公開日:2020.07.13
更新日:2025.03.24
PM(プロジェクトマネージャー)と聞くと、年収相場がよく分からない、具体的な仕事内容がイマイチ分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT業界では深刻な人手不足に陥っています。
その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。
そんな今回はPM(プロジェクトマネージャー)という職種に絞り、PM(プロジェクトマネージャー)年収の詳細(平均年収や最高年収)、PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容、PM(プロジェクトマネージャー)の年収アップに必要なスキル、PM(プロジェクトマネージャー)年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るPM(プロジェクトマネージャー)のニーズ、PM(プロジェクトマネージャー)の将来性について詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・PM(プロジェクトマネージャー)の年収を知りたい方
・PM(プロジェクトマネージャー)として既に活躍をされている方
・PM(プロジェクトマネージャー)を将来的に検討している方
・PM(プロジェクトマネージャー)に興味/関心がある方
・PM(プロジェクトマネージャー)の年収について深く理解をしたい方
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<目次>
1.PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容
2.PM(プロジェクトマネージャー)の年収
3.PM(プロジェクトマネージャー)の年収アップに必要なスキル
管理スキル
コミュニケーションスキル
決断力と問題解決能力
ITスキル
4.PM(プロジェクトマネージャー)の年収アップにおすすめの資格
PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
プロジェクトマネージャ試験(PM)
応用情報技術者試験
ITストラテジスト試験
5.フリーランス求人・案件数から見るPM(プロジェクトマネージャー)のニーズ
6.PM(プロジェクトマネージャー)の将来性
7.まとめ
この章では、PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容について解説していきます。
PM(プロジェクトマネージャー)は、システム開発においてプロジェクトの企画、予算、工数の割り出し、人材確保、品質管理など、プロジェクト全体をマネジメントする職種です。
つまりPM(プロジェクトマネージャー)とは、プロジェクト全体を統括する責任者を指します。
もう少し具体的にPM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容について解説すると、以下のような仕事内容になります。
要件定義
PM(プロジェクトマネージャー)として、システムの概要や実装する機能を決定していきます。
クライアントと打ち合わせを行い、予算やスケジュール、依頼概要などを確認します。
また実際にシステムを活用する現場の業務担当者にも、現状の業務内容や課題、システムへの要望などをヒアリングしていきます。
システム開発にかかるコストや開発スケジュールに関しては、クライアントの全ての要望に応えることは難しいため、PM(プロジェクトマネージャー)が調整を行います。
その際に追加予算を組んだり、実装する機能削減を提案を行ったり、交渉や調整をすることも担当します。
さらに、クライアントが要求するプロジェクトの方針と実際の開発にズレが生じないよう、全体に共有する設計書や計画書の作成業務も担当します。
プロジェクトチームの編成
PM(プロジェクトマネージャー)として、プロジェクトチームを編成します。
策定したシステム開発計画に沿って、システム開発を行うための人員を確保します。
社内の人員だけで足りるのか、外部のパートナー企業との協業が必要なのか、全体のリソースを考慮しプロジェクトチームを編成します。プロジェクト計画が達成可能なチームを編成します。
開発にあたって、ノウハウを持っている人がいる場合は事前に共有したり、不明点がある場合にはこの段階で解決しておくことをおすすめします。
プロジェクトの推進、管理
PM(プロジェクトマネージャー)として、クライアントに定期的な進捗共有をしながら、プロジェクトが予定通りに進行するように管理します。
クライアントから仕様変更の要望があった場合、スケジュール、予算調整・交渉などを行い、プロジェクトメンバーの進捗は定例会議などで随時確認します。
プロジェクト内で問題が発生した場合、どこで問題が発生したのかを突き止め、必要であれば関係各所に連絡します。
解決まで時間を要するものの場合、進行可能な部分を優先し進めるなどの対応策を考えます。
日々メンバーやクライアント、関連する企業とのコミュニケーションを取っていると、非常事態にも融通を利かせてもらいやすくなります。
リリースと評価およびレビュー
PM(プロジェクトマネージャー)として、リリースと評価およびレビューを行います。
システムが正常に機能するか検証、問題がなければサービスのリリースです。
しかしリリース後もバグなどの不具合が見つかることもあります。
そのため、プロジェクト完了後にレビューを行い、プロジェクトの問題点の洗い出しや対策の立案、評価を行います。
次回以降のプロジェクトに活かすためにも、評価およびレビューは大切です。
クライアントとともにプロジェクト結果をレビューするケースが多く、クライアントの経営層に結果を報告することもあります。
この章では、PM(プロジェクトマネージャー)の年収を解説していきます。
また、PM(プロジェクトマネージャー)の最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
PM(プロジェクトマネージャー) | 985万円 | 2,400万円 | 240万円 |
PM(プロジェクトマネージャー)の平均年収が985万円、PM(プロジェクトマネージャー)の最高年収が2,400万円、PM(プロジェクトマネージャー)の最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)
フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の年収詳細は下記フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件 月額単価相場では、PM(プロジェクトマネージャー)の平均月額単価が82.1万円、PM(プロジェクトマネージャー)の中央値月額単価が80万円、PM(プロジェクトマネージャー)の最高月額単価が200万円、PM(プロジェクトマネージャー)の最低月額単価が20万円となっています。
doocy Job PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件 時給単価相場では、PM(プロジェクトマネージャー)の平均時給単価が4,232円、PM(プロジェクトマネージャー)の中央値時給単価が4,280円、PM(プロジェクトマネージャー)の最高時給単価が7,220円、PM(プロジェクトマネージャー)の最低時給単価が750円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年7月時点)
会社員エンジニアの年収を見ていきましょう。
まず、会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。
会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。
20代のエンジニア平均年収が373万円
30代のエンジニア平均年収が509万円
40代のエンジニア平均年収が605万円
50代以上のエンジニア平均年収が701万円
次に会社員のPM(プロジェクトマネージャー)の平均年収を見ていきましょう。
会社員のPM(プロジェクトマネージャー)の平均年収は600万円と言われています。
会社員エンジニア全体の平均年収を比較すると会社員のPM(プロジェクトマネージャー)の方が高く、また40代の会社員エンジニアの平均年収ほどであることがわかりました。
また、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)と会社員のPM(プロジェクトマネージャー)と比較してみると、フリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)の方が385万円程(約1.6倍)年収が高いという結果が分かりました。
PM(プロジェクトマネージャー)として活躍をするのであれば、会社員のPM(プロジェクトマネージャー)よりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのPM(プロジェクトマネージャー)をおすすめします。
PM(プロジェクトマネージャー)としてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓
この章では、PM(プロジェクトマネージャー)の年収アップに必要なスキルを解説します。
PM(プロジェクトマネージャー)として必要なスキルを持ち合わせていることによって高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。
また、今後PM(プロジェクトマネージャー)として仕事に参画する方も参考にしていただき、是非高年収を獲得するためにお役立てください。
PM(プロジェクトマネージャー)にとって年収アップに必要なスキルは、管理スキルです。
PM(プロジェクトマネージャー)として、実現可能な計画を作成し、要望に見合う成果物を作りあげる事が最低条件です。
更にコストを削減してより少ない投資で成果を出せば、企業の利益に繋がります。
また、PM(プロジェクトマネージャー)にはピープルマネジメントスキルも必要になります。
すぐにピープルマネジメントスキルを発揮することは難しいため、意識してチャンスがある場合は積極的に学習していきましょう。
PM(プロジェクトマネージャー)にとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。
PM(プロジェクトマネージャー)として、口頭や書面において正確な情報を伝え、プロジェクトメンバー全員が同じ方向を向いて業務を遂行させていく必要があります。
つまりPM(プロジェクトマネージャー)として仕事をする上で社内外問わず円滑な話し合い、的確な情報を伝えるコミュニケーションスキルが必須になります。
PM(プロジェクトマネージャー)にとって年収アップに必要なスキルは、決断力と問題解決能力です。
何か問題が発生した場合、その対応が遅くなれば、納期に間に合わせるのが困難になってきます。
PM(プロジェクトマネージャー)として、適切な判断を素早く行う決断力と、問題解決に向けて必要な指示を的確に出す問題解決能力は必要なスキルでしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)にとって年収アップに必要なスキルは、ITスキルやIT業界の知識です。
PM(プロジェクトマネージャー)は技術に関する正確なスキルや知識を身につけ、メンバーに対して適切なアドバイスを行います。
また、業界特有の知識や業界のトレンドなどの知識も必要です。
PM(プロジェクトマネージャー)として、プロジェクトメンバーの質問に応対できるようITスキルや知識、業界知識を身につけプロジェクトを円滑に遂行しましょう。
この章では、PM(プロジェクトマネージャー)の年収アップにおすすめの資格を解説していきます。
PM(プロジェクトマネージャー)になるためには様々なスキルが要求されるため、PM(プロジェクトマネージャー)関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。
PMPとは、米国PMI本部が提供するプロジェクトマネジメントの国際資格です。
PMP試験はPMIが提供するPMBOK(Project Management Body of Knowledge)をベースにして行われ、受験資格として、PM(プロジェクトマネジメント)の一定期間の実務経験、35時間の公式研修を受講していることが必要です。
つまりPMPの資格を取得することにより、PM(プロジェクトマネジメント)の知識や、実務的なスキルも身に付けられるためPM(プロジェクトマネージャー)には、必須の資格でしょう。
プロジェクトマネージャ試験(PM)はIPA(情報処理推進機構)が実施している情報処理系の国家資格です。
プロジェクト責任者として必要な知識として、IT技術全般の知識、プロジェクト管理や計画立案、予算、納期、品質などのプロジェクト全てに対応可能なスキルを図る試験です。
PM(プロジェクトマネージャー)としての知識を客観的に証明できるため、PM(プロジェクトマネージャー)におすすめの資格です。
応用情報技術者試験は、(IPA)情報処理推進機構が主催し、経済産業大臣が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の12ある中の1つです。
また、基本情報技術者試験の上位資格であり、ワンランク上の知識・技能が問われます。
応用情報技術者試験を取得することにより、ITスキルや管理まで幅広い知識と応用力を身に付けたPM(プロジェクトマネージャー)であることの証明になるため、PM(プロジェクトマネージャー)としておすすめの資格です。
ITストラテジストは、IT系国家資格の中でも最難関の試験です。
ITストラテジストは、ITの高度な知識を持つプロフェッショナルとして、企業の経営陣に対して、ITを活用した経営戦略に沿った業務システムやプロセスを提案し、経営改革や最適化をアドバイス/サポートします。
ITストラテジスト試験を取得する方は、PM(プロジェクトマネージャー)、PMO、ITコンサルタントなど、上流工程を主に担当する職種が多いです。
ITストラテジストの資格を取得することにより、高度なIT技術と知識に加え、企業戦略を立てて企業が抱える経営課題の解決スキルを身に付けられるためPM(プロジェクトマネージャー)としておすすめの資格です。
この章ではフリーランス求人・案件数でPM(プロジェクトマネージャー)のニーズを解説していきます。
フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、PM(プロジェクトマネージャー)は6,183件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)
2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は199,169件です。
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件を占有率は約3.1%ということが分かります。
上記結果により、PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件と占有率が一定数存在するため、IT市場にPM(プロジェクトマネージャー)のニーズがあると言えるでしょう。
この章ではPM(プロジェクトマネージャー)の将来性について解説します。
PM(プロジェクトマネージャー)のニーズは今後も安泰していくでしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)のニーズが安泰な理由として、フリーランススタートでPM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件が一定数存在することが挙げられます。
PM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件数は6,183件です。
フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもPM(プロジェクトマネージャー)のフリーランス求人・案件は一定数存在するため、ニーズがあることが分かります。
IT市場を分析し、PM(プロジェクトマネージャー)のニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
IDC Japanは2019年12月、国内産業分野別/企業規模別 IT市場の2019年~2023年の予測を発表しています。
その調査結果では、2019年の市場規模は、前年比4.0%増の17兆9394億円、2018年〜2023年の年間平均成長率は1.9%になると予測されています。
また、2019年11月ガートナー ジャパン株式会社による日本における業種別IT支出の調査結果について、日本のIT支出は消費税増税対応やOSのサポート終了対応、働き方改革に伴う業務効率化対応などを背景に、2019年の前年比成長率が3.0%に達するとのことです。
2023年まで年平均1.9%増で推移し、29兆円に達する予測しています。
さらに、AI(人工知能)、IoT、ビッグデータ、ブロックチェーン、xR、5GなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点より、PM(プロジェクトマネージャー)を含むITエンジニアは人材不足に陥る可能性が高いです。
2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。
上記様々な分析を考慮すると、PM(プロジェクトマネージャー)のニーズは短期的な視点から見て安泰し、また、中・長期的な視点から見てもニーズは安泰であると言えるでしょう。
今回はPM(プロジェクトマネージャー)という職種に絞り、PM(プロジェクトマネージャー)年収の詳細(平均年収や最高年収)、PM(プロジェクトマネージャー)の仕事内容、PM(プロジェクトマネージャー)の年収アップに必要なスキル、PM(プロジェクトマネージャー)年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るPM(プロジェクトマネージャー)のニーズ、PM(プロジェクトマネージャー)の将来性について詳しく解説していきました。
PM(プロジェクトマネージャー)として、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
PM(プロジェクトマネージャー)として、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします
しかし、エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
会社員として、PM(プロジェクトマネージャー)としての実務経験やシステムエンジニア(SE)やプロジェクトリーダーとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
PM(プロジェクトマネージャー)として高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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