2022.08.17
「ソーシャルメディア」や「SNS」と聞いて、全く聞いたことがない、なんのことだかイメージできないという方は多くはないでしょう。
それぞれ社会の中に広く深く浸透してきており、日常生活のみならずビジネスにおいても無視できない存在になりつつあります。
しかし、両者の定義や違いについて説明を求められたら、具体的な説明が思いつかないという方は少なくないのではないでしょうか。
そのためこの記事では、ソーシャルメディアとSNSそれぞれの定義や違い、SNSで重要となる指標や代表的なSNSの特徴について解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・マーケティングについて知識を深めていきたいと考えている方
・ソーシャルメディアとSNSの違いについて理解したい方
・SNS運用における重要な指標について知りたい方
・代表的なSNSの概要や特徴を整理したい方
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<目次>
1.ソーシャルメディアとSNSの違い
ソーシャルメディアはSNSを含んだ包括的な概念
SNSはコミュニケーションサービス
2.SNSで重要となる指標(KPI)
フォロワー数
フォロワー属性
リーチ数
インプレッション数
エンゲージメント数
3.SNSの種類
オープン型
クローズド型
4.代表的なSNSとその特徴
FaceBook(フェイスブック)
Instagram(インスタグラム)
Twitter(ツイッター)
LINE(ライン)
LinkedIn(リンクドイン)
TikTok(ティックトック)
5.まとめ
この章では、ソーシャルメディアとSNSの違いについてお伝えします。
ソーシャルメディアとは、個人が情報の発信と受信の両方を行える媒体のことを指します。
マスメディアが1つの媒体より一方的に情報を発信する一方で、ソーシャルメディアは双方向に情報を発信しあうとイメージすると良いでしょう。
高い情報拡散力を持っており、近年では社会に対して大きな影響力を持つツールも多数存在します。
ソーシャルメディアは、ユーザー同士がコミュニケーションを取り合う媒体であるSNSも含んだ概念です。
SNSとは「Social Networking Service(ソーシャルネットワークサービス)」の略です。
登録者同士がコミュニケーションをとれる、Web上の会員制サービスのことを指します。
SNSもソーシャルメディアの一種であり、情報発信ができるツールです。
しかし、あくまでも基本的にはコミュニケーションツールであり、そこに情報発信というメディア要素が加わっているものがSNSだと整理できるでしょう。
この章では、SNSにおいて重要となる指標(KPI)についてお伝えします。
フォロワー数とは、特定のSNSのアカウントを登録し、そのアカウントが発信している情報を定期的に追跡している人の数を指します。
フォロワーになるということは、特定のアカウントで情報発信をしている人に注目しているということです。
フォロワー数が多ければ、それだけ認知されていると考えられるでしょう。
また、フォロワーが増えるに連れて、そのアカウントが発信する情報には信ぴょう性や信頼性が増してきます。
フォロワー属性とは、フォロワーの性別や年齢層、居住地域、興味関心などの属性のことを指します。
SNSを利用してサービスや商品をPRするのであれば、情報発信をするターゲット像をなるべく鮮明にしておく必要があります。
フォロワーの興味や関心があるワードなどを分析することで、ターゲットに対し着実に影響する確かな情報発信につながるでしょう。
リーチ数とは、投稿や広告を見たユーザー数を指します。
リーチ数は、通常同じユーザー数を重複してカウントしないようにするのがポイントです。
例えば、サイトにあるユーザーがが複数回訪問し広告Aを毎回見たとしても、その広告のリーチ数は1になります。
ただし、異なるデバイス・ブラウザでアクセスした場合は、別としてカウントされるのが通常です。
インプレッション数は、投稿や広告が表示された回数を示します。
同じユーザーでも、複数回見たらその都度カウントされるのがインプレッション数の特徴です。
例えば、あるユーザーがサイトを全部で5回訪問しその都度広告Aを表示させたとしたら、広告Aのインプレッションは5になります。
リーチ数と似ている指標ですが、こちらは同一ユーザーでも重複してカウントするため意識して区別すると良いでしょう。
エンゲージメント数とは、投稿や広告に対してユーザーがアクションを起こした数を指す言葉です。
SNSにおいては、よく取り上げられる指標の1つだと言えるでしょう。
例えばTwitterの場合、投稿に対して考えられるアクションにはクリック表示やフォロー、リプライ、いいね、リツイートなどが挙げられます。
インプレッションやリーチとは異なり、ユーザーの能動的な行動をカウントするという特徴を持っています。
この章では、SNSの種類についてお伝えします。
オープン型とは、自分の投稿がWeb上で不特定多数のユーザーに公開されるSNSのことを指します。
企業アカウント運用のようになるべく幅広いユーザーに情報発信をしたいケースでは、オープン型の利用が適しています。
Twitterやインスタグラムなどがオープン型SNSの例です。
クローズド型とは、自分の投稿がSNSに登録している特定の個人やグループにしか公開されないSNSのことを指します。
LINEなどは、クローズド型のSNSの代表だと言えるでしょう。
友人や知人など特定の個人・グループとだけコミュニケーションを行いたい場合や、連絡を取り合いたい場合などには適しています。
ちなみにFacebookは関係性の強いユーザーにだけ投稿が表示されるアルゴリズムを採用しており、クローズドとオープン両方の特徴を持っています。
この章では、代表的なSNSとその特徴についてお伝えします。
FaceBook(フェイスブック)は、世界で最も利用者数が多いと言われるSNSです。
アクティブユーザー数は全世界で約29億人を超えており、日本でも2,600万人を超えます。
実名登録が基本であり、比較的リアルの世界に近い雰囲気を持つSNSだと言えるでしょう。
日本では30代から40代の利用者が中心であり、同じように有名SNSであるTwitterやインスタグラムと比較しても利用者の年齢層は高めだと言えます。
拡散力は低めですがターゲッティング精度が高く、広告運用の費用対効果が高いことで知られています。
Instagram(インスタグラム)は、動画や写真の投稿を基本としたSNSです。
全世界でのアクティブユーザーが10億人を超えており、国内でも3,300万人を超えます。
写真や動画の加工ツールも充実しており、10~20代の女性ユーザーが多いと言えるでしょう。
ライフ配信機能のストーリーズやショッピング機能などが搭載されており、商品・サービスとの相性次第では非常に使いやすいSNSです。
Twitter(ツイッター)は、日本国内で2番目に多い月間アクティブユーザー4,500万人のSNSです。
世界では2億1000万人超程度とFacebookやインスタグラムほどではありませんが、匿名性が強く日本では非常に高い人気を誇ります。
140文字以内のテキストや動画、画像を投稿でき、フォローした相手の投稿やいいねした投稿などがリアルタイムで表示されるタイムライン機能を有します。
一般人から芸能人、政府関係者など幅広い人が使っており、気軽にリツイートする文化があることで拡散力が非常に高いSNSです。
近年ではShopifyと提携しオンラインストアの商品一覧をそのままTwitterショップに表示できたり、長文を書ける新機能「Twitter Notes」やTwitter(ツイッター)初の課金機能「スーパーフォロー」をリリースしたり開発にも積極的です。
LINE(ライン)は、日本国内での月間アクティブユーザーが9,200万人を超える、日本で最も利用されているSNSです。
若年層はややLINE離れをしたという意見もありますが、それでも依然として若年層から65歳以上の高齢者層に至るまでほぼ全世代が利用しています。
友達になったもの同士で、クローズドな環境においてチャットや無料通話などができます。
プッシュ通知やポイントカード機能などがあり、BtoCビジネスにおいては相性の良いSNSだと言えるでしょう。
LinkedIn(リンクドイン)は、アメリカで2003年に開始されたビジネス特化のSNSです。
営業やマーケティング、就活や転職、情報収集と幅広く利用されています。
世界では8億人以上のユーザーがいますが、日本では2011年にサービスが開始されたばかりということもあり、まだ約200万人超となっています。
しかしこれまでの成長は順調だとみられており、今後も利用者数の増加が予想されます。
TikTok(ティックトック)は、中国のBytedance社が2016年に立ち上げた映像投稿型SNSです。
1分間以内の動画を撮影・編集し、知人や友人と共有できます。
急速に人気を高めており、月間アクティブユーザーは世界で約10億人以上、日本国内でも既に950万人を超えて1,000万人にせまる勢いを見せています。
直感的に扱えるUIによって、10~20代の若年層を中心に人気を博しているSNSだと言えるでしょう。
ソーシャルメディアとは個人が情報の発信と受信の両方を行える媒体のことを指し、SNSとは登録者同士が交流するWeb上の会員制サービスのことを指します。
SNSはソーシャルメディアに含まれますが、よりコミュニケーションの部分に重点を置いたツールだと言えるでしょう。
SNSには様々な種類があり、FacebookやTwitterなどの人気サービスだけでなく、TikTokやLinkedInなど新たなサービスも誕生しています。
現在では社会への影響力が無視できなくなっており、ビジネス分野においても、サービスへの理解や活用が重要でしょう。
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