公開日:2020.09.29
更新日:2025.03.24
「フリーランスになりたいけど。難しいの?」そう疑問に思っている方に向けてフリーランスが厳しい理由と対策を紹介します。
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<目次>
1.フリーランスの現実は厳しい?
フリーランスの現実が厳しい理由①:仕事(案件)を獲得できない
フリーランスの現実が厳しい理由②:休みがない
フリーランスの現実が厳しい理由③:収入が安定しない
フリーランスの現実が厳しい理由④:スキルの向上が大変
2.厳しいのに、フリーランスとして独立する人口は増えている!
3.フリーランス人口が増加している理由
社会全体におけるITインフラの底上げ
多様性のある働き方へ変化
会社の在り方や価値が変化してきた
4.フリーランスとして何をするべきか?
フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスなどを上手に活用する
市場動向の確認を行う
フリーランスとして得意な領域を極める
5.まとめ
フリーランスの現実は厳しいと言われている主な4つの理由を解説していきます。
1つ目の理由は仕事(案件)を思ったよりも獲得できないからです。
会社員であれば在籍しているだけで毎月の給与を得ることができます。
しかしフリーランスは自ら仕事(案件)を獲得し、仕事を行わなければ、収入は0です。
そのため自分自身で仕事(案件)を獲得する必要がありますが、条件の良い仕事(案件)には高いスキルが求められ、獲得は簡単ではありません。
フリーランスの約70%の方が人脈で仕事(案件)を獲得しているとの調査がフリーランス白書2018で出ています。
仕事(案件)の獲得に繋がる人脈を持っていない方は、より仕事(案件)の獲得に苦労することが予想されます。
また仕事(案件)の獲得に繋がる人脈を持っている方でも、受注先が限られていれば、受注先に何かあった際に新規の仕事(案件)の獲得が困難になるでしょう。
いつでも新規の仕事(案件)を獲得できるように、フリーランスとしての専門スキルだけでなく、営業スキルを身につけておくのが重要です。
約60%の方がフリーランスをはじめた理由として「働く場所・時間を自由にするため」との調査がフリーランス白書2018で出ています。
フリーランスは休みが取りやすいと考える方も多いかもしれませんが、中にはフリーランスは休みがないと感じる方もいます。
フリーランスは仕事(案件)を多く獲得すれば、限りなく働くことが可能です。
またフリーランスは土日に仕事をすることができるため、結果的に休みがなく感じることもあるでしょう。
そのため多くの仕事(案件)を獲得することで、休みがなくなってしまうのです。
さらに会社員は有給休暇を利用した長期休暇を取ることも可能ですが、フリーランスは仕事をしなければその分収入が減少するため、長期休暇を取りにくいという意味でも休みがないと感じる方もいるかもしれません。
しかしフリーランスをはじめて約60%の方が働く時間が減ったとの調査がフリーランス白書2018で出ています。
あくまでフリーランスになることで休みが減ってしまう(自由時間が減ってしまう)方は少数派であるといえます。
フリーランスが直面している問題として収入が安定しないことです。
フリーランスとしての働き方を継続するうえで障壁となっているものとして約65%の方が、「収入がなかなか安定しない」との調査がフリーランス白書2018で出ています。
フリーランスでも企業に常駐している方や人脈があり継続的に仕事(案件)を受注できる方は比較的収入が安定するかもしれません。
しかし多くのフリーランスにとって収入を安定させるのは難しいです。
仮に長期プロジェクトに関わることができても、プロジェクト終了後に次の仕事(案件)を獲得するまでに時間がかかることがあります。
また短期の仕事(案件)をメインとする場合には、常に次の仕事(案件)を獲得する必要があるでしょう。
収入が月によって増減することを前提に支出計画を立てることをおすすめします。
また病気や怪我などで働けなくなってしまうと、フリーランスは収入が0になります。
病気や怪我の際にも生活できるように各種保険を利用するのが有効です。
フリーランスとして病気や怪我の際の保険について詳しく知りたい方は下記記事をご一読ください↓
フリーランスとして条件の良い仕事(案件)を獲得するためにはスキルが重要ですが、フリーランスとして働く中でスキルを向上させるのは簡単ではありません。
フリーランスに外注する企業は「できる仕事をできるフリーランスに」外注します。
フリーランスが受注できるのは、既存のスキルで遂行できる仕事(案件)のみです。
既存のスキルのアウトプットはできても、新しいスキルのインプットを行う機会はありません。
フリーランスとして業務を行う中でスキルが向上することは期待できません。
フリーランスがスキルを向上させようとするのであれば、能動的に業務時間外にスキルを向上させるための取り組みを行う必要があります。
なおフリーランスのスキルがクライアント企業の想定よりも低かった場合、企業はフィードバックを与えるのではなくその仕事だけ完了させて契約を終了し、新しいフリーランスを探します。
そのため、既存スキルの高さや向上も要求されます。
ここまでフリーランスの現実が厳しい理由を解説してきました。
フリーランスとしての現実は決して甘くありません。
しかしフリーランスとして独立する人口は増えています。
フリーランス実態調査2021年版によれば、2020年から2021年までの1年間で日本のフリーランス人口は約200万人ほど増加しました。
2021年時点で1,670万人、労働人口の約24%がフリーランスだと言われています。
フリーランス人口が増加している3つの理由を解説していきます。
フリーランス人口が増加している大きな理由の1つは、社会全体におけるITインフラの底上げです。
どこにいてもインターネットに接続可能になり、会社に出社せず、家やカフェ、コワーキングスペースなどで、オンラインで働くハードルが下がったことでしょう。
フリーランスとしてオンラインで仕事をしようとしても、ITインフラが低く通信速度が遅く満足に仕事ができなかったり、セキュリティーに問題があったりしてはフリーランスという働き方を実現するのは難しいです。
しかし現在はPC1台あれば、ストレスなくフリーランスとして働くことができるようになりました。
またフリーランスの求人・案件を提供するのサービスが充実してきたことも1つの要因でしょう。
フリーランス白書2018のフリーランスをはじめた理由の1位は「働く時間・場所を自由にするため」で、3位は「ワークライフバランスを良くするため」というものです。
雇用される側として、定時に決まった場所に出社し、定時に仕事を終える働き方以外を希望する方が多くなっています。
また、雇用する側として「人に対して適切な仕事を割り当てる」旧態依然とした雇用から「仕事に対して適切な人を割り当てる」ジョブ型雇用へ変化しています。
つまり現代では多様な働き方があり、フリーランスもその1つです。
会社の在り方や価値の変化もフリーランス増加の一因でしょう。
戦後の高度経済成長期から日本は終身雇用を行ってきました。
終身雇用は一度会社に入ってしまえば、継続的に給与を得ることができ、安定性が高い働き方です。
しかし日本経済の低迷などの影響を受け、早期退職を実施する企業が増え終身雇用制度は崩壊したと言われることがあります。
これまでは会社に所属していれば安全だと思われていましたが、現在では会社に所属していても安全とはいえません。
以前は正社員が大部分であった企業も、非正規雇用者のシェアが高まりつつあります。
そのような現状を受けて、現代では副業の容認も進んでいます。
つまり、会社の在り方や価値が変化しており正社員であるメリットが薄れてきています。
その中で個のスキルで仕事/収入を得られるフリーランスが注目を集めています。
甘くはないフリーランスの世界の中で、何をすべきか3つ紹介していきます。
フリーランスエージェントはフリーランスと企業が案件の受発注をスムーズに行えるよう仲介するサービスを指します。
フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスを上手に活用して、仕事(案件)を獲得し、実績を積みましょう。
利用するサービスは1つに絞らずに、複数のサービスを利用することを検討してください。
特にクラウドソーシングサービスを利用する場合には、特定のサービス上で実績を積んでも、そのサービスが停止してしまうといったリスクも考えられます。
特定のサービスに依存することのないように注意しましょう。
クラウドソーシングサービスはクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどがあります。
フリーランスとして働くうえで、スキルは重要になります。
しかしスキルの高さだけでなく、需要が大きいスキルを持っているかは非常に重要です。
市場動向を確認しながら、需要が見込めるスキルを精査し、積極的に身に付けていきましょう。
また市場動向を確認しておくことで、どうすれば営業を成功させ、条件の良い仕事(案件)を獲得できるのかを予測することが可能です。
同程度のスキルを持っているフリーランスでも営業の上手さによって収入に大きな開きがでることもあります。
営業に役立てるためにも市場動向は確認しておくのがおすすめです。
フリーランスとして得意な領域を極めて、スキルを伸ばすのも重要です。
現在はフリーランス人口が増加傾向にあります。そのため中途半端なスキルを持っていても、条件の良い仕事(案件)を獲得できずにワークライフバランスが崩れるケースも起こり得ます。
そうならないためにも他フリーランスではなく、高いスキルを獲得しましょう。
フリーランスの現実は厳しいです。
市場動向を確認しスキルを高め、効果的に営業を行いましょう。
フリーランスとしてしっかりと情報を精査し行動することにより、働く場所・時間を自由に選んで、ワークライフバランスを重視した充実した生活を送れるでしょう。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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