AI(人工知能)を導入することのメリット・デメリットについて分かりやすく解説!

開発

2022.01.12

AIとはArtificial Intelligenceの略称であり、コンピュータに人間の行う作業や動作を任せる仕組み、またはコンピュータによって知能を研究することを指します。


AI(人工知能)はさまざまな技術や分野に応用できることから、DXの推進の一角を担う存在であり、AI(人工知能)を企業活動に役立てたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。


今回はAI(人工知能)でできることや得意領域、そしてAI(人工知能)を導入することによるメリットやデメリットについてご紹介します。

 

 

 

1.AI(人工知能)でできることとは|AI(人工知能)の得意領域


AI(人工知能)メリット関連画像
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はじめにAI(人工知能)でできることや得意領域について見ておきましょう。

 

繰り返し行う単純作業

AI(人工知能)は繰り返し行う単純作業が得意領域です。

同時に人間と比べて高速で処理できることから、日々の業務にありがちな定形作業を任せることができます。

 

例えば、エクセルから社内の基幹システムへの転機、出力されたデータの受け渡し、フォームから送信された定形のメッセージへの応答など、人間がマニュアルに沿って行う作業や業務であれば完璧にこなすことが可能です。

既にオフィスソフトやWindows上の操作をAI(人工知能)とRPAで自動化するような仕組みが浸透しつつあり、目視によるチェックや人力の手入力による事務作業の軽減に役立てられています。

 

 

データ分析

AI(人工知能)はデータ分析も得意領域です。

用意されたデータを用意された計算式や分析方法で出力することはAI(人工知能)にとって簡単な作業と言えます。

 

同じ作業を人間が行おうとすると膨大な時間が必要ですが、AI(人工知能)であればマシンの性能に比例して処理するまでの時間が短縮できます。

特に人間では処理しきれない量のデータ分析に向いており、非現実的なデータ分析であってもAI(人工知能)に任せることで何らかの結果を手に入れることが可能です。

 

その他にもAI(人工知能)ではデータに基づいて未来を予測させることも可能であり、実際に

大手ブランドやメーカーにおいて販売予測などにも活用されています。

 

 

複数データから共通点を見つけ出す

AI(人工知能)は複数データから共通点を見つけ出すのも得意領域です。異なるデータ群をAI(人工知能)に読み込ませることで共通点を洗い出し、相関関係を抽出することができます。

例えば、いわゆるビックデータと呼ばれるものでもありますが、それぞれがまとまったデータ、または人間が見て理解できる情報とは限らないため、人間では分析や共通点、相関関係の洗い出しは難しかったと言えます。

 

AI(人工知能)によって相関関係を抽出し、かつ分析することで様々な予測に役立てられるようになり、データのままでは活用できなかったものが「利益を生む資産」として活用できるようになります。

 

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2.AI(人工知能)の導入によるメリット


AI(人工知能)メリット関連画像
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次にAI(人工知能)の導入によるメリットをご説明します。

 

業務効率化による生産性の向上

AI(人工知能)を導入することで業務効率化による生産性の向上が期待できます。

前述したようにAI(人工知能)を搭載したRPAによって人力の事務作業を自動化し、時間的なリソースと人的なリソースを開放できるのが理由です。

 

極端なことを言えば、電卓やそろばんで行っていた計算をエクセルに任せたように、次は目視によるチェックや人力の手入力の必要な事務作業そのものをAI(人工知能)に任せることで、人間の手を空けられるということになります。

業界や業種、もしくは職場環境によっては慢性的な人手不足でありながら、非効率的な業務や作業が残ったままのケースもあります。

 

それらをAI(人工知能)やRPAに任せることで業務効率化とともに生産性が向上できるということです。

 

 

データ分析によりマーケットのニーズを正確に把握できるようになる

AI(人工知能)を導入することでデータ分析が可能となり、マーケットのニーズを正確に把握できるようになります。

様々な種類の膨大なデータからデータマイニング、テキストマイニングなどを行うこと、そして抽出したデータから分析や効果測定を行うことで、人間の気持ちに左右されない純粋なデータが得られるようになるからです。

 

データ分析によってマーケットのニーズを把握する以外にも、どのマーケティング戦略が効果的だったのか、コストパフォーマンスに優れた広告手法はどれだったのかなども把握できることから、無駄なコストの削減にもつながります。

削減されたコスト、もしくは人的資源をより効果的な部分に再配分や再配置することで企業や組織として新しい可能性が生み出せることもメリットと言えるでしょう。

 

 

日常生活が便利になる

AI(人工知能)を導入することで日常生活が便利になるというメリットもあります。

例えば、音声を認識できるAI(人工知能)を搭載したデバイスを用いることで家の電気やテレビ、エアコンなどを操作することができます。

 

AI(人工知能)を活用した音声認識技術と家にある家電が連携することで、部屋の電気を付けたり、テレビのチャネルを変えたり、見たい映画やアニメを再生するようなことは既に実現しています。

その他にもルンバなどのお掃除ロボットであれば効率的な掃除を学習し、より短時間で部屋を綺麗にする機能などにもAI(人工知能)は活用されています。

 

また5Gやセンシング技術の進化に伴って、自家用車の自動運転もまもなく実現されることが期待できます。

人間が車に行き先を告げるだけで、道路状況を判断し、安全かつ最適なルートで目的地に到着できる未来もそう遠くないでしょう。

 

 

 

 

3.AI(人工知能)の導入によるデメリット


AI(人工知能)デメリット関連画像
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次にAI(人工知能)の導入によるデメリットをご説明します。

 

業務効率化により雇用が減る

AI(人工知能)を導入することで業務効率化が進むと雇用が減るというデメリットがあります。

これらは既に顕著に現れており、一昔前であれば事務員として頭数が必要だった業界や業種において人員が削減されているのが現実です。

 

一昔前はAI(人工知能)やRPAなどの技術がなく、人間の手による事務作業が必須であり、その分、雇用が必要だったのが理由です。

AI(人工知能)やRPAが進化した今では単純な作業に人件費を割くよりも優秀なAI(人工知能)やRPAの機能を備えるツールやソフトウエアに投資した方が格段に安くなります。

 

同時に企業活動における人間関係などで伝わってきたノウハウやテクニック、もしくは伝統といったような部分が受け継がれなくなりつつあり、人員を削減した結果、企業や組織として大切なものを失っているというケースも存在しています。

 

 

責任が誰にあるかがよく分からない

AI(人工知能)に作業や業務を任せた場合、ほぼ完璧に仕事をこなすことができます。

しかし、AI(人工知能)に学習機能があるとはいえ、人間のように柔軟性を持って判断や提案、もしくは発言や応対ができるとは限りません。

 

簡単に言えばイレギュラーな要素で何らかの失敗やミスがあった場合、責任が誰にあるかよく分からなくなってしまうということです。

もちろん、厳密にはAI(人工知能)に任せた担当者、もしくはAI(人工知能)を設計した技術者という見方もできますが、もしその担当者や技術者の存在が明らかでない場合や既に退職や離職している場合に責任を取ってもらうというのは現実的ではありません。

 

同時にAI(人工知能)に任せた作業や業務が「AI(人工知能)に属人化」してしまうことで、人間がその作業や業務を行えなくなる可能性もあります。

AI(人工知能)による効率化や自動化の弊害と言えるものでもあり、AI(人工知能)に作業や業務させる区分や範囲の可視化や検討をしっかりと行わなくてはならないということです。

 

 

情報漏洩のリスクが増える

AI(人工知能)の運用次第ではありますが、情報漏洩のリスクが増える可能性もあります。

AI(人工知能)は決められた事柄を処理するのみであり、命令されたことはきちんと守る仕組みですから、外部からのサイバー攻撃、または内部不正などの悪意のある行為であっても命令された結果を出力、もしくは実行してしまうからです。

 

その他にも例えばAI(人工知能)やRPAで社内の基幹システム、もしくは外部のオンラインサービスのIDとパスワードを自動で入力し、作業させていたような場合にIDやパスワードを盗まれることもあるでしょう。

もし、社内や組織内で権限のある人物のIDとパスワードが盗まれれば、直接的なサイバー攻撃を受けてしまう可能性も考えられます。

 

AI(人工知能)を活用して業務を効率化する過程で起こり得る事態であり、現実問題として効率化を優先し、セキュリティを蔑ろにしてしまうケースも現実として存在しています。

 

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4.まとめ


今回はAI(人工知能)でできることや得意領域、そしてAI(人工知能)を導入することによるメリットやデメリットについてご紹介しました。

AI(人工知能)は簡単な判断や条件分岐、そして学習機能や蓄積されたデータや履歴、行動を元にさまざまな作業や業務を行える素晴らしい仕組みです。

 

最新のIT技術との相性も良く、応用や活用次第でDXが推進されることは間違いありません。

同時にAI(人工知能)の人的コストの削減のため、または過度な効率化のために利用してしまうと、離職率が向上したり、いざという時の人材が不足したりするような結果を招きます。

 

あくまでもAI(人工知能)は人間のサポート程度に考えることが大事であり、AI(人工知能)を活用することで人間が生産性のある仕事に従事できるように取り組んでいくことをおすすめします。

 

 

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