ITコンサルタントはリモートワークできる?リモートワーク求人実情や要求されやすいスキルを解説!

リモートワーク市場動向分析

公開日:2021.08.11

更新日:2025.03.24

ITコンサルタントとして活動する際に、リモートワークを検討されている方はいませんか?

近年、新型コロナウイルスの影響もあって、リモートワークが注目を集めています。
アフターコロナでもリモートワークを導入するという企業もあり、今後も未来の働き方の1つとして定着していくでしょう。

しかしながら、ITコンサルタントとして活動している方や将来目指している方にとっては、


ITコンサルタントでもリモートワークできるのか
今後も将来性があるのか


といった不安もあるのではないでしょうか?


そこで今回は、ITコンサルタントのリモートワークについて、詳しく解説します。
合わせて、ITコンサルタントに転職するためのスキルや、案件を獲得する方法もご紹介。

この記事を読めば、ITコンサルタントとリモートワークの関係性について、しっかりと学べるでしょう。

 

 

 

1.ITコンサルタントはリモートワークできる?


ITコンサルタントはリモートワークできる?関連画像
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結論から言えば、ITコンサルタントはリモートワークができます

そもそもITコンサルタントとは、クライアントが抱えている課題に対して、ITという観点から提案を行って解決をサポートする職業です。

 

高収入が期待できる職業である一方で、クライアントの経営層と何度も打ち合わせなければならないので、フルリモートワークは難しいと考えられていました。

しかし、コロナ禍の影響で全国的にリモートワークの風潮が高まった結果、ITコンサルタントでもフルリモートワークを行える環境が整ってきています。

 

実際、求人サイトでもリモートワークを実施しているITコンサルタント企業が掲載されているところからも、リモートワーク化の傾向があるといえるでしょう。

また、フリーランスのITコンサルタントであれば、個人的な都合に合わせて働けるようになります。

 

企業の都合にとらわれずに、リモートワークといった働き方も自在にできるようになるでしょう。

 

 

 

2.ITコンサルタントのリモートワーク求人実情


ITコンサルタントはリモートワークできる?関連画像
ITコンサルタントはリモートワークできる?関連画像

ITコンサルタント求人において、リモートワークに対応している求人は存在します。

IT系企業の場合、コロナ禍以前からテレワークの土台作りを行っていた企業もあり、リモートワークの実施を可能としているようです。

 

しかしながら、すべての求人でリモートワークの募集を行っているわけではありません。

マイナビ転職では2022年7月時点でITコンサルタントの求人1,982件中、リモートワークを実施していた求人は315件でした。

 

またAMBIでは2022年7月時点でITコンサルタント3,763件中、リモートワークを実施しているのは1,145件となっています。

リモートワークを募集している企業の求人は限られているので、事前に調べておくようにしましょう。

 

フリーランスのITコンサルタントを見てみましょう。

フリーランススタートでは19,766件中、リモートワーク可能な求人・案件は2,000件となっています。

 

フリーランスのITコンサルタントでも一定数のリモートワーク求人・案件があり、前年よりもリモートワーク求人・案件の割合が4%増加しています。

ITコンサルタント求人・案件を少し覗いてみる↓

 

コンサルタントのフリーランス求人・案件
コンサルタントのフリーランス求人・案件

 

 

 

3.ITコンサルタントの年収


ITコンサルタントはリモートワークできる?関連画像
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マイナビエージェントによると、ITコンサルタントの平均年収は20代で500万円、30代で732万円となっています。

令和2年に国税庁が行った調査によると、情報通信業の平均年収は611万円なので、平均と比べてもITコンサルタントの年収は高収入が見込める職種といえるでしょう。

 

ITコンサルタントは高度なITに関する知識が求められるだけでなく、クライアントやビジネスに関する知見が求められるため、高収入となっていると考えられます。

大企業に勤めているITコンサルタントであれば、年収1,000万円を超えている人もいます。

 

また、フリーランスのITコンサルタントの場合、以下平均年収表の通り、年収1,000万円を上回る可能性は非常に高いでしょう。

 

職種

平均年収

中央値年収 最高年収

最低年収

コンサルタント

1,006万円

864万円

2,520万円

120万円

(参照:コンサルタントのフリーランス求人・案件 月額単価相場)

 

全体的なIT人材の不足というのもあって、今後も高収入が期待できる職種といえるでしょう。

 

 

リモートワークと常駐での年収の変化とは?

企業の正社員の場合、リモートワークと常駐で、給料面から年収が変化することはありません。

労働契約法によって、社員と従業員の同意なしに給料を下げることが認められていないためです。

 

また、リモートワークで残業しても残業代を払う義務が発生するので、残業代が出ず給料が下がるといった現象も同様に違法行為となります。

ただしリモートワークの場合、残業時間のカウントが難しいなどといった事情から、リモートワークでは残業を行わないように指導している企業もあります。

 

残業がなくなった結果として給料が減ってしまうケースもありますが、基本的にはリモートワークでも年収に変化はないとみてよいでしょう。

 

 

 

4.ITコンサルタントへ転職するためのスキル


ITコンサルタントはリモートワークできる?関連画像
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ITコンサルタントに転職するには、主に次のようなスキルが求められます。

 

ITスキル
マネジメント力
論理的思考力

 

ITコンサルタントはシステム開発の最上流工程を担当しているため、相応の幅広い知識やスキルが必要です。

いずれのスキルもITコンサルタントに転職するにあたって、欠かせないスキルといえるでしょう。

 

次にそれぞれのスキルについて、詳しく解説をします。

 

 

ITスキル

顧客の要望に沿った課題解決を提案するために、コンピューターやソフトウェアなど、ITに関する広範な知識が欠かせません

ITスキルといってもエンジニアのように、プログラミングなど実務で使いこなすための技術的スキルよりも、ITの使用リスクやコストに関する知識が重要です。

 

クライアントの課題を解決するために適切なIT手段は何かを正確に判断するために、理論的な裏付けを伴ってリスクとコストを把握していなければなりません。

IT技術に関する正確な知識を持っていなければ、クライアントが抱えている課題を的確に指摘できず、課題解決まで導けないでしょう。

 

また、IT関連の技術の最新トレンドにも精通している必要があります。

クライアントとの会話で登場した際に適切な評価を行えるように、メリットとデメリットを把握していなければなりません。

 

ITコンサルタントはITのスペシャリストとしての活躍をクライアントから常に期待されているので、知らないといったことがないようにしましょう。

 

 

マネジメント力

ITコンサルタントにはプロジェクトを成功に導くために、全体を管理してリーダーシップを発揮するためのマネジメント力も必要です

プロジェクトに参加しているのは様々な役割やスキルを持ったメンバーですので、彼らをまとめてプロジェクトを成功に導くためにマネジメント力は欠かせません。

 

プロジェクトマネジメントに関するスキルを身に付けるには、PMBOKに代表される方法論や管理手法を学ぶとよいでしょう。

PMBOKとはアメリカの非営利団体のPMIが提供する、プロジェクトマネジメントに関するノウハウや手法を体系立ててまとめた、世界標準のガイドブックです。

 

解説書や教本から学ぶのも大切ですが、プロジェクトに実際参加したという経験も重要です。

また、開発プロセスや品質評価などに関する知識を持っていれば、より効果的なマネジメントを行えるようになるでしょう。

 

 

論理的思考能力

クライアント企業が抱えている課題に対して、最適な提案をするために論理的思考力は欠かせないスキルです

現在ビジネスを取り巻いている問題は複雑になってきており、解決までの糸口がなかなか見えてこないといった事態に陥りやすくなっています。

 

クライアントだけでは解決できない課題を解決するために、ITコンサルタントの知見が求められているのです。

クライアントが抱えている課題は企業によって性質が異なるため、どの場合でも当てはまる最適解というものは存在しません。

 

クライアントごとに応じた適切な提案をするためには、論理的思考力を駆使して物事を正確にとらえるスキルが必要となります。

論理的思考力を身に付けるには、効率的な思考を助けるツールも大切ですが、日常や仕事の中で訓練を続けるのが効果的です。

 

面接で見られているスキルでもあるので、しっかりと鍛錬を積んでおきましょう。

 

 

 

 

5.ITコンサルタントのリモートワーク求人獲得方法


ITコンサルタントはリモートワークできる?関連画像
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ITコンサルタントとしてリモートワークを行うには、リモートワークを実施している企業に入社する以外にも、フリーランスとして活動という方法もあります。

ITコンサルタントは1人でも活動できる点から独立しやすい職業の1つとされており、十分なスキルと経験を持っていれば、すぐにでも活動できるようになるでしょう。

 

また、企業の都合を気にせずにストレスなく働きやすいというメリットもあります。

しかしながら、フリーランスとして活動する際に問題になりやすいのが、求人・案件を獲得するための方法でしょう。

 

フリーランスのITコンサルタントが求人や案件を獲得する方法として、

 

フリーランスエージェント
コンサル特化型クラウドソーシングサービス
直接営業

 

が挙げられます。

次にそれぞれの方法について解説しますので、ご覧ください。

 

 

フリーランスエージェントの活用

フリーランスエージェントを活用すれば、自分で営業を行わなくても継続的に求人・案件を受注できるようになります

フリーランスエージェントはフリーランス向けの求人・案件紹介から企業との商談設定、交渉や手続きをサポートしてくれるサービスです。

 

サービスに登録すると、自分で営業を行わなくても継続的に求人・案件を獲得できるので、つてやこねがない状態からでも仕事を始められます。

また、報酬の稼働日数などの交渉から業務契約の手続きまで、時間のかかる作業を代行してくれるのでトラブルの不安もありません。

 

ただし、フリーランスエージェントに対して仲介手数料(中間マージン)を支払う必要があるので、手取り報酬は多少減ってしまいます。

自分で受注するよりも報酬が減ってしまうデメリットはありますが、営業や事務作業を行う必要がないというメリットがあるので、スタートにはピッタリでしょう。

 

 

コンサル特化型クラウドソーシングサービスの活用

フリーランスエージェントを活用する以外にも、コンサルに特化したクラウドソーシングサービスを利用するのも有効です

フリーランスエージェントと同様に、事前につてやこねを持っていなくても、数ある案件の中から得意な仕事を選んで提案を行えます。

 

ジャンルに特化しているクラウドソーシングサービスであれば、自分に合っている仕事を見つけやすいでしょう。

フリーランスエージェントと違う点としては、クライアントと直接交渉するため、案件へのエントリーや条件交渉など人を介在したサポートがない点です。

 

クライアントとのコミュニケーションがうまくいかずに、トラブルになってしまうケースもあります。

一方で、求人・案件はエージェントに負けていないほど豊富に用意されているので、フリーランスエージェントと合わせて活用してみるとよいでしょう。

 

 

直接営業

より高収入の求人・案件や受注するには、サービスに頼るだけでなく、自分で営業を仕掛けるというのも大切です

フリーランスが仕事を獲得する営業方法としては、

 

人脈を活用する
SNS等で情報発信を行う
交流会やセミナーといったイベントに参加する

 

といった手段が考えられます。

 

エージェントやクラウドソーシングといったサービスと違い、中間マージンや手数料が発生しないので、より高収入を期待できるでしょう。

ただし、こねやつてといった人脈がなかったり、営業が苦手だったりするとなかなか仕事を受注できません。

 

また、人脈や営業だけでは継続して仕事を獲得し続けるのは難しいでしょう。

フリーランスエージェントといったサービスも活用すれば、実績を積み重ねながら継続して求人・案件に携われるようになります。

 

 

 

 

6.ITコンサルタントのリモートワーク求人の将来性


ITコンサルタントはリモートワークできる?関連画像
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ITコンサルタントのリモートワーク求人の将来性は、今後も高まると考えられるでしょう

2030年までに最大79万人のIT人材が不足するとされているIT業界の中でも、特にITコンサルタントは人手不足であるといわれています。

 

これはセキュリティ上で起こる脅威の急速な蔓延や、IoTによるネットワーク接続数の急増などの影響で、高度な専門の知識を持った人材の需要が高まったためです。

加えて、DX(デジタルトランスフォーメーション)が注目を集めている現代において、ITコンサルタントの知見は成功のために欠かせません。

 

DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現したい企業にとって、ITコンサルタントの存在は重要なので、今後も高い需要を期待できます。

また、新型コロナの影響によってリモートワークが注目を集めており、今後もリモートワークは定着していくと考えられるでしょう。

 

総務省の調査によると、リモートワークを導入した結果、6割の企業で労働時間の減少や13~18%程度の生産性の向上といった効果が現れています。

企業や従業員の双方にメリットがあるほか、政府も今後導入を推進していくため、リモートワークの将来性は確かです。

 

ITコンサルタントとリモートワークの両方とも需要が高まっているため、将来性も高いと考えられるでしょう。

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コンサルタントのフリーランス求人・案件
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7.まとめ


ITコンサルタントのリモートワークについて、詳しく解説しました。

ITコンサルタントには多岐にわたる知識やスキルが求められるため、転職先としての難易度は高いでしょう。

 

しかしその分、高収入と高い将来性を期待できるので、転職を目指すだけの価値はあります。

また、ITコンサルタントは仕事の特性上、リモートワークに取り組みやすい職業です。

 

リモートワークを導入しているコンサルティング企業が存在しているほか、独立しやすい職業もあるので、フリーランスとしても活動できるでしょう。

ぜひ、リモートワークでもITコンサルタントとして活動してみてください。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

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