Macはエンジニアに人気?Macを使用するエンジニアのメリットデメリットを解説

市場動向分析フリーランス常識

2021.11.19

将来的にエンジニアを目指している方や現役エンジニアの方でも、WindowsとMacの違いについて理解していない人も多いのではないでしょうか。
プログラミングを行うのであれば、Macは便利な環境が揃っており、おすすめです。

今回は、MacとWindowsの違い、Macを利用する上でのメリット・デメリットなどを解説します。

 

 

 

1.MacとWindowsの違いについて


Macエンジニア関連画像
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パソコンを購入する時に悩むのがMacとWindowsどちらにするかということです。

『そもそもMacとWindowsって何が違うの?』と思い、あやふやなまま購入した方も多いのではないでしょうか。

 

主に違う点は以下の通りです。

OSの違い
対応ソフトの違い
操作性の違い

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

Mac

Macの場合はApple社がOSからパソコン本体までを全て自社で製造しているのが特徴です。

対応ソフトは、MacOSのシェアが8.9%しか無いという点もあり、ビジネス用途に開発されているソフトウェアはWindows向けの方が多いです。

 

ただMacには、Officeソフトに関しては純正ソフトがある上に、Windowsと各Officeファイルと互換性があるので、WordやExcel、Powerpointなどはストレス無く利用できます。

操作性に関しても、若干の違いがあります。例えば、Windowsの『Ctrl』は、Macの『command』キーに当たります。

(参考:Windows 10がシェア6割に迫る - 7月OSシェア)

 

 

Windows

Windowsの場合は、『Microsoft』がOSを開発しています。

また、Macと違いパソコン本体はメーカーに外注しています。

 

対応ソフトは、Windowsのシェアが87%を占めていることもあり、Windows向けのソフトが多く開発されています。

 

 

 

2.Macがエンジニアに人気の理由


Macエンジニア関連画像
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皆さんの周りのエンジニアはMacを使用している方も多いのではないでしょうか。

実際の所エンジニアはMacユーザーが多いです。

 

Macを使用している理由としては下記が挙げられます。

プログラミングがしやすい環境が揃っている
ハードウェアが使いやすいから
iPhoneアプリ開発ができるから

 

MacはUNIX互換のOSで、プログラミングしやすい環境が揃っています。

Webサーバー上で動く環境と揃えやすかったり、デフォルトでPythonやRubyなどのプログラミング言語がインストールされています。

 

MacOSで動くSwiftを使用してiPhoneアプリ開発ができるのも利点です。

また、ハードウェア面に関してもプログラミングをするにあたり使いやすいです。

 

例えば、トラックパッドの反応が良くストレスを感じなかったり、英語配列のキーボードが入手しやすいという意見もあります。

プログラミングには通常英字を用いるので、Mac購入の際に、英字キーボードを選択できるからMacを利用しているというエンジニアの方もいます。

 

 

 

3.Macをエンジニアが使うメリット


Macをエンジニアが使うメリット
Macをエンジニアが使うメリット

Macをエンジニアが使うメリットとしては、以下の4つが挙げられます。

外観がシンプルでおしゃれ
軽量かつコンパクトで持ち運びが楽
マルチタッチトラックパッドの高い操作性
素早い起動や続きから作業可能である

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

外観がシンプルでおしゃれ

Macは外観がシンプルでおしゃれというイメージがあります。

いわゆるノマドワーカーの、『時間や場所に捉われずに、カフェでMacBookと片手にコーヒーを飲みながら作業する人』ようなおしゃれなイメージがあります。

 

イメージだけではなく、実際にMacには外観にも力を入れているのが特徴です。

美しい表示が可能なRetinaディスプレイや、本体の奥から手前にかけてだんだんと細くなるスタイリッシュなスタイルがユーザーを魅了させます。

 

 

軽量かつコンパクトで持ち運びが楽

MacBook12インチ)の重さは920gです。

ノートPC全体の重さは1,551kgで、12インチの平均重量は約1.1kgなので、MacBookの軽量さが伝わってきます。

 

MacBookは外観がシンプルだけではなく、コンパクトで持ち運びも楽という点がメリットです。

ノートパソコンは、仕事で取引先と打合せしたりと、持ち運ぶケースも多いので比較的軽量なMacBookは多くのビジネスパーソンに好まれています。

 

なお、2020年より販売されているMacBook Pro 13の重さは1.4kgですが、ノートPC全体の重さと比較してもやや軽量になっています。

2021年11月より新発売された14インチMacBook Proは1.6kgで16インチMacBook Proは2.1kgと日常で持ち運ぶにはやや重く感じるでしょう。

(参考:MacBook Pro)

 

 

マルチタッチトラックパッドの高い操作性

マルチタッチトラックパッドは、元々Macのデスクトップユーザーに提供されてきたマルチタッジェスチャのノートPC版です。

『マルチタッジェスチャ』とは、同時に複数の箇所に触れることで、複雑な操作を可能にした方式のことです。

 

例えば、iPhoneでも、2本指を使ってのピンチ操作が出来ます。

これを『マルチタッチ』と呼びますが、マルチタッチトラックパッドは4本、5本指での操作も可能にしています。

 

 

素早い起動や続きから作業可能である

Macはパソコンの電源を入れてから、起動までの時間はわずか数秒足らずです。

Macのロック機能を使用している方なら、パスワード入力から、操作が出来るようになるまでの時間も短く、ノンストレスで開発に取り組むことができます。

 

またMacは作業途中にバッテリー切れなどで電源が切れてしまっても、直前に作業していた内容を自動記憶し、次回起動時にアプリケーションが立ち上がる仕組みになっています。

Macは予期しない状態が起こってしまっても、続きから作業できるので安心して作業に取り組むことが出来ます。

 

 

 

4.Mac OSをエンジニアが使うメリット


Mac OSをエンジニアが使うメリット
Mac OSをエンジニアが使うメリット

Mac OSをエンジニアが使うメリットは以下が挙げられます。

高利便性の開発環境
iOSアプリ開発が可能
複数OSが使用可能
UNIXコマンドが使用可能
充実した業務効率アップのアプリ

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

高利便性の開発環境

先述したようにMacOSはUNIXをベースに開発されたOSであり、プログラマーが開発を進めるのに適した環境です。

このため、PHPやRubyなどWebプログラミング言語を利用するエンジニアのほとんどがMacbookを利用しています。

 

Windowsの場合は環境構築を整えるのに手間や時間がかかりますが、Macの場合はデフォルトでPHPやRubyなどの開発環境が用意されていることが、エンジニアがMacを利用する理由の一つです。

 

 

iOSアプリ開発が可能

現在ではハイブリットな開発環境も普及してきており、WindowsでもiOSアプリで作れるようになりました。

しかしながら、iOSアプリは『XCode』を使った開発が基本です。

 

XCodeはWindowsでは利用できないので『Objective-C』や『Swift』を利用してIOSアプリ開発をする場合はMacが必須です。

 

 

複数OSが使用可能

Macの付属アプリ『BootCamp』を使うと、Windowsをインストールすることができます

つまり、Macを利用しながらWindowsのソフトウェアも使用することができます。

 

逆にWindowsにMacをインストールすることが出来ないので、Macだけの特権ということになります。

 

 

UNIXコマンドが使用可能

MacOS XはUNIXをベースとしたOSのうち、特にBSD(Berkeley Software  Distribution)をもとにして開発されているOSで、UNIXコマンドが使用可能です。

特にWebエンジニアはUNIXやLinuxを使用する機会が多いです。

 

何もインストールしなくても、UNIXコマンドが使えるというのは非常に便利でしょう。

WindowsでもUNIXコマンドは使用できますが、別途ソフトウェアをインストールする必要があったり、そもそも対応しないケースもあります。

 

 

充実した業務効率アップのアプリ

Macには、業務効率アップのアプリがたくさん用意されています。

例えば以下のアプリがあります。

iTerm2:Mac版のコマンドプロンプト。 Windowsのコマンドプロンプトより使い勝手が良い
Finder:ディスクやファイルの操作、システムの設定が出来るファイルブラウザ
Automator:ドラッグ&ドロップ、ポイント&クリックなどの操作を自動化するソフト
Stickie:標準で搭載しているメモアプリケーション
Time Machine:データバックアップツール
Digital Color Meter:カラーピッカーツール。マウスで合わせた場所の色を自動的に取得

 

 

 

5.Macをエンジニアが使うデメリット


Macをエンジニアが使うデメリット
Macをエンジニアが使うデメリット

Macをエンジニアが使うデメリットとしては以下が挙げられます。

Mac自体の価格が高い
Windows側とのデータのやり取りが面倒
Mac周辺機器との接続問題

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

Mac自体の価格が高い

Mac自体の価格が高いということがデメリットです。

世界中のOSシェアでは、Windows OSが87%です。Windowsは複数のPCのOSに使用されているため、市場に多く出回っており、その分価格競争が発生し、比較的低価格で購入できるのでしょう。

 

しかしMacの場合、ハードウェアをMacに限定して、Macに最適化したOSとしてMac OSを開発しているため、PCとしての使用体験を高水準にしているなどの理由により、価格が高くなっています。

例えばMacで一番安い分類であるMacBook Airでも10万以上しますが、Windowsの場合は下手すれば半額以下で変えるものもあります。

 

Mac miniはWindowsより割安だったりしますが、多くの場合はWindowsの方が割安です。

Mac miniは、Appleが開発、販売している小型デスクトップパソコンです。

 

 

Windows側とのデータのやり取りが面倒

Macで作ったデータをzip形式でWindowsに送信すると、文字化けが起こります。

市場全体でみるとWindowsユーザーが多いので、データのやり取りによるトラブルも多くなるでしょう。

 

データのやり取りを簡略化させる方法としては、オンラインストレージサービスを利用してファイルを共有することです。

例えば『DropBox(ドロップボックス)』や『Box(ボックス)』などがあります。

 

その他にも業務でチャットツールとして多くの人に利用されている『ChatWork(チャットワーク)』や『Slack(スラック)』なども活用すると良いでしょう。

 

 

Mac周辺機器との接続問題

Macの使用において周辺機器との接続が面倒くさいです。

iPhoneXでもイヤホンジャックが取り払われたことが話題になっていましたが、Macも似たようなことが起こります。

 

MacbookPro 13はHDMIポート、SDカードスロットなどはなく、2箇所のUSB-Cポートとイヤホンジャックのみという仕様です。

また、2020年に発売された13インチMacBook ProやMacBook Airの一部において、USBハブやアダプタを介してUSB2.0デバイスに接続した時に不具合が起きたケースがあります。

 

不規則なタイミングで、デバイスが切断され、動作も停止してしまうので業務に支障が出る可能性があります。

macOSのソフトウェア側に問題がある可能性とのことで、今後のアップルの対応待ちです。

 

 

 

 

6.まとめ 


今回は、MacとWindowsの違い、Macを利用する上でのメリット・デメリットなどを解説しました。

Macは特にWeb系プログラミング言語(Swift、PHP、Python)を利用しているエンジニアと相性が良いです。

 

本記事をご一読いただき、MacとWindowsどちらを使用するのが良いか、理解して頂けると幸いです。

 

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