【元エージェントが教える】フリーランスエンジニアがエージェントに相談するメリットと注意点

エージェント分析転職フリーランス常識

2019.10.30

こんにちは。元々大手フリーランスエージェントでキャリアコンサルタントを行っていた筆者から、フリーランスエージェントに相談するべき4つのメリットと注意点についてお話させていただきます。
現在フリーランスとして活躍しているエンジニア・デザイナーの方、フリーランスに興味のある正社員のエンジニア・デザイナーの方、フリーランスエージェントと情報交換やキャリア相談を行ったことがありますか?
まだフリーランスエージェントに行っていない方や、行ったけどイマイチ良い情報交換ができなかったという方はこの記事を読んだあとに、フリーランスエージェントと相談することを検討してみてください。
はっきり言って、フリーランスがエージェントに相談に行かない理由なんてないんです!

目次

フリーランスエージェントとは

フリーランスエージェントに相談する4つのメリット

フリーランスエージェントとの相談時の注意点

フリーランスエンジニアが相談するべき評判の良いおすすめフリーランス専門エージェント5社

まとめ

フリーランスエージェントへの一括登録はフリーランススタート

 


フリーランスエージェントとは


フリーランスエージェントとは、営業から契約締結までの業務をすべて代行してくれるサービスやその運営会社の事です。
具体的には希望案件の紹介やクライアント企業との面談同席、スキルシートや経歴書の添削、新規契約時の契約処理や請求書類作成の代行などを行ってくれます。希望するフリーランスには面談や商談の練習などを行う事もあります。
フリーランスエージェントはエンジニア、デザイナー、ディレクターなどIT系の職種を対象としている事が多く、主にエージェントは週3~5日程度企業に常駐する案件を取り扱っています。
フリーランスエージェントはフリーランスエンジニアやデザイナーが本業に集中し、安定した売上を送るために、活用すべきサービスを提供しています。

具体的には

・フリーランスへ仕事情報を提供
・クライアント企業とフリーランスとの面談・打ち合わせサポート
・クライアント企業と契約中のフリーランスをサポート
・フリーランス向けのセミナーを通してスキルアップ・人脈形成のサポート

などがあります。

 

フリーランスエージェントへの相談の仕方

それでは実際にどのようにしてエージェントに相談すればよいのでしょうか?
フリーランスエージェントへの相談はとてもカンタンです。

Step1:各フリーランスエージェントにフリーランススタートから無料登録
Step2:フリーランスエージェントと面談日程調整(メールor電話)
Step3:当日面談の場所に経歴書を持って訪問(基本的にはエージェントオフィスですが、希望の場所を指定できることもあります。)
Step4:もし相性のいいフリーランスエージェントであればそのまま登録

たったこれだけです。

フリーランスエージェントの面談当日の流れは是非コチラの記事もご参照下さい。
【決定版】フリーランスエージェントの面談って何するの?【準備〜当日の流れ】

 


フリーランスエージェントに相談する4つのメリット


フリーランスエージェントへの理解が深まったところで、全てのエンジニア・デザイナーさんがフリーランスエージェントに相談するべきメリットに関してお話します。
フリーランススタートが提携しているフリーランスエージェントへの相談は無料です。

無料登録し相談に行き、フリーランスエージェントの話を聞くことで、エンジニアとしてのキャリアやフリーランス業界の知見を広げる事をおすすめします。

フリーランススタートオススメのエージェント一覧はこちら⇛

 

 

メリット1:案件の選択肢が増える

フリーランスエージェントに登録することで、個人事業主では契約が難しい大手企業の案件や高単価の案件を受注することができます。
フリーランスエージェントごとに職種・業界などに強みがあります。マージン(手数料)も企業により違います。
まずは複数のフリーランスエージェントから案件紹介を受け、その中から希望に合った案件を受注することをおすすめします。

決して開発スキル的に大手企業との契約が難しいということではありません。フリーランスとして活躍するエンジニアはどこの企業からも喉から手が出るほど一緒に働きたい人材です。

ですが企業の目線に立つと、
・各フリーランスエンジニアと個別に契約を行なう人件費
・万が一トラブルが起こった際のリスク回避
・そもそも会社のルールとして個人と契約締結が出来ない
などの理由で契約難易度が高い事がわかります。

各フリーランスエンジニアと個別に契約する事でフリーランスエージェントに支払う中間マージン(手数料)を抑えるよりも、フリーランスエージェントに中間マージン(手数料)を支払い、仲介してもらう事で契約の手間やトラブルをできるだけ少なくする事をメリットに感じる企業はまだまだ非常に多いです。

 

 

メリット2:営業が楽で仕事が安定する

フリーランスや個人事業主として活動するエンジニアは安定して毎月の報酬を得られる保障はなく、継続的な営業を行わなければなりません。
営業と開発を同時並行で行うことで日々の労働時間も増え、生産性が上がらないケースも多々あります。
しかしフリーランスエージェントを活用し、営業活動を無料でアウトソーシングする事で、ノーリスクで継続的な案件受注が可能になります。
受注確度のわからないクライアントの案件のために何度も商談も行くなんてことはありません。

フリーランスエージェントは登録するフリーランスエンジニアにマッチングする案件を紹介する事と同様に、クライアントが求めるレベルのフリーランスエンジニアを精査してマッチングを行っているのです。
つまり、面談が実施されるということはすでに受注確度がある程度あることの証明になります。
商談を行った後の発注率はフリーランスエージェントによりまちまちですが、平均的には30~50%の受注率です。
この受注率は個人で営業している場合には考えられないですよね。

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスを使った仕事受注も可能ですが、出社が不要で完全に自分のペースで仕事が出来るというメリットがある反面、低単価・単発案件が多いなど、まだまだ安定感があるとは言えません。

クラウドソーシングサービスとエージェントを活用した仕事探しを両軸で走らせるとより仕事が安定するかもしれません。

 

 

メリット3:現在の市場感や相場を把握した上でキャリアプランを相談できる

実際に今フリーランス業界にはどのような案件があるのか、報酬や金額はいくらなのか、受注までのプロセスなどを聞いてみましょう。
フリーランスとして活動する場合の自分自身の単価や収入、同職種のフリーランスの中でのスキルレベルなどを知る事がとても重要です。
その上で、実際に開発言語をスキルチェンジすべきなのか、そのまま経験済みのスキルを強めるべきなのかなどのアドバイス貰うことができます。
2~3年先のビジョンや目標などを共有すると、現在行うべき具体的なアクションを提示してくれることがあります。
自分と似たスキルセットや経歴を持つ登録フリーランスの事例なども聞いてみると、よりフリーランスとしてのキャリアプランのイメージが湧くと思いますよ。
もし個人的に営業活動をしている場合にも、案件の単価が適正か、本当に受けるべきなのかなどが明確になり、より良い判断ができるようになります。

 

 

メリット4:フリーランスエンジニア向けの福利厚生を受けられる

フリーランスエージェントのサービスや福利厚生は案件を受けずとも利用できる場合があります。
例えば、ギークス株式会社の運営する geechsjob(ギークスジョブ)や株式会社Branding Engineerの運営する Midworks(ミッドワークス)ではフリーランス向け福利厚生プランをWEB登録するだけで利用することができます。 具体的にはクラウド会計ソフト割引や交流会・勉強会の参加などです。PE-BANKではフリーランス専用のクレジットカードの発行を予定しているようです。
キャリアアドバイスを受けた上で福利厚生が受けられるなんて一石二鳥ですね。

 


フリーランスエージェントとの相談時の注意点


フリーランスエージェントに相談するメリットはご理解いただけたかと思います。 次は実際にフリーランスエージェントをフル活用するための注意点をお話しさせてもらいます。

 

現状の収入ではなく希望する収入を伝える

報酬の話をする際は現在の収入や正社員時代の給料・年収ではなく希望する収入をベースに話を進めましょう。
現在の収入や正社員時代の給料・年収をベースに話を進めてしまうと、実際に営業活動する際に、紹介される案件の単価が低くなってしまう可能性があるためです。
正社員時代の給料や年収、現在の収入にアンカリングされることなくできるだけ希望に近い案件情報をもらいましょう。
ここで1番重要な事は希望する報酬を伝えた上で、ご自身のスキルレベルや市場価値を考慮して案件探しをする事です。
案件のボリュームも高単価になればなるほど数が少なくなります。あまり高すぎる希望金額にこだわっても紹介される案件とクライアントの要望スキルのギャップが大きくなり、受注まで結びつきません。
よりリアリティのあるフリーランス生活を想像するためにも、相場感を考慮に入れた営業活動を行う事が大切です。

 

連絡頻度に関する確認を行う

フリーランスエージェントとの今後の連絡方法や連絡頻度の確認を必ず行いましょう。 これらを伝えない場合に、フリーランスエージェントの営業から、たくさんの電話が来たり、大量のメールマガジンが送られてくることがあります。
それによってご自身の本業の時間やプライベートな時間が削られてしまっては元も子もありません。
もしフリーランスエージェントの案件紹介や営業を希望しない場合は、実際にいつから仕事探しをする可能性があるかを伝えた上で、その際に自分からアプローチをすると伝えることが良いでしょう。
伝えた上で、その内容や連絡方法・頻度が守られない場合は、そのエージェント会社の営業方針や担当営業のスキルレベルに黄色信号をつけることができます。
もちろんフリーランスエージェントから案件紹介を受けたい、営業活動をお願いしたいと思う場合はその旨を伝えた上で、連絡方法や営業方針を相談すると良いでしょう。

 

複数のフリーランスエージェントに話を聞く

これが1番重要です。複数のフリーランスエージェントに相談に行くことをお勧めします。 なぜなら、1つのフリーランスエージェントではそのフリーランスエージェントのお話が本当に正しいのかどうかを判断することができません。
そのフリーランスエージェント会社や担当個人の意見であるケースも見受けられるためです。 情報の正確性の観点から複数のフリーランスエージェントに同時期に相談に行くことがベストです。
また、複数のエージェントに相談をすることにより、それぞれのエージェントの特徴を把握する事ができ、自分との相性や、エージェントからみた別エージェントの評判などをヒアリングすることもできます。
実際にフリーランス市場では、大手エージェント各社の保有案件に差は少なくなってきています。 自分と相性の良いフリーランスエージェントを見つけることが非常に重要です。

最低でも3社以上のフリーランスエージェントとお話をする事をおすすめします。

 

 


フリーランスエンジニアが相談するべき評判の良いおすすめフリーランスエージェント5社


geechsjob(ギークスジョブ)

geechsjob(ギークスジョブ)はギークス株式会社が運営するエンジニア・デザイナー向けのフリーランス専門エージェントです。
フリーランス支援の実績が10年以上あり、Web系の案件に強いことが特徴の業界最大手のフリーランスエージェントです。
自社サービスとして、ソーシャルゲーム事業やメディア事業にも取り組んでいるため、IT/WEB業界への理解度も非常に高いです。
PHP、Ruby、JavaなどのWeb系のスキルを持つエンジニアは登録必須です。

【geechsjob(ギークスジョブ)へ相談がおすすめの方】
-IT/WEB系案件に携わりたいエンジニア・デザイナー
-これからフリーランスになりたい正社員のエンジニア・デザイナー
-週4~5で活躍したいエンジニア

ギークスジョブについてもっと知りたい方はコチラ→

 

フォスターフリーランス

フォスターフリーランスは株式会社フォスターネットが運営するITエンジニア専門のフリーランスエージェントです。
東証1部上場企業の豆蔵ホールディングスのグループ会社であり、週5の案件に非常に強く大手のSIer案件も大量に保有していることが特徴といえます。
元エンジニアのキャリアカウンセラーやエージェントが多数在籍しているため、カウンセリング力の高さが非常に評判です。
業務系出身のエンジニアや落ち着いたエージェントで仕事を探したい人などは登録必須です。

【フォスターフリーランスへ相談がおすすめの方】
-技術的なキャリアプランの相談をしたいエンジニア
-業務系出身のエンジニア
-週5で活躍したいエンジニア

フォスターフリーランスについてもっと知りたい方はコチラ→

 

Midworks(ミッドワークス)

Midworks(ミッドワークス)は株式会社ブランディングエンジニアが運営する正社員並の福利厚生を提供している、フリーランスエージェントです。
会社設立が2013年と若い会社ですが、資金調達なども積極的に行っており、その分スタートアップ企業やベンチャー企業とのつながりが強く、最新技術を採用しているスタートアップ・ベンチャー企業案件や週2〜3日案件を大量に保有していることが特徴といえます。
また正社員と同等の福利厚生をフリーランスに提供している会社のため、初めて正社員からフリーランスになるエンジニアの方にとてもおすすめのフリーランスエージェントです。

【Midworks(ミッドワークス)へ相談がおすすめの方】
-ベンチャー・スタートアップに参画したいフリーランス
-最新技術に携わりたいフリーエンジニア
-週2~3日案件も検討したいエンジニア

ミッドワークスについてもっと知りたい方はコチラ→

 

フリエン

フリエンはアン・コンサルティング株式会社が運営するエンジニア向けのフリーランスエージェントです。
フリエンはフリーランスをエンジョイしようというスローガンの元、サポートNo1を掲げているため、 登録フリーランスエンジニアの希望や現状のスキルを把握した上でマッチした案件を紹介します。
新卒フリーランスや50代以上のフリーランスエンジニアの支援も積極的に行っており、非常にサポート力が高いと評判です。
開発スキルに自身のないエンジニアさんや年齢的に案件が見つかるか不安なエンジニアさんは一度登録をおすすめします。

【フリエンへ相談がおすすめの方】
-新卒だけどフリーランスになりたいエンジニア
-高齢だけどフリーランスに挑戦したいエンジニア

フリエンについてもっと知りたい方はコチラ→

 

at engineer (アットエンジニア)

at engineet(アットエンジニア)は、株式会社アイスタンダード (iStandard Inc.)が運営するITフリーランスエンジニア向けの求人・案件情報サイトです。 
フル常駐や週2〜3日の案件、リモート案件などITフリーランスエンジニアの皆様のご都合ご希望に合わせた案件をご案内しています。

【at engineet(アットエンジニア)へ相談がおすすめの方】
-最新技術に携わりたいエンジニア


at engineer (アットエンジニア)についてもっと知りたい方はコチラ→

 


まとめ


いかがでしたでしょうか?キャリア相談やフリーランスの相談は完全無料であることが多いため、相談をするデメリットはありません。
複数のエージェントに相談した上で、本当に信頼できるフリーランスエージェント会社や営業担当者を見つけることが大切です。
もし、自分と合わないエージェント会社や営業担当がいた場合でも、そのような会社や担当に営業活動をお願いし、 案件を受注してしまうリスクを未然に防げたと思えば、メリットしかありませんよね?
フリーランスエージェントへの相談は営業活動をお願いする、案件を受注などは別の観点として、切り分けて考えましょう。
まずは情報収集や業界理解度を深めるといった点でフリーランスエージェントに相談行くことをお勧めします。

 


フリーランスエージェントへの一括登録はフリーランススタート


フリーランススタートについて

フリーランススタートは日本最大級のフリーランス(個人事業主)エンジニア求人・案件サイトです。
おすすめのフリーランスエージェント各社が保有するエンジニア求人・案件を一括で検索することができます。
使い方は通常のフリーランス案件サイトと同様に開発言語、業界、職種、単価、地域、フレームワークなど案件情報を検索し、エントリーするだけです。
また、複数のフリーランスエージェントの状況や評判、保有案件、手数料(マージン)、支払いサイトを確認することができます。

複数のフリーランスエージェントを比較検討してもっとも自分にマッチするエージェントを見つけましょう。
フリーランスとして、安定した収入を得るためにエージェントを複数社うまく活用することは非常に重要です。
自分に合う優良なフリーランスエージェントを見つけることで、 これからのフリーランス人生をより良いものにすることができます。
フリーランスエージェントがいることで、 「本業のエンジニア業務に集中し、スキルアップすることができる 」「契約周りなどの作業の代行 」「金額交渉や訴訟リスクの軽減」など様々な恩恵を受けることができます。
フリーランススタートはフリーランスエンジニアの皆様が豊かなフリーランス人生を送るためのエージェント探しのお手伝いができればと思います。

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