フリーランスと個人事業主(自営業)の違いを徹底解説!

営業起業・開業

2019.10.30

昔に比べて”フリーランス”という言葉を近年聞いたり見たりすることが多くなってきました。
さて、個人事業主(自営業)という言葉も聞いたことがありますが、フリーランスと混同して理解していませんか?
今回は簡単な時代背景とともに紐解いてフリーランスと個人事業主(自営業)フリーランスと個人事業主(自営業)の違いを説明していきます。
また皆さんも一度は経験したことがある会社員とフリーランス・個人事業主(自営業)の何が主に異なるのかもお伝えしていきますので是非理解を深めてください。

目次

フリーランスという言葉の歴史や時代背景について

フリーランス・個人事業主(自営業)の区別

フリーランス・個人事業主(自営業)って会社員と比べて実際儲かるの?

会社員からからフリーランスになる前に知ってて良かったこと

まとめ

 


フリーランスという言葉の歴史や時代背景について


フリーランスは、企業や団体などとの雇用関係が存在しなく、自ら単発の仕事を請け負う人のことを指し、主にアメリカで使われていた言葉です。

フリーランスという言葉が日本に来る以前は”個人事業主(自営業)”という言葉で表現していました。

しかし1990年代後半インターネットが日本に飛躍的に浸透してきたことで、日本以外の国の文化に触れることが容易になり”フリーランス”という言葉が徐々に”個人事業主(自営業)”の代わりに使われるようになりました。

また、”フリーランス”という言葉がより高く浸透していることは今と昔の日本の働き方の文化に変わってきているのも理由になっています。

昔は”終身雇用”や”企業文化の尊重や協調性を持つ”という環境や働き方が主流でしたが、

今は”終身雇用”という言葉も聞かなくなり、個々の専門性を活かした働き方を推進する企業や人々が多い為”フリーランス”という言葉が流行り多く使われてます。

 

 


フリーランス・個人事業主(自営業)の区別


フリーランスは単発の仕事ごとに契約を結び、仕事をこなすことで報酬を得る人(働き方)のことです。短期間または長期間の契約を結び、案件ごとの発注書を受け取り仕事をスタートするケースが一般的です。

例えばIT業界エンジニア・フリーライター・フリーカメラマン・フリーデザイナー等です。

働き方やついては時間的拘束が少なくなり、ご自身の得意分野(自分の強み)を最大限活かす仕事をすることが出来ます。

個人事業主(自営業)は企業に属さず個人で事業を営んでいる(生計立てている)人(働き方)のことです。

例えば居酒屋、理髪店、花屋、建設(建築)等です。

また、個人事業主と自営業の違いは基本的には同じですが、法的な呼び方(税務上の所得区分での言い方)で個人事業主と呼んでいるだけです。

“個人事業主”=”自営業”なのです。


 

 


フリーランス・個人事業主(自営業)って会社員と比べて実際儲かるの?


フリーランスは報酬は案件ごとに決まっていない場合(裁量労働制)もあれば案件ごとに単価が決まっている場合もあります。

裁量労働制の場合は努力次第で収入もアップしますし、案件ごとに単価が決まっている場合でも高単価案件の仕事を受注すれば収入は高いです。

個人事業主(自営業)も収入面は、フリーランスと似ているところがあり安定性がなく、緩急がある可能性はあります。当然のことながら努力次第で収入は高くなるでしょう。

しかし、当然両者とも仕事がない/受注出来ないと収入も無いです。

会社員は月給など固定金額を毎月支払われるため、年間を通して変化はかなり少ないですが、その反面安定して固定金額を受け取れます。また企業の良し悪し・個人の成績ごとによってボーナスも出ます。

フリーランスや個人事業主(自営業)で収入を安定させるためには定期的に仕事を受注出来るように、長期的な案件を受けられるように、自身のスキルや専門性を常に高くしておくことが必要です。

また、近年ではフリーランスエージェントを活用した案件探しを行う事で、継続的な仕事を受注できる可能性が大幅にあがりました。

継続的な仕事を受注できるかどうか不安な方は一度フリーランスエージェントに相談してみると良いかもしれません。

 


会社員からフリーランス・個人事業主(自営業)になる前に知ってて良かったこと


<生活について>

会社員は固定した収入+社会的にも安定した企業地位がある為、特に気になることはないでしょう。

しかしフリーランス・個人事業主(自営業)は収入が不安定になりがちです。仕事が順調だとしても会社員と比べて社会的信用が低く、クレジットカード・ローン審査に通りにくいです。

大きな買い物やクレジットカードを作る際は、会社員のうちに作っておくと便利です。

 

<保険・年金について>

会社員は企業ごとに管理をしている為、社会保険・厚生年金・健康保険は手続きが楽です。更に厚生年金は会社側が半分負担してもらえたり、個人で手続きを行う必要ないです。

しかし、フリーランス・自営業は、保険は国民健康保険に加入することになり、年金は国民年金になります。どちらもご自身で手続きを行う必要があり負担額も異なってきます。

※国民健康保険の保険料は前の年の所得から計算されるため、前年度の所得が高かった人の保険料は高額になります。

※フリーランスになった時、加入していた社会保険から国民健康保険に切り替える必要があると思っている人も多いようですが、実は2年間だけ社会保険を任意で継続して加入しつづけることも出来ます。しかし、負担額は全額自己負担です。

 

<税金関係について>

フリーランスや個人として事業を行う場合、はじめに税務署に開業届を提出します。

また、フリーランス・個人事業主(自営業)はご自身で税金を支払う為、確定申告します。

節税を少しでもしたい方は、白色申告書類よりも特別控除等多く受けられる青色申告書類を提出することをオススメします。

 


まとめ


フリーランス・個人事業主(自営業)のという形態でお仕事をする方が増えています。

それは昨今政府が働き方改革を実施していたり、本格的に”働く”ということの定義が昔とは異なってきているからだと思います。

一昔前はフリーランス・個人事業主(自営業)は不安定なイメージを持たれることもあったと思いますが、今はフリーランスエージェントの活用などで会社員以上に高収入で安定した生活を送れる方も増えています。

ご自身で一度どのような働き方が最適なのかを考える良い分岐点です。

 

ぜひ、皆さんもアクションを起こしてみましょう!

 

  

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