スクラムマスターって何?具体的な役割や資格があるのか徹底解説!

転職

公開日:2020.03.31

更新日:2025.03.24

スクラムマスターって聞いたことありますか?
スクラムマスターとは、スクラム開発において必要な役割のことを指します。
今回はスクラムマスターはどのような役割なのか、必要とされる資格はあるのかなどについて解説していきます。

特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・今後スクラムマスターを検討している方
・既にスクラムマスターとして活躍をされている方
・スクラムマスターとしての知識を学びたい方

 

 

 

1.スクラムマスターとは?


スクラムマスターとは、スクラムがうまく回るように全体調整する役割です。

また、開発チームで出た課題を解決するため、外部と交渉やメンバーと相談したりして課題解決を進めます。

 

つまり、プロジェクトを円滑に進めるための調整役のポジションです。

スクラムのルールや進め方をプロダクトオーナー・開発メンバーに説明し、効果的な実践を促します。

 

またプロダクトオーナーや外部メンバーの不必要な開発や無謀な要望を修正したり、タスクを調整して開発メンバーに均等に業務が行き渡るようにします。
スクラムマスターは専任の場合や開発メンバー兼任の場合など、企業によって異なります。

 

スクラムマスターの役割はスクラム開発を円滑に進めるため、中長期視点でチーム力強化を図ることでもあります。知識形成のため開発メンバーに勉強会の参加を促したり、事前に問題を察知し解決させます。
スクラムマスターはチームに指示は出さず、プロダクトオーナーと開発チームのサポートに徹します。

 

問題が発生した場合は、両者の話し合いの場を設けスクラム開発の遅延防止を図ることもあります。

 

なお、スクラムマスターとはスクラム開発において必要不可欠な役割ですが「スクラム開発とは何か」をより具体的に学びたい方は下記記事をご一読いただくことをおすすめします↓

 

 

 

 

2.スクラムマスターの役割は?


スクラム開発におけるスクラムマスターの役割を解説していきます。
スクラムマスターの業務は直接スクラム開発の進捗を管理しない、スクラム開発チームがスクラム開発に取り組めるように支援することです。

 

開発メンバーへの助言を含めた教育、チーム内外の関係者に働きがけを行うなど、問題のレベル感に合わせて、課題解決に向けたアクションを実施します。
スクラムマスターはスクラムチームの課題を把握するために、日々のスクラム会議に参加します。

 

スクラム会議では、前のスクラム会議から何をしたか?、次のスクラム会議までに何をする予定か?、困っていることはあるか?など、スクラムマスターが開発メンバーに確認します。
そのため、スクラムマスターは、サーバントリーダーシップのスキルを持っている人が良いと言われます。

 

サーバントリーダーとは、発案者のロバート・K・グリーンリーフ氏の著者曰く「まず相手に奉仕し、その後相手を導く者」のことを指します。
理想的なスクラムマスターとは、常に開発メンバーの意見に耳を傾け、開発メンバーや顧客などステークホルダーにとって最適なスクラム開発環境の構築が出来る人です。

 

 

 

3.スクラムマスターは資格必要なの?


この章ではスクラムマスターとして資格は必要なのかについて解説していきます。
スクラムマスターとして必ず取得しなければいけない資格はありません。しかし認定資格はありますので、下記にてお伝えしていきます。

 

認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster:CSM)

 

スクラムマスターの認定資格にはいくつか種類がありますが、最もメジャーと言われている認定資格は、Scrum Allianceの認定スクラムマスターです。
Scrum Allianceにおいては、まずこの認定資格を取得し、実践を経たうえで上位の資格へとステップアップしていくことができます。

 

 

A-CSM(Advanced Certified ScrumMaster)

 

A-CSMは、CSMの上位資格です。取得には、認定済みの教育の提示や12か月以上の実務経験など、複数の条件をクリアすることが要求されます。

 

 

CSP-SM(Certified Scrum Professional-ScrumMaster)

 

CSP-SMは、A-CSMの更に上位の資格です。取得には、認定済みの教育の提示や24か月以上の実務経験などが要求されます。

 

 

PSM(Professional Scrum Master)

 

PSMは、Scrum Org. によるスクラムマスターの認定資格です。

スクラムに関する知識を問われるテストによって、合否が決まります。 トレーニング等は必須ではありませんが、理解を深めるために2日間のコースを受講します。

 

 

LSM(Licensed Scrum Master)

 

LSMは、Scrum Inc によるスクラムマスターの認定資格です。トレーニング受講後Webの認定試験を受験し、合否が判断されます。

 

 

上記の資格は歴史が長く、事前研修を行い試験を受験する事が可能です。

試験を受けることによりスクラムの基礎〜応用の理論から実践までを幅広く学び、深く理解することができます。

 

試験の合格率は明らかにされておりません。
日本では未だスクラムマスターの資格評価や価値が安定していないため、どのレベルまで資格を取得すれば良いのか、資格を取得したことによりどの程度、有利に働くのかなど現状では判断しにくい可能性があります。

 

そのため、興味のある方はスクラムマスターの資格について詳細を自身で調べてみることをお勧めします。

 

 

 

 

4.まとめ


スクラムマスターの具体的な役割や、役立つ資格について解説していきました。

 

近年、IT業界ではスクラム開発に関心が高まっており、スクラム開発について確かな知識、業務経験のあるエンジニアへの評価も高まっています
ぜひ本記事でスクラムマスターについての知識を高めていただき、スクラムマスターを目指してみてはいかがでしょうか。

 

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本記事がスクラムマスターに興味のある方/今後検討している方にとって参考になれば幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

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