SESとは?派遣・請負・フリーランスの違いやメリットデメリットを解説!

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2020.10.20

「SESって何?派遣とは何が違うの?詳しく教えて欲しい」


本記事はこのような疑問を持った方が対象となります。
SESと派遣は対して変わらないと言う人もいますが、実際は似て非なるものです。
SESとしてクライアント(企業)で働いている方はSESと派遣の違いを理解しておくことをおすすめします。
理解していないと、SESなのに派遣と変わらない対応をクライアントにされてしまうなど、知らずしらず損をしていることがあるからです。


そこで本記事ではSESとは何か?やSESや派遣、請負・フリーランスの違いなどについて整理していきます。
本記事を読むことでSESとは何なのか理解できるようになり、安心して働くことができるようになります。

くわえてエンジニアがSESで働くメリット・デメリットについても解説していますので、これからSESで働くべきか迷っている方もぜひお読み頂ければと思います。

<目次>
1.SESとは?
2.SES・派遣・請負・フリーランスの違い
SESと派遣の違い
SESと請負の違い
SESとフリーランスとの違い
3.SES契約での注意点
指揮命令権の所存を確認しよう
二重派遣や偽装請負に注意しよう
4.エンジニアにとってSESで働くメリット
SESのメリット①:様々な開発経験が積める
SESのメリット②:残業のコントロールが簡単
SESのデメリット①:プロジェクト完成まで携われない
SESのデメリット②:収入が低い・不安定
5.SES契約はフリーランスも出来る
6.まとめ

 

 

 

1.SESとは?


SESとは「システムエンジニアリングサービス」の略であり、クライアントにエンジニアを提供するサービスのことを言います。

 

たとえば、システム開発やインフラ環境構築・運用ができるエンジニアをクライアントに提供します。
その際はクライアントとベンダーの間で契約を結ぶことになります。

 

なぜSESというサービスがあるのか、というとエンジニアは多くの企業で人手不足であり、他の企業の人材を借りてでもシステム開発を行いたいためです。

経済産業省が公表した資料によると、IT人材は2030年には最大で79万人も足りなくなると言われています。

スマホやパソコンなど私達の身の回りに「IT」が広まっているにも関わらず、プログラミングなどの技術力を備えたエンジニアは日本で不足しています。

 

株式会社矢野経済研究所は、国内民間企業のIT市場規模が、2018年度は前年度比2.8%増の12兆4,930億円と推計しました。IT市場規模は今後更に増加していくと予想しています。

また、昨今ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業が環境の変化に対応できるようデジタル技術を使ってビジネスモデルや組織を変えることです。

 

たとえば、製造業などではグローバル競争力を強化する企業が増えており、こういった企業に対しデジタル技術を使って支援するビジネスがあります。

IT技術を使って企業を支援するビジネスは今後更に活性化していくと推測されています。

 

このような社会背景もあり、SESというエンジニアを提供するサービスがIT業界では広まっているのです。また相対的にエンジニア不足となっています。

参考:IT 人材需給に関する調査

 

 

 

2.SES・派遣・請負・フリーランスの違い


SESと派遣、請負、フリーランス、それぞれの違いを詳しく解説します。

これらは似ているものではありますが、実際は働き方などが大きく異なります。

 

経営側はこれらの違いを理解していないと法律違反に触発する恐れがありますし、雇われている側も知らないと損をしてしまう可能性がありますので、この機会にぜひ違いを理解しましょう。

 

SESと派遣の違い

SESも派遣もどちらも、自社ではない他の企業に出向いて仕事を行う、という部分は共通しています。

 

SESと派遣の異なる点は、指揮命令権がどこにあるかです。
指揮命令権とは、労働者に対して業務上の指示を行う権限のことを言います。

 

SESの場合この指揮命令権はベンダー(派遣元企業)側にあります。
対して派遣の場合はクライアント(客先企業)側に指揮命令権があります。
SESの場合残業時間などをクライアント(客先企業)側で決めることはできず、ベンダー(派遣元企業)側に決定権が存在しています。

 

SESと派遣には指揮命令権がどこにあるかの違いがある、ということを覚えておきましょう。

 

 

SESと請負の違い

SESと請負もよく似ていますが、異なる点が1つあります。

 

SESでは、クライアント(客先企業)とベンダー(派遣元企業)が契約を結ぶとき「エンジニアが決められた期間業務を行う」ことを約束します。
対して請負の場合は、「エンジニアが決められた期間で成果物を提出する」ことを約束します。

 

つまり、SESの場合はベンダー(派遣元企業)側は成果物の有無に関して責任を持たなくて良い(瑕疵担保責任がない)のです。

SESと請負にはこのような違いがあるので注意しましょう。

 

 

SESとフリーランスとの違い

フリーランスの中には自分でサービスを立ち上げる人もいますが、他のIT企業に出向いてその企業の中で仕事をする人もいます。

 

後者のフリーランスの場合、SESとそこまで違いがないです。

作業内容は変わりませんし、同じプロジェクトでSESとフリーランスが一緒に働いていることもあります。

 

しかし大きく異なる点があります。

それは企業に雇用されているか否か、という点です。
SESの場合ベンダー側の企業に雇用されていますが、フリーランスの場合どこの企業にも雇用はされていません。
フリーランスは自分で直接クライアントと契約を交わして働いているのです。

 

SESとフリーランスには、雇用されているかいないかの違いがあります。

 

 

 

3.SES契約での注意点


SESとはどんなものか分かったところで、次はSES契約での注意点を解説します。

SESとして働く場合下記2つには最低限注意した方が良いです。

 

✔指揮命令権の所存を確認しよう
✔二重派遣や偽装請負に注意しよう

 

指揮命令権の所存を確認しよう

SESは「グレー」と言われることがたまにあります。

その理由の1つに、SES契約のはずなのに指揮命令権がクライアント(客先企業)側だった、という場合があることです。

 

SES契約なのにクライアント(客先企業)側から業務の指示を出すのは、労働者派遣法違反になる可能性があり、ベンダー(派遣元企業)側は最大1年の懲役、もしくは100万円の罰金に課せられることもあります。

 

エンジニアもベンダー(派遣元企業)やクライアント(客先企業)が違反行為を行っていないか十分に気をつけましょう。
クライアント(客先企業)側には、直接の罰則はないものの、企業の摘発によるプロジェクトの頓挫などで不利益を被る可能性はあり得ます。

参考:第13 違法行為による罰則、行政処分及び勧告・公表

 

 

二重派遣や偽装請負に注意しよう

二重派遣とは、SES契約でエンジニアを受け入れたクライアント(企業)Aが、さらに別のクライアント(企業)Bにそのエンジニアを派遣させることを言います。

 

この場合、クライアント(企業)Aは仲介料金だけをもらっているのに何も生産していないことになり、法律上でも違法行為となります。

このように二重派遣を行っているクライアント(企業)には注意しましょう。

 

また、SESとして契約を交わしたのにも関わらず、実態は派遣(労働者派遣)形態であるという「偽装請負」にも気をつけるべきです。

違法行為を行っているベンダー(派遣元企業)やクライアント(企業)からは仕事を請けないようエンジニア側もある程度法律の知識を蓄えたり、注意を払う必要があります。

 

 

 

4.エンジニアにとってSESで働くメリット


エンジニアにとってSESで働くメリット・デメリットを解説します。

 

SESで働くメリットには次のものがあります。

SESのメリット①:様々な開発経験が積める
SESのメリット②:残業のコントロールが簡単

 

 

SESで働くデメリットは以下です。

SESのデメリット①:プロジェクト完成まで携われない
SESのデメリット②:収入が低い・不安定

 

これからSESとして働きたいエンジニアの方は本項目を参考にし、本当にSESになるべきか確認しましょう。

 

SESのメリット①:様々な開発経験が積める

SESとして働くことによって、様々な開発経験を積むことができるメリットがあります。

 

SESとして働く場合、1つのプロジェクトが終わればまた別の現場に出向き開発を行います。

1つの企業ではなく様々な企業で開発を経験することで、エンジニアとしての幅広いスキルを身につけられて、将来転職やフリーランスとして独立する場合に役立ちます。

 

 

SESのメリット②:残業のコントロールが簡単

SESは残業のコントロールが請負よりも簡単なこともメリットです。

 

なぜならSES契約の場合、フリーランスや請負と違って「期間内で成果物を提出する」ということに責任を持つ必要はなく、長時間残業をしてまで成果物を完成させなくて良いからです。

また、残業すればそれだけクライアント(客先企業)に外注コストがかかりますので、クライアント(客先企業)もできるだけ残業をさせたくないと考えている場合が多いです。

SESは過度な残業をすることが少ないというメリットがあります。

 

 

SESのデメリット①:プロジェクト完成まで携われない

SESのデメリットの1つは、プロジェクト完成まで携わることができないという点です。

 

SESの場合、予め働く期間を定めた後に契約することになるため、担当したプロジェクトが完成していないのに契約が終了してしまうことがあります。

プロジェクトが完成するや自分もあのプロジェクト/システム開発に携わったという喜びというのは、エンジニアによってやりがいの1つでもあり、それを味わえないのは寂しいと感じる方もいるのではないでしょうか。

 

 

SESのデメリット②:収入が低い・不安定

SESとして働くエンジニアは収入が低くなってしまう可能性があります。

 

SESとして働くエンジニアは色々な会社で働くため、幅広いスキルが身につく反面、1つの会社で評価を上げていくということができません。
たとえばプログラマーとして働いている人は、システムエンジニア(SE)やプロジェクトマネージャー(PM)にキャリアアップするのが難しい可能性があります。

 

こういった理由でSESは給料が中々上がらない恐れがあります。

高収入を希望するのであれば、フリーランスとして独立することを目指してはいかがでしょうか。

 

フリーランスとして独立も視野に入れている方は下記記事をご一読ください↓
フリーランスへ独立をしよう!フリーランス独立に向けた準備やメリット、案件を解説

 

 

 

5.SES契約はフリーランスも出来る


SES契約としての働き方はフリーランスでも可能です。

フリーランスでもSESのように別の企業で働いている人はいます。

 

フリーランスの場合ベンダー(派遣元企業)側の企業に雇用されている訳ではないので、企業からマージン(手数料)が中抜きされないというメリットがあります。

マージン(手数料)が中抜きされない分給料がアップする可能性があるでしょう。

 

また、フリーランスになれば自分で残業の少ない企業を選択したり、週3勤務の企業を選択したりすることも可能です。

フリーランスならSESとして働きつつ、自分の事業を育てていくといったことも自由に行えます。

現在SESとして働いている方は独立してフリーランスとなれば、そこまで仕事内容を変えずに様々なメリットを得られる可能性があります。

 

フリーランスになれば案件探しが大変だろうと思う方もいるかもしれません。

ただ、フリーランス向けのエージェントを利用すれば、自分で探さなくても担当者がSES案件を探してくれますので、案件探しに関してはそこまで心配する必要はないです。

SES契約で現在働いている方は、フリーランスとして独立することも視野に入れてみるのが良いです。

 

早速、どんなフリーランスエージェントがあるのか覗いてみる方はこちら

 

フリーランスエージェントに相談するメリットを理解したい方は下記記事をご一読ください↓
【元エージェントが教える】フリーランスエンジニアがエージェントに相談するメリットと注意点

 

 

 

6.まとめ 


本記事ではSES契約について解説してきました。

 

SESとは何かやSESと派遣の違い、SESとして働くメリット・デメリットがお分かり頂けたかと思われます。

SESは派遣や請負とは異なる部分がありますので、エンジニアの方は違いを把握しておくことをおすすめします。

 

また、SES契約はフリーランスでも行うことができます。

フリーランスとして働く方がメリットがある場合もありますので、現在SESとして働いている方はフリーランスになるのを検討してみるのも良いでしょう。

 

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