フリーランスに福利厚生はあるの?|会社員との福利厚生の差やフリーランス向け福利厚生サービスを紹介!

フリーランス常識

2021.09.07

フリーランスには福利厚生が正社員ほど整備されていません。しかし、最近個人型福利厚生サービスが普及しており、フリーランス向けの福利厚生サービスも誕生しています。

そこでこの記事では会社員との福利厚生の差やフリーランスにおすすめの福利厚生サービス、福利厚生サービス選びに迷った際の解決法について詳しく説明していきます。

特に下記の方にはこの記事は一読していただきたいです。
・現在フリーランスとして活躍されている方
・現在会社員でフリーランスになりたいと考えている方
・フリーランス志望の学生

<目次>
1.フリーランスには福利厚生制度がない
福利厚生の概要
個人事業主と会社員の福利厚生の差
2.福利厚生費は従業員のために事業主が払う経費
3.フリーランスにおすすめ福利厚生サービス6選
クラウドソーシングサイトのサービス
・ランサーズ(Lancers)
・クラウドワークス(CrowdWorks)
福利厚生代行業者のサービス
・フリーランス協会
・フリーナンス(FREENANCE)
・ベネフィット・ステーション(Benefit Station)
・クラブオフ(Club Off)
4.フリーランスが福利厚生サービス選びに迷った際の解決法
自営業として仕事で利用しているサービスを使う
会社員時代に利用していた福利厚生サービスを使う
複数の福利厚生サービスに期間限定で加入して比較する
5.まとめ

 

 

 

1.フリーランスには福利厚生制度がない


フリーランス福利厚生
フリーランス福利厚生

フリーランスは特定の会社の福利厚生制度を受けられないのがデメリットです。

組織に所属していないので、社宅契約や社食、社員旅行、家族手当など、何らかのサービスと契約しないと福利厚生制度が受けられません。

 

そこで、ここでは福利厚生の概要と会社員の福利厚生の違いについて紹介します。

 

福利厚生の概要

福利厚生制度には『法定福利』と『法定外福利』の2種類があります。

法定福利:社会保険料や厚生年金の支払い、年末調整など法律によって義務付けられた会社負担の制度
法定外福利:保養所の使用や住宅手当、通勤手当、社食など、義務ではなく会社が用意した様々な制度

 

福利厚生と言えば、法定外福利の方に目がいきがちです。

しかし、会社員とフリーランスの最も大きな福利厚生の差は法定外福利にあります。

 

 

個人事業主と会社員の福利厚生の差

会社員の場合は高額な社会保険料を会社が折半してくれますが、フリーランスの場合は全額負担しなければなりません。

年金に関しては、フリーランスは厚生年金に加入することができないので、将来もらえる年金額がかなり少ないです。

 

一方、会社員は会社と折半して払う厚生年金+企業年金により、将来の年金額を増やすことができます。

フリーランスは社会保険料を算出する際に確定申告が必要ですが、会社員は年末調整で会社が確定申告+納税を行ってくれます。

 

 

 

2.福利厚生費は従業員のために事業主が払う経費


フリーランス福利厚生
フリーランス福利厚生

福利厚生費とは『従業員の福祉向上のための事業主が支払う経費』です。

つまり、経費にするには事業主から従業員へ支払われないといけません。

 

旅行の場合、事業主なら社員旅行にすれば、従業員のために使った経費になります。

しかし、同じ旅行でもフリーランスは従業員に支払うお金ではありません。 

 

 

 

3.フリーランスにおすすめ福利厚生サービス6選


フリーランス福利厚生
フリーランス福利厚生

フリーランスの福利厚生が会社員と比較して整っていないことが分かりました。

しかし、最近はフリーランス向けの福利厚生サービスが充実しています。

 

ここでは組織に属していないフリーランスでも加入できる福利厚生サービスを紹介していきます。

 

クラウドソーシングサイトのサービス

仕事を受注するためにフリーランスやクラインアントが利用しているクラウドソーソングサービスにも福利厚生サービスがあります。

一定の条件をクリアしていれば、旅行や食事、フリーランスとしてのスキルアップ支援も受けることができます。

 

そこで以下のクラウドソーシングサイトの福利厚生サービスをチェックしてみてください。

 

・ランサーズ(Lancers)

ランサーズ(Lancers)
ランサーズ(Lancers)

ランサーズ会員向けの福利厚生サービス『フリーランストータルサポート』です。

ランサーズで『過去3ヶ月連続で5,000円以上の報酬を獲得した人』なら加入できます。

 

全国25万都市でサービスが受けられるので、地方に住んでいる方にもおすすめできます。

健康・ヘルスケア/育児介護サービス/スポーツ・フィットネス/食事・グルメ/旅行優待/レジャー/エンタ/ショッピング/美容・ビューティーなど9分野に別れています。

 

 

 

・クラウドワークス(CrowdWorks)

クラウドワークス(CrowdWorks)
クラウドワークス(CrowdWorks)

クラウドワークス会員向けの福利厚生サービスです。

毎月3,000円以上の報酬を獲得している方が対象です。

 

毎月3,000円以上の報酬を獲得し続ければ、継続的に無料で利用できます。

福利厚生はランサーズと同様に9つの内容を受けることができます。全国23万を超える施設を割引でご利用できるサービスです。

 

 

 

福利厚生代行業者のサービス

福利厚生代行業者のサービスなら民間企業の会社員と同等の福利厚生特典を受けることができます。

フリーランス本人だけでなく、家族や友達にも適応できるサービスがあるので利用しやすい福利厚生サービスです。

 

そこで以下の福利厚生代行業者のサービスをチェックしてみてください。

 

・フリーランス協会

フリーランス協会
フリーランス協会

フリーランス協会はフリーランス向けの福利厚生サービスを提供しています。

加入条件はフリーランス協会の会員になることです。

 

無料で自動加入できる『フリーランス賠償責任保険』では、著作権侵害や情報漏洩、納期遅延など業務リスクをカバーしてくれます。

株式会社イーウェルの福利厚生サービス『WELBOX』に加入でき、健康診断の優待も行ってくれます。

 

また、以下のようにサービスがフリーランスに特化しています。

コワーキングスペースの優待サービス
バーチャルオフィス
ジョブマッチング

 

 

・フリーナンス(FREENANCE)

フリーナンス(FREENANCE)
フリーナンス(FREENANCE)

フリーナンスは株式会社GMOクリエーターズネットワークのフリーランスに特化した福利厚生サービスです。

あんしん補償:損害賠償保険を担ってくれる
専用口座の開設:フリーナンス振込専用口座を無料開設するだけで、最高5,000万円の保証が付く
即日支払い:請求書をフリーナンスが買い取り、最短即日で振り込んでくれる

 

 

・ベネフィット・ステーション(Benefit Station)

ベネフィット・ステーション(Benefit Station)
ベネフィット・ステーション(Benefit Station)

ベネフィットステーションは『ベネフィット・ワン』の福利厚生サービスです。

個人利用ではおよそ140万以上の割引メニューを展開しています。

月単位の契約の『プライベート』:月額330円(税込)。

 

会員限定のポイントプログラム『ペネポ』は楽天スーパーポイントなどと交換できます。

還元率も高く、1ペネポにつき、1円として使用できます。

 

 

・クラブオフ(Club Off)

クラブオフ(Club Off)
クラブオフ(Club Off)

クラブオフは『リロクラブ』の福利厚生サービスです。VIP会員とスタンダード会員から会員種別を選べます。

リロクラブを契約を結んでいる企業の会員サービスに入ると、国内外の約20万箇所以上のホテルや映画館などで優待サービスが受けられます。

 

J:COMやベネッセなど身近なサービスの優待を受けることができます。

二等身までの家族に会員料金が適応され、本人が同行する場合は友達も会員料金でサービスを利用可能です。

 

Amazonギフト券が1%引きで購入できる点も魅力の一つです。 

 

 

 

4.フリーランスが福利厚生サービス選びに迷った際の解決法


フリーランス福利厚生
フリーランス福利厚生

今回紹介しただけでも特徴がバラバラなので、自分がどの福利厚生サービスを利用すべきか迷う人も多いと思います。

そこでここではどんなサービスを使うべきかの解決法を紹介していきます。

自営業として仕事で利用しているサービスを使う
会社員時代に利用していた福利厚生サービスを使う
複数の福利厚生サービスに期間限定で加入して比較する

 

 

自営業として仕事で利用しているサービスを使う

現在利用しているクラウドソーシングなどのサービスを利用することをおすすめします。

なぜなら、利用条件を簡単に満たすことできるためです。

 

例えば、普段からクラウドワークスやランサーズを利用していれば、報酬が途切れることもありません。

そのため、クラウドワークスを利用する方は福利厚生サポート、ランサーズを利用する方には『フリーランストータルサポート』がおすすめです。

 

 

会社員時代に利用していた福利厚生サービスを使う

これまでの勤務先で利用していた福利厚生サービスを利用してみてください。

一度使ったサービスなので良し悪しも分かっているためです。

 

例えば、旅行の割引率はイマイチだけど、割引を使えるお店が多いなどメリットを熟知しているはずです。

以前利用していたサービスがあれば、再度加入することをおすすめします。

 

 

複数の福利厚生サービスに期間限定で加入して比較する

期間限定で様々なサービスを試してみるのもおすすめです。

複数の福利厚生サービスを比較でき、自分に合っているかが分かるためです。

 

とりあえず、1ヶ月だけ試してみてメリットとデメリットを書き出してみてください。

自分が福利厚生サービスに何を求めているかが分かってくるので、ベストな福利厚生サービスを選択できる可能性が上がります。

 

 

 

5.まとめ


会社員との福利厚生の差やフリーランスにおすすめの福利厚生サービス、福利厚生サービス選びに迷った際の解決法について詳しく説明してきました。

組織に所属しないフリーランスは特定の会社の福利厚生制度もなく、福利厚生費を経費に計上することもできません。

 

しかし、フリーランスの福利厚生サービスを使えば、いざという時に業務リスクを避けられたり、割引率の高いレジャーや旅行でリフレッシュできたりします。

ぜひ本記事でフリーランスの福利厚生の知識を高めていただき、フリーランスを目指してみてはいかがでしょうか。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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