コンテンツマーケティングとは?成功のポイントや施策実行の流れについて解説!

マーケティング・広報

2023.01.21

現代ではユーザーとの長期的な関係を築けるマーケティング手法が主流となっています。そしてそのマーケティング手法のうち、多くの企業が取り組んでいるのがコンテンツマーケティングです。
ただ、必ずしもコンテンツマーケティングにとりあえず取り組めば良いというものではなく、目的に応じて本当に必要かどうか考えたうえで計画的に実施する必要があります。

ここでは、コンテンツマーケティングの概要に加え、メリット・デメリットや施策を実行する手順、成功させるポイントについて解説します。

<目次>
1.コンテンツマーケティングとは
コンテンツSEOとの違い
2.コンテンツマーケティングのメリット
潜在顧客との接点ができる
世の中のユーザーのニーズがわかる
ユーザーと長期的な信頼関係を築ける
一度効果が出始めると長期的な効果が期待できる
ソーシャルメディアによる拡散が期待できる
3.コンテンツマーケティングのデメリット
効果が出るまで時間がかかる
4.コンテンツマーケティングを実施する流れ
目標・KPIを設定する
どんな層がコンテンツに興味を持つか、ペルソナを設定する
コンテンツを制作・提供する
効果測定を行う
5.コンテンツマーケティングを成功させるポイント
成果が出るまで時間がかかることを理解しておく
目的をはっきりさせる
定期的にコンテンツを提供できる体制を整える
6.まとめ

 

 

 

1.コンテンツマーケティングとは


コンテンツマーケティングとは関連画像
コンテンツマーケティングとは関連画像

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することで自社に興味や愛着を持ってもらうマーケティング手法を言います。

かつてはインターネットが普及しておらず、世の中の人々が情報を手に入れる手段も限られていました。

 

そのため、企業が一方的に情報を発信していても世の中の人たちに見つけてもらいやすい状況でした。

しかし企業の数も増えたうえ、スマートフォンが普及したことによって、世の中の人々は気になることがあった際に、インターネットで調べるだけで欲しい情報を手に入れられるようになりました。

 

現代は「情報過多の時代」と言われるほど、何もしていなくてもユーザーのキャパシティを超える情報を発信されている状況です。そのため、ユーザーは自分が欲しい情報以外に目を向けなくなっています。

そこでユーザーの興味を惹くために、ユーザーが欲しいコンテンツを提供することで購買に繋げるという考え方が生まれ、コンテンツマーケティングが普及していきました。

 

コンテンツマーケティングで取り扱うコンテンツは多岐にわたります。

例を挙げると以下の通りです。

 

コラム・ブログなどの文章
動画
メールマガジン
セミナー
Twitter・InstagramなどのSNS
広告

 

コンテンツマーケティングでは、ユーザーのニーズに合わせてこれらのコンテンツを用いてアプローチを行います。

 

コンテンツSEOとの違い

コンテンツマーケティングと混同されやすいのがコンテンツSEOです。

コンテンツSEOはコンテンツマーケティングで行う施策のうちの1つ。

 

SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字を取った言葉です。

コラムなどの文章でアプローチを行う際に、自社で用意したコンテンツがインターネット検索で上位に表示されるように対策を行う施策であり、上位表示されることによってコンテンツへの流入数を増やすことを目的としています。

 

普段わからないことを調べる際、検索で上に表示されたページを確認し、難しくてわからなかった場合やもっと他の情報が欲しい場合は2番目...という流れで検索するでしょう。

このように、一度検索エンジンで上位に表示されるようになると、長期的にコンテンツへの流入数アップが期待できるので、多くの企業がコンテンツSEOに取り組んでいます。

 

 

 

2.コンテンツマーケティングのメリット


コンテンツマーケティングとは関連画像
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多くの企業がコンテンツマーケティングに力を入れるのにはしっかりとした理由があります。それでは、コンテンツマーケティングのメリットについて解説していきます。

 

潜在顧客との接点ができる

コンテンツマーケティングを実施することで、まず自社のサービスや自社の存在そのものを知らない人に存在を知ってもらうことができます

商品を世の中の人に買ってもらうためには、まず商品や会社の存在を知ってもらわないと何も始まりません。

 

そこでコンテンツマーケティングを通してユーザーを何も知らない状態からこんな会社がある、こんなサービスがあると知っている段階にステップアップさせることで将来自社の商品を購入したり、サービスを利用したりする見込み客を育てられます。

 

 

世の中のユーザーのニーズがわかる

様々なコンテンツを配信してどのコンテンツにアクセスが集中しているかなど効果測定を行うことで、世の中の人たちがどんな情報を求めているのかわかります

このようにコンテンツマーケティングで得られた情報が自社のサービス展開の方向性を決める大切な要素になるでしょう。

 

 

ユーザーと長期的な信頼関係を築ける

コンテンツマーケティングを長期的に実施することで、「この会社・サービスは自分にとって有益である」「この会社から発信される情報は信頼できる」とユーザーから企業に対する信頼を得られます

一度「この企業の商品は安心」と企業やサービスそのものに愛着を持ってもらえると、競合が出てきたとしても他のサービスに流れにくいでしょう。

 

それに自社から別の商品が出たときにも、信頼から試しにその商品を買ってみようと行動に移してくれる可能性があります。

このようにコンテンツマーケティングで長期的な信頼関係を築くことで、安定して事業を展開できる基盤を作れます。

 

 

一度効果が出始めると長期的な効果が期待できる

コンテンツマーケティングは一度効果が出始めると、その効果は長期的です

駅前に看板を出すなどお金を出せばすぐに効果が得られるマーケティング手法はたくさんありますが、この効果が得られるのは看板を出している間だけでしょう。

 

それに対してコンテンツマーケティングは年単位の長い時間をかけてユーザーと信頼関係を築くものなので、突然画期的な競合サービスが出てきたとしても簡単にその関係が崩れることはありません。

 

 

ソーシャルメディアによる拡散が期待できる

TwitterやInstagramなどのSNSは拡散力が強みです。誰かに自社のコンテンツを見つけてもらえると、Twitterのリツイート機能などを用いて、自分の知り合いに宣伝してもらえます。

これまでのマーケティング手法では、自社のサービスをたくさんの人に知ってもらうには人が集まる場所の大きな看板に広告を掲載するなど費用がかかる手段が一般的でした。

 

それに対してSNSによる拡散はお金がかかりません。このようにコンテンツマーケティングは低予算で広範囲への情報拡散が期待できるので費用対効果が大きいです。

 

 

 

 

3.コンテンツマーケティングのデメリット


コンテンツマーケティングとは関連画像
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もちろんコンテンツマーケティングにはデメリットもあります。

デメリットを理解していないと失敗することも。それではコンテンツマーケティングのデメリットについて解説していきます。

 

効果が出るまで時間がかかる

コンテンツマーケティングは費用がかからない分、時間がかかり、地道にコツコツ行わなければいけないものです。

基本的にコンテンツマーケティングは結果が出始めるまで年単位の時間がかかるものと思っておくべきでしょう。

 

ちなみに自社サイトなどでコラムを掲載して見込み客を育てるSEOマーケティングを実施する場合、最低ラインとして100記事は必要とよく言われます。

そのため、コンテンツマーケティングは短期間で効果が出せるマーケティング手法と組み合わせて実施するのが良いでしょう。

 

 

 

4.コンテンツマーケティングを実施する流れ


コンテンツマーケティングとは関連画像
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それでは、コンテンツマーケティングを成果まで繋げるにはどんな取り組みが必要なのでしょうか。コンテンツマーケティング実施の流れを紹介します。

 

目標・KPIを設定する

まずコンテンツマーケティングを実施するにあたって目標を決めます。

目標とは商品やサービス、企業の認知度を上げたい、1人あたりの購入単価を上げたいなど。この目標の内容に合わせてコンテンツマーケティングに使うコンテンツを選びます。

 

そしてコンテンツマーケティング全体の目標が決まったら、具体的なKPIを決めていきます。

KPIとはKey Performance Indicatorの頭文字を取った言葉であり、簡単に言えば目標の達成状況を把握するための段階別の目標です。

 

具体的なKPIの例を挙げると、「○ヶ月までに○○PV」など。KPIを設定することで早い段階で目標と現状の差を把握できるようになり、施策内容の修正もスムーズになります。

 

 

どんな層がコンテンツに興味を持つか、ペルソナを設定する

目的が定まったらどんな人にコンテンツを届けたいのか、ペルソナを設定します。

ペルソナを設定するうえで大切なのは、実在する1人の人間をイメージすることです。

 

その人の年齢や性別の他にも趣味や私生活のこだわりなどまで細かく設定したうえで、その人にコンテンツを届ける感覚でコンテンツ制作を行います。

ペルソナが固まったら、その人がどんな経緯で自社のコンテンツを知り、自社製品を購入するまでのルートを考えるカスタマージャーニーを作ってみましょう。

 

そしてカスタマージャーニーをもとに段階別にコンテンツマーケティングの施策を考えていきます。

 

 

コンテンツを制作・提供する

計画が固まったらコンテンツの配信スケジュールを立て、実際にコンテンツを作成・配信します。

取り扱う製品の形式や客層などに合わせて、動画やメルマガなどコンテンツの種類を工夫して配信しましょう。

 

 

効果測定を行う

コンテンツマーケティングにおいて最も大切なのが効果測定です。

効果測定では実際に配信しているコンテンツがどれだけのユーザーに閲覧・視聴されているのか、そこから実際に商品の購入やサービスの利用に繋がっているのはどれくらいなのかなどを調査し、分析してその情報をコンテンツ制作に活用します。

 

効果測定で使うツールとしてはGoogle Analytics、Google Search Consoleが有名です。

その他にもMAツールやCRMなどを併用して、より精密な効果測定を行い、PDCAを回してコンテンツを改善しましょう。

 

 

 

5.コンテンツマーケティングを成功させるポイント


客先常駐やばい関連画像
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コンテンツマーケティングは長期的に行う施策である分、最初に計画がしっかり固まっていないと失敗してしまうリスクが高まります。

それではコンテンツマーケティングを成功させるためのポイントについて解説します。

 

成果が出るまで時間がかかることを理解しておく

コンテンツマーケティングはコストがかからない代わりに手間と時間がかかるマーケティング手法です。

効果が出るまでの期間は短くても半年、基本的には1〜2年と思って施策に取り組む必要があるでしょう。

 

その代わり、コンテンツマーケティングが時間をかける分一度効果が出始めればその効果が落ちにくいというメリットがあります。

効果が出るまでに気持ちが折れてしまうかもしれませんが、辛抱強くコンテンツの更新を行いましょう。

 

 

目的をはっきりさせる

コンテンツマーケティングはどんな目的でユーザーに情報を届けるのかはっきり固めておかないと、配信するコンテンツの種類を決められません。

とりあえず目的を持たずにコンテンツを選んでしまうと、本来の客層にコンテンツが届かない可能性が高くなってしまいます。

 

一般的にコンテンツマーケティングは以下の4段階に分けられると言われています。

 

認知...何も知らない状態から商品・サービスの存在を知る
検討...商品・サービスの利用を検討する
比較検討...自社の商品・サービスと他社のものを比較する
決定...購入を決める

 

コンテンツマーケティングはこの4段階において相性の良いコンテンツの種類が異なります。

例えば認知の段階なら拡散力の高いSNSや手軽に読めるブログ、比較検討段階なら自社製品と他社製品の性能をまとめた比較サイトなどが適しているでしょう。

 

まず自社がコンテンツマーケティングを実施するにおいてどの段階を目指したいのかを考えたうえで、実施する施策を決めましょう。

 

 

定期的にコンテンツを提供できる体制を整える

私たちが常に最新の情報を求めているため、インターネット上の情報も日々アップデートされています。

それとともに各企業もコンテンツマーケティングに力を入れており、自社コンテンツの更新に積極的に取り組んでいます。

 

そこでコンテンツの配信が止まる事態が起こると、せっかく効果が出始めたコンテンツが無駄になってしまうでしょう。

したがって、コンテンツマーケティングを実施するにあたっては必ず定期的にコンテンツを配信できるように人員を確保したうえで始めると良いでしょう。

 

 

 

 

6.まとめ


コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益な情報を配信して、自社の存在を知ってもらったり、自社に愛着を持ってもらったりすることを目的とするマーケティング手法です。

コンテンツマーケティングは時間がかかる分、ユーザーと長期的な関係を築けるのがメリット。

 

安定した売上の基盤を作るにあたっても欠かせないものと言えるでしょう。

コンテンツマーケティングは時間的なコストが他マーケティング手法と比較して大きいため、計画をしっかり立てないと費用対効果が悪かったりと失敗してしまいます。

 

そのためコンテンツマーケティングを実施するにあたっては時間をかけて細かく計画を立てた後に実施し、効果測定を行ってコンテンツを改善してください。

 

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