公開日:2022.05.31
更新日:2025.03.24
これからマーケティング系の職種に転職したい、マーケティング職としてキャリアアップしたい人や、IT系でもマーケティング分野の業務を任されている人がWebマーケティングの基礎を身に着けるのにおすすめの資格がネットマーケティング検定です。
ただ、マーケティング系の資格の中にはキャリアアップなどに一切つながらず、多少のやる気アピールにしかならないものが多いのも事実。
そこでネットマーケティング検定は役に立つのでしょうか。
ここでは、ネットマーケティング検定の試験の内容や対策におすすめの書籍について解説していきます。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.ネットマーケティング検定とは
2.ネットマーケティング検定試験
ネットマーケティング検定の詳細
ネットマーケティング検定の出題範囲
ネットマーケティング検定の受験者数・合格率・難易度
ネットマーケティング検定の申し込み手順
ネットマーケティング検定の有効期限
ネットマーケティング検定の勉強時間
3.ネットマーケティング検定の資格取得のメリット
マーケティング全般の基礎スキルや知識が身に付く
IT/Webを含む企業の転職・就職に活用できる可能性がある
4.ネットマーケティング検定の資格取得のデメリット
勉強時間を確保する必要がある
ネットマーケティング検定の資格取得する意味がない可能性も
5.ネットマーケティング検定合格のためのおすすめの参考書や対策法
おすすめ問題集①:ネットマーケティング検定公式テキストインターネットマーケティング 基礎編 第3版
おすすめ問題集②:ネットマーケティング検定過去問題集 第3版
模擬テスト(サンプル問題)を受けよう!
6.まとめ
ネットマーケティング検定とは、マーケティング担当者を中心にマーケティングの正しい知識を持ち、最も効率の良いマーケティング活動が実施できる人材を育成する目的で作られた検定です。
様々なビジネス系資格を運営するサーティファイによって運営されている民間資格に当たります。
これまでホームページの運用は開発者を中心に行われてきており、マーケティング関連資格も開発者向けのものが多い傾向にあります。
しかし現代のWebマーケティングは、マーケティング担当者が中心となって行われます。
そこでネットマーケティング検定では新規顧客の獲得など、マーケティング活動に関する全てのツールについて出題されます。
ネットマーケティング検定の対象者は以下の通り。
・広告・制作会社の営業担当者
・コンサルタント
・プランナー
・マーケティング担当者
・Web担当者
・ネットショップ運営者
・インストラクター
・管理職
ネットマーケティング検定は更新の必要がなく、一度合格すれば永久的に資格が持続します。
次はネットマーケティング検定試験の詳細を紹介していきます。
合格に必要な情報をまとめたので、受験勉強を始める前に内容をよく確認してください。
ネットマーケティング検定 |
|
---|---|
試験会場 |
個人受験の場合は自宅、団体受験の場合は学校など |
試験日程 |
2022年度は7月22日(日) |
問題形式 |
リモートWebテスト |
試験時間 |
80分 |
出題数 |
40問(基本問題30問+事例問題10問) |
出題形式 |
4択からの択一選択式 |
合格基準 |
70%以上 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
受験料 |
6,000円(税込) |
資格有効期限 |
受験から約3週間後での通知 |
ネットマーケティング検定ではパソコンやインターネットそのものに関する知識に加えて、マーケティングの企画立案から効果測定までの全般の知識が問われます。
おおまかな出題範囲は以下の通りです。
大項目 |
中項目 |
インターネットマーケティング総論 |
1.概論 |
2.インターネット技術概論 |
|
インターネットマーケティング各論 |
3.総論 |
4.リサーチ |
|
5.PR・ブランディング |
|
6.広告 |
|
7.ブランディング |
|
8.効果測定 |
|
関連知識 |
9.外注管理 |
10.ポリシー |
|
11.関連法規 |
|
12.コンプライアンスとCSR |
|
事例問題 |
事例問題 |
ネットマーケティング検定出題形式の詳細を知りたい方はこちらから確認可能です。
ネットマーケティング検定の受験者数は2021年3月31日までで累計8,084名です。
これまでに計20回開催されている中でこの受験者数は少なめと言えるでしょう。
また、ネットマーケティング検定の合格率は85.9%、学習時間は15時間であり、合格率・学習時間からしても難易度は低めの資格と言えます。
ネットマーケティング検定で問われる内容はWebマーケティングにおける基本中の基本です。
しかし試験範囲が広く、Webマーケティング未経験の方の場合、15時間の学習時間では足りないかもしれません。
したがって、あくまで学習時間は目安程度に考え、計画的に学習を進めてください。
それでは、ネットマーケティング検定の申し込み手順を解説します。
1.アカウント作成
※サーティファイ系列の資格を受験したことが無い人はこちらから
2.ログインして申し込み
3.受験料の支払い(クレジットカード・コンビニ払い)
4.受験票の受信(試験5日前までにメールで届きます)
5.受験
6.試験結果通知
※受験後3週間〜1ヶ月で合格通知メール、「デジタルバッジ」と「デジタル認定証明書」の発行
ネットマーケティング検定の受験の流れは上記の通りです。
再受験をする場合は前回受験分の合格通知が届いてからとなります。
また、ネットマーケティング検定は自宅にてWebカメラを設置したうえでPCにて受験するリモートWebテスト形式の試験です。
そのため、受験前にWebカメラを搭載している機器を2台用意する必要があります。
受験の際、パソコンに初期搭載されているWebカメラとスマホのカメラを利用する人が多いですが、万が一カメラが2台手元に無い場合は自分でWebカメラを受験日までに用意し、動作を確認してください。
ネットマーケティング検定の有効期限はありません。一度合格すれば半永久的に資格が有効となります。
ネットマーケティング検定の勉強時間は先ほど紹介したように15時間程度が目安です。
出題範囲がマーケティングの基本中の基本なので、すでにマーケティング業務に携わっている人だと簡単な問題演習程度で十分でしょう。
これからマーケティングに携わりたいと思っている人の場合、資格を通してマーケティングの基礎が身に着けられます。
資格を転職に活かしたいなどと思っている場合、勉強時間の目安は15時間ですが、時間をかけて隅々まで教科書を読み込んで、じっくり基礎を固めるのもおすすめです。
それでは、ネットマーケティング検定を受験するメリットにはどんなものがあるのでしょうか。まずはメリットから紹介します。
ネットマーケティング検定を受験することで、マーケティング全般の基本的なスキル・知識が身につきます。
ネットマーケティング検定で出題される問題はマーケティングを始めるうえでの基本となる知識です。
どんなことでも無知の状態から勉強を始める場合、何から手を付けたら良いかわからないという人は多いでしょう。
そこで資格なら体系的に必要な知識がまとめられているので、効率よく学習に取り組めます。
ネットマーケティング検定ではマーケティングの企画運用から効果測定まで、マーケティングに必要な知識が一通り出題されます。
したがってネットマーケティング検定はこれからマーケティングを始めたい、マーケティング業務を任されたけど勉強の仕方がわからない人におすすめの資格と言えます。
ネットマーケティング検定を受験することで、IT/Web系企業を含む、企業の転職・就職に資格が役立つ可能性があります。
今ではどの業界においてもWebマーケティングが必須です。ネットマーケティング検定に合格すれば、Webマーケティングに関する知識を持った人材であるとアピールできるでしょう。
Web制作を行うIT/Web業界で働く開発担当者にも、マーケティングの知識が求められるようになってきています。
ネットマーケティング検定は開発よりもマーケティングに重点を置いた資格です。
そのため、マーケティングに理解のある開発者であるアピールに繋がり、よりよい環境へ転職するのに有利に働く可能性があります。
ネットマーケティング検定を受験しても、メリットがないどころかむしろデメリットしかないこともあります。
デメリットを理解して、自分にはネットマーケティング検定を受験するメリットがあるかどうかを考えたうえで受験することが大切です。
それでは、ネットマーケティング検定を受験するデメリットを解説していきます。
ネットマーケティング検定に関係なく、資格の取得を考えているなら勉強時間を確保する必要があります。
ネットマーケティング検定はマーケティング関連の資格なので、マーケティング関係の仕事に就いている人からすると軽く問題演習をする程度で済むでしょう。
ただ、一切勉強しないで受験すると、試験形式に慣れることができず合格できるだけの知識があるのに不合格となってしまう可能性があります。
ネットマーケティング検定は比較的難易度の低い資格とは言え、普段マーケティング業務に携わっている人でもプライベートの時間を削って勉強する時間を確保する必要があるでしょう。
マーケティングを1から勉強する人からすると、ネットマーケティング検定で出題される知識を実務に活かせるまで定着させるには、15時間の勉強時間ではどう考えても足りないでしょう。
そこでネットマーケティング検定を受験するにあたっては試験日から逆算して計画的に学習を進めなければいけません。
またネットマーケティング検定は受験日を自由に選べない資格です。試験直前に仕事が忙しくなって、勉強時間が確保できなくなってしまうことも想定されます。
マーケティング初学者はネットマーケティング検定を受験する際、余裕を持った勉強時間の確保をおすすめします。
ネットマーケティング検定はマーケティング関連資格の中でも難易度の低い資格です。そのため、資格が評価されない可能性があります。
出題範囲もマーケティングの基本中の基本であり、マーケティング業務に携わる人からすると知っていて当たり前レベルの内容でしょう。
加えて、ネットマーケティング検定は受験者数も少ない民間資格なので、知名度も低いです。
活動やキャリアアップのために取得しても役に立たないことが考えられます。
マーケティング業界でのキャリアアップを狙いたい人はデータ解析士など、より専門性の高い資格を受験することをおすすめします。
ただし、ネットマーケティング検定はマーケティング全般の知識が広く浅く問われる資格です。
これからマーケティングに携わる仕事に転職するにあたってやる気をアピールしたい人や、業務でマーケティングを任されてマーケティングの基礎を身に着けたい人には適した資格と言えるでしょう。
どの試験にもその試験独自の傾向があり、いくら自信があったり、その試験の分野に関する知識・経験があったりしたとしても対策は重要です。
必ずその試験で推奨されている参考書や問題集は目を通しましょう。
次はネットマーケティング検定に合格するために確認しておきたい参考書やおすすめの対策法を紹介します。
(出典:Amazon)
特にこれからマーケティングについて1から勉強する人におすすめする参考書が『ネットマーケティング検定公式テキストインターネットマーケティング 基礎編 第3版』です。
基本的にネットマーケティング検定はこちらの参考書から出題されるので、ネットマーケティング検定の勉強を効率よく行いたい人にとっては必須のアイテムでしょう。
ただ、こちらの参考書は最新のものではあるものの、発行されたのが2019年です。ネットマーケティング検定では最新のマーケティングに関する知識が問われます。
すべてこちらの参考書から出題されるというわけではありません。
そのため、メインの参考書として使う分には良いですが、直近数年のマーケティングのトレンドを把握し、問題演習もしっかり行うようにしてください。
(出典:Amazon)
すでにマーケティングに関する知識や経験がある人でも問題に慣れておくことは必要です。
そこでおすすめする参考書が、同じくネットマーケティング検定公式から発行されている『ネットマーケティング検定過去問題集 第3版』です。
ネットマーケティング検定の試験時間は80分、40問、つまり2分で1問ペースで問題を解かなければいけません。
4択問題なので比較的簡単ではありますが、実際に問題に触れておいた方が安心して本番に臨めるでしょう。
こちらの過去問集では、過去4回分の過去問が掲載されています。問題の入れ替えは毎年6月・12月の計2回。試験の日程に合わせて最新の過去問を用意することをおすすめします。
ネットマーケティング検定公式サイトでは、最新の過去問を使った模擬テストが1,000円で受験できます。
お手軽に受験できるので、ある程度自信がある方は模擬テストだけで十分かもしれません。
また、公式サイトには無料で取り組めるサンプル問題もあります。
ネットマーケティング検定の受験を決める前に、どんな感じの問題が出題されるのか、手触りを確認してみたいならこちらに挑戦してみるのがおすすめです。
ネットマーケティング検定はWebマーケティングの基礎知識が問われる試験です。
これからWebマーケティングについて勉強したいと思っている人や、マーケティング業務に携わるけれども何から手を付ければ良いかわからない人は、マーケティングの勉強の一環としてぜひネットマーケティング検定に挑戦してみてください。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから→
フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから→
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
フリーランスお役立ち記事を検索
あなたの経験職種のフリーランス案件を見てみませんか?
SNSアカウントでログイン