公開日:2020.07.22
更新日:2025.03.24
「フリーランスとして働いてきたけど、限界を感じており、正社員への転職を考えている」という方は多いかもしれません。
そこで本記事ではフリーランスから正社員に転職するよくあるきっかけ、フリーランスが正社員に転職するポイント、フリーランスから正社員に転職する際のおすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介します。
フリーランスから正社員に転職するか迷っている方は、本記事で正社員転職の実態を理解しましょう。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.フリーランスから正社員に転職するよくあるきっかけ
フリーランスとして業務を請け負っている会社からスカウトされる
フリーランスとして活躍できる年齢の限界を感じた
正社員として安定して収入を得たいと思うようになった
正社員として腰を据えてスキルを磨きたいと思うようになった
2.フリーランスでも正社員として転職は可能
3.フリーランスの転職は企業側で懸念になるポイントは?
フリーランスのままの収入が出せないことが多い
組織の中に馴染めるか
即戦力として活躍できるか
短期でフリーランスに戻ってしまう心配はないか
4.フリーランスが転職を成功させるには転職エージェントの活用がおすすめ
5.フリーランスエンジニア・デザイナーにおすすめの転職エージェント・転職サイト
DODA(デューダ)
マイナビエージェント
ビズリーチ
Green(グリーン)
Geekly(ギークリー)
WORKPORT(ワークポート)
6.まとめ
2016年のIT人材白書によれば、フリーランスエンジニアの32.4%は再就職を考えているようです。
この調査はIT人材を対象にしており、他の業種のフリーランスは対象としておりませんが、フリーランスから正社員に転職を希望する人は少なくないでしょう。
フリーランスから正社員に転職を希望するよくあるきっかけを紹介します。
フリーランスとして業務を請け負っている会社からスカウトされるケースがあります。
フリーランスとして請け負っている業務を効率よくこなしていれば、その人材を失いたくないと考えた企業がスカウトを出すのは自然なことです。
体力的に年齢の限界を感じる人もいます。フリーランスも各種保険などに加入することで、万が一の際に備えることが可能です。
しかし多くの場合、フリーランスは働けなくなってしまえば、収入がなくなります。
そのため年齢や健康に不安があり、フリーランスを辞めようと考える方もいるでしょう。
フリーランス白書の調査では、フリーランスの40.7%は年収が300万円を下回っています。
一方国税庁の平成30年分民間給与実態統計調査によれば、日本人の平均年収は約440万円(男女・正規非正規計・平均年齢46歳)です。
フリーランスの40%の方は日本人の平均年収約2/3の報酬しか得られていないという実態があります。
さらに収入が安定しないため、安定的により良い収入を得たいと考えた結果、正社員転職を考えるというケースもあります。
事業のコアとなる高いスキルが必要で責任も大きい仕事は自社で行うもしくは、万が一の際に責任を取れる企業に外注します。
フリーランスとして与えられる仕事は業務のコア以外のあまり重要ではないものであると、考えているフリーランスの方もいるようです。
スキルを磨くために正社員への転職を考える方もいます。
フリーランスでも正社員として転職可能です。
しかしフリーランスに対して企業はいくつかの懸念を抱くことがあります。
そのためフリーランスから正社員への転職を考えている方は、企業側の懸念を理解して、面接や履歴書、職務経歴書(ポートフォリオ)などで、企業側の懸念を解消しなければなりません。
企業側の懸念はこの後詳しく解説するため参考にしてください。
企業がフリーランスに対して抱くことのある懸念のポイントについて紹介します。
フリーランス白書によれば、フリーランスの方の39.5%は年収が500万円を超えています。
フリーランスの方によっては稼いでいるため、フリーランスで活躍をしていた際になぜ収入が稼げなかったのかということを懸念する企業も多いでしょう。
つまりフリーランスとして、高収入を得ることが出来ない=スキル/知識があまり高くないと見られる可能性も少なからずあるということです。
企業に常駐しているフリーランスならほぼ組織の中で働いているのと同じため、組織の中に馴染めるでしょう。
しかし在宅でフリーランスをしている方の場合、企業は採用しても組織に馴染めないのではないかと懸念を抱くことがあります。
フリーランスに限らず、中途採用の求職者に対して企業が求めるのは即戦力です。
特にフリーランスの場合、前述の組織に馴染めない可能性や短期でフリーランスに戻るために退職される可能性を企業側が考えます。
つまり、その可能性(リスク)を上回るほどの即戦力や高いスキル/知識を持っているのかという懸念を抱くことがあります。
マイナビの中途採用状況調査によれば、中途採用1人あたりにかかる平均コストは84.8万円です。
中途採用した社員が短期間で辞めてしまえば大きな損失になります。
フリーランスと正社員では働き方が異なるため、短期でフリーランスに戻ってしまうことを懸念する企業は多いでしょう。
フリーランスに対して上記の懸念を企業は抱いています。
フリーランスから正社員就職は不可能ではありませんが、不利な可能性があります。
転職をスムーズに進めるためには転職エージェントの活用がおすすめです。
次章にフリーランスエンジニア・デザイナーにおすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介します。
少しでも興味/関心がある転職エージェント・転職サイトがあれば、積極的に登録をしたり調べたりしてみましょう
フリーランスエンジニア・デザイナーの方におすすめの転職エージェントと転職サイトを紹介します。
DODA(デューダ)は求人数トップクラスの人気転職エージェントです。
2021年7月時点での非公開求人を含む求人数は12万5,000以上に登ります。特にDODA(デューダ)は20代後半〜30代以上の求人数が多いため、その年齢で転職を考えている方はDODA(デューダ)がおすすめです。
DODA(デューダ)の良い評判の中には「親身にサポートをしてくれた」というものがあります。
正社員で不利なフリーランスの方でも親身なサポートを受けて転職を成功させられるでしょう。
マイナビ転職を運営するマイナビが提供するIT・WEB業界に特化した転職エージェントサービスがマイナビエージェントです。
IT業界の専任制のチームを編成しており、多様な選択肢や新たな可能性を提案してもらえます。
またマイナビの豊富なリソースを生かしたマイナビのみが取り扱う独占求人情報も豊富です。
正社員への転職を考えているフリーランスエンジニアにおすすめします。
スキルに自信があるフリーランスの方におすすめなのが、ビズリーチです。
ビズリーチはハイクラス転職サイトを自称しており、年収1,000万円以上の求人が1/3以上だといいます。
ただし他の転職エージェントよりもサポートが薄いという意見も見られます。
またスカウトからの転職が80%なので、フリーランスがビズリーチを使用して転職することは簡単ではないでしょう。
Green(グリーン)はIT業界最大級の求人数を誇り、約2万2,000件の求人を掲載中です。
企業と直接連絡が取れたり、面接前にカジュアルに会えるなどのメリットがありますが、転職コンサルタントがつかないのはデメリットです。
フリーランスは企業のフリーランスへの懸念を解消するために必要な対策をコンサルタントから学ぶことをおすすめします。
Green(グリーン)を利用するなら、他のコンサルタントがつく転職エージェントと併用しましょう。
2019年の日本マーケティングリサーチの調査でエンジニアが利用したいと思う転職エージェント1位選ばれたのがGeekly(ギークリー)
です。
IT・WEB・ゲーム業界に強みを持ちます。求人数は約10,700件です。マイナビエージェントなどと併用するとよいでしょう。
WORKPORT(ワークポート)は様々な業種を扱いますが、IT・WEB系の求人に強い転職コンシェルジュです。
はリクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING ~2020年度下半期~でも「転職決定人数部門 第1位」を獲得しています。
確かな実績を持っているため、フリーランスでも正社員転職に成功できるでしょう。
今回はフリーランスから正社員に転職するよくあるきっかけ、フリーランスが正社員に転職するポイント、フリーランスから正社員に転職する際のおすすめの転職エージェント・転職サイトについて詳しく解説してきました。
「年齢に限界がきた」「安定した収入が欲しい」など様々なきっかけで正社員への転職を目指すフリーランスが少なくないでしょう。
フリーランスからの正社員転職は不可能ではありませんが、不利になることが予想されます。
紹介したおすすめの転職エージェント・転職サイトを有効活用して、上手に転職を進めましょう。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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