公開日:2020.07.23
更新日:2025.03.24
汎用機エンジニアと聞くと、平均年収や最高年収はどのぐらいなのか、具体的な仕事内容をいまいち分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT業界では深刻な人手不足に陥っています。
その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。
そんな今回は汎用機エンジニアという職種に絞り、汎用機エンジニア年収の詳細(平均年収や最高年収)、汎用機エンジニアの仕事内容、汎用機エンジニアの年収アップに必要なスキル、汎用機エンジニア年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見る汎用機エンジニアのニーズ、汎用機エンジニアの将来性について詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・汎用機エンジニアの年収を知りたい方
・汎用機エンジニアとして既に活躍をされている方
・汎用機エンジニアを将来的に検討している方
・汎用機エンジニアに興味/関心がある方
・汎用機エンジニアの年収について深く理解をしたい方
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<目次>
1.汎用機エンジニアの仕事内容
2.汎用機エンジニアの年収
3.汎用機エンジニアの年収アップに必要なスキル
プログラミングスキル
コミュニケーションスキル
プロジェクト管理スキルやマネジメントスキル
4.汎用機エンジニアの年収アップにおすすめの資格
応用情報技術者試験
システムアーキテクト試験
プロジェクトマネージャ試験(PM)
5.フリーランス求人・案件数から見る汎用機エンジニアのニーズ
6.汎用機エンジニアの将来性
7.まとめ
この章では、汎用機エンジニアの仕事内容について解説していきます。
汎用機エンジニアは、富士通・NEC・IBM・日立製作所・ユニシス等の汎用コンピュータを使い人事・会計・販売管理等の基幹システムを中心とした業務系アプリケーション開発、再構築、運用保守を担当するエンジニアを指します。
汎用機エンジニアは、生命/損害保険、銀行、クレジットカード会社等の金融関連企業や官公庁等で活躍することが多いです。
汎用機エンジニアは、主にCOBOL、PL/I等のプログラミング言語を用いて開発します。
汎用系システムとオープン系システムの違いについて解説します。
汎用系システムは、汎用コンピュータ、ホストコンピュータと呼ばれるハードウェアを使用して開発します。
ハードウェアに特化した開発になるのでホストコンピュータについての知識が必要になり、オープン系のようにシステム開発や変更など、他に応用することが難しいです。
オープン系システムは、基本的にパソコンを基軸としたシステム開発です。
オープン系はパソコンを使用するため、WindowsなどのOSを使用することができる他、システム開発に用いることができるプログラミング言語も大幅に増えるため、より柔軟性に優れたシステム開発を行うことができます。
汎用系システムと比較して、より柔軟なシステム開発を構築したい場合にオープン系が選ばれます。
2020年現在のシステム開発においては、オープン系が主流になっています。
この章では、汎用機エンジニアの年収を解説していきます。
また、汎用機エンジニアの最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。
フリーランスの汎用機エンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
汎用機エンジニア | 636万円 | 1,560万円 | 240万円 |
汎用機エンジニアの平均年収が636万円、汎用機エンジニアの最高年収が1,560万円、汎用機エンジニアの最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)
フリーランスの汎用機エンジニアの年収詳細は下記フリーランスの汎用機エンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート 汎用機エンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、汎用機エンジニアの平均月額単価が53.0万円、汎用機エンジニアの中央値月額単価が50万円、汎用機エンジニアの最高月額単価が130万円、汎用機エンジニアの最低月額単価が20万円となっています。
会社員エンジニアの年収を見ていきましょう。
まず、会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。
会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。
20代エンジニア平均年収:373万円
30代エンジニア平均年収:509万円
40代エンジニア平均年収:605万円
50代以上エンジニア平均年収:701万円
次に会社員の汎用機エンジニアの平均年収を見ていきましょう。
会社員の汎用機エンジニアの平均年収は約500万円と言われています。
会社員エンジニア全体の平均年収を比較すると会社員の汎用機エンジニアの方が高く、20〜30代の会社員エンジニアの平均年収内であることがわかりました。
また、フリーランスの汎用機エンジニアと会社員の汎用機エンジニアと比較してみると、フリーランスの汎用機エンジニアの方が143万円程(約1.3倍)年収が高いという結果が分かりました。
汎用機エンジニアとして活躍をするのであれば、会社員の汎用機エンジニアよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスの汎用機エンジニアをおすすめします。
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この章では、汎用機エンジニアの年収アップに必要なスキルを解説します。
汎用機エンジニアとして必要なスキルを持ち合わせていることによって高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。
また、今後汎用機エンジニアとして仕事に参画する方も参考にしていただき、是非高年収を獲得するためにお役立てください。
汎用機エンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、プログラミングスキルです。
汎用機エンジニアとして、COBOL、PL/I、Javaのプログラミング言語を必要とします。
またVB、VBA、VB.NET、アセンブラなどプログラミング言語のスキルや知識、SQLやshell、Oracle、DB2、IMS、AS/400などの開発経験や知識、Windows、Linux、UNIX、z/OSなどのOSの知識など、様々な経験やスキルがあると希少性が高まり、汎用機エンジニアとして高年収を獲得できる可能性が高まります。
その他、金融、保険業界、官公庁などの業務知識があるとより良いでしょう。
汎用機エンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。
汎用機エンジニアは、他エンジニアとのコミュニケーションが大切な職業です。つまり開発チームに所属しながら、協調して働くことが求められます。
汎用機エンジニアとして、年収アップを望むのであればコミュニケーションスキルを向上させることが必要です。
汎用機エンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、プロジェクト管理能力です。
汎用機エンジニアは、他エンジニアと比較して、ベテランエンジニアなどの年齢層が高く、経験年数が豊富なエンジニアが多いです。
そのため、プロジェクト管理スキルやマネジメントスキルを期待される傾向にあります。
設計・開発・実装・進捗管理を担当しながら、チームやプロジェクト全体を俯瞰できるスキルがあることにより、希少性の高い汎用機エンジニアとして評価され、高年収を獲得しやすくなるでしょう。
この章では、汎用機エンジニアの年収アップにおすすめの資格を解説していきます。
汎用機エンジニアになるためには様々なスキルが要求されるため、汎用機エンジニア関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格で、ワンランク上の知識・技能が問われます。
応用情報技術者試験を取得することにより、スキルや管理まで幅広い知識と応用力を身に付けた汎用機エンジニアであることの証明になるため、汎用機エンジニアとしておすすめの資格です。
システムアーキテクト試験はIT系国家資格の1つです。
システム開発に必要となる要件を定義し、要件を実現するためのアーキテクチャを設計する能力を認定する資格です。
システムアーキテクト試験は、情報システムや組み込みシステムにおけるアーキテクチャーの設計をしたり、システム開発を主導したりするエンジニアを対象としています。
システムアーキテクト試験を取得することにより、システム開発の上流工程を深い部分まで理解している証明になるため、汎用機エンジニアとしておすすめの資格です。
プロジェクトマネージャ試験(PM)はIPA(情報処理推進機構)が実施している情報処理系の国家資格です。
プロジェクト責任者として必要な知識として、IT技術全般の知識、プロジェクト管理や計画立案、予算、納期、品質などのプロジェクト全てに対応可能なスキルを図る試験です。
システム開発やプロジェクトについての知識/スキルを客観的に証明できるため、汎用機エンジニアにおすすめの資格です。
この章ではフリーランス求人・案件数で汎用機エンジニアのニーズを解説していきます。
フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、汎用機エンジニアは5,621件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)
2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は202,137件です。
汎用機エンジニアのフリーランス求人・案件を占有率は約2.8%ということが分かります。
上記結果により、汎用機エンジニアのフリーランス求人・案件と占有率は一定数存在するため、IT市場に汎用機エンジニアのニーズがあると言えるでしょう。
この章では汎用機エンジニアの将来性について解説します。
汎用機エンジニアのニーズは短期的な視点では安泰していくでしょう。
汎用機エンジニアのニーズが短期的な視点で安泰する理由として、フリーランススタートで汎用機エンジニアのフリーランス求人・案件が一定数存在することが挙げられます。
汎用機エンジニアのフリーランス求人・案件数は5,621件です。
フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でも汎用機エンジニアのフリーランス求人・案件は一定数存在するため、ニーズがあることが分かります。
汎用機エンジニアは、金融、証券、保険、商社、官庁の金融業界や行政機関など基幹システム開発を担当します。
それら大規模な基幹システムは簡単に移行できるものではなく、運用保守を継続して実施している企業が多いです。さらに移行するにしても、長期間での開発になる可能性が高いでしょう。
上記を考慮すると汎用機エンジニアのニーズは短期的な視点から見て安泰していく可能性が高いでしょう。
しかし、10年ほどの長期的な視点で考えると、ニーズが減少していく可能性もあります。
その理由として基幹システムの老朽化を懸念している企業も多く、実際に日本航空(JAL)や野村証券など基幹システムの刷新に踏み切っている企業もすでに存在することや、現代がDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代に突入していることなどが挙げられます。
これらを考慮すると長期的な視点では汎用機エンジニアのニーズが減少する可能性も大いに有り得るでしょう。
今回は汎用機エンジニアという職種に絞り、汎用機エンジニア年収の詳細(平均年収や最高年収)、汎用機エンジニアの仕事内容、汎用機エンジニアの年収アップに必要なスキル、汎用機エンジニア年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見る汎用機エンジニアのニーズ、汎用機エンジニアの将来性について詳しく解説していきました。
汎用機エンジニアとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
なお、汎用機エンジニアとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
しかし、エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
まずは会社員として、汎用機エンジニアやシステムエンジニア(SE)、Webエンジニアなどとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
汎用機エンジニアとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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