公開日:2020.05.09
更新日:2025.03.24
プログラマーは常にキーボードを打っているので、今使っているキーボードに不満がある人もいるでしょう。
しかし、いざキーボードを買い換えるとしても、何を基準にキーボードを選べば良いか分からない人も多いと思います。
そこでこの記事では、プログラマーに適したキーボードの選び方を解説し、実際にプログラマーにおすすめするキーボードも紹介していきます。
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<目次>
1.プログラマーに適したキーボードの選び方
打ちやすいキーボードかどうか
ミスなく打てるキーボードかどうか(チャタリングが起きないか)
キーの配列の種類
キーボードの接続方法(有線/無線)
2.ハイエンドキーボードって?
3.キースイッチの種類
メンブレン
パンタグラフ
メカニカル
静電容量無接点方式
4.プログラマーにおすすめのキーボード7選
REALFORCE(東プレ)
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
Happy Hacking Keyboard(PFU)
Natural Ergonomic Keyboard 4000(Microsoft)
Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006(Microsoft)
FILCO・Majestouch
Contourd Keyboards(Kinesis)
5.まとめ
まずは、プログラマーに適したキーボードの選び方を解説します。
プログラマーは以下の点に注意してキーボードを選びましょう。
・打ちやすいキーボードかどうか
・ミスなく打てるキーボードかどうか(チャタリングが起きないか)
・キーの配列の種類
・キーボードの接続方法(有線/無線)
以下より詳しく解説します。
1つ目は、打ちやすいキーボードかどうかです。基本中の基本ですが、プログラマーは毎日長時間キーボードを打つので重要な点です。
打ちにくいキーボードを使っていると、肩こりや手首の腱鞘炎などになるリスクも高くなります。
そのため、自分にとってちょうど良い打鍵(キーを打つ動作)感か?無理のない姿勢で打てるか?を確認しましょう。
2つ目は、ミスなく打てるキーボードかどうかです。
というのも、質の悪いキーボードだとチャンタリング(入力したキーの誤認識)が起こる可能性があります。
しかし、メカニカル式や静電容量式などのキースイッチを採用しているキーボードであれば、チャンタリングを軽減することが可能です。この辺りの詳細は後述します。
3つ目はキーの配列の種類です。というのも、キーの配列には日本語配列(JIS)と英語配列(US)の2種類あるからです。
この2種類の違いは以下の点になります。
・日本語配列には「かな」の表記がある
・一部のキー配列が違う
・「Return/Enter」など一部のキーの大きさが違う
プログラマー向けのキーボードであれば英語配列がおすすめです。
なぜなら、プログラミングで入力するコードやタグは主に英語なので、余計な「かな」表記がなく打ちやすいからです。
また、英語配列の方がホームポジションのままでも隅のキーまで指が届くため、ブラインドタッチしやすいというメリットもあります。
4つ目はキーボードの接続方法です。キーボードの接続方法は有線と無線の2種類あります。
有線はUSBコネクタなどを使用し、無線はBluetoothを使用して接続するという仕組みです。
有線のメリットは、電池切れの心配がなく、キー入力の反映まで遅延がない点です。
一方、有線だと狭いデスクでコードが邪魔になるというデメリットがあります。
そのため、自宅やオフィスなど決まった場所で仕事するプログラマーなら有線の方が良いでしょう。
一方、無線の場合はケーブルがなく邪魔にならない点がメリットです。
しかし、バッテリー管理が必要だったり、キーボードへの反映が遅いというデメリットがあります。
そのため、カフェや小規模なコワーキングスペースなど、狭いスペースで作業するプログラマーにおすすめです。
次に、プログラマーなら知っておくべき「ハイエンドキーボード」について解説します。
ハイエンドキーボードとは、通常のキーボードよりもワンランク高いキーボードであり、打鍵時の感触がなめらかという特徴があります。
打鍵時の感触がなめらかだと打鍵しやすいため、作業効率が上がり身体への負担も少ないのです。
ハイエンドキーボードについては、後述する「プログラマーにおすすめのキーボード7選」でも紹介します。
次に、キースイッチの種類である以下4種類を解説します。
・メンブレン
・パンタグラフ
・メカニカル
・静電容量無接点方式
というのも、キースイッチの種類によって身体への負担や打鍵感が異なるからです。
メンブレンとは、キーボード全面で共通するシートを使用したスイッチです。
キートップのラバーカップ(シリコンで作られた突起)の間に2枚のシートが設置されており、キーを押してシートに接触させることでスイッチが反応します。
メンブレンは深めのキーで反発力が強いので、長時間作業するプログラマーにはおすすめしません。
ただ、構造的に安価に作れるため、安価なPCはメンブレンが使われていることが多いです。
パンタグラフとは、ラバーカップの上にひし形のスプリングを使用したスイッチのことです。
メンブレンスイッチの発展形のようなイメージになります。
形状の違いにより、メンブレンよりも打鍵感がしっかりしている点が特徴です。
さらに、どのキーからも垂直に押すことが可能なので、ミスタイプを減らすことができます。
メカニカルとは、バネの力を利用した機械的な電気スイッチのことです。
メンブレンとの違いは、スイッチに独立した接点があるということです。
独立した接点があることで打鍵感が強く、ミスタッチを減らすことができます。
また、キーを押したときの重さや感触などを調整できるという特徴もあります。
静電容量無接点方式とは、キーを押したときに静電容量の変化を検出し、それによって入力を反映させる仕組みのスイッチです。
ほかのスイッチと違い、接点がないため以下のメリットがあります。
・キーを押し込まないで良いので楽
・キー内の接点が触れないので耐久性が高い
またキーの打鍵感が軽いため、ブラインドタッチのスピードも上がります。
静電容量接点方式はこのような特徴があるため、長時間キーボードを打つプログラマーにはおすすめです。
最後に、以下プログラマーにおすすめするキーボード7選を紹介します。
・REALFORCE(東プレ)
・ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
・Happy Hacking Keyboard(PFU)
・Natural Ergonomic Keyboard 4000(Microsoft)
・Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006(Microsoft)
・FILCO・Majestouch
・Contourd Keyboards(Kinesis)
REALFORCEは、静電容量無接点方式を採用したハイエンドキーボードです。
静電容量無接点方式は打鍵感が軽めですが、REALFORCEはスイッチのオン位置を変更できます。
そのため、素早く入力するときは浅め、確実に入力したいときは深め…と使い分けが可能です。
また、有線ですが3方向からケーブルが出せるスリットがあるため、狭い場所でも利用しやすい点も特徴です。
ThinkPad Bluetoothは、トラックポイントを搭載したキーボードです。
トラックポイントを搭載していれば、キーボードに手を置いたままマウスのような操作ができるため、マウスがなくても楽々操作できます。
また、キーとキーにゆとりを持った設計をしているので、指が疲れにくい点も
プログラマーにおすすめできる理由です。
Happy Hacking Keyboardは静電容量無接点方式のキーボードです。
一番の特徴はキー配置が変わっている点でしょう。たとえば、リターンキーの後にカーソルキーやファンクションキーがあります。
この配置によって、ホームポジションから手を動かさずにカーソル移動が可能です。
そのため、ある程度ホームポジションのブラインドタッチに慣れているプログラマーにおすすめできます。
また、手前に向かって低くなっている傾斜なので、手に負担をかけにくいという特徴もあります。
Natural Ergonomicは、デザインに特徴があるキーボードです。
人間工学に基づいたデザインとなっており、腕・手・手首にかかる負担を和らげてくれます。
また、キーが内側に湾曲したデザインなので、ショートカットキーも打ちやすいです。
長時間キーボードを打っても使いにくい点が、プログラマーにおすすめできるポイントになります。
Sculpt Ergonomicもデザインに特徴があります。というのも、Sculpt Ergonomicは左右に分割されているキーレイアウトであり、手首と腕に負担をかけにくいデザインです。
さらに、クッション付きのアームレストで手首も保護してくれます。
このような特徴があるため、手首が疲れやすかったり、痛みを感じたりしているプログラマーにはSculpt Ergonomicをおすすめします。
FILCO・Majestouchは、打鍵感が強い堅実なキーボードです。
キーを打つたびに「カチ」という打鍵音がなるほどの打鍵感なので、打鍵感があった方が良いプログラマーにおすすめできます。
Contourd Keyboardsもデザインに特徴があります。
というのも、Contourd Keyboardsはキーが左右に分かれており、強制的に両手でタイピングすることになります。
つまり、「本来は右手で打つところを左手で打ってしまう」などの癖が解消できるのです。
パームレスト部分も広いため、手首に負担がかからない点も特徴といえます。
このような特徴があるため、キーボードを打つときに変な癖がついてしまっているプログラマーにおすすめです。
本記事ではプログラマー向けにキーボードの選び方のポイント、プログラマーにおすすめのキーボードを解説しました。
キーボードの選択によってプログラミングの生産性に影響するので、実際に触りながら選んでみると良いと思います。
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