公開日:2021.02.03
更新日:2025.03.24
ゲームのデバッカーに興味があるものの、どのような仕事かよくわからないという方向けにゲームのデバッカーの仕事内容と特徴、向いている人を紹介します。
月額報酬や案件についても解説しているため、本記事を読めば、自分がデバッカーを目指すべきか理解できるでしょう。
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<目次>
1.ゲームのデバッカーの仕事内容・流れ
決められた項目に従ってコマンドを繰り返す
自由にゲームをしてバグを探す
見つけたバグの報告
ゲームの機能等の提案
ゲームリリース後のバグチェック
2.ゲームのデバッカーの特徴
単純作業
ゲームのリリース間際が繫忙期
3.ゲームのデバッカーに向いている人
ゲームが好きな人
根気強い人
バグの詳細を伝えることができるコミュニケーション力がある人
4.フリーランスのゲームのデバッカーの月額報酬・案件(求人)例
フリーランスのデバッカーの月額報酬
フリーランスのデバッカーの案件(求人)例
5.まとめ
ゲームのデバッカーの仕事内容は多岐に渡ります。
十分に理解しないままではじめてしまうと後悔する可能性があるため、様々な仕事内容があることを理解しておきましょう。
ゲームのデバッカーは決められた項目に従い、コマンドを繰り返します。自由にゲームができると考えている方もいるかもしれません。
しかし多くの場合、同じ攻撃技を繰り返すしたり、キャラクターに同じ場所を何度も歩かせたりといった単純作業を繰り返します。
同じ作業を何度も繰り返すことになるため、単純作業への抵抗がない方でないと、続けるのは難しいでしょう。ゲームが好きで単純作業が苦にならない方は向いています。
自由にゲームをしてバグを探すことが可能な求人もあります。ゲーム好きな方にとっては魅力的でしょう。
しかしプレイするゲームを自由に選ぶことができるわけではないため、自分の好みでないゲームをプレイすることになる可能性があります。
発売前の状態でプレイするため、ゲームの背景がしっかり描かれていないといった製品版との違いがあるケースがあります。
さらにゲームを楽しむだけでなく、ゲームをプレイしながら気がついたことをメモ・報告することを考えなければなりません。
あくまで仕事としてプレイすることを理解する必要があります。
デバッカーはゲームをプレイし、発見したバグを報告します。
デバッカーの目的はバグを報告し、修正することです。
ゲームのバグは一定の条件下であるコマンドを行った際に発生することが多いです。
発生したバグが出るまでの手順を口頭もしくは文章で正確かつ詳細に報告する必要があります。
ただゲームのデバッカーは多くの場合、改善方法について提案をする必要はないため、専門的な知識が必要になることはありません。
デバッカーはゲーム機能等の提案を求められることがあります。
ゲーム製作者側には気が付きにくいことを、初見でプレイするデバッカーが気がつくことがあります。
バグではなくとも、プレイして感じた違和感を報告するのもデバッカーの仕事です。
例えば原作があるゲームの場合、ストーリーから判断して髪の長さが短くないとおかしいといった時系列や世界観に関する提案を行うこともあります。
自分のゲーム機能等の提案が採用されれば、ゲーム好きな方は大きな達成感を感じることができるでしょう。
デバッカーは発売前のゲームをプレイできるという印象を持っている方が多いかもしれませんが、ゲームリリース後のバグチェックを行うこともあります。
現在ではスマホゲームでも、コンシューマーゲーム(PS5など家庭用ゲーム機でプレイするゲーム)でもゲームリリース後に、追加のダウンロードコンテンツ配信や、バージョンアップを行うケースが増えています。
ゲームリリース後のダウンロードコンテンツ配信やバージョンアップ前のデバッグもデバッカーの仕事です。
現在はゲームプラットフォームが増加しており、スマホの型番ごとにレイアウトや挙動が正しいかといった確認を行う必要があり、デバッカーの作業範囲が広がりつつあります。
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ゲームのデバッカーの特徴を2つ紹介します。
ゲームを自由にプレイできるケースもありますが、ゲームのデバッカーとして稼ぐことを考えれば、決められた項目に従ってコマンドを繰り返すような単純作業も避けられません。
また類似のゲームのデバッカーを行うこともあるでしょう。
ゲームのデバッカーの仕事を単純作業であると理解せず、「ゲームをしてお金を稼げる」といった認識ではじめてしまうと、イメージと現実とのギャップを強く感じてしまう可能性があります。
デバッカーの繁忙期はゲームのリリース間際です。
一般的にコンシューマーゲームは夏休み前とクリスマス、3月に発売されることが多いといわれています。
夏休み前とクリスマスはゲームの売上が良く、3月はゲーム会社の決算期のため、決算前に利益目標達成のためにゲームを発売するためです。
アルバイトやフリーランスとしてゲームのデバッカーを行う場合、夏休み前の7月、クリスマスの12月、決算期の3月は忙しい代わりに仕事を獲得しやすいです。
ゲームのデバッカーに向いている3種類のタイプの人を紹介していきます。
ゲームが好きな方はデバッカーに向いています。
案件によってはゲームを自由にプレイすることが可能なうえ、ゲームの発売前にプレイすることが可能です。
発売前にゲームに関する情報を得ることができることも、ゲームが好きな人にとってはメリットとなるでしょう。
またゲームの機能等に関する提案も可能なため、自分の好きなゲームに自分の意見が反映される可能性があるのも、デバッカーとして働く魅力です。
根気強さはゲームのデバッカーに欠かせない素質だといえるでしょう。ゲームのデバッカーの作業の多くは単純作業です。
デバッカーは決められた項目に従ってコマンドを繰り返します。バグはいつどこで発生するか分かりません。
根気強く作業できる人でなければ、集中力が切れてしまいバグを見落としてしまう可能性があります。
単純作業を根気強く続けることができ、バグを見落とさない人はデバッカーに向いています。
ゲームのデバッカーには、コミュニケーション力も必要になります。
ゲームのデバッカーはバグを発見するだけでなく、発見したバグを分かりやすく、詳細に伝えなければなりません。
口頭でのコミュニケーション力だけでなく、文章でのコミュニケーション力も必要です。
ゲーム会社と契約してデバッカーになる場合、口頭で説明することも可能かもしれません。
しかしデバッグ事業を行う会社と契約して仕事を行う場合には、文章を通して社外のエンジニアにバグの内容を正確かつ詳細に伝える必要があります。
ゲームのデバッカーは正社員として働くこともありますが、フリーランスとして働くことも一般的です。
ゲームのデバッカーが儲かるのか疑問に思っている方向けに、フリーランスのゲームのデバッカーの月額報酬を案件(求人)例を紹介します。
フリーランスのデバッカーの月額報酬は平均65万円(弊社のデバッカー案件をランダムに15件抽出した平均)です。
案件により異なりますが、抽出した15件の案件のうち、最も月額が低い案件でも30万円からとなっており、デバッカーでも十分に稼ぐことができます。
月額 | 職務内容 | 必須スキル |
70万円 | ・既存タイトル、新規タイトルいずれかのプロジェクトのテストエンジニア業務 |
・ゲーム業界経験 |
40万円 |
・チェックリストに沿ったデバッグ |
・ゲームデバッカー経験 |
35万円 |
・テスト戦略・計画 |
・ゲーム企業におけるデバッグ経験 |
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ゲームのデバッカーは単純な作業が多く、ゲームが好きなだけでは難しいと感じるかもしれません。
しかし自分がデバッグを行うことで、ゲームがより良くなるという達成感を得ることができるでしょう。
フリーランスの案件は経験が必須であることが少なくありませんが、経験やスキルを獲得すれば、十分に稼ぐことが可能です。
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