フリーランスも健康診断を受けよう!健康診断をお得に受診できる方法をご紹介

フリーランス常識

2021.05.26

フリーランスになると、会社員時代とは異なり、健康診断に費用がかかります。

そのため受けた方がよいとは思っていても、フリーランスになってから健康診断を受けていない方は多いかもしれません。
しかしフリーランスの方でも、健康診断を受けることをおすすめします。

本記事ではフリーランスの方が健康診断を受けるべき理由と、健康診断をお得に受診できる方法を解説していきます。

 

 

 

1.フリーランスでも健康診断を受けなければいけない理由


フリーランスが健康診断を受けるのには費用がかかります。

しかしお金を掛けてでもフリーランスが健康診断を受けるべき理由が2つあります。

 

フリーランスも会社員も関係なく体調は生産性に影響する

フリーランスでも、会社員の方でも関係なく、体調は生産性に大きな影響を与えます。

体調が優れなければ、生産性が落ちてしまうでしょう。

 

体調や心身が不調にもかかわらず会社に出勤することで遂行能力が低下し、生産性が落ちている状態を「プレゼンティーズム」と呼びます。
体調と生産性の関連性は厚生労働省も認めており、海外でもプレゼンティーズムの改善は重要視されている課題です。

 

健康への投資が従業員の健康増進や活力向上につながり、組織の活性化・生産性向上や優秀な人材の獲得・人材の定着率の向上に結びつき、ひいては業績向上や企業価値向上に寄与するからです。
引用:厚生労働省保健局

 

プレゼンティーズムは、企業が従業員の生産性を落とさないための対策としての文脈で語られることが多いです。
フリーランスも健康診断などの形で、自分の健康への投資を行い、常に生産性を高く保つ必要があります。

 

 

フリーランスは働けなくなった瞬間に収入が止まる

フリーランスは働けなくなった瞬間に、収入が止まってしまうことを考えましょう。
会社員の場合、有給休暇や傷病手当金、障害年金を利用することで、1年以上は一定の収入を維持できます。

 

しかしフリーランスには、そのような保障はありません。
フリーランスも任意で「所得保障保険」や「就業不能保険」に加入できます。保険会社によって異なりますが、2年間一定の保障を受けられる保険もあります。

 

何よりも重要なことは病気にならないこと、そして病気になった場合に早期発見してすぐに治療を開始し、再び働けるようになることです。

そのためにはフリーランスは健康診断を受け、健康状態を把握する必要があります。

 

 

 

2.フリーランスの健康診断は経費にならないので注意


労働安全衛生法では会社の従業員の健康診断を法律で義務づけているため、経費になります。

しかしフリーランスなど個人事業主は、事業主本人に健康診断を受けることを義務づけてはいません。

 

フリーランスの健康診断は任意となり、経費にはなりません。また確定申告における医療費控除の対象にもならないため注意しましょう。
ただし健康診断の結果、重大な病気が発見され、治療を受けた場合、健康診断費用は医療費控除の対象となります。

 

また健康診断は自己負担で受診する場合、1万円以下に抑えることが可能です。

そのため「大きな負担がかかるのではないか」という心配は必要ありません。

 

 

 

3.フリーランスでお得に健康診断を受診する方法


フリーランスにおいて健康診断は経費にならないため、次の方法を参考にし、お得に健康診断を受けましょう。

 

保険組合指定の健康診断

会社を退職する前に加入していた保険組合で手続きを行うことで、2年間任意で健康診断を継続可能です。

健康診断で補助される金額や条件は保険組合によって異なるためご自身でチェックしてみましょう。

 

全国健康保険協会の場合は、健診費用は健診機関によって異なります。

年度内1人1回に限り、健診費用の一部の補助を受けることが可能です。また一般健康診断の他にいくつかの種類の健診の補助を受けられます。

 

またライターやイラストレーター、WEBデザイナーなどの方が加入している文芸美術国民健康保険組合の場合、加入者は年に1回、健診専門クリニックで基本健診を受診可能です。

 

 

特定健康診査

40歳〜74歳の方が対象の、主に生活習慣病を予防するための健康診査です。

この診査は国が定めたもので、どの自治体でも行なっています。

 

住んでいる地域の国民健康保険に加入し、年度途中に国民健康保険への加入や脱退、転出がない方が対象です。
特定健康診査の結果、生活習慣の改善が必要とされた場合、特定保健指導を受けられます。

 

料金は自治体によって異なり、無料または500円〜1,000円程度です。

対象者は腹囲やBMI、血圧、血糖値、中性脂肪、HDLコレステロールの数値など様々なリスク要因から選定されます。

 

フリーランスとして不健康な生活をしている自覚がある方は、特定健康健診を受けると良いでしょう。

 

 

市区町村の一般的な健康診断

学校や勤務先で健康診断を受診する機会がない方向けに市区町村が行なっている健康診断です。

料金は自治体によって異なりますが、無料または格安で健康診断を行なっている市区町村もあります。

 

たとえば東京都品川区の場合は以下の通りです。

 

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また品川区では乳がんや子宮がん健診など、女性向けの健診も行なっています。

 

このように無料で健康診断を行なっている自治体もあるため、確認しましょう。
なお30歳以下は健康診断を受けられない市区町村もあります。

 

その場合は有料で健康診断を行なっている近くの病院を利用しましょう。

一般的な検査項目なら数千円程度で受診可能な病院もあります。

 

 

あんしん財団

あんしん財団は中小企業の発展と福祉の増進を目的に、ケガの補償、福利厚生サービスや災害防止サービスを提供しています。月々2,000円の会費でサービスを利用できます。

あんしん財団で補償しているのはあくまでケガのため、病気の際には補償は出ませんが、1年に1回まで定期健康診断もしくは人間ドックの受診費用の補助金が出ます。

 

補助金は定期健康診断の場合で2,000円、人間ドックの場合で6,000円です。

2020年4月から人間ドックの場合の補助金が変更されているため、注意しましょう。

 

 

献血

献血の際には血液センターは献血への感謝の気持ちとして7項目の生化学検査成績と8項目の血球計数検査成績についてお知らせしています。

そのため健康診断の代わりに献血を受けるという方もいるようです。

 

献血は社会的な意義が大きく、人の役に立ちます。

まさしくWin-Winの関係が成り立っているため、住んでいる市区町村の健康診断項目に血液検査が含まれていない場合は、献血を行うのもよいでしょう。

 

 

 

4.まとめ


本記事ではフリーランスも健康診断を受けるべき理由と、お得に健康診断を受ける方法を紹介してきました。

フリーランスは健康管理など、全て自己責任になります。生産性が落ちたり、働けなくなってしまうことのないように、健康診断を利用して、体調は自分で管理していきましょう。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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