公開日:2021.10.06
更新日:2025.03.24
インターネットの利用が加速していく現代においては、様々な分野における利便性が高まっています。
そしてインターネットを利用したサービスの中でも幅広い分野に好影響をもたらしているのが「SaaS」の存在だと言えるでしょう。
SaaSはすでに私達の生活の幅広い部分に入り込んでおり、投資家たちからの目線でも大注目の業界なのです。
そのためこの記事では、SaaSの概要や特徴、SaaS業界で必要とされる職種や将来性などについて解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・SaaS業界への転職を検討している方
・SaaS業界について知りたいと考えている方
・SaaSの特徴について知りたい方
・SaaS業界に求められる職種や将来性について知りたい方
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<目次>
1.そもそもSaaSとは
2.SaaS業界の特徴
サブスクリプションでサービスを提供している
多くの投資が集まる業界
年平均13%の勢いで伸びている
3.SaaS業界で必要とされる職種と年収
インサイドセールス
フィールドセールス
カスタマーサクセス
マーケター
エンジニア
4.SaaS業界の将来性
5.まとめ
SaaSとは「Software as a Service」の略であり、直訳すると「サービスとしてのソフトウェア」です。
つまり、サブスクリプションモデルによって、インターネット上でソフトウェアをレンタルのように提供するサービスのことを言います。
クラウドサービスと呼ばれることもあり、近年では多くの投資家に注目を浴びている急成長中の業界だと言えるでしょう。
SaaSサービスを導入することで自社で製品を所有しておく必要がなくなり、定期的なメンテナンスが不要になります。
また、インターネット環境さえあればいつでもどこでも自由にアクセスができる点も長所であり、リモートワークに注目が集まる現在においては非常に重要性が高いサービスだと言えるでしょう。
この章では、SaaS業界の持つ特徴についてお伝えします。
SaaS業界の特徴としてまず挙げられるのが、売り切り型ではなくサブスクリプションでサービスを提供していることです。
サブスクリプションとは「サービス利用期間において一定期間ごとに料金を支払う仕組み」のことを指します。
サブスクリプションモデルによってサービス利用者側は初期投資額を大きく抑えられ、サービス提供者側は売上の予測を立てやすくなるなどのメリットが発生します。
近年では、動画配信サービスなど様々なサービスにおいてサブスクリプションモデルが利用されています。
SaaS業界は現在、多くの投資が集まる業界です。
世界的にサブスクリプションモデルで成功した企業は数多くあり、AdobeやMicrosoft Office365など数え上げたらきりがありません。
日本国内に目を向けても高齢化や人口減少による生産性向上ニーズの高まりが顕著であり、SaaSの活躍できるジャンルは多岐に渡るとみる投資家も多いと言えます。
まだまだ成長の余地があると考えられている分野ばかりであり、SaaS系のスタートアップによる資金調達も数十億円を大きく超える規模で活発に行われています。
例えば、クラウド人事労務ソフトを提供する株式会社SmartHRは、2021年6月に約156億円もの資金調達を実施しました。
富士キメラ総研が行った調査によると、日本のSaaS業界は年平均13%の勢いで伸びています。
2024年には1兆1,200億円市場にまで成長すると言われており、伸びしろは依然として大きい業界だと考えられます。
特に近年では新型コロナウイルスの感染拡大によりリモートワークの推進など働き方に対する意識が大きく変化しており、SaaSへの注目も高まっています。
この章では、SaaS業界で必要とされる職種と年収についてお伝えします。
インサイドセールスとは、顧客のもとへ訪問せず、電話やメールなどを活用して営業することを指します。
電話でのセールスと聞くとテレアポをイメージするかもしれませんが、インサイドセールスに置いては電話だけでなくWeb会議など様々な手法を利用します。
SaaSは、購入までの検討段階が長くなりやすい傾向があります。
どのサービスが自社に最適なのかを判断するために、慎重な検討を進める企業が多いためです。
そして顧客との関係作りに重点を置くインサイドセールスの営業手法は、購入までの検討段階が長くなりやすいSaaS商材の営業には適していると考えられています。
SaaSインサイドセールスの平均年収は400~600万円程度が目安です。
フィールドセールスとは、顧客のもとへ実際に訪問し、商品・サービスを売り込む営業手法のことを指します。
インサイドセールスによって絞り込まれた見込み客に対して、重点的に営業を行います。
顧客との対話の中で課題を聞き出し、解決までにつながる提案ができれば、成約率は高まっていくでしょう。
また、SaaS商材においては単に受注するだけでなく契約を継続してもらうことで利益をあげていけるため、顧客との関係を築いていくことが重要です。
SaaS業界のフィールドセールスの平均年収は、400~600万円程度が目安です。
カスタマーサクセスとは、アフターサポートによって自社サービスの継続率向上や解約率の低減な度を目指す役割です。
サービスの問題点を見つけ出し、開発部門へのフィードバックをすることなども、カスタマーサービスの仕事だと言えるでしょう。
SaaS企業においては最初の成約だけでなくその後の継続率を上げることで初めて利益が上がってきます。
そのため、カスタマーサクセスは非常に重要な役割を担っていると考えられます。
SaaS企業におけるカスタマーサクセスの平均年収は、400~800万円程度とばらつきがあります。
マーケターは、営業における入り口の部分でターゲットの選定や見込み客の創出などを行う重要な役職です。
自社サービスを広くユーザーに認知させるため、テレビやインターネット広告、SNSなどを活用します。
SaaSでは顧客との長期的な関係性を築いていく必要があり、自社サービスとの相性が良い顧客を見つけ出すことや、既存顧客のデータを分析することが重要です。
SaaS企業におけるマーケターの年収は、500~1,000万円程度になることもあります。
SaaS分野のエンジニアに対しては、サービスを継続的に改善し顧客満足度を維持・改善していくことが求められます。
そのため開発フェーズでは保守性の高さやコードの可読性などが高いレベルで求められるでしょう。
ユーザーのログを確認しながら、利便性向上につながる機能の開発などを行っていきます。
SaaS企業におけるエンジニアの年収は、500~1,000万円程度です。
近年ではソフトウェア全体が徐々にクラウドへ移行してきており、法人・個人を問わず「所有から利用へ」のシフトが急速に進んできています。
Bessemer Venture Partnersが公表している「State of the Cloud 2020」によると、5年でソフトウェア市場全体の半数以上がクラウド化するとの見込みです。
つまりSaaSの分野はさらに拡大を続けていくことが予想され、非常に将来性の高い業界であると考えられるでしょう。
SaaSとは「Software as a Service」の略であり、サブスクリプションモデルによってインターネット上でソフトウェアをレンタルのように提供するサービスのことです。
働き方や生き方の多様化により急成長を遂げている分野であり、多くの投資家たちが注目している分野でもあります。
SaaS企業にはインサイドセールスやフィールドセールス、エンジニアなど様々な役割が求められ、幅広い方に活躍のチャンスがあると言えるでしょう。
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