ペアプログラミングとは?導入のメリット・デメリットを分かりやすく解説!

開発

2022.06.21

開発チームの一員として、ペアプログラミングを検討している方もいるでしょう。
ペアプログラミングには、チームワークの向上などさまざまなメリットがあります。

そこで今回は、「ペアプログラミングとは」といった説明から導入のメリット・デメリットまで詳しく解説します。
ペアプログラミングを導入するメリット・デメリットを理解した上で、導入するか検討しましょう。

 

 

 

1.ペアプログラミングの特徴


ペアプログラミング関連画像
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まずはペアプログラミングの概要を詳しく解説します。それでは、詳しくみていきましょう。

 

ペアプログラミングとは

ペアプログラミングとは1台のパソコンで2人のプログラマーが共同で開発を行う手法のことです。

2人にはそれぞれ「ドライバー」と「ナビゲーター」という役割があり、一定時間に交代するのが好ましいとされています。

 

また、役割だけではなく、2人のメンバー自体も一定期間で交代が必要です。

 

 

ナビゲーターの役割

ナビゲーターは、ドライバーの使用に基づいたコードの記述の指示や、コードの誤りの指摘などのサポート作業を行います。

なお、ナビゲーターはパソコンを使いません。

 

 

ドライバーの役割

ドライバーはナビゲーターの指示に基づき、プログラムのコードを記述します。

また、ナビゲーターの指示への質問・提案なども行います。

 

ペアプログラミングは多くの場合、ナビゲーターを上級者、ドライバーを初心者が担当します。

なぜなら、指示を出す初心者がナビゲーターだと、作業効率が下がってしまうからです。

 

基本的には、上級者が指示し、初心者がそれに従ってコーディングを行うパターンとなります。

 

 

 

2.ペアプログラミングを導入するメリット


ペアプログラミング関連画像
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ペアプログラミングを導入するメリットは以下の3つです。

 

ミスが減る
コミュニケーションロスが減る
知識の共有が頻繁に行われてエンジニアの育成がスムーズになる
チームワークが良くなる

 

それでは、それぞれ詳しく解説します。

 

ミスが減る

コードを確認しながら作業を進めることで、コードの誤りや使用に沿っていない命令などのミスはナビゲーターが指摘します。そのためミスが減ります

 

 

コミュニケーションロスが減る

プログラム開発は誰ともコミュニケーションを取らずとも、仕事が完結する場合も少なくありません。

コミュニケーション不足によって、後からメンバー間の考え方や技術力の差が開いてしまうリスクもあります。

 

一方、ペアプログラミングでは、1つのプログラムを2人で開発するため、コミュニケーションが欠かせません

コミュニケーションの機会として、ペアプログラミングを活用するのも良いでしょう。

 

 

知識の共有が頻繫に行われてエンジニアの育成がスムーズになる

ペアプログラミングでは、1つのプログラムを2人で開発することで、知識やテクニック、開発への考え方などをお互いに共有できます。

特に開発経験の浅いエンジニアは、新たな知識を吸収できる良い機会です

 

経験が浅い人でも、考え方を共有できるという点で、経験者によっても良い刺激になるでしょう。

 

 

チームワークが良くなる

プログラム開発は時として1人で行き詰まってしまいます。

2人で協力して開発することで、チークワークの向上につながるでしょう

 

あまり知らなかった人同士でも、開発を一緒に行うことにより、相手を知る良い機会になります。

ペアプログラミングは、チーム内のモチベーションアップや信頼関係の構築に役立つものです。

 

 

 

3.ペアプログラミングを導入するデメリット


ペアプログラミング関連画像
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ペアプログラミングを導入するメリットがある一方で、当然ながらデメリットもあります。

ペアプログラミングを導入するデメリットは以下の通りです。

 

相性が悪いと業務効率が悪くなる
ナビゲーターにとって余計な工数を生むことがある

 

上記のデメリットを理解した上で、ペアプログラミングの導入を検討してください。それでは、デメリットを詳しくみていきましょう。

 

相性が悪いと業務効率が悪くなる

人によって、相性はつきものです。特に人付き合いが苦手な方や自ら意見を出すのが得意でない人にとっては、ペアプログラミングはストレスに感じ、かえって業務効率が下がってしまうかもしれません。

また、ペアの相性が良すぎるのも問題です。仲が良いと、無駄話が増たり緊張感がないことによるミスが発生しやすくなります。

 

 

ナビゲーターにとって余計な工数を生むことがある

初心者と熟練者のペアプログラミングでは、初心者のレベルアップには効果的ですが、熟練者にとっては退屈になちがちです。

ナビゲーターである熟練者が、1人で開発した方が構築が良いことがあります。

 

 

 

4.ペアプログラミングを導入する際の注意ポイント


ペアプログラミング関連画像
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ペアプログラミングを導入する際の注意ポイントは以下の3つです。

 

ドライバーとナビゲーターの相性
適度にブレイクタイムを入れる
意識してコミュニケーションをとるようにする

 

それでは、それぞれ詳しく解説します。

 

ドライバーとナビゲーターの相性

ドライバーとナビゲーターの相性には、注意してください。技術レベルと性格面の視点から相性を検討しましょう。

技術レベルが開きすぎると、上級者は退屈と感じ、初心者はかえって萎縮してしまいます。とはいえ、レベルが近すぎるのも問題です。

 

特に、初心者同士でペアプログラミングをやる意味はほとんどありません。技術レベルに加え、できれば性格面も考慮すると良いでしょう。

社員の意見を取り入れつつ、ドライバーとナビゲーターの相性を検討してください。

 

 

適度にブレイクタイムを入れる

ペアプログラミングでは、適度にブレイクタイムをとりましょう。

ペアプログラミングでは、熟練者と初心者のペアとなるケースが多く、熟練者のペースで開発が進みがちです。初心者が自ら休憩のタイミングを提案しづらいでしょう。

 

ペアプログラミングの熟練者の方が率先して、適度に休憩時間を確保するようにしてください。

互いにコミュニケーションをとり、2人にとって最適なペースを意識して、開発を進めましょう。

 

 

意識してコミュニケーションをとるようにする

先述した通り、ペアプログラミングではコミュニケーションが重要です。

むしろ、ペアプログラミングでコミュニケーションが少ないと、2人で開発している意味がないといえます。

 

特に初心者は上級者から学べる良い機会です。積極的に質問するようにしましょう。

上級者は初心者が質問・提案しやすいように、コミュニケーションの場を設けることが重要です。

 

 

 

5.まとめ


今回は、「ペアプログラミングとは?」といった説明から導入のメリット・デメリットまで詳しく解説してきました。

プログラム開発は1人で作業する場合が多いですが、ペアプログラミングではあえて2人で行います。

 

ペアプログラミングは、コミュニケーションの活性化や知識の共有の機会として効果的です。

ただし、ナビゲーターとドライバーの相性には注意してください。

 

相性が悪いと、かえって作業効率が下がってしまいます。エンジニアの成長に悩んでいる開発チームは、ペアプログラミングの導入を検討しましょう。

 

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