公開日:2020.04.01
更新日:2025.01.27
近年、エンジニアのキャリアパスの1つとして考えられているのがテックリードという役割です。
テックリードは欧米のエンジニアチームでは多く存在するポジションであり、日本でも徐々に浸透してきています。しかし、テックリードが具体的にエンジニアチームの中でどのような存在、役割なのかしっかりと理解している方は多くないかと思います。
そんな今回はテックリードの定義や役割、必要なスキル、年収などを詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・今後エンジニアとして働きたい方
・既にエンジニアとして活躍をされている方
・テックリードとして活躍をされている方
・テックリードの採用を検討されている採用担当者や企業経営者
・テックリードを理解したい方
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テックリードとは、エンジニアチームの技術的なリーダーと窓口を担当するリーダー的な役割を果たす存在のことを指します。日本ではリードエンジニアと呼ばれるケースも多いです。
テックリードの役割は主に2つあります。1つ目はチームの技術的なリーダーとしての役割です。
これは、エンジニアチームにおいてリーダーとしてチームを牽引していく役割です。規模の大きい組織では、チームごとにテックリードが存在します。
2つ目は、チームの窓口としての役割です。エンジニアチーム以外の部署・チームとのコミュニケーション全般を担います。
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テックリードは、エンジニアチームのリーダーとしてチームを引っ張っていく役割です。
そのため、強いリーダーシップでチームの成果の最大化を目指さなければいけません。
テックリードはチームが書くソフトウェアのコードの品質担保に対して責任を負う立場です。
ソフトウェアが長期的に安定して稼動するためには、高品質なコードが必須です。適切なコードを書けるチーム作りを目指します。
コードの品質の方針やコーディングスタイルは、レビューを通じて徐々に統一化するでしょう。一貫性のないコードレビューを繰り返しているとメンバーからの信頼感が薄れる可能性もありますので注意しましょう。
テックリードの役割として、チームの生産性の向上や記述的なビジョンの明示です。開発環境における障害を取り除いておくことにより、円滑な開発スケジュールが可能になります。
そのためには、事前の関係各所と連携することが大切です。
また、メンバーが納得できる技術的なビジョンを示すこともテックリードの役割です。テックリードとしてメンバーがどのような姿勢で仕事に取り組むべきかを把握するためです。
テックリードと意外に混同されやすいのがCTOです。
どちらも似たような意味で使用される方もいるかと思いますが、この章で明確な違いについて見ていきましょう。
CTOとは最高技術責任者です。組織の中で最も高い技術力が要求され、経営のトップレベルです。
テックリードはチーム単位のリーダーであるため、エンジニアをまとめるポジションです。
テックリードとCTOの明確な違いは、ポジションの位置と経営に携わっているかどうかです。
つまり、CTOは今後の会社自体の方向性など経営に関わる決定権がありますが、テックリードはエンジニアチームをまとめ上げる役割です。
しかし、スタートアップ企業の場合、テックリードがCTOを兼任する可能性もあります。
テックリードとして必要なスキルを紹介します。
現在テックリードとして活躍をされている方やテックリードと名は付いていないが同様の業務を任されている方はぜひご自身と照らし合わせてみてはいかがでしょうか。
・他部署からの要望や質問にロジカルな回答ができる
・他部署に対して理解しやすい説明能力
・技術的な点でチーム内や他部署において信頼されている
・豊富な技術的知見や経験
・コードレビュー/チーム内の適切なフィードバック能力
テックリードとして要求されるスキルは技術的な観点もありますが、並行してコミュニケーション能力や信頼感、ロジカルな思考力なども必要であることが理解できます。
また、テックリードは他のエンジニアなどをサポートすることが多いです。
そのため引っ張っていくリーダーとしてのスキルだけではなく、サポートとして自分がチームのために動くことも必要なスキルです。
なお、エンジニアのマネージャー職となるとVP of Engineeringと呼ばれることもあり、主にチームビルディング、他部署間のミーティング、エンジニアの採用なども役割として含まれてきます。
テックリードはまだ日本ではそんなに多くない職種であるため、明確な年収の幅はないと言えるでしょう。
テックリードは、エンジニアをまとめるマネージャーと近しい職種であると言えるため、700~900万円ほどでしょう。
しかしながら、テックリードの年収は企業によって異なるため、年収1000万円以上の可能性も大いにあります。
今後、テックリードという立場が浸透し、差別化をしていくと年収も変化していくでしょう。
参考記事:100名に聞いた!エンジニアリングマネージャーの給与と責務の実態調査
今回はテックリードの定義や役割、必要なスキル、年収などを詳しく解説していきました。
テックリードは日本での浸透率はさほど高くない職種です。しかし、IT業界が今後普及していく中でテックリードという職種が確立されてくることでしょう。
なお、現在エンジニアとして活躍している方であれば、テックリードやITアーキテクト、VP of Engineering、CTOなど様々なキャリアパスあります。
本記事をご一読いただき知識をつけ、希少性の高いエンジニアとして活躍していきましょう。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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