公開日:2020.08.13
更新日:2025.03.24
「フリーランスが増えているって聞くけど、実際どんな状況なの?」と疑問に思っている方は多いかもしれません。
そこで各所が出しているフリーランス人口と、アメリカと日本のフリーランス人口の比較、今後の展望を解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・フリーランスとして活動している方
・フリーランスを今後検討している方
・正社員/契約社員/派遣社員として現在働いている方
・フリーランスの人口を理解したい方
・今後の日本の働き方がどうなるのか懸念している方
・副業をしてみたい方
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<目次>
1.各所が出しているフリーランス人口
フリーランス人口と定義(ランサーズ)
フリーランス人口と定義(リクルートワークス研究所)
フリーランス人口と定義(内閣府)
2.日本における広義のフリーランス人口は増加傾向
3.日本のフリーランス人口とアメリカのフリーランス人口の比較
4.今後もフリーランス・副業求人の増加によりフリーランス人口も増加してくる
ヤフーはギグパートナーを募集
コロナの影響で地方の副業求人が急増
5.まとめ
フリーランス人口については、様々な機関が少し異なった情報を公開しています。ランサーズ・リクルート・内閣府の出しているフリーランス人口とその定義を確認していきましょう。
「【ランサーズ】フリーランス実態調査2021年版」によれば2021年時点のフリーランス人口は1,670万人です。
これは日本における労働力人口の約24%に匹敵します。また2021年、フリーランスの経済規模は28兆円を超えています。
なおフリーランスの定義は、12ヶ月以内に仕事の対価として報酬を得たワーカーのうち、下の画像の条件に当てはまる方としています。
引用:https://speakerdeck.com/lancers_pr/huriransushi-tai-diao-cha-2021
近年フリーランスは増加傾向にあり、2018年の1,151万人と比較すると500万人以上増加しました。フリーランス人口の割合の変化は69%と急速に増加していることが分かります。
なおフリーランスの純粋な人口に限らず、新たに1年以内にフリーランスをはじめた方の人口が2020年は320万人だったのに対して、2021年には517万人となっています。つまり増加率は約62%です。
今後は特に副業としてフリーランスを行う方が増えていく可能性が高いでしょう。
リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査(JPSED)」(2019)によれば日本のフリーランス人口は472万人(就業者の約7.2%)です。
内訳は本業をフリーランスとして働く約324万人と、副業をフリーランスとして働く約148万人となっています。
そして本業をフリーランスとして働く人は1年間で19万人増加しており、6%の増加率です。
フリーランス人口(ランサーズ)と比較すると倍以上の開きがある要因は、フリーランスの定義が異なるためです。リクルートワークス研究所ではフリーランスを以下のように定義します。
①雇用者のいない自営業主もしくは内職であり、②実店舗をもたず、③農林漁業(業種)従事者ではない労働者。
フリーランスの定義(ランサーズ)には実店舗をもたないなどの条件はありません。
内閣府は様々な方法でフリーランス人口の試算を行っており、政策課題分析シリーズ17(要旨)(2019)によれば、試算方法によりフリーランス人口は306万人〜341万人とされています。
試算方法 | 条件 | 人口 |
---|---|---|
1 | 就業形態:自営業主(雇人なし・実店舗なし)・内職 内職産業区分:農林漁業を除く |
306万人 |
2 | 就業形態:自営業主(雇人なし・ 実店舗なし)・内職 職業区分:農林漁業従事者を除く |
315万人 |
3 | 就業形態:自営業主(雇人なし ・実店舗なし)・内職 ・一人社長 職業区分:農林漁業従事者を除く |
341万人 |
試算方法1と2の違いがわかりにくいかもしれませんが、1は産業区分を条件としている一方で、2では職業区分を条件としています。
上で紹介したフリーランスの条件(リクルートワークス研究所)と、内閣府の試算方法3におけるフリーランスの条件は類似しています。
しかしフリーランス人口(リクルートワークス研究所)が472万人に対して、内閣府の調査では341万人です。
その他、2020年5月内角官房日本経済再生総合事務局より発表されたフリーランス実態調査結果によると、フリーランスの試算人数は462万人となっています。
またフリーランスの定義は上記でお伝えした政策課題分析シリーズ17(要旨)(2019)の表の試算方法3に該当します。
ここまでフリーランスの人口について解説してきましたが、日本における広義のフリーランス人口はより顕著に増加傾向にあり、2021年の時点で1,670万人(うち副業/複業フリーランス812万人)です。
経済規模は28兆円を超えています。(うち副業/複業フリーランス約13兆円)
参考:ランサーズ実態調査
フリーランスを4つのタイプに分けた時、それぞれのフリーランス人口は次の通りです。
副業系すきまワーカー:439万人
複業系パラレルワーカー:373万人
自由業系フリーワーカー:308万人
自由業系独立ワーカー:551万人
特に近年は複業系パラレルワーカーの人口が増加傾向にあるようです。
2018年の調査において、自由業系フリーワーカーが55万人、自由業系独立ワーカーが331万人であることを考慮すると3年間で自由業系フリーワーカーは約5.6倍、自由業系独立ワーカーは約1.7倍と急速にフリーランス人口が増していることがわかります。
なお副業フリーランス(≠副業系すきまワーカー)812万人の職種として多いのは、ビジネス系となっています。
接客・作業系:28%
ビジネス系:47%
IT・クリエイティブ系:14%
コンサルタント・カウンセラー系:11%
職人・アーティスト系:7%
専門・士業系:4&
なお、2018年の割合では接客・作業系の割合が一番多かったですが、2021年にはビジネス系が多いことを考慮すると会社員が在宅勤務やリモートワークの推進により時間的余裕が生まれ、副業・複業を開始したことが要因と考えられます。
フリーランスには収入の安定性が低いという障壁はあります。
4つのタイプ全てを合計したフリーランスの平均年収は146.2万円で、タイプ別の平均年収は次の通りです。
フリーランスの仕事を通して得た平均年間報酬額です。
副業系すきまワーカー:63.9万円
複業系パラレルワーカー:108.4万円
自由業系フリーワーカー:57.8万円
自由業系独立ワーカー:354.8万円
2018年と比較すると、コロナの影響により複業系パラレルワーカーや自由業系フリーワーカーが急増したことによりスキマ時間を活用してフリーランスの仕事を行う割合も増加しています。
そのため、フリーランス全体の平均年収は低めです。
しかし、企業に所属をしていない定義を持つ「自由業系独立ワーカー」に関して年収400万円以上獲得している方が自由業系独立ワーカー全体の36%ほどいることを考慮すると、フリーランスの仕事が稼げないということでは無いことも分かります。
フリーランス人口は「2018年に副業の解禁」や「自由で柔軟な生活」「ワークライフバランスの向上」「雇用形態がメンバーシップ型からジョブ型への変化」などを目的に今後も増加していくことが予想されます。
日本の広義のフリーランス人口は2021年時点で1,670万人で、労働力人口の24%にあたります。
一方でアメリカのフリーランス人口は2019年時点で、労働力人口の35%にあたる5,700万人です。
アメリカの調査年数がやや古いですが、2019年12月よりコロナの影響により、外出を制限されたり在宅でできる労働環境が整備されたりなどでフリーランス人口はより増加していると予想出来ます。
現状、日本ではコロナの影響により複業系パラレルワーカーや自由業系フリーワーカーが急増し、スキマ時間を活用してフリーランスの仕事を行う割合も増加しています。
今後も増加傾向は続くと見込まれ、2019年時点でのアメリカのフリーランス人口により近づいていくと同時に、日本の労働力人口におけるフリーランスの重要性も増加するでしょう。
現在特にフリーランス人口が伸びているのは副業フリーランスや会社に所属しない独立した自由業系フリーランスです。
今後もフリーランス・副業求人の増加によりフリーランス人口は増加するでしょう。
フリーランス人口増加する要因として日本経済の動きを見ていきましょう。
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適した職種、ポジションの募集がはじまったとき、その募集情報を受けとることができる仕組みとのことです。
ヤフーは「どこで働いてもいい。いつ働いてもいい。副業も、もっとしやすくなる」としています。
コロナの影響で地方の副業求人が約4倍にまで増加しました。
もともと東京・神奈川・埼玉・千葉以外の地方の企業は首都圏の能力の高い人材を欲していました。
そんな中、コロナの影響で人が密集する都会を敬遠、フルリモートでの仕事や副業を希望する方が増えたことにより、企業側も採用に本腰を入れはじめたと言います。
コロナがフリーランスの増加の1つの要因になることが予想されます。
今回はフリーランス人口の変化について解説していきました。
2018年のフリーランス人口のデータと比較し、現状のフリーランス人口がどのように変化しているのかについても解説しています。
2019年12月以降、コロナの影響により、リモート/在宅ワークを推奨している企業も増加しています。
スキマ時間を活用して副業やフリーランスの仕事を行っている方も2018年よりも多く「複業系パラレルワーカー」や「自由業系フリーワーカー」のフリーランス・副業人口が急増しています。
フリーランス人口の急増に伴い、経済効果も年々増加しています。
現状コロナの影響が収まりを見せないことやコロナにより企業の在り方や雇用形態の在り方、働き方などが改めて検討されています。
数年で経済が大きく変化し、企業側や労働者側の双方の考え方にも変化が出始めており、フリーランスの働き方は今後より普及していく可能性が高いでしょう。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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