公開日:2019.05.29
更新日:2025.03.24
Go言語でWebアプリケーション開発・ソーシャルゲーム開発・IoT開発・ビッグデータ開発をするにあたり、フレームワーク選びは重要なポイントです。
Go言語フレームワーク種類が多く存在する現在、どのフレームワークを使用するのが良いのか、どのフレームワークを学習するべきなのか、フリーランスエンジニアの方は迷ってしまうと思います。
特にフリーランスエンジニアの方は求人・案件を探す際に、特定のフレームワーク経験を求められることや開発経験があると高単価になることが多いです。
今回は、フリーランスエンジニアの方に向けてフレームワークの概要から、おすすめのGo言語フレームワークについてお話していこうと思います。
フリーランスエンジニアとしてご活躍している方はもちろんのこと、今後フリーランスとしてご活躍するエンジニアの方にオススメの記事です。
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<目次>
1.Go言語フレームワークとは?
2.フレームワークとライブラリの違い
3.Go言語フレームワークを利用するメリット・デメリット
メリット
・作業効率の改善
・コードの統一性を保持
・バグの減少
デメリット
・ある程度の学習時間が必要
・費用がかかるフレームワークがある
4.Go言語フレームワークの市場動向
5.おすすめのGo言語フレームワーク10選
・Echo
・Revel
・Gin
・Beego
・Goji
・iris
・Aero
・Mango
・Gorilla
・Gocraft
6.Go言語フレームワークの求人・案件数
7.まとめ
Go言語フレームワークとは、Go言語を使用して小規模から大規模のWebアプリケーション開発・ソーシャルゲーム開発・IoT開発・ビッグデータ開発する際の土台として機能するソフトウェアのことを指します。
つまり、共通するコード(それぞれのプログラミング言語)に機能性を加えて形成された骨組みや枠組みです。
特に大規模のWebアプリケーションやWebシステム開発、IoT開発・ビッグデータ開発をする際、膨大な量のプログラムを書かなくてはなりません。
しかし、フレームワークを使用することで、プログラムの記述量を大幅に削減し、工数をさげる事が可能です。
経験が浅いエンジニアでもセキュリティが担保されたプログラムを作成する事ができます。
フレームワークを検索するとライブラリという言葉も頻繁に出てきます。
この章ではフレームワークとライブラリの違いを簡単にお伝え致します。
・フレームワーク
フレームワークは、プログラミングにおいて、特定のオペレーティングシステムのためのアプリケーションの標準構造を実装するのに使われるクラスやライブラリの集まりを指します。
つまり、汎用的に必要なものをまとめている枠組みや骨組みのことです。
・ライブラリ
ライブラリは、汎用性の高い複数のプログラムを一つにまとめたもののことを指します。
つまり、クラスや関数といったパーツのまとまりで提供されるソースコードの部品のことです。
Go言語フレームワークを利用するメリット・デメリットについてお伝えいたします。
・作業効率の改善
フレームワークを使用して開発をすることは作業効率の向上に繋がります。
フレームワークは、原形で利用できるテンプレート、再利用可能なクラス、ライブラリ、API等で構成されています。
多くの人が利用して信頼できるフレームワークを導入することで、大部分のコーディングは用意する必要がなくなる為、作業効率の改善に繋がります。
さらに機能やデザインのカスタマイズも簡単に出来るため、短時間で高品質なアプリケーションを開発することが可能です。
・コードの統一性を保持
チームで開発を行う際、フレームワークを使用するとコードの統一性を保持出来るというメリットがあります。
特にコーディングなどの技術力はフリーランスエンジニア毎で異なるため、コードに統一性が無くなり、結果として作業効率や開発スピードは落ちることが多いです。
フレームワークという共通ルールを使うことにより、フリーランスエンジニア毎のコーディングの違いを減らします。
・バグの減少
フレームワークなしでコーディングをすると多くの箇所でバグが発生する可能性が高まります。
これは単純に開発の力量が足りなかったこともあり得ますが、フレークワーク・ライブラリを使用することで自力で書く際よりもバグが出にくくなる傾向にあります。
・ある程度の学習時間が必要
Go言語自体の学習の他にGo言語フレームワークの学習にも時間を使わなければいけないことが挙げられます。
知識の素早いキャッチアップが必要になります。また、ドキュメントは英語で作成されていることや市場規模が小さいGo言語フレームワークは情報があまりないことなども有り得ます。
・費用がかかるフレームワークがある
Go言語フレームワークには無料で利用できるものもありますが、費用がかかるものもあります。
事前にしっかりと調べてから、Go言語フレームワーク学習をしましょう。
Go言語は技術としても安定しており、年々開発エンジニア人口が増加しています。
Go言語はDockerのコードの90%以上で使用されてます。
ポケモンGOやAbemaTVなどでDockerは使用されていることも市場が増加している要因でしょう。
開発言語同様Go言語フレームワークのニーズも高まっていくでしょう。
Go言語フレームワークはBBC Worldwide・Canonical・Heroku・Nokia・SoundCloudなど多くの企業で使われています。
Go言語やGo言語フレームワークを使ったWeb開発やIoT開発・ビッグデータ開発は今後拡大する可能性が高いでしょう。
ただ、フレームワークは流行り廃りがあり、現在も新しいものがどんどん開発されています。
そのため、常に最新の市場動向を確認して、知識をアップデートし続けましょう。
Go言語はGoogleが開発した大規模なWebシステム開発・ソーシャルゲーム開発・IoT開発・ビッグデータ開発まで行うことができる開発言語です。
特にIoT開発・ビッグデータ解析などの開発で使用されるため、Go言語求人・案件数は年々増加しています。
求人・案件数の増加に伴い、Go言語フレームワークは機能が豊富なものから軽量化を目指したものまで、多くの種類が開発され、使用されています。
この章では、Go言語開発の際によく使用されるGo言語フレームワーク10選をご紹介します。
フリーランスエンジニアの方は、ぜひ興味のあるGo言語フレームワークを見てみてください。
Echoは、軽量なGo言語フレームワークです。Ginを超える機能を搭載しています。
軽量フレームワークとして、近年注目を集めているGo言語フレームワークです。
RESTAPI向けのため、RESTの原則に沿った形で設計されたAPIを持っていることやJavaのSwingに近い、シンプルなソースコードを持つことなどが特長です。
Echoは、小規模から中規模のWebアプリケーション開発に適しています。
Revelは、MVCを採用したGo言語フレームワークです。機能が非常に充実していてフルスタックフレームワークである点が特長です。
Echoよりもコミュニティが活発なGo言語フレームワークで、大規模なWebアプリケーション開発に適しています。
しかし、Viewに関する情報が少なく、Viewに特化したWebシステム開発には、多少不向きです。
Ginは、歴史が古く人気のGo言語フレームワークです。
軽量でHTTPルーターのレスポンスが速く、Martiniの40倍という特長があります。
Beegoは、簡単にWebアプリ開発が出来るGo言語フレームワークです。
API・Webアプリケーション・バックエンドサービスなどを高速に開発出来ることや充実したドキュメントがあることが特長です。
Go言語フレームワークを初めて学習するエンジニアにおすすめです。
Gojiは、Net/httpとの互換性があるGo言語フレームワークです。
様々なカスタマイズが可能でシンプルな構造になっていることやGinの次に高速で動作をすることが特長です。
Gojiは小規模や中規模Webアプリケーション開発に適しています。
irisは、ベンチマーク最速を謳っているGo言語フレームワークです。
デバイス関係なく使用できるため、Webサーバやデスクトップ・スマートフォン・ラズベリーパイなどで高速パフォーマンスを発揮することが特長です。
また、Go言語フレームワークの中でもドキュメントが圧倒的に充実しており、コストをかけず学習出来ることも特長の1つです。
Aeroは、高速なGo言語のWebフレームワークです。
Aeroの詳細はGithubで確認することができます。
Aeroのフリーランス求人・案件は一定数存在するため、多少人気が高いことはわかります。
しかし情報はほとんど出ていないため、使用される方はしっかりと調べてから使用することをおすすめします。
MangoはGo言語用のモジュラー型Webアプリケーションフレームワークです。
Mangoの特徴として、シンプルなフレームワークであることや、ミドルウェアとアプリケーションは関数型スタイルで書かれており、全てを自己完結できることなどが挙げられます。
MangoはWebフレームワークやWebアプリケーション、ミドルウェアのためのシンプルで統一されたAPIを強制することで、HTTP機能の再利用可能なモジュールをできるだけ簡単に構築することを目的としています。
GorillaはGo言語のためのWebツールキットであり、Webアプリ開発の効率化できます。
GorillaはGo言語の中で最も長く稼働しており、最大のコミュニティを持っている特徴があります。
なお、GorillaをGo言語フレームワークと紹介しているサイトもありますが、公式サイトではフレームワークではないと公表されています。
Gocraftは高速でスケーラブルなルーティング性能を提供する人気のあるGo言語のWebフレームワークです。
GocraftはGo言語のmuxとミドルウェアのパッケージで、キャスティングとリフレクションの機能により、静的なコードの型付けをサポートしています。
Gocraftの特徴として、組み込みのミドルウェアでオプション機能の追加や記述が出来たりバックエンドのWebアプリケーション開発に適していることなどが挙げられます。
実際にGo言語フレームワーク求人・案件はどのぐらい市場に出回っているのか?
フリーランスエージェント各社に公開されているGo言語フレームワーク求人・案件数をお伝え致します。(2022年3月時点)
Go言語フレームワーク求人・案件はGinが379件、Echoが77件、Aeroが58件、Revelが11件です。
Go言語求人・案件では、Ginを使用することが多いです。
Go言語エンジニアや今後Go言語の学習を検討している方は、GinはもちろんのことEchoやAeroも同時に学習することをおすすめします。
また、フリーランスエージェント各社は公開中のGo言語フレームワークを使う求人や案件だけでなく、登録中のGo言語エンジニア専用の非公開案件を保有しています。
非公開案件はまだインターネットには出回らない優良なGo言語フレームワークを使う求人や案件が多いため、複数フリーランスエージェントに登録し、定期的に非公開のGo言語フレームワークを使う求人や案件情報を取得しましょう。
今回はフレームワークの概要からオススメのGo言語フレームワークについてお話致しました。
作業効率よく行うにはフレームワークを使って開発することが良いでしょう。
Go言語フレームワークは現在、Ginを使う求人・案件数が多いです。
しかし、EchoやRevel、irisなどの様々な特徴を持ったGo言語フレームワークが存在します。
フレームワークは流行り廃りがあり、現在も新しいものが日々開発されています。
常にGo言語や周辺知識に関する最新情報を確認し、アップデートすると良いでしょう。
開発規模や環境・分野を考慮した上で、慎重に選択することをおすすめします。
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