公開日:2020.11.01
更新日:2025.03.24
今後C++を習得してC++エンジニアとして転職を希望している方もいるのではないでしょうか。
C++が未経験な初心者にとって転職できるのか心配になる方もいるかと思います。
C++は、Github Language Stats 2020年Quarter3において6位に入っており、人気になっているプログラミング言語です。
その中でC++エンジニアの転職事情はどうなのでしょうか。
今回の記事ではC++エンジニアの転職ニーズ、C++エンジニアの求人・案件情報、C++エンジニアの年収、C++未経験からの転職は出来るのか、C++エンジニアとして転職する上で抑えておくべきポイント、転職する上でおすすめの資格、C++エンジニアとして転職する方法、C++エンジニアとしておすすめの転職方法の紹介を解説していきます。
仕事でC++を使用したい方には、必ず役に立つ情報が詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・C++エンジニアの転職事情を知りたい方
・C++エンジニアとして既に活躍をされている方
・C++エンジニアを将来的に検討している方
・C++エンジニアに興味/関心がある方
・現時点でITエンジニアの方
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.C++エンジニアの転職ニーズ
2.C++エンジニアの求人・案件情報
3.C++エンジニアの年収
4.C++、未経験からの転職は出来る?
5.C++エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント
C++以外のプログラミング言語も習得
C++エンジニアとして職務経歴書を作成
資料作成能力を向上させる
6.C++エンジニアとして転職する上でおすすめの資格
C++ Institute
C言語プログラミング能力認定試験(C-Language Programming Skills Qualification Test)
7.C++エンジニアとして転職する方法
フリーランスエージェントを活用する
転職エージェントを活用する
転職サイトを活用する
8.まとめ
この章ではC++エンジニアの転職ニーズについて、解説していきます。
まずはC++がどのようなプログラミング言語なのか、どの開発に適しているのかを解説していきます。
C++は、1983年にC言語の拡張として開発されたオブジェクト指向のプログラミング言語です。
C++は、C言語にオブジェクト指向を加えたもので、より効率よくプログラミングができるようになっています。なお、ビットコインはC++で開発されています。
C++の特徴として、コンパイル型であること、C言語と互換性があること、オブジェクト指向であること、C言語を機能拡張したプログラミング言語であること、高度な処理が可能であること、汎用性が高いこと、各種デバイスを直接操作できること、初心者が学習するには難しいプログラミング言語であること、オブジェクト指向が理解できていないと習得が出来ない、エラー箇所を見つけにくいなどが挙げられます。
C++やC言語、C#の違いについてC++はC言語にオブジェクト指向の機能を追加したプログラム言語で、C言語はコンパイル型の汎用プログラミング言語で、C#はMicroSoftが開発したプログラミング言語で、C言語との互換性はありません。
C++のフレームワークはcrow、oat++、TreeFrog、Qt、ユニットテスト フレームワークなどがあります。
C++は産業用ロボットや家電製品などの組み込み/制御開発、大規模システム開発、Webアプリ開発、IoT開発、スマホアプリ開発に適しています。
C++エンジニアとして転職ニーズについて、今後も増加していくでしょう。
C++はロボットやIoT開発、モバイルゲーム開発を含む様々な開発ができること、Github Language Statsにおいて6位と年々順位を上げてきていることなどが理由です。
上記理由により、C++エンジニア求人・案件は今後も増加する可能性が高く、かつ高単価であるためC++エンジニアの流入度も増加することを考えると転職ニーズはまだまだあります。
この章では、C++エンジニアの求人・案件情報について解説していきます。
フリーランススタートにおけるC++フリーランス求人・案件数は4,308件です。(※フリーランススタート調べ/2021年11月)
C++フリーランス求人・案件数は、フリーランススタート上で公開されている226,297件のフリーランス求人・案件の中でも一定数の求人・案件が存在しています。そのため、ニーズはあることがわかります。
前述した通り、C++は産業用ロボットや家電製品などの組み込み/制御開発、大規模システム開発、Webアプリ開発、IoT開発、スマホアプリ開発など様々な開発に使用されていることもニーズがある理由の1つでしょう。
では、フリーランススタート内でC++を保有しているフリーランスエージェントを見てみましょう。
C++のフリーランス求人・案件を保有しているフリーランスエージェントを分析するレバテックフリーランスが326件、エンジニアルーム(Engineer Room)が227件、SEES(シーズ)が161件、PE-BANKが119件、TechStockが114件、アットエンジニアが104件、Midworksが83件、フォスターフリーランスが76件、ギークスジョブが62件、パーソルテクノロジースタッフが45件となっています。(※フリーランススタート調べ/2021年11月)
C++のフリーランス求人・案件を豊富に保有しているフリーランスエージェントはレバテックフリーランス、エンジニアルーム(Engineer Room)、SEES(シーズ)であることがわかります。
興味があるエンジニアの方はC++を豊富に保有している各フリーランスエージェントをクリックして詳細をご覧ください。
この章ではC++エンジニアの年収について解説していきます。
C++のフリーランスエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
C++エンジニア | 722万円 | 1800万円 | 300万円 |
C++の平均年収が722万円、C++の最高年収が1,800万円、C++の最低年収が300万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年11月時点)
C++のフリーランスエンジニアの年収詳細は下記C++のフリーランスエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート C++のフリーランス求人・案件 月額単価相場では、C++の平均月額単価が60.2万円、C++の中央値月額単価が60万円、C++の最高月額単価が150万円、C++の最低月額単価が25万円となっています。
会社員エンジニアの平均年収は約498万円と言われています。
C++について、より詳しく年収について知りたい方は下記記事をご一読ください↓
なおC++のフリーランス求人・案件の詳細が知りたい方はこちらから↓
C++エンジニアとして上手く転職する際のポイントを知りたい方は「5.C++エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント」をご覧ください。
C++、未経験からの転職は可能かどうかについて解説していきます。
C++は未経験でも転職することは可能ですが限られた方のみです。
フリーランススタートで未経験のC++フリーランス求人・案件は無いです。(フリーランススタート 調べ/2021年11月時点)
前述で限られた方のみと伝えた理由を解説していきます。
未経験は、2種類に分けることが出来ます。
C++自体は習得していないが、既にC言語、Java、C#、JavaScript、Python、Ruby、PHP、Android、Objective-Cなど他プログラミング言語を活用してエンジニアの実務経験がある方とC++を含むプログラミング学習自体初めてであり、エンジニアも未経験の方です。
前者の場合、C++自体が未経験ですが、既にプログラミングを用いた開発(実務)経験があるため、転職やプロジェクトなどに参画出来る可能性は大いにあります。
後者の場合、C++の学習からスタートするため、この段階での転職は非常に厳しいでしょう。
プログラミング言語学習自体が初めての場合、まずC++を学習出来る環境を整えることから始めてみましょう。
C++の学習をする場合、独学の場合とプログラミングスクールで学習する場合の2パターンに分けられます。
現在では、Udemy(ユーデミー)などオンラインで学習できるプログラミング学習サービスやプログラミング言語未経験からエンジニアとして転職するまでしっかりサポートしてもらえたり、メンターが付いている侍エンジニア塾などのプログラミングスクールが数多くあります。
そのため、プログラミングスクールやオンライン学習サービスでC++を学習することをおすすめします。
早速、C++学習が可能なおすすめのプログラミングスクールを見てみる場合はこちらから↓
なお、既にプログラミングスクールや独学でC++の学習を開始しており、ある程度C++が身についている方は、学習継続と同時にクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサービス、タイムチケットなどのシェアリングエコノミーサービスを活用して自分で開発出来そうな求人・案件を探してみましょう。
実戦で開発することにより経験値がつくだけでなく実績も重ねることができ、ポートフォリオや職務経歴書が作りやすいです。
この章では、C++エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイントを解説していきます。
以下の内容にも取り組んでおくと市場価値の高いC++エンジニアとして評価されやすいため、特にC++エンジニア初心者は必読です。
C++以外のプログラミング言語も習得することを転職する上で抑えておきましょう。
C++エンジニアとして活躍したいなら、C++開発で頻繁に使用されるプログラミング言語を習得しておきましょう。
例えばC言語、Java、C#、JavaScript、Python、Ruby、PHP、Android、Objective-Cなどのプログラミング言語を習得していると良いでしょう。
その他SQLやshell、VC++、Git、UMLなどの開発経験や知識、Cocos2d-x、Unityなどのゲーム関連開発経験や知識、Windows、Linux、UNIX、iOS、Androidなどの開発経験や知識、AWSなどIaaSの開発経験や知識、ハードウェア/ソフトウェアの開発経験や知識などを多く持ち合わせておくと希少性の高いC++エンジニアとして企業側に評価されやすいです。
さらにSlack、Github、Redmine、Backlogなどのツールの使用経験や知識があるとより歓迎されるでしょう。
C++エンジニアとして職務経歴書を作成することを転職する上で抑えておきましょう。
自身の持っているC++スキルやC++開発で頻繁に活用する組み込み/制御開発やシステム開発、モバイルゲーム開発スキルを証明出来るように、C++やその周辺スキルを使いどのような成果を達成してきたのか、職務経歴書を作っておくと良いでしょう。
職務経歴書を作成しておくと、転職の面接時に企業側の採用担当者がスキルレベルの大枠を把握出来るため、どのポジションで活躍出来るのかイメージしやすいです。
C++エンジニアとして、企業側に自分のC++スキルを十分に知ってもらうため、しっかりと職務経歴書やポートフォリオを作り上げましょう。
エンジニア向けの職務経歴書の書き方を教えて!と思った方は下記記事をご一読ください↓
資料作成能力を向上させることも転職する上で抑えておきましょう。
C++エンジニアとして転職し就業した際、仕様、開発計画、進捗状況などをPM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)、コンサルタント、ITアーキテクトに情報共有にすることもあります。
滞りなくに情報共有が行えるよう資料作成や、参画している開発を俯瞰的に見れるスキル、理論立てて相手にコミュニケーションし開発効率が向上するような提案ができるように日々勉強(学習)しておきましょう。
この章では、C++エンジニアとして転職する上でおすすめの資格を紹介します。
C++エンジニアとして興味/関心のある資格がある場合、詳細をしっかりと調べてみましょう。
2021年11月時点では、C++に特化したほとんど資格はないですが、C言語との互換性があるため、C言語関連の資格取得を検討してみると良いでしょう。
C++ InstituteはOpenEDGが運営するC言語およびC ++プログラミングの知識、スキルなどを認定するための認定資格です。
C programming languageとC++ programming languageがあります。
各プログラミングテストにはアソシエイトとプロフェッショナルの2つのレベルの資格があります。
まず、C programming languageの試験を受け、アソシエイトに合格した方がプロフェッショナルへのテストを受けれるようになります。
プロフェッショナルまで合格したら、C++ programming languageの試験を受ける事ができます。
C++ Instituteの合格率は70~80%で、オンラインで受験可能です。
日本ではあまり知られていない資格ではありますが、C++エンジニアは挑戦してみることをおすすめします。
C言語プログラミング能力認定試験(C-Language Programming Skills Qualification Test)は、ビジネス能力検定サーティファイが実施している認定試験です。
C言語プログラミング能力認定試験(C-Language Programming Skills Qualification Test)のレベルは1級~3級まで、3種類あります。
C言語の基礎知識からC言語を駆使し、応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できるスキル/知識まで身に付けることができます。
C++エンジニアとしては、時間があれば試験を受けてみることをおすすめします。
C++スキルは資格を取得することによって、スキル証明をすることは可能です。
しかし転職において一番重要視すべきことは、C++の実務経験やC++を活用したシステム開発周辺で必要な開発スキルを保有していることです。
そのためC++関連の資格は時間的に余裕がある方に特におすすめします。
C++エンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験が積めるよう積極的に行動してみましょう。
この章では、C++エンジニアとして転職する方法を解説していきます。
転職する方法は主に以下3つになります。それぞれ詳しくみていきましょう。
・フリーランスエージェントを活用する
・転職サイトを活用する
・転職エージェントを活用する
C++エンジニアとして転職するために、フリーランスエージェントを活用する方法があります。
フリーランスエージェントは、エンジニアのために最適な求人・案件の提案から、クライアントへの営業、契約締結までの業務を全て代行してもらえるサービスやその運営会社を指します。
フリーランスエージェントは、具体的にエンジニアの希望求人・案件の紹介やクライアント企業との面談同席、スキルシートや経歴書の添削、トラブル対応、新規や継続契約時の契約処理や請求書類作成の代行など行います。
さらに希望するエンジニアには商談の練習などを行います。
その他フリーランスエージェント毎、正社員にも負けないほどの充実した福利厚生制度があったり他エンジニアとの交流会や確定申告など税金関係のサポートなど特長があります。
フリーランスエンジニアとして転職を検討している方、フリーランスとしてC++スキルを向上させたいエンジニア、高収入を希望しているC++エンジニア、様々な開発を経験し自身を成長させたいC++エンジニア、在宅ワークやリモートワークを希望しているC++エンジニアなどはフリーランスエージェントを活用してみましょう。
早速、おすすめのフリーランスエージェントを覗いてみる方はこちら
C++エンジニアとして転職するために転職エージェントを活用する方法があります。
転職エージェントは転職を希望している方に対して専任キャリアコンサルタントが付き、希望の求人・案件のヒアリングから、求人・案件情報の紹介/提案、履歴書/職務経歴書の添削、企業の面接対策のサポートまで転職活動を丁寧にアドバイス、サポートをしてもらえるサービスです。
転職エージェントを利用するメリットは、転職サイトなどには載っていない独自案件や非公開情報などを教えてくれたり、転職に対するアドバイスをしてもらえること、年収の交渉などを行ってくれることなどが挙げられます。
転職エージェントとしてリクルートエージェント、マイナビエージェントなどあります。
転職エージェントでも良いですが、エンジニアに特化した転職エージェントがあります。
代表的なエンジニアに特化した転職エージェントは、レバテックキャリア、キープレイヤーズ(KeyPlayers)、Geekly(ギークリー)、Tech Stars Agent(テックスターズエージェント)などがあります。
他にもエンジニアに特化した転職エージェントは多数存在します。
C++エンジニアとして転職エージェントを活用してみたい方、転職活動をどのように行ったら良いか分からないC++エンジニア、現職が多忙だけど転職する時間があまり取れないC++エンジニアなどは転職エージェントの活用を検討してみてください。
C++エンジニアとして転職するために転職サイトを活用する方法があります。
転職サイトとは、求人が豊富に閲覧でき、その求人の中から自身に見合ったものに応募できるサービスやプラットフォームです。
大手転職サイトのリクナビNEXTやマイナビ転職、en転職、dodaでは常時全国1万前後の求人情報が掲載されています。
転職サイトのメリットは閲覧できる求人・案件が豊富であること、会員ページがついており、エンジニア自身の転職活動状況やスケジュールを確認できること、好きな時期に転職活動が出来ることが挙げられます。
有名な大手転職サイトでも良いですが、エンジニアに特化した転職サイトを使用することをおすすめします。
代表的なエンジニアに特化した転職サイトは、Green(グリーン)、paiza転職、Wantedly(ウォンテッドリー)、転職ドラフトなどが挙げられます。
他にもエンジニアに特化した転職サイトは多数存在します。
エンジニアとして様々な転職サイトを見てみたい方は下記記事をご一読ください↓
今回は、C++エンジニアの転職ニーズ、C++エンジニアの求人・案件情報、C++エンジニアの年収、C++未経験からの転職は出来るのか、C++エンジニアとして転職する上で抑えておくべきポイント、転職する上でおすすめの資格、C++エンジニアとして転職方法の紹介について詳しく解説していきました。
本記事において、様々な観点からC++やC++エンジニアにおいて解説してきましたが、C++エンジニアの転職ニーズは今後増加していくでしょう。
C++エンジニアとして転職をする場合、まず行動に移すのではなくしっかりとIT市場動向を確認したり、下調べを満遍なく行うことをおすすめします。
下調べを行うことにより、短期間でC++エンジニアとして活躍できる可能性が高まります。
C++エンジニアとしてフリーランスでの活躍を検討している方は、まず実績を残した後や実務経験を数年間積んだ後チャレンジしてみましょう。
また、キャリアアップすることを考え、行動するようにしましょう。
C++エンジニアとして現状活躍しているから満足するのではなく、常に新しい開発スキルを習得し、C++エンジニアからスペシャリスト、PM(プロジェクトマネージャー)、PMO、ITアークテクト、コンサルタントなど、様々な職種へ興味を持つことも良いかと思います。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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