RPAエンジニアとは?RPAエンジニアの仕事内容や需要や将来性などを徹底調査!

転職市場動向分析

2021.04.13

RPAという言葉を近年聞いたり、見たりすることが多くなってきているかと思います。
RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略語です。

RPAは、ホワイトカラーのデスクワーク(主に定型作業)をソフトウェア型のロボットが代行・自動化する技術を指します。RPA技術で自動化して負担を軽減したり、業務効率化に役立つソフトウェアとしての役割が期待されています。
そのようなRPA導入やRPA開発をするエンジニアがRPAエンジニアです。
今回は、RPAエンジニアの仕事内容や必要スキル、需要/将来性について詳しく解説していきます。


特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・RPAエンジニアとしてフリーランスを今後検討している方
・RPAエンジニアとしてフリーランスで活躍をしている方
・RPAエンジニアに興味・関心がある方
・RPAなどの最新技術に興味・関心がある方

 

 

 

1.RPAエンジニアとは?


RPAエンジニアは、ITエンジニアのなかでも特にRPAを導入する際に活躍するエンジニアです

 

RPAロボットの設計から運用、サポート、コンサルティングまでを行うスペシャリストといえます。
海外ではデジタル・ワークフォースと呼ばれている分野です。日本国内で2016年からRPAという言葉が浸透し始め、その分かりやすさ、即効性から2017年には世間に大きく普及しました。

 

事業所内での事務処理を多く抱える業界(金融・保険、不動産、食品、メーカー、IT)などでRPAが導入されています。
RPAエンジニアの担当業務は、要件定義・設計、開発、保守・運用などあります。

 

 

 

2.RPAエンジニアの仕事内容


RPAエンジニアの仕事内容は、担当フェーズ毎により異なります。

RPAエンジニアでも、担当する仕事によっては必要スキルが異なるため今後RPAエンジニアを検討している人は必ず違いを学んでおきましょう。

 

RPAエンジニアの仕事内容は、主に2つに分類されます。

RPA開発エンジニア:RPAエンジニアとしてシステム開発を担当
RPA運用・保守(サポート)エンジニア:RPAエンジニアとして導入したRPAシステムのサポートを担当

 

RPA開発エンジニア

RPA開発エンジニアは、主に導入フェーズを経てRPAを適用する業務が決定し、システム構築の方向性が確定した後から担当します。

 

開発の際、RPAツールを使用し実装をイメージしながら、ロボットを構築します。
RPAエンジニアはクライアントが要望するようなRPAの動作シナリオを作成することに注力すると良いでしょう。

 

シナリオとはクライアントが実際に行なっている業務に沿った形でデザインされたPRAの動作プロセスのパターンのことです。クライアントによって、RPAをどのように活用したいのかはそれそれ異なります。
RPAエンジニアは業務プロセスをしっかり把握して置くことが望ましいでしょう。

 

また、RPA開発エンジニアとして、コンサルタントの領域である導入フェーズを担当することもあります。
そのため、RPA自体について精通していることやクライアントの要望を理解しておくことも望ましいでしょう。

 

 

RPA運用・保守(サポート)エンジニア

RPA導入が完了しクライアントの運用開始した後に保守フェーズに移ります。

 

RPA運用・保守(サポート)エンジニアはエラーなど問題が起きた場合、ロボットの修正対応やクライアントへの指示出しをすること、軽微なカスタマイズ対応を実施することなどが主な仕事です。

 

RPAの保守・運用業務では、ロボット構築作業についてより効率化・高品質化することを目的にマニュアル作成を行うこともあります。

更にサポートの役割として導入に伴う調整・社内説明などの場に参加することも仕事です。

 

 

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RPAエンジニア
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3.RPAエンジニアに必要な知識・スキル


RPAエンジニアとして、必要な知識やスキルは主に以下のように3つあります。

 

しかし、ご紹介する3つの必要なスキルや知識以外にもRPAに関連する業務の経験や知識も多数あります。

そのため、ご紹介する必要なスキル・知識以外にもRPAエンジニアとして必要と感じることがあれば積極的に取り入れていきましょう。

 

システム開発の経験

RPAエンジニアとして、システム開発経験は必要になります。

 

これはRPAエンジニアだけに当てはまることではないと思いますが、エンジニアとして様々なシステム開発経験があることによって、開発する際に多角的に物事を観察できたり、考察することが出来るようになります。
RPAエンジニアとして活躍していくことにおいて、全く関連のないシステムやプログラミング言語を使用した開発でも基本的にプラスになるでしょう。

 

システム開発経験のない方がRPAエンジニア求人・案件に参画出来る可能性は低いでしょう。
しかしVBやVBA、Javaなど他言語で開発経験があるエンジニアがこれまでの経験を生かして、RPAエンジニア求人・案件にチャレンジする場合のみ、参画出来る可能性が高いと言えるでしょう。

 

 

Access、Excel VBAなどの経験

RPAエンジニアとして、Access、Excel VBAの経験があると案件に参画しやすくなるでしょう。

 

RPAは事務作業を効率化するためのスキルです。そのため、データベース集計や分析業務を定型化することは重要な役割の1つです。

Accessはデータベースを扱うためのツールであり、大量のデータを収集・保存・利用する際に機能があります。

 

Excel VBAとは、Excel上でデータを組み合わせて一連の処理を行うマクロを記述するためのプログラムです。RPAはマクロともよく比較されます。

Excelでは、データベースを使用しなくてもシート上に入力されたデータを組み合わせて処理を行うことができます。

 

RPAエンジニアとして、Excel VBAやAccessを使用したシステム開発経験やそれらのスキルの知識などがあると活躍しやすいでしょう。
多くのRPAエンジニアの求人・案件はVBAやAccess、Excelなどのスキルを要求することが多いです。

 

 

RPAツールの経験

RPAエンジニアとしてRPAツールの提供に携わった経験があると案件に参画しやすくなるでしょう。
有名なRPAツールは、UiPath、Automation Anywhere、WinActor、BizRobo!、Blue Prismなどがあります。

 

また、RPAの提供側以外にもユーザーとしての利用経験がある場合もRPAツールの知識があると言えます。
RPAツールの使用経験があると、クライアントとコミュニケーションを取る際、相手の要望や出来ること、出来ないことも区別をしっかりと相手に伝えることが可能でしょう。

 

 

 

4.RPAエンジニアの年収相場や将来性


RPAエンジニアの年収相場や将来性
RPAエンジニアの年収相場や将来性

 

まず、RPAエンジニアの年収相場について解説していき、その後に将来性について解説していきます。
RPAエンジニアの年収相場は、約600~960万円ほどです。(フリーランスエンジニアの場合)
月単価に換算すると、50~80万円です。

 

RPAエンジニアでも正社員の年収相場は、約400~600万円ほどです。
RPAエンジニアの単価に関して、スキルや経験年数で参画できる求人・案件が大きく異なりますので、その分単価も大きく異なります。

 

またシステム開発やRPAツールの使用経験、PM経験、コンサルタント経験など様々な経験を持っている方は、上流工程での案件も参画可能であるため、月100万円以上の単価も大いに狙えます。

 

RPAエンジニアは今後も需要があることが見込めます。

その背景には少子高齢化の進行があります。日本の生産年齢人口は、1995年をピークに年々減少しています。企業にとっては人材確保がますます困難になるでしょう。

 

現在のITエンジニアにおける有効求人倍率は約10倍という結果が出ており、特にIT業界は深刻な人材不足となっております。

また、企業の生産力の面では、生産年齢人口の減少により生産量や生産スピードが低下し、国際競争の中で生き残るのが難しくなってくると予想されてます。

 

ある調査では、2019年日本のGDPは世界3位から2050年に8位まで低下するとも予想されています。

 

国内のRPA市場規模は2016年の8億円から上昇し続けており、2022年までに400億円に達すると予想されています。

また世界では日本国内よりもRPA技術の発展が進んでいます。世界の市場規模を見ると2020年には約5,500億円に達すると言われています。

 

2025年までに世界中の1億人のホワイトカラーとされる人材がRPAに置き換えられるとされており、20年後には47%の雇用が自動化および機械化されると予想されています。
これらのことを考慮するとRPA導入を検討する企業は増加することが予想されるため、相対的にRPAエンジニアの需要も増すでしょう。

 

 

 

5.まとめ


この記事では、RPAエンジニアの概要や仕事内容、年収相場や将来性について解説してきました。
現在多くの企業でのRPA導入が進んでおり、ロボット構築や運用・保守を行う専門職である「RPAエンジニア」の求人・案件ニーズが増加しています。

 

RPAエンジニアとして活躍を希望している方または、未経験でチャレンジしたい方はExcelやAccess、VBA、VBの開発経験やRPAツールを積極的に経験しておくことをおすすめします。
今後もRPA技術は発展していくことが予想され、将来的にはIPA(Intelligent Process Automation)に変化していくという考え方も出てきています。

 

そのため、RPAエンジニアに興味がある方は、是非ご自身で調べてみることをオススメします。

 

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