公開日:2020.11.06
更新日:2025.03.24
エンジニア未経験で今後エンジニアを目指そうとしている女性の悩みを解決します。
エンジニアは男性のイメージが強い職種ですが、女性エンジニアの実態はどうなのでしょうか。
今回は、女性でエンジニアになるためにはどうすれば良いのか、メリットや年収、将来性なども合わせてご紹介します。
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<目次>
1.エンジニアの男女比率
2.女性エンジニアの年収
3.女性エンジニアのメリットデメリット
女性エンジニアのメリット①:力を使う仕事がない
女性エンジニアのメリット②:在宅でも仕事が出来る
女性エンジニアのデメリット①:同じ部署に女性が少ない
女性エンジニアのデメリット②:長時間労働や深夜労働をする可能性もある
4.女性が未経験からエンジニアになるには
プログラミングスクールに通う
独学で学習する
5.女性エンジニアからみたIT業界の将来性
6.まとめ
エンジニアと言えば、男性が多いイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、エンジニアの男女比率は約80:20となっており、10人のエンジニアが居るとすれば、女性エンジニアはわずか2人と少ないのが現状になっています。
会社の従業員全体を比較した際の女性エンジニアは14.3%となっております。なお、男性エンジニアは女性エンジニアの約4倍の比率です。
(参考:2019年版情報サービス産業基本統計調査)
往来のシステム開発の現場では、男性が中心で女性目線でシステム開発が行われることは多くはありませんでした。
しかし、女性ならではのクライアントの要望を汲み取る繊細なコミュニケーションやサポート力を活かせるということで、近年の女性の社会進出の影響もあり、女性エンジニアの需要が高くなってきています。
女性エンジニアの年収について、DODAエージェントサービスが実施した調査によると他の職種に比べても高いことが下記表よりわかります。
職種名 | 平均年収 |
---|---|
PM(プロジェクトマネージャー) | 535万円 |
ITコンサルタント | 511万円 |
IT戦略・システム企画 | 470万円 |
研究開発 | 441万円 |
なお、全職種を合わせた平均年収が347万円でした。
そのため、女性エンジニアの年収は他の職種よりも100万円以上高くなっているのがわかります。
(出典:女性の平均年収ランキング 2017 |女性の転職・求人情報 ウーマン・キャリア)
続いて、女性エンジニアのメリットデメリットを解説します。
主なメリット・デメリットは以下になります。
メリット①:力を使う仕事がない
メリット②:在宅でも仕事が出来る
デメリット①:同じ部署に女性が少ない
デメリット②:長時間労働や深夜労働をする可能性もある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
エンジニアの仕事は基本的にデスクワークです。
稀に顧客とプロジェクトの打合せをするために、客先へ出向いたりするケースがありますが、基本的には座り仕事かつ頭脳労働なので、力を使う仕事ではありません。
例えば、飲食店や倉庫業など、立ち仕事や力の必要な仕事だった場合、若いうちは体力があるので問題はないかもしれませんが、年を取るにつれ仕事が辛くなってくる可能性があります。
また、結婚を機に出産を経験した女性は休暇を取る必要がありますが、仕事に復帰しようと思った時に力を使う仕事の継続だと厳しいケースもあります。
エンジニアの仕事は、力を使う仕事が基本的に無いので、長く続けられる仕事としておすすめです。
仕事内容にもよりますが、エンジニアの仕事はPC一つでできる仕事が多く、在宅でも仕事が出来るのが魅力です。
例えば、デザインを考える仕事の場合、PCとPhotoshopやillustratorがあれば仕事ができるので、時間や場所に捉われない働き方をすることができます。
また、エンジニアの場合もPCのみで開発が出来ます。
特に主婦の方や子育てをしている女性など、育児と家事に追われ、会社に通って仕事が出来ない方の場合や時短業務をしている方もいるかと思います。
柔軟な働き方にも対応しているエンジニアの仕事は女性にとって魅力的に映るでしょう。
デメリットとしては、【1.エンジニアの男女比率】の見出しで前述した通り、まだまだエンジニアの比率としては男性の方が多いので、同じ部署に女性が少ないケースも多々あります。
職場に女性の先輩や同僚がいないことで孤独感を覚えたり、気軽に相談できる相手が見つからないと感じることも多いです。
これは女性エンジニアに限ったことではありませんが、エンジニアの仕事は残業がつきものであり、長時間労働や深夜労働になってしまうことも少なくはありません。
フレックスタイム制や在宅勤務で働く場合は、こうしたデメリットは払拭できますが、正社員として働く場合は残業によって、プライベートよりも仕事が優先になってしまうことが多いです。
またエンジニアの場合、システムのアップデート作業や不具合(バグ)の修正、新機能リリースなどが深夜に行われることがあったりするため、結果的、深夜に労働をしたり、長時間労働に繋がることもあり得ます。
結婚や出産を機に、ワークライフバランスを重視したいとなった時にデメリットに感じてしまう女性も多いです。
女性が未経験からエンジニアになるには、主に2つの方法があります。
プログラミングスクールに通う
独学で学習する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
最も効率良く学習する方法はプログラミングスクールに通うことです。
プログラミングスクールに通うことで得られるメリットは以下の通りです。
・体系的なカリキュラムによって効率良くスキルを磨くことが可能
・現役エンジニアなどの講師に質問が出来るので、エラーにつまづいて挫折するリスクを減らせる
・同じ志を持ったエンジニアと仲良くなって横の繋がりができたり、モチベーションが上がる
・転職をしっかりサポートしてもらえる
・IT業界の最新動向を追える
一方で、プログラミングスクールは無料で通える所もありますが、お金がかかるスクールもあるので、自分の目的に合った適切なスクールを選ぶようにしましょう。
未経験からエンジニアに就職したい場合、まずは独学で学習をしてエンジニアの仕事内容を学んだり、本当に自分に向いているかを確認すると良いでしょう。
独学で学習するケースは主に2つあります。
・書籍で学習する
・オンライン学習サービスで学ぶ
書籍で学習するメリットは、本によっては一冊でプログラミングの基礎を学習できたり、何度も繰り返して学習することができるのでコスパ良く学べる点です。
一方、オンライン学習サービス(プロゲートやドットインストール)で学ぶメリットは、動画やイラストでわかりやすく学習できるので初心者でも効率良く覚えられることです。
月額料金を払わないと、満足に受けられないケースもあり、ダラダラ続けてしまうと費用がかかってしまう所が難点です。
どちらが良いかは、自分の好みに合わせて利用すると良いでしょう。
序盤であれば、無料で試すことができるので、興味/関心がある方は是非使ってみましょう。
プログラミングスクールやオンライン学習サービスの詳細を知りたい方は下記記事をご一読ください↓
エンジニアという職種は女性からみると働きにくいというイメージを持っている方も少なくはありません。
先述したように、エンジニアの男女比率は約80:20とまだまだ女性が少ないのが現状です。
しかしながら、近年では人材不足や女性の社会進出の影響を受けて、女性エンジニアを採用する企業も増えています。
その背景としては、2030年度には約80万人ものITエンジニアが不足するというデータが出ています。
年々エンジニアの需要が供給を上回ってきています。
自動運転を始めとするAI(人工知能)の導入や5GやIoTの普及など、ITの需要は近年急速に高まってきており、女性の社会進出という観点では、国から「えるぼし認定」を取得している企業も増えてきております。
「えるぼし認定」とは「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、一定基準を満たした企業に認定される制度です。
平成30年3月末時点で、579社が「えるぼし認定」を受けています。
具体的な基準は以下の5項目があります。
・採用
・継続就業
・労働時間等の働き方
・管理職比率
・多様なキャリアコース
採用されてから仕事をしていく上で、女性が能力を発揮しやすい職場環境であるかどうかという観点から選定された項目であり、社会全体としても「女性の社会進出」を歓迎している傾向にあります。
上記のことから女性の社会進出という観点でみても、将来性は非常に高いと言えるでしょう。
今回は、女性エンジニアの実態やメリット、将来性などについて解説しました。
女性エンジニアは現状では少ないですが、女性にとって働きやすい仕事内容に加えて、女性エンジニアを採用する企業も増えてきており、需要は高まってきています。
本記事をよく読んで、女性エンジニアについて理解を深めて頂ければ幸いです。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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