エンド企業⇛フリーランスコンサルタント・エンジニアの商流が最も良いじゃないか!」と思った方もいると思います。
もちろん金額的に見れば最も効率の良い商流ですし、直接知人やご自身の信頼できる方からの紹介の案件は積極的にエンド企業から直接受注するべきです。
ですが、訴訟のリスク、営業工数がかかりすぎるリスクなどを考慮に入れた際に、やはりフリーランスエージェント企業を1社商流に挟む事をおすすめします。
手数料(マージン)を払うことでリスク・営業工数・事務工数などを肩代わりしてもらうのです。
AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件で高単価を目指すためには、AI(人工知能)の開発経験と熟練度のアップが欠かせません。
その上で下記のようなことに経験したり、意識付けることで、高単価でAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件を受注する事が出来ます。
・上流工程やマネジメントの開発経験
要件定義や設計などの上流工程経験やマネジメント経験を打ち合わせ時にアピールする事で、実装だけでなく上流工程での参画が想定されるため、高単価になる可能性があります。
・業界・業務知識ごとの専門知識
AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件に該当するもしくは類似する業界・業務知識ごとの専門知識を打ち合わせ時にアピールする事で、高単価になる可能性があります。
例:使用する開発言語、ビッグデータ、データ分析、IoT、SNS、EC、CtoC、BtoC、AI(人工知能)、ブロックチェーン、ロボット、クラウド、5G、xR(VR、AR、MR)など
・AIエンジニア(人工知能)に必要なプログラミング言語のフレームワークを使用した開発経験
例えば、
Pythonのフレームワークには
-scikit-learn
-Django
-Bottle
-Flask
-genism
Javaのフレームワークには
深層学習用のフレームワークには
-TensorFlow
-Chainer
-Caffe
-Pytorch
-Keras
などがあります。
AIエンジニア(人工知能)が活用するプログラミング言語に該当するもしくは類似するフレームワークを使用した経験を打ち合わせ時にアピールする事で、高単価になる可能性があります。
今後フリーランス業界でAIエンジニア(人工知能)はどうなっていくのでしょうか?
AI(人工知能)は最先端技術としてIT業界や他業界で注目されており、開発エンジニアの人口も年々増加傾向にあるため、今後もニーズが減少することはないでしょう。
ディープラーニング・ビッグデータ解析・機械学習・IoTにおいて今後の市場の繁栄とともにAIエンジニア(人工知能)のニーズは年々増えています。
また、2030年IoTやAIなどの最先端技術を担うITエンジニア人材は55万人不足することが見込まれています。
自動運転や金融サービスなど幅広い用途で利用が見込まれているAI(人工知能)やIoTについては、年平均16%づつ市場が拡大する可能性が高いです。
2019年、現在約1.1万人の人材は2030年までに24.3万人の需要が必要とされています。
このことから、様々な業界でAI(人工知能)・機械学習・IoTの活用は進みます。
そのため、今後もAIエンジニア(人工知能)求人・案件は増加し、AIエンジニア(人工知能)のニーズが増すことが予想されます。
フリーランスエンジニア市場が拡大することが予想されるため、AIエンジニア(人工知能)と類似している機械学習エンジニアやデータサイエンティストも需要があることが見込まれます。
AIエンジニア(人工知能)以外のトレンドや動向を常に確認し、様々な知識や知見を蓄え、自身の希少性を高めたり、フリーランスのAIエンジニア(人工知能)以外の職種も選択できるようにしましょう。
フリーランスのAIエンジニア(人工知能)として、常に開発スキルを磨いていくことで、将来がより安泰になるでしょう。
この記事ではAIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件の動向と単価相場についてお話させていただきました。
多くのAIエンジニア(人工知能)さんやAI(人工知能)に興味のあるエンジニアさんにとって参考になれば幸いです。
本記事を執筆しているフリーランススタートはフリーランスエンジニア向けの案件検索サイトです。
AIエンジニア(人工知能)のフリーランス求人・案件探しは是非フリーランススタートにお任せください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版も2020年6月にリリースしています。
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