フリーランスエンジニアが面談時に知ってて得する用語50選

営業転職フリーランス常識

2019.10.31

フリーランスとして活動していると、業務の打ち合わせやクライアントとのやり取りを行う際に、多くのIT用語やマーケティング用語を頻繁に目にします。また、フリーランスに関する記事やフリーランス向けの案件・求人などにも多くの専門用語が登場します。

今回はフリーランスとして活躍する上で知っていると良い用語についてお話をしていきます。知識として用語をしっかりと身につけましょう。

<目次>
1.なぜ用語を覚える必要があるか

2.フリーランスで頻繁に使う用語
 ・個人事業主
 ・準委任契約
 ・請負契約
 ・常駐
 ・リモートワーク
 ・フリーランスエージェント
 ・ポートフォリオ
 ・コワーキングスペース
 ・確定申告
 ・源泉徴収票(支払調書)
 ・国民健康保険・国民年金
3.マーケティング関連の用語

<マーケティング関連>
 ・ナーチャリング
 ・ファネル分析
 ・リード集客
 ・ディレクトリ
 ・Web広告
 ・検索エンジン
 ・オーガニック検索
 ・リダイレクト
 ・キャッシュ
 ・SEO(Search Engine Optimization)
 ・SEM(Search Engine Marketing)
 ・ランディングページ(LP)
 ・LPO(Landing Page Optimization)
 ・クロール
 ・アクセス解析
 ・ユニークユーザー(UU)
 ・UI(User Interface)
 ・CPA(Cost Per Action)
 ・CPI(Cost Per Install)
 ・CPC(Cost Per Click)
 ・CPM(Cost Per Mille)
 ・CTR(Click Through Rate)
 ・CV(コンバージョン)
 ・CVR(Conversion Rate)
 ・EFO(Entry Form Optimization)
 ・KPI(Key Performance Indicator)
 ・KGI(Key Goal Indicator)
 ・ROI(Return on investment)
 ・CMS(Content Management System)
 ・SSL(Secure Socket Layer)
 ・ウォークスルー
 ・スプラッシュ画面
 ・ペルソナ
 ・インバウンド
 ・アウトバウンド
<ビジネス関連>
 ・Saas(Software as a Service)
 ・Maas(Mobility as a Service)
 ・Paas(Platform as a Service)
 ・Iaas(Infrastructure as a Service)
4.まとめ

 

 

 

1.なぜフリーランスは用語を覚える必要があるか?


フリーランスという働き方は、開発の他に、マーケティング、営業、経理、保障関連など、幅広い知識が必要になります。
そのため、企業に勤めているエンジニアより、時間を有効的に活用できたり、高収入が得られたりとメリットも多く存在する働き方です。
具体的にITやIT関連の用語を知識として蓄えておくと、以下のようなメリットがあります。
・フリーランスエージェントやクライアントとの面談/面接の際、打ち合わせ内容の理解度が深まり、相手に好印象を与えられる
・求人、案件参画中や参画後においてクライアントとのコミュニケーションがスムーズに進む
・求人、案件を検索する際に、業務内容の理解が深まる
・自分で事業を行う際にスムーズ

基本的な用語を覚えておくだけで、フリーランスとしての活躍の場は幅広くなるでしょう。

次章で、お伝えするフリーランスに関連する用語をしっかりと覚えておくことをオススメします。

 

 

 

2.フリーランスで頻繁に使う用語


まず、フリーランスで活動するにあたって、必ず1度は見たこと/聞いたことがある用語をご説明致します。


・個人事業主

個人事業主は、株式会社等の法人を設立せずに事業を行っている個人を指します。米農家や商店街の八百屋などが個人事業主として活躍しているケースが多いです。なお、フリーランスは、個人事業主の意味も指します。

 


・準委任契約

準委任契約は、受注者が約束した時間のみ発注者の仕事のサポートや業務を代わりに実行することです。準委任契約は、原則「スキルや知識を持つ人が決められた時間働く」ことを約束するもので、受注者は完成した成果物は納めません。代わりに作業報告書を提出します。

 


・請負契約

請負契約は、受注者がある仕事を完成することを約束し、発注者がその仕事の結果に対して報酬を支払うことです。

 


・常駐

常駐は、主に客先常駐や常駐案件・求人などと使うことが多く、自社ではなく他社(客先)に常駐して働くことを意味します。フリーランス業界では客先常駐という労働形態が多く存在します。

 


・リモートワーク

リモートワークは、IT技術進歩によって特定の場所に依存せず、自宅やそれ以外の場所で仕事をする働き方や仕事の仕方です。現在では、徐々にリモートで活躍できる場が増えてきています。類似の言葉として「在宅案件」や「自宅作業」などがあります。

 


・フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、フリーランス自身のスキルに合った案件や希望通りの仕事を紹介し、煩雑な事務処理の手続きを代行してくれる企業です。
主に、レバテックフリーランスPE-BANKgeechs jobなどがフリーランスエージェントの大手企業です。

 


・ポートフォリオ

ポートフォリオは、フリーランス自身がどのような仕事や経験をしてきたのかを具体的に分かりやすくまとめた経歴書のことを指します。WebサイトにまとめるケースやPDFなど印刷して渡せる状態にする場合など様々です。
簡単にフリーランス自身の経歴書が作成出来るサービスdoocyを使用すると便利です。

 


・コワーキングスペース

コワーキングスペースは、月1万〜程度で借りられる事務所・会議室などを共用するオフィススペースのことを指します。コワーキングスペースには、いくつか種類があります。ひとつはフリーアドレスのワークスペースです。これは空いているところを自由に使うことが出来るタイプです。もう一方は、自分専用の固定席が持てるタイプです。基本的にWifiはどちらのタイプにも備え付けられていますが、混雑状況によっては動きが遅くなることもあります。コワーキングスペースを利用する際には事前に確認しておくことをオススメします。

 


・確定申告

確定申告は、所得税を決める計算をしたり、支払いすぎた税金の還付を受けるために税務署に収入や経費・控除などを申告するものです。確定申告では、毎年1月1日から12月31日までに得たすべての所得の金額を計算して、それに対する所得税を計算します。

 


・源泉徴収票(支払調書)

源泉徴収票は、会社から支払われた給与、退職金、ボーナスなどの総支給額とそこから差し引かれた所得税の金額が記載された書類のことです。源泉徴収票を見ると、会社から自身に対していくらの金額が支払われていて、その中からいくらの所得税を納めたのかが分かります。

 


・国民健康保険・国民年金

国民健康保険とは、生活を守るための保険制度の1つです。病気やケガでの出費に対して自己負担が軽減される、出産育児に対して一時金が支給されるなどの制度です。主にフリーランス・個人事業主・自営業者が加入対象となり、本人によって保険料の支払いを行います。

 

 

 

3.マーケティング関連の用語


この章では、マーケティング関連の用語をご紹介します。フリーランスとして活動をしていると面談やクライアント企業との打ち合わせ、日々の仕事の中でマーケティングに関する用語をよく目にします。
また、マーケティング関連の用語を知識として蓄えておくとエンジニアとしての質が向上するだけでなく、他分野に関する理解も深まります。
特に頻繁に使われている用語を中心にお伝え致しますので、ぜひ覚えておきましょう。

 

<マーケティング関連>

・ナーチャリング

ナーチャリングは、獲得したリード(見込み顧客)に対してメールや電話などを利用し、有益な情報を提供することで見込み顧客の購買意欲を高めていく手法やプロセスです。リードナーチャリングとも呼ばれる。

 


・ファネル分析

ファネル分析は、商品購入や会員登録などアプリ内でユーザーにしてほしいアクションに至るまでのプロセスの離脱率を把握し、多くのユーザーが離脱している場所(ボトルネック)を確認する手法です。

 


・リード集客

リード集客は、見込み客や見込み客獲得のための手法のことを指します。リード集客するための手法は、非インターネットの集客手法とインターネットの集客手法があります。
非インターネットの集客手法は、折込チラシ・ポスティング・フリーペーパー・マスメディア広告・DMなどがあり、インターネットの集客手法は、WEBセミナー・メールマガジン・LINE@・Youtube・SNSなどがあります。

 

 

・ディレクトリ

ディレクトリは、フォルダのことです。WindowsやMacは、わかりやすくフォルダと表現しています。

 


・Web広告

Web広告は、インターネット広告、オンライン広告、デジタル広告ともよばれ、Webサイトやメールなどに掲載される広告のことを指します。紙媒体の広告とは異なり、ユーザーの年齢・性別や行動履歴、居住地域などを限定して出し分けられる特徴があります。主にリスティング広告、ディスプレイネットワーク広告、ネットワーク広告、動画広告、SNS広告があります。

 


・検索エンジン

検索エンジンは、インターネットに公開されている情報を検索することができるWebサイトのことです。主にYahoo、Google、MicsosoのBing、百度(Baidu)などがあります。

 


・オーガニック検索

オーガニック検索は、検索結果ページに表示されるもののうち、検索連動型広告などの広告表示を除いた、通常の検索結果のことを指します。自然検索やナチュラル検索とも呼ばれます。

 


・リダイレクト

リダイレクトは、Webページを訪れたユーザーを自動的に別のWebページへ転送することです。

 


・キャッシュ

キャッシュは、1度開いたWebページのデータを保存しておいて、同様のページを開くときに素早く表示してくれる仕組みです。

 


・SEO(Search Engine Optimization)

SEOは、検索エンジン最適化を意味する言葉です。なお、検索結果でWebサイトがより多く露出されるために行う一連の取り組みのことをSEO対策と呼びます。

 


・SEM(Search Engine Marketing)

SEMは、検索エンジンマーケティングの略語であり、検索エンジン経由でWebサイトへの来訪者を増やす、来訪者を拡大における利益の増加など、検索エンジンを利用して展開されるマーケティング手法です。

 


・ランディングページ(LP)

ランディングページは、検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことです。

 


・LPO(Landing Page Optimization)

LPOは、ランディングページの最適化、つまりWebサイト訪問者が商品購買や登録などその後の利益に繋げるためにランディングページの構成や内容を工夫することです。

 


・クロール

クロールは、 検索エンジン内のシステムであるクローラ(ロボット)が各webサイトを巡回し、Webサイトの情報を収集することです。

 


・アクセス解析

アクセス解析は、Webサイトのコンバージョン数アップにつながる課題を見つけるために、サイト運営者がサイト訪問者の特性や行動を分析することです。無料で利用できるアクセス解析ツールは、Google AnalyticsやYahoo!アクセス解析など多数存在します。

 


・ユニークユーザー(UU)

ユニークユーザーは、ある期間内にWebサイトやその特定のページを訪問したインターネットユーザーの数を表すものです。その期間内であれば、たとえ同じ人物が何度も同じページを訪れたとしても1人のUUとみなします。なお、UUはPVとは違います。PVはそのサイトの訪問者が閲覧した全てのページ数を合計したものであるため、通常PV数よりもUU数は少なくなります。

 


・UI(User Interface)

UIは、PCやスマートフォンで見る画面のデザインや配置など、目で見える情報を伝える手段。使いやすさや見やすさを指す場合が多いです。

 


・CPA(Cost Per Action)

CPAは、1件の成果獲得にかかるコスト(顧客獲得単価)のことです。
CPAを測るための計算式は、
計算式 広告費用 ÷ コンバージョン件数(商品・サンプル商品・無料登録など)です。

例:広告費予算100万円、目標CPA10,000円の場合であれば、
100万円 ÷ 100件(コンバージョン件数)= 10,000円

 


・CPI(Cost Per Install)

CPIは、App StoreやGoogle Play Storeなどからアプリケーションをダウンロードし、インストール・起動するまでの単価の指標として用いられています。インストール課金型の広告などの際に使用されます。

 

 

・CPC(Cost Per Click)

CPCは、オンライン広告の単価の指標の一つで、クリックやタップ一回あたりの料金です。

 


・CPM(Cost Per Mille)

CPMは、広告が1,000回表示されるごとの広告コストのことです。

 


・CTR(Click Through Rate)

CTRは、広告が表示された回数に対してのクリック率のことです。CTRが0に近ければ、 広告が表示されたが、クリックされていないということです。

 


・CV(コンバージョン)

CVは、Webサイトにおける最終的な成果のことです。会社ごとに何をCVとするか異なりますが、ネット通販会社で商品購入がCVと仮定すれば、ユーザーが商品を1つ購入した際、CVが1件ということです。

 


・CVR(Conversion Rate)

CVRは、CV率のことを示します。 

 


・EFO(Entry Form Optimization)

EFOは、入力フォームを最適化することを指します。f-tra EFO、Gyro-n EFO、EFO CUBE、Dr. CONVERSIONなどのサービスがあります。

 


・KPI(Key Performance Indicator)

KPIは、重要業績評価指標をさします。つまり、目標を達成する上で、その達成度合いを計測・監視するための定量的な指標のことです。マーケティングでも頻繁に使用する用語です。KPIはKGI達成までの各プロセスの達成度をはかるもので、ゴールまでの中間指標です。

 


・KGI(Key Goal Indicator)

KGIは、重要目標達成指標をさします。つまり、ビジネスの最終目標を定量的に評価できる指標のことです。KGIは、ビジネスゴールを定量的に示した指標そのもののことです。

 


・ROI(Return on investment)

ROIとは、投資した資本に対してどれだけの利益を得られたかを表す指標です。
投資によって得られた利益額÷投資額 = 投資のROI(%)で計算出来ます。

 


・CMS(Content Management System)

CMSは、HTMLやCSSなどのWebサイト制作においての専門知識が不要であり、テキストや画像などの情報を入力するだけで、自動的にサイト構築が出来るシステムです。

 


・SSL(Secure Socket Layer)

SSLは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みです。個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを暗号化して、サーバからPC間での通信を安全に行なうことができます。

 


・ウォークスルー

開発プロジェクトのメンバーが一同に会し、仕様や構成の問題点を探したり解決策を討論したりする作業のことです。特に要件定義や仕様策定、設計などの上流工程で実施されます。

 


・スプラッシュ画面

スプラッシュ画面は、アプリケーションを起動した時に表示される画面のことです。別名ローンチスクリーン(Launch Screen)とも呼びます。

 


・ペルソナ

ペルソナは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことです。主にマーケティングにおいて活用されます。実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルな詳細な情報を設定していきます。ペルソナを設定することで、ユーザー視点の精度を高めることや自社がとるべき戦略が明確になることなどが目的です。

 


・インバウンド

インバウンドは、内部に向けた情報のことです。外国の旅行客が日本を訪れることを指すように外部から内部に流れてくることを指す。
ビジネスではSNSやGoogle検索などで顧客から自社にお問い合わせをもらう仕組みやお問い合わせを指します。

 


・アウトバウンド

アウトバウンドは、外部に向けた情報のことです。日本から旅行客が外国を訪れることを指すように内部から外部へ流れることを指す。
ビジネスではメルアポやメディアへの広告出稿やチラシの配布、広告電子メールの発送、訪問販売、電話営業など、自社からユーザーに何かを発信/営業する仕組みを指します。

 

 


<ビジネス関連>

 

・Saas(Software as a Service)

SaaSは、サービスとしてのソフトウェアのことです。SaaSの特徴は、導入までの納期の短縮が可能であることです。利用者側での自社構築と比べて、設備投資の削減による利用料金のコストダウンが図れます。また、インターネット環境下ならどこでも自由にアクセス可能であることやデータをオンラインストレージに保存できることも特徴の1つです。
代表的なSaaSはGoogle Apps、Office Web Apps、Dropboxです。

 


・Maas(Mobility as a Service)

MaaSは、サービスとしての移動のことです。個別に運営・利用されていた鉄道やバス、タクシーなどの交通手段を、ICTを活用してクラウド化し、1つのプラット フォームに統合することを指します。また、各交通手段の利便性を高め、データ連携を可能にする、プラットフォームへの統合を目指していない取り組みも、広義ではMaaSであるとされています。
代表的なMaaSは、Uber、Whim、mobike、WHILLなどです。

 

 

・PaaS(Platform as a Service)

PaaSは、開発基盤としてサーバー、ストレージ、ネットワークに加えて開発系のミドルウェアをクラウドサービスとして提供するもので、プラットフォームはアプリケーションの土台のことです。
PaaSの特徴は提供されたプラットフォーム上で開発が可能であることやプラットフォームの情報が多いと、様々な開発が可能であることです。
代表的なPaaSは、Google App EngineやWindows Azureです。

 


・IaaS(Infrastructure as a Service)

IaaSは、サーバー・ストレージ、ネットワークなどの従来ハードウェアとして提供されていた機能を、クラウドサービスとしてユーザーに提供し、自由にアプリやシステムを開発できるサービスのことです。
IaaSの特徴は自由度の高いアプリやプラットフォームが作れることや専門的な知識が必要ということです。
代表的なIaaSは、Google Compute EngineやAmazon Elastic Compute Cloudです。

 

 

 

4.まとめ


今回はフリーランスエンジニアが面談時に知ってて得する用語50選をご紹介しました。
フリーランスエンジニアやフリーランスデザイナーとして活躍をし続けていくには、開発の他にもマーケティングやビジネスサイドなど、他分野の知識が必要になってきます。
そのため、徐々に覚えていくだけでなく、積極的に使用してみるとより理解度が高まります。また、今後フリーランスをご検討している方も事前に関連用語を理解しておくことをオススメします。

 


本記事が皆様にとって少しでもお役立ちできれば幸いです。

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